月別アーカイブ: 2013年2月

Viva la 活版 Viva 美唄 開催のお知らせⅠ

アダナ・プレス倶楽部では、手動式卓上小型活字版印刷機 Adana-21J を中核としながら、活版印刷の今日的な意義と、その魅力の奥深さの普及をとおして、身体性をともなった造形活動を重視し、ものづくりの純粋な歓びの喚起を提唱してまいりました。

活版印刷の今日的な意義と、魅力の奥深さをより一層追求するためには、活字版印刷術の技術と、知識の修得はもちろんのこと、「ものづくり」と真剣に向き合うための姿勢と環境も重要です。
────
そこでアダナ・プレス倶楽部では、活字組版を中心とした実践と、発表の場のいっそうの充実のために、過去5年間4回にわたって開催してまいりました「活版凸凹フェスタ」を一時中止  して、もう一度じっくりと構想を練りなおし、技芸を磨く準備期間、制作期間を経て「ものづくり」と真剣に向き合う姿勢を育む活動へとシフトすることになりました。

これからも惰性に安住することなく、一定の困難は承知で、出展者・来場者の双方にインスピレーションを与えてくれる、すばらしい環境を備えた新天地で、あらたな飛躍をこころみたいと存じます。





その第一弾として、本年7月の3連休に、北海道の美唄ビバイ市にある
「アルテ  ピアッツァ 美唄」において、
『Viva la 活版 Viva 美唄』を開催いたします。

【名 称】 Viva la 活版 Viva 美唄
【会 期】 2013年07月13日(土)―15日(月・祝) 9:00―17:00
       (最終日は13:00まで)
【会 場】 ARTE PIAZZA BIBAI アルテ ピアッツァ 美唄
        北海道美唄市落合町栄町  
        http://www.artepiazza.jp/
【入 場】 無 料
      (ゼミナールの一部に参加費が必要なものもあります)
【主 催】 朗文堂 アダナ・プレス倶楽部

★      ★      ★

「アルテ ピアッツァ美唄」は、美唄市の出身で、世界的な彫刻家として知られる安田 侃(ヤスダ カン 1945- )氏が、今なお創作を継続している、大自然と彫刻がたがいに相共鳴する彫刻の野外公園美術館です。

イタリア語で「芸術広場」を意味する「アルテ ピアッツァ 美唄」は、自然と人と芸術の新しいあり方を模索し、提案し続け、訪れる人々に自分の心を深く見つめる時間と空間を提供するすばらしい施設です。




そのような素敵な環境にある「ストゥディオ アルテ」 と、昭和のぬくもりをのこす旧栄小学校にある「ギャラリー アルテ」 の一画をお借りして、『Viva la 活版 Viva 美唄』では、各種のゼミナールと、活版カレッジ有志による活字版印刷を中心とした展示をおこないます。
「ストゥディオ アルテ」と隣接している「カフェ アルテ」では、おいしい珈琲や紅茶やケーキが楽しめますし、お天気にめぐまれ、戸外のテラスで軽食でも摂ると、エゾリスがヒョコリとやってきたりします。

★       ★      

美唄市は北海道中央部・空知ソラチ管内(空知総合振興局庁舎は隣接の石見沢市)に位置し、千歳空港から直通電車で約1時間半、札幌市からは特急電車で約30分とアクセスも便利です。
また昨年から国内線LCC(格安航空会社)の増加によって、北海道までの空の旅も格段と便利でリーズナブルな価格になりました。

美唄からは、札幌はもちろん、富良野・美瑛や旭川も周遊圏になりますので、ご家族やお友達との北海道旅行を兼ねてのご来場もお勧めです。

皆さまぜひとも、この機会に、お気に入りの本を1冊たずさえて、美唄の地にお越しください。
日常の喧騒を離れ、活字版印刷の展示をじっくりと鑑賞し、活版ゼミナールと、展示をご体験ください。
また彫刻と自然が織りなすシンフォニーの中で、のんびりと読書や思索に耽ったり、大切な人とのゆっくりしたひとときを過ごしてください。
真の造形活動や、こころ豊かな人生について見つめなおすための、贅沢な時間と空間がアルテ ピアッツァ 美唄にはあります。

