いわゆる「正統派ギャラモン」です。ドイツのステンペル活字鋳造所が「一枚のGaramondの活字サンプル」をもとに、1924年に発表した本文用の金属活字でした。いかにもドイツ風の解釈による角張った硬質な線が特徴ですが、意外に格調ある紙面形成を得ることができるので評価の高い活字です。 注目すべきところは右下にスパー(ひげ)のない"G"、"P"のボールが開いていること、抑揚のある"R"のテールですが終筆はベースラインに平行です。そしてほどよいエックスハ イトと、"a e"の小さなカウンタです。