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【WebSiteギャラリー】 奥村 浩之 Okumura Hiroyuki メキシコの石に刻す彫刻作品

okumura04k[1]okumura01k[1]奥 村  浩 之  Okumura Hiroyuki
<略 歴>
1963年    石川県に生まれる。
1986年     金沢美術工芸大学美術学部彫刻科卒業
1988年     金沢美術工芸大学大学院修士課程修了
1989年-   メキシコに渡る
現在、メキシコを本拠地に、彫刻制作に没頭
【 YouTube 2:42  奥村浩之 彫刻を語る  https://youtu.be/US5XMIHnT5I
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<“ FSPONTÁNEIDAD ” わ が 宝  奥 村 浩 之>

日本での石との対話から、さらに大きな石との格闘を求めて渡ったメキシコでは、石のほかに、メキシコ時間との出会いがあり、ESPONTÁNEIDAD (のびのびとした) ということばが、何をすべきか、僕を大きく成長させ変貌させた。
メキシコの豊かな大地と歴史、メキシコの人々の心が育て上げたメキシコ時間の精髄で、その真意を知ったとき、僕は真に自由になり、メキシコと同化したことを自覚した。
ESPONTÁNEIDAD は僕を僕たらしめ、僕の宝となった。 そしてそれは彫刻表現の方向をも導いてくれ、さらにもうひとつのことば 「GOZOSO」 (楽しい) も連れてきてくれた。
奥村浩之/笹井祐子左) 奥村浩之  Hiroyuki Okumura さん。右) 笹井(奥村)祐子 Yuko Okumura-Sasai さん

彫刻家/奥村浩之、版画家/笹井祐子。このふたりとすごした初夏の日日、そのわずかで永かった時間は、どこか模糊としてとらえどころがなく、それでいて充実し、こころをなごませるひとときとだった。
奥村浩之の彫刻作品は、すべての作品にギャラリーがつき、勝手に紹介はできなかった。それよりも、どの作品も巨大で、WebSiteのちいさな画面ではとうてい紹介できる造形物ではなかった。それでも秋の個展まで待てないからと、無理を承知で、朗文堂の周囲に紹介する写真を依頼した。

いまはアトリエに戻り、なにごとも悠然とながれる「メキシコ時間」のなかにいる奥村浩之である。したがって写真の到着までにはだいぶ時間がかかるであろうと予測していた。ところがナント、おそらく汗を拭き拭き写真を選択したものとおもえたが、小品ながらも力作ばかり、五点の写真データを送付してくれた。
奥村浩之はことしの秋に東京での個展を予定している。それに際しては令室の笹井祐子をわずらわせてデータをいただき、あらためてここにご紹介したいが…… 。
地球の向こう側で、硬くて、堅い、メキシコの岩や石と格闘している彫刻家/奥村浩之のこころは、きわめてのびやかで、やさしかった。そしてその躰をながれる血液は、まぎれもない日本男子のそれである。
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1 NIDO DE VIENTO(ニィード デ ベィエント)― 風の巣 ―
  火山岩 48 x 37 x 30 cm    2012年
ニードデビィエント

2    CONTRA VIENTO(コントラ ベィエント)―風に向かって ―
   オニックス  56 x 30 x 33 cm    2012年
コントラビィエント

3    LA CASA DEL NORTE(ラ カサ デル ノルテ)― 北の家 ―
   火山岩  48 x 79 x 14 cm    2012年
ラカサデノルテ
4  VIENTO VERDE(ベィエント ベルデ) ― 緑の風 ―
   大理石  53 x 20 x 14 cm   2012年
ビィエントベルデ

5  VIENTO ROJO(ベィエント ロホ) ― 赤い風 ―
   火山岩   45 x 52 x 21 cm  2011年
ビィエントロホ

【 詳細情報 : Curriculum vitae Hiroyuki OKUMURA

【展覧会】 戸 山 灰 ― KOYAMA Kai 個展 <メルト・ダウン>

20150611132238625_0002 20150611132238625_0003戸 山   灰 ― KOYAMA Kai 個 展
メルト・ダウン

◯ と き
2015年06月19日[金]-24日[水]
◯ じかん
13 :00-20 :00  最終日のみ18 :00まで
◯ ところ
Free Art Space  ポルトリブレ
東京メトロ「新宿三丁目」 C-8 出口 30秒
Telephone : 03-3341-2992
【 関連情報 : Free Art Space  ポルトリブレ 会場案内図
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正調明朝体

まだ四角四面が好きですか?
個展広報に<正調明朝体 金陵 をご使用いただきました>

「正調明朝体」とはすこしおおげさな名前かもしれません。このあたらしい書体はべつに古拙感を演出した筆写体でも、奇をてらった装飾体でもありません。
正調明朝体「金陵」は中国・南京の雅称から名づけられ、その金陵にあった大明南京国子監刊行の木版刊本『南斉書』にみられる端正な明朝体字様を現代に再生したものです。

 「現代明朝体」には近代化の名のもとに機械メスや電子メスが自在にはいって直線化がすすみ、水平線と垂直線ばかりが目立って、すっかり四角四面の硬直した活字書体になってしまいました。
そんな「現代明朝体」から人間味をとりもどしたいあなたに、あるいは奇形や媚態をみせるデザイン書体にはすでに飽いたとおっしゃるあなたのために、明朝体の端正にしてもっとも原型にちかい木版字様を復刻した正調明朝体「金陵」をおすすめします。
「金陵」には伝統のたかみにある和字書体(平仮名と片仮名)三書体が標準でセットされており用途に応じた選択ができます。
【 朗文堂タイプコスミイク 詳細情報 : 正調明朝体 金陵

ふたつのブログロールの10ヶ月後――<一枚の絵はがき/Gallery Bar Kajima>, <弁護士 鈴木 篤のつれづれ語り>

大橋俊平展 2015.6.1 Mon. – 6.20 Sat. Gallery bar Kajima
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会社に住み込んでいる大橋が絵を描く時間があるのかなといぶかっていたら、
あれっと目を引く絵を描いてきた。
これは野獣派?、それとも抽象表現主義か。どこか懐かしい油絵の匂いと、
具象にもかかわらず、自己の内面にも関わった表現とが混在し
よくもまあ絵画仕上げてきたものだと、感心した。
バラバラの性格は、
微妙に神経質のままそのまま
確固とした人格が形成されている事に驚き
人はとても矛盾したものだと思う。
その矛盾と混在がそのまま絵になって成立してことに驚くとともに
今の大橋の有り様が素直に表現させられていることに興味を覚える。
( 加 島 牧 史 )
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加島 牧史   GalleryBar Kajima
営業時間
喫茶カジマ    14:00-18:00
Bar Kajima   18:00-24:00
日曜日・祭日休み
Mail : gbkajima@gmail.com
Web&Blog : gbkajima.jimdo.com
Tel: 03-3574-8720
〒104-0061 中央区銀座7-2-20 山城ビル2 階
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10ヶ月前、2014年09月05日に<ギャラリーバー カジマの オーナー加島牧史、弁護士 鈴木 篤   WebSite を開設する>という記事を本欄に掲載した。
ふたりともそこそこの年齢である。世間では、オヤジからジイサンと呼ばれる過渡期の馬齢 モトイ ゆたかな人生経験をかさねてきた。
したがって、半年もたてば、ふたりとも読者の顔が見えないブルグロールになぞ飽き、かつコンテンツも枯れはてて冬眠状態になっているこであろう…… 、とおもっていた。

ところがオーナー 加島は、飽きもせで 毎月写真添付の@メールを送ってくるし、紙媒体の「一枚の絵はがき」も丹念に送付され続けている。
また、弁護士 鈴木 篤は、超多忙をものともせず、ブログロール「弁護士鈴木 篤のつれづれ語り」で、憲法改悪反対の論陣を展開している。
趣味の水彩画がブログロールを味わいあるものにしているし、さらに最近は<顔本>まではじめたほどの騒ぎである。

その辺の「若ぇの」はスマホでチャカチャカやるばかりだが、ジイサンは情報発信をつづけるし、ともかく粘りつよく、がんばるのである。
前途ある「若ぇの」諸君、ジイサンパワーに負けてはいないだろうな。
既出の記事など、そこにリンクを設ければよいが、スマホでチャカチャカ組は、一旦このページをはなれたら、戻るのが面倒(戻ってこない危惧カナ?)なのではないかという老爺心から、下記に既出記事を再掲載しておいた。ジイサンは親切でもあるのである。

【 URL : 一枚の絵はがき/Gallery Bar Kajima と オーナー 加島牧史のWebSite 】
【 URL : 〔お知らせ〕 ブログ新開設 <弁護士鈴木篤のつれづれ語り> 】

ギャラリー バー カジマ 20140905192304067_0001比較的高齢者 モトイ 人生経験豊富なふたりが、最近あいついでパソコンメールを開始し、みずからの手で WebSite、ブログロール、短文ブログサイトなどのソーシャルメディアを開設した。
そのことを<タイポグラフィブルグロール 花筏>に、冷やかし モトイ こころからの応援の意をこめて紹介したところ、意外におおきな反響があっておどろいた。
hanaikada_color
すなわち、すこしくらい年をかさねても、発表にたるコンテンツとテキストが十分にあるひとにとっては、ウェブデザイナーと称する、IT 技術者に依頼して製作された、小綺麗ながらも複雑すぎる「ホームページ」には、いいつくせないもどかしさがあり、なによりも自己表現の場としては、不適切 乃至 物足りない場になっているということであろうか。
これはメディア産業の末流に居住している小社にとってもおおきな問題ではある。

これは WebSite という、あまりに巨大化し、とらえどころが無く、関わりかたがさまざまにあるニューメディアに、年長者対応というあたらしいニーズが発生し、また IT 開発者にとっては想定外だったかも知れないが、ソーシャルメディアの名のもとに、比較的デジタル情報にうとい年長者でも対応ができる、軽便なインターアクティブの場ができたことのあらわれでもあるのだろう。
ともかくこのふたりとも、自作のメディアの開設以来、水を得た魚のように、いきいきと、豊富なテキストの発表がつづいている。

とうぜんながら IT スキルが低いために(ひとのことはいえたものでは無いが)、画面構成やデジタル処理に齟齬や瑕疵も見られないではないし、タイポグラフィカル ・ エラーにいたっては無数にみられる。
それでもこれらのブログの更新を楽しみにし、閲覧している多くの読者がいる現実がある。

【 URL : 一枚の絵はがき/Gallery Bar Kajima と オーナー 加島牧史のWebSite開設 】
【 URL : 【お知らせ】 ブログ新開設 <弁護士鈴木篤のつれづれ語り> 】

hanaikada_colorhttp://gbkajima.jimdo.com/

<ギャラリー バー カジマ> は銀座コリドー街の一画にある。
Gallery Bar Kajima  ギャラリーバーカジマ
東京都中央区銀座7-2-20 山城ビル2 階
営業時間 14 : 00-24 : 00 (日曜 ・ 祝日休業)
TEL : 03-3574-8720

白い色への憧れはいつの時代にもある。
白磁で有名な韓国の磁器に感動したことがある。大阪で名高い安宅コレクションを観たときだった。
こんなにも清廉な白さと、まるで浮いているかのような物体を観たのは初めてだった。
その背景には儒教精神の聖なるものへの憧れがあった。

近ごろ女性の陶芸作家の活躍が目立つようになった。電気窯の普及と共に手軽に窯場をもてるようになったからだろうか。
白さへの憧れにモダンな感性が加わり、より自由な表現となって現れてきた。
これほど女性陶芸家が輩出された時代はなく、まったく新しい現象だ。
この動きがどうなって行くのか興味深い。

そもそもアフリカでは、古代から器を作るのは女性の仕事だったといった本を読んだことがある。
縄文土器のあの曲線は、女性性を強く表現しているようにも思える。
日本でも古代、焼き物を作っていたのは女性なのだろうか。

ふと遠い昔を想像してみたくなる。( 加 島 ) ―― 改行/段落設定はやつがれによる。

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ところで〔昨2014年〕08月04日[木]、ギャラリーバー カジマから電子メールが届いた。内容はいつもは郵送の絵はがきによるギャラリーの次回展の案内で、

件名 : <榎本悦子 櫻木綾子 白磁器展  9/8―27 GalleryBar Kajima> とあった。
ついにギャラリーバー カジマのイベント告知も電子メールになったのか……、とおもいながらも削除はせず、メールとしては長文のオーナー加島牧史のテキストを読んだ。しかしいつもとちがって、すんなりとは頭に入らなかった。

翌日、08月05日[金]、ギャラリーバー カジマからいつものように絵はがきが届いた。
前日のメールと同一内容だったが、なにかホッとしたし、やはり馴れもあるのだろうが、すんなりと読めた。難しいものである。
宛名面をみたら、延期になっていたライブショーの告知がちいさくあった。
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9月11日[木] 19:30 start  【LIVE】 M.C ¥1,500 要予約
能管 : 松田 弘之   トンバク ・ フレームドラム ・ 唄 : 蔡 怜雄
「古事記神代の巻を踊る」
ダンス : 斎藤直子、加藤由美子、武沢昌子、柳井真弓、加島牧史
(詳細はサイトをご覧ください) Web&Blog  gbkajima.jimdo.com
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さほど広いとはいえないギャラリーバー カジマの店内、まして奥のギャラリーでは陶芸展も開催中だというのに、荘厳な舞踏劇であろう 「古事記神代の巻を踊る」 のライブショーを、オーナー加島は決行するらしい。
よくみれば、ダンスのメンバーの末尾に、なんと、まぁ、オーナー加島の名前まであった。
いっときではあろうが、オーナー加島はカウンターをぬけだし、ダンスに狂奔 モトイ 幽玄な舞踏の世界に没入するらしい。
ひろい日本、さまざまなひとがいるものである。
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そしてやつがれ、明日〔2014年09月06日[土]〕は小社刊 <『 わたくしは日本国憲法です。』 出版記念のつどい> がある。
主催は「殺さないで!生かそう 日本国憲法 『 わたくしは日本国憲法です。』 出版記念のつどい 事務局」である。

『わたくしは日本国憲法です。』 の著者:鈴木 篤氏も、つい最近、ブログロールと、短文ブログを開設した。
かれもまた、多忙な弁護士業務とあわせ、憲法改悪阻止に寝食をわすれて必死な奇妙人である。それがブログロールにあふれるから、勢いがある。
【 URL : 【お知らせ】 ブログ新開設 <弁護士鈴木篤のつれづれ語り> 】

鈴木 篤氏は、オーナー加島牧史氏より10数歳年嵩ということもあって、こちらのブログのサイトはいささか難航気味ではあるが、閲覧者数はとてつもなく多いことにおどろく。
明日はどんな会になるのか、報告を楽しみにしていただきたい。

【竹尾見本帖展示】 エアラス&風光 ―― the path of the wind 展

エアラス&風光 ―― the path of the wind 展
150618_top[1]
2015年06月18日[木]-07月31日[金]
会場/株式会社竹尾 見本帖本店  2 F

10:00-19:00 ※06月18日[木]は17:00まで
土曜 ・ 日曜 ・ 祝日/休廊
料 金/無 料
主 催/株式会社竹尾
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軽さと柔らかさをもつファインペーパー「エアラス」と「風光」。

「エアラス」は、空気をたっぷりと含んだ嵩高で触感に訴える肌触りと
緻密な再現性を両立させたラフ・グロスシリーズの印刷用紙です。

「風光」は、あたたかい手ざわりとしっとりとした柔らかさ、
そして嵩の高さを特徴とした非塗工の印刷用紙です。

ビューティの世界で活躍するヘアメイクアップアーティスト RYUJI氏、
写真家の渡邉 肇氏、児玉晴希氏を迎え、「エアラス」 と 「風光」による
展示会を開催する運びとなりました。
感性に訴えるファインペーパーの生み出す世界観をご体験ください。

【 詳細情報 : 竹尾見本帖 展示 エアラス&風光 】

【会員情報】 新造形空間の創出<co – lab 墨田亀沢>/株式会社サンコーと有薗克明・有薗悦克父子

<co-lab 墨田 亀沢>について
Locations / SUMIDA-KAMEZAWA

logo-w499P1030725 DSC_9829 ◎ <co-lab 墨田 亀沢>のコンセプト
「墨田区のものづくり  および 印刷業を再考し、新産業を作る」。

<co-lab 墨田 亀沢>は、町工場と住宅街が密集する墨田区の下町にありながら、水辺の安らぎが感じられる大横河親水公園と、相撲や浮世絵といった江戸文化が息づく北斎通りの交差するエリアに存在します。
江戸時代からもの作りと文化を創出してきた、墨田に根ざしたクリエイティブ・プラットホームとして、印刷業などの地場ものづくり産業と、地域のクリエイターをつなぎ、墨田という街にクリエイティブなビジネスと活気を創出する場として、2015年02月にスタートしました。

◎ シェアオフィスとしての<co-lab 墨田 亀沢 : re-printing >
co-lab は、クリエイターとクリエイティブワーカー専用のシェアオフィスです。 定常的に同じ場所を利用でき、PC や荷物も置いたままで、メインオフィスとして使いやすい 『 レジデンスタイプ 』 と、フリーアドレス型の 『 ノンレジデンスタイプ 』 の 2 種類の利用方法があります。
また、総勢300名を超えるco-lab の、
ユニークで質の高いクリエイティブ・コミィニティに参画できるプラットフォームであることに加えて、印刷工場に併設されてオフィスがあるため、オフセット印刷や活版印刷等の業務用印刷機、熟練した印刷職人の技術など、プロフェッショナルのための印刷ファシリティー(施設 ・ 設備)とノウハウを享受しつつ、仕事ができるというのが大きな特徴となっています。

◎ 場に付随する まちのクリエイティブ相談窓口< co-factory : re-printing >
co-lab 所属のクリエイターをはじめ、地域の方にとって、まちのクリエイティブ相談窓口となる<co-factory : re-printing> では、実務的な印刷にまつわる制作業務を請け負うほか、既存の制作工程にデジタルファブリケーションなどの新しい技術を取り入れて、次世代の印刷業を思考実践する場にしたいと考えています。

また、墨田やその周辺で起きているものづくりなどの地場産業の新しい変化をキャッチし、クリエイティビティのコンバーターとなる、クリエイターや各種専門家、地域の子ども達などと、地場産業の方々とを橋渡しし、実験的なワークショップやイベントを開催するなどして、地域の創造性に還元する役割を担う拠点として機能したいと思っています。
DSC_0092 DSC_0067 DSC_0007 DSC_0107 DSC_0185DSC_3499◎ ご見学の申し込みや施設に関するお問い合わせはこちらまで。
【 詳細情報 : co-lab 墨田 亀沢  Facebook

特 徴

  • 総勢300名を超えるco-lab の ユニークで質の高いクリエイティブ ・ コミュニティに参画できるプラットフォームです。
  •  印刷コンシェルジュやコミュニティ・ファシリテーターが駐在し、気軽に印刷や各種制作実務に関するプロフェッショナルな相談ができるなど、「印刷」や「ものづくり」がすぐそばにある仕事場として実用的なインフラが整備されています。
    また、活版印刷機やカッティングプロッターなどが整備されており、講習を受ければ自分でも使うことができます。
  • クリエイターや地域の子ども達、地場産業の方々と一緒に行う、実験的なワークショップやイベントへの参加など、場を通じて行うまちづくりへのアプローチや各種情報発信に参画できます。(ご自身の活動でもスペースを優待料金で利用可)
  • スカイツリーや浅草からほど近い「イースト東京」の魅力にあふれた錦糸町と両国の間に位置し、城東や北関東エリアにお住まいの方にとってもアクセスのよい東京の拠点として使えます。
  • 所在地
    〒130-0014 東京都墨田区亀沢4-21-3
    最寄り駅
    JR総武線・地下鉄半蔵門線[錦糸町駅]北口徒歩9分
    JR総武線 [両国駅] 徒歩20分/地下鉄大江戸線[両国駅]徒歩14分
    JR東武線 [業平橋駅]下車 都バス新橋行[ 亀沢四丁目]下車 徒歩3分
  • 建 物
    地上 5 階建て
  • 事業主/施設運営
    株式会社 サンコー
    【 詳細情報 : 株式会社サンコー COMPANY OUTLINE
    企画運営協力 : 春蒔プロジェクト株式会社

受 付
tel : 03-6658-5292 fax : 03-6658-5293
mail : sumida_recept@co-lab.jp
受付時間 : 平日11:00-12:00、13:00-17:00
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あたらしいカタチの、あたらしい造形空間が東京都墨田区亀沢に誕生しました。

その名は<co-lab 墨田 亀沢>。
<co-lab 墨田 亀沢>は、ふるく、江戸時代からもの作りと文化を創出してきた、墨田に根ざしたクリエイティブ・プラットホームとして、印刷業などの地場ものづくり産業と、地域のクリエイターをつなぎ、墨田という街にクリエイティブなビジネスと活気を創出する場として、2015年02月にスタートしました。

<co-lab 墨田 亀沢>の事業主・施設運営は、1967年設立の、歴史ある写真製版と印刷業社/株式会社サンコーです。 同社社長/有薗克明 Arizono Katsuaki さんと、経営企画室/有薗悦克 Arizono Yoshikatsu さんの夢をのせ、周到な準備期間ののち<co-lab 墨田 亀沢>はオープンを迎えました。
<co-lab 墨田 亀沢>には 当初から 小型活版印刷機 Salama-21A の導入がはかられ、そのため有薗ご父子は、Salama-21A 操作指導教室、活版カレッジ を周到に事前受講されておられます。
アダナ・プレス倶楽部のあたらしい仲間の輪がどんどん広がっています。お近くの皆さんは、ぜひとも<co-lab 墨田 亀沢>をおたづねください。

【会員紹介】 笹井祐子 Yuko Sasai, 奥村浩之 Hiroyuki Okumura ご夫妻がご来社!

版画家として、教育者として、ひろく活躍されている笹井(奥村)祐子さんが、はじめてご主人の彫刻家・奥村浩之さんとともに、朗文堂 アダナ・プレス倶楽部を訪問されました。
おふたりの出会いはメキシコとうかがいましたが、いまも奥村さんはメキシコを本拠地として、石と格闘する日日をおくられています。メキシコと日本、なにぶん遠距離ですし、なかなかおふたりがお会いできないのが気の毒です。

奥村さんは、今秋、東京で開催予定の個展準備のために久しぶりに帰国され、ご来社いただきましたが、はじめてお会いするかたとはおもえないほど、すっかり意気投合。とてもうれしい出会いでした。
造形者同士の考えていることは、版画であれ、彫刻であれ、活版印刷(タイポグラフィ)であれ、多くの共通点を持つものだと実感した一日でした。
そしておみやげにいただいた