★      ★      

美唄市 は、かつては四大産炭地のひとつとされて、三菱鉱業、三井鉱山、中小の炭鉱などが進出して、全国でも有数の炭鉱都市として栄えたまちです。最盛時には炭鉱までのローカル鉄道「美唄鉄道」がはしり、1950年代の最盛時の人口は10万人弱という繁華なまちでした。

1970年代にはいると、国の施策として石炭から石油へのエネルギー転換がはかられ、このまちでも1973年に三菱美唄炭鉱が閉山されて、ほとんどの炭鉱の灯が消えました。活気のあった炭鉱住宅はひっそりと静かになり、子どものいなくなった小中学校は廃校となりました。

それから40年ほどの歳月がすぎ、現在の美唄市は人口2万5000人ほどで、ここがおおきな産炭地だったことを忘れさせるほど、豊かな緑がひろがり、すっかり静かなまちになりました。それでも空知地方の中核都市、物資の集散地としての役割を担い、廃鉱のまちにありがちな暗さがないのがふしぎなくらいです。

[以下の部分は、アルテ ピアッツァ 美唄『popolo』広報誌を参考にしました]
アルテ ピアッツァ 美唄が誕生したきっかけは、1981年にイタリアで創作活動を続けていた安田 侃氏が、日本での創作活動の拠点を探していた際に、廃校となっていた旧栄小学校に出あったことにはじまります。
もともと安田氏は、地元美唄駅の鉄道員の息子として、この地にうまれたひとでした。栄小学校の朽ちかけた木造校舎は、数十年前の標準的な小学校の木造建築様式であり、子どもたちの懐かしい記憶と、ぬくもりがそのまま残っていたとされます。

そして校舎の一部に併設されて、しかもいまなお開設されている、ちいさな美唄市立栄幼稚園に通う子どもの姿が安田氏の心をとらえたとかたっています。
そこではエネルギー革命という、過酷な時代に翻弄された歴史を知らず、無邪気に遊ぶ園児たちを見て安田氏は決意しました。

「この子どもたちが、心をひろげられる広場をつくろう」。
それがアルテピアッツァ 美唄誕生のきっかけとなったといいます。

その後、安田 侃氏と、彼のおもいに共感した多くの人びとの尽力によって、1992年に栄小学校の廃校跡地を中心に、広大な敷地をもつ、世界でも希有な彫刻公園「アルテ ピアッツァ 美唄」が開園しました。

アルテ ピアッツァ 美唄は、樹林と草原の中に、40点あまりの石彫とブロンズの作品が配置され、それぞれが自然と溶け合いながら豊かな空間を創りだしています。
展示空間としてよみがえった校舎や体育館では、さまざまな展覧会、講演会、コンサートなどがさかんに開かれています。
中央の芝生の広場では、夏には水遊び、冬には雪遊びにやってくる大勢の子どもが走り回ります。かつて、ここに通っていた子どもたちの記憶と、現在の子どもたちの明るい歓声が、混じり合ってこだましています。

ここを訪れる人は、はじめてきた人でも、どこか懐かしい気持ちがするといいます。

安田 侃氏はかたっています。
「アルテピアッツァ 美唄 は幼稚園でもあり、彫刻美術館でもあり、芸術文化交流広場でも、公園でもあります。ですからわたしは、誰もが素に戻れる空間、喜びも哀しみもすべてを内包した、自分自身と向き合える空間を創ろうと欲張ってきました。この移り行く時代の多様さのなかで、次世代に大切なものをつないで行く試みは、人の心や思いによってのみ紡がれます」

アルテピアッツァ 美唄は、自然と人と芸術の新しいあり方を模索し、提案し続け、訪れる人びとに自分の心を深く見つめる時間と空間を提供しています。それはまさに、芸術の本質に通じているのです。

《02月20日アップ後に、アダナ・プレス倶楽部会員からのうれしい情報……》
この情報をアップしてから間もなく、グラフィックデザイナーで活版カレッジ受講生の小野さんから、うれしい情報をいただきましたのでご紹介いたします。
[2013年02月25日 追記]

小野さんは、数年前にここ「アルテ ピアッツァ 美唄」を冬季に訪問されたことがあり、雪の中にたつ彫刻作品にとても感動されたそうです。その折りの写真をご提供いただきました。
上から、「雪のなかのギャラリー棟」、「熊に注意の掲示板 ── ほんとうにこのあたりには、鹿や熊などの野生動物が出没します」、「廃墟となったもとの映画館」の写真です。

《活版カレッジ 新潟山山倶楽部の山下会員からも、うれしいお便りをいただきました》


なんという偶然でしょう !  美唄は私の父の故郷です。
昨年、私ははじめて父と美唄を旅して、そのとき
『Viva la 活版 Viva 美唄』の舞台となった「アルテ ピアッツァ美唄」にも
立ち寄りました。
ここは、そのむかし、父のいとこが通った「栄小学校」だったそうです。
懐かしさのあまり、父が飛びこんだ「栄幼稚園」の写真をおくります。
『Viva la 活版 Viva 美唄』、なんとしても時間をつくっていきますね。

[2013年03月18日 追記]
────
ことしは例年にない大雪が北海道にも積もっているようです。はるかに遠く、美唄の地をおもうこのごろです。

《Viva la 活版 Viva 美唄-応援ブログが誕生》
『Viva la 活版 Viva 美唄』の公式 Website は、この『アダナ・プレス倶楽部 NEWS』になりますが、もうすこし容量がおおきく、画面もおおきな、朗文堂 タイポグラフィ・ブログロール『花筏』でも『Viva la 活版 Viva 美唄』関連記事の連載がはじまりました。

『花筏』には、この公式記録だけではカバーしきれない、イベントのバックグラウンドや、こぼればなしなどを中心に、おもに「やつがれ」こと、片塩二朗がしるします。
本欄とあわせて、ときおりご訪問ください。
【リンク:タイポグラフィ・ブログロール『花筏』】 

活版凸凹フェスタ 一時中止のお知らせ

5年間、ありがとうございました。 

烏兎怱怱 ウトソウソウ ── 月日が経つのは早いもので ── アダナ・プレス倶楽部の活動は7年目にはいりました。この間皆さまの熱いご支援にたいして厚く御礼をもうしあげます。
おかげさまで、発足当時には想像もできなかったほど、たくさんの活版愛好家や、活版印刷実践者が次々と誕生し、発表の場もしだいに増加をみるようになりました。


アダナ・プレス倶楽部では、2008年から例年、
「五月の連休は活版三昧 !!」
を合言葉に「活版凸凹フェスタ」を開催してまいりました。
このイベントもおかげさまで、昨年の「活版凸凹フェスタ 2012」で5年目の節目の年を迎えることができました。
────
ところで、昨今の新しい活版印刷実践者の増加と、その活発な活動の状況を拝見し、わが国に活版印刷再興の息吹が着実に根づいたことを嬉しく感じますとともに、
「何はともあれ、まずは活版印刷の裾野を広げること」
という、「活版凸凹フェスタ」の初期の目的と役割は、ひとまず達成されたものと判断いたしました。

そこで、アダナ・プレス倶楽部では、活版印刷の普及と定着にむけて、次なるステップへと移行するために「活版凸凹フェスタ」をひとまず区切りをつけさせていただくことになりました。
今まで「活版凸凹フェスタ」を支えてくださいました、ご出展の皆さま、ご来場の皆さま、ご協力の皆さま、まことにありがとうございました。
────
アダナ・プレス倶楽部はちいさな組織ですが、それでも北は北海道から、南は沖縄まで、多くの会員がひろく展開して、活動されています。
これからしばらくは、そんな全国の会員の皆さまと手を携えて、今後とも活版印刷の今日的な意義と、その魅力の奥深さをより一層追求し、活字組版を中心とした実践と発表の場のさらなる充実をめざしてまいります。
そのために、多くの会員の皆さまが集中して活動されている首都圏での展示は、しばらく皆さまにお任せし、あらなた展示活動の場での展開を中心にはかることにいたしました。

もちろん「活版カレッジ」の開講と、恒例の「活版ルネサンス」開催はもとより、各種団体・企業・教育機関などの、ご企画・ご依頼にもとづく「活版ゼミナール」などは、こんごとも首都圏でも積極的に継続してまいります。

毎年恒例の「活版凸凹フェスタ」を楽しみにされていた多くの活版印刷実践者と、その支持者の皆さまには「活版凸凹フェスタ」の一時中止は、まことに申しわけなく存じますが、今後は、あらためてじっくりと構想を練り、技芸を磨く準備期間や、制作期間を経て、「ものづくり」と真剣に向き合うための姿勢や環境を重視した、あたらしい活動につなげてまいりたいと考えております。

今後ともアダナ・プレス倶楽部は進化の歩みをつづけてまいります。
活版印刷普及のさらなる発展のため、あらたなステージへ踏み出すアダナ・プレス倶楽部にたいし、今後ともご理解・ご協力を賜りたく、よろしくお願い申しあげます。
────
《想いでがいっぱい、活版凸凹フェスタ》
「五月の連休は活版三昧!!」
「ファインプレスの祭典」
「型、形 ── カタカタ祭り」
「凸版・凹版・平版・孔版 ── 印刷の四大版式の集合」
このようなさまざまなスローガンを掲げ、5年間、都合4回開催された「活版凸凹フェスタ」です。

なにぶん非力な主催者、アダナ・プレス倶楽部のことでしたから、いたらぬ点は多多ございました。それでも活版カレッジの修了生を中心に、アダナ・プレス倶楽部会員の皆さま、出品者、出展企業の皆さまのさまざまなご協力と、ご来場者さまのご支持をいただきながらの開催でした。
例年の「活版凸凹フェスタ」のご来場者は毎回数千名を数え、さまざまなご予定が多い連休中のさなかにもかかわらず、北海道から、九州から、四国からと、ご遠方からも足をお運びいただくかたが多い「活版凸凹フェスタ」でした。

それらの記録は、この「アダナ・プレス倶楽部ニュース 過去ログ」に細大漏らさず収納されています。
「活版凸凹フェスタ」の一時中止を決定したいま、あらためてその記録をみますと万感のおもいがございます。

「活版凸凹フェスタ 2011」は、会場予約と会場費の支払いを終え、出品・出展者の申込み受付も完了した直後の、2011年03月11日に襲った「東日本大震災」のために、さまざまな逡巡と葛藤のすえ、急遽中止を決定したものでした。
2013年(平成25年)01月30日時点で、震災による死者・行方不明者はおよそ19,000人、建築物の全壊・半壊は、合わせて39万戸以上、ピーク時の避難者は40万人以上にのぼったとされています。
またこの震災の傷跡はいまだに癒えたとはいえず、復興庁によりますと2013年01月17日時点の避難者などの数は、いまなお31万6,353人となっています。
さらに地震と津波にともなう福島第一原子力発電所の大災害は、残念ながらいまだに終熄をみたとはいえません……

《そして、再開した 活版凸凹フェスタ 2012と、そ の写真記録》










活版カレッジ2013年春期生募集


朗文堂 アダナ・プレス倶楽部の直接指導により
本格的な活字版印刷術の
知・技・美の三領域をバランス良く学べます。

活版カレッジでは、科学と学術的根拠にもとづいた実践を基盤としながら、活版印刷機 Adana-21J によるケーススタディ・メソッドをふんだんに駆使し、あたらしい時代の活版印刷の現場での、現実的な課題の解決方法を学ぶことを目的とします。

活版カレッジ 2013年冬季生の講習風景
2013年冬季生は昼間部での開講です。あまりに希望者が多くて
[A コース・木曜開講][B コース・水曜開講]とし、
何回かの講義主体の回は、合同受講の態勢です。 

────
「活字版印刷術 Typographic Printing」は、印刷による視覚伝達技術のなかでも、文字情報の主要な複製・伝達の手段として「活版印刷・活版・カッパン」などと呼ばれてひろく親しまれてきました。
そして今、印刷複製技術の原点として560年余におよぶ長い歴史を有し、メディアの変遷とともにさまざまな浮沈を経た「活版」が、ふたたび熱く注目され、関心をあつめています。
活版カレッジは、あたらしい活版ユーザーに向けた活字版印刷機 Adana-21J の製造・発売をおこなっているアダナ・プレス倶楽部が開講する活版講座です。
────
活版カレッジ  2013年春期講座
定員につき募集を締め切らせていただきました。

◎3 ヶ月 木曜日 全9回(毎月3回) 19:00-22:00
※ 各コース定員4名(お申込先着順)
※ 毎月第1-3週木曜日の開講で、
   第4-5週は基本的にお休みです。
※ GW・夏期休暇などに際して若干の変動があります。

◎徹底した少人数講座のため、お申込先着順とさせていただきます。
受講希望者多数の場合には、次期講座への予約をお勧めする場合がございますのでご了承ください。
次期の開催日時と募集の開始は、この アダナ・プレス倶楽部ニュース にて随時お知らせいたします。

  • 木曜日コース(夜間部)19:00 ─ 22:00 
    2013年
    04月04日(木) 活字版印刷概論
    04月11日(木) 和文端物組版
    04月18日(木) 文選
    05月09日(木) 和文ページ物組版
    05月16日(木) 和文と欧文の違い
    05月23日(木) 欧文書体の歴史
    06月06日(木) 欧文スペーシング
    06月13日(木) 多色刷り1
    06月20日(木) 多色刷り2

【受  講  料】 66,000円(税込・教材費込)
【講座教室】 東京都新宿区新宿 2-4-9 中江ビル
                      4FB 朗文堂内(通学制)
【講   師】 朗文堂 アダナ・プレス倶楽部
【支払い期日】 開講2週間前まで
     (中途退講の場合でも受講料の返却はいたしません)

受講をご希望の方はアダナ・プレス倶楽部の@メールまで
下記の事項をご連絡ください。
1.「活版カレッジ」2013年春期 受講希望
2.お名前
3.ご連絡先 郵便番号、ご住所、電話番号、@メールアドレス
4.活版印刷のご経験の有無
その他、お差し支えなければ、性別、ご年齢などもお書き添えください。各回の基本的な指導内容は統一させていただきますが、参加者それぞれのご経験やご関心をお教えいただければ、できる限り講習内容として反映いたします。
[お教えいただいた情報は、朗文堂/アダナ・プレス倶楽部の内部だけで使用します]
ご参加お待ちしております。

アダナ・プレス倶楽部会報誌 第20号

アダナ・プレス倶楽部の会報誌『Adana Press Club NewsLetter Vol.20』
(Spring 2013)が完成しました。会員の皆さまへ順次配送中です。

 
 
『Adana Press Club NewsLetter Vol.20』  Spring 2013
表紙タイトル : 30pt. &18pt. Fashion Script
表紙装飾 : 18pt. 花形活字 ギャラモン・フラワー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・主な内容(目次)・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・イベント     第14回活版ルネサンスフェア 開催のお知らせ
・お知らせ  活版凸凹フェスタ 一時中止のお知らせ
・イベント   Viva la 活版 Viva 美唄 開催のお知らせ
・企画商品  輸入欧文活字 クラレンドン
・豆知識20   活字母型の製造法 ①打ち込み法〈後篇〉
・活版まんが 「ゲハンといえば……」の巻

『Adana Press Club NewsLetter』の定期購読をご希望の方は、会員登録 と年間登録費の納入をお願いします。
なお、毎号バックナンバーの在庫がございませんため、会報誌の配布は次号からとなります。ご了承ください。

第14回活版ルネサンスフェア開催のお知らせ

たくさんの皆さまをお迎えして無事終了いたしました。
ご来場たまわりました皆さま、ありがとうございました。
活版ルネサンスの歩みが、着実に進行していることを
とても嬉しくおもえる2日間でした。
秋季に再度《活版ルネサンスフェア》を開催の予定ですが
その間、活版印刷関連機器、資材などに関しましては
ご遠慮無くアダナプレス倶楽部までご相談ください。

と き * 2013年03月29日[金] 30日[土] 13:30―19:00
ところ * 朗文堂4F-B
160-0022  新宿区新宿2-4-9 中江ビル4F
Telephone : 03-3352-5070
[ご案内マップ]


アダナ・プレス倶楽部の会員と、活版ファンの皆さまを対象とした
新品・中古品のカッパン関連機材・資材の展示即売会です。
手狭な会場ながら、貴重アイテム、マニアックな商品が溢れています!
創作の春に向けて、このチャンスをぜひともお役立てください。
[東京都公安委員会許可 第304380708865号] 

アダナ・プレス倶楽部が製造・販売している新品のカッパン印刷関連機器、独自企画開発商品はもとより、カッパン印刷所で長年の使用に耐えてきた優秀な中古品もドッサリ用意いたしました。
これらは現在では生産中止となったカッパン関連機器や、個人では入手しにくい活版専用インキなどの器材・資材を含みます。

カッパン印刷のサポーターとして、アダナ・プレス倶楽部ならではの、懇切丁寧な使用方法の解説もいたしますので、狭い会場いっぱいに、魅力溢れる展示販売会となります。
春の創作シーズン、展覧会シーズンの到来に合わせて、創作に活用できそうな機材の補充、実制作での疑問解決・技術の向上に、どうぞこの「活版ルネサンス フェア」をご利用ください。
────
《今回の主なご紹介アイテム  順不同》
小型活版印刷機 Adana-21J/新開発 圧盤用ラバー・クッション胴張りセット/KMT全自動活字組版機(日本語モノタイプ)活字母型庫8pt, 9pt, 10pt明朝体/活版専用ピンセット新旧/ジャッキとジャッキハンドル新旧/罫線各種/くじら尺/特製組みつけ台/金属インテル各種/活版用強力磁石/特製組版ステッキ、中古組版ステッキ/ファニチュア各種/工具類(ブレース鋏・鳥居鋏・罫切り鋏)/罫切り器/各サイズ込め物セット/活字倍数尺/特製ムラ取りハンマー&ならし木セット/ブロッキング防止パウダー/特白ウェス/無臭洗い油/インキ・ハンド・ローラー/インキべら/インキ・パッド/ゴム・ローラー・メンテナンス剤/オイルベース活版用インキ各色(1キロ缶、特製200グラム缶)/活版用墨青口インキ/ラバー・ベース・レタープレス用インキ/版画用メタルベース(高さ19.68ミリ、高さ19.70ミリ)/樹脂版用メタルベース(高さ21.89ミリ、高さ23.39ミリ)/特製五号サイズメタルベース箱入りセット/特製カタ仮名活字アラタ1209/輸入欧文活字スキームセット/輸入オーナメント活字各種/凸版用スプレーボンド/特製文選箱/中古文選箱各種/文選箱ストッパー/セッテン/特製文選箱立て/特製ミニ組みゲラ/中古組みゲラ/特製ミニ置きゲラ/中古置きゲラ/特製ミニスダレケース棚/活字サイズ照合キットなど。


販売アイテムの一例──
アダナ・プレス倶楽部特製 五号サイズ基本メタルベース箱入りセット

その他掘り出しもの、在庫限りの貴重アイテムがどっさり。
皆さま、友人・知人と誘いあわせてのご来場をお待ちしております。

【イベント紹介】印刷のいろは展 2013


印刷のいろは展 2013

 【日 時】  2013年02月22日[金]-24日[日]
        12:00-18:00(最終日は17:00まで)
【会 場】   金羊社 1階・4階 入場無料 予約不要
【主 催】   金羊社&オールライト工房

アダナ・プレス倶楽部会員、オールライト工房さんによる恒例の《印刷のいろは展  2013》が、ことしも盛りだくさんの企画をもって開催されます。
皆さまご参加ください。

【詳細 いろは展ホームページ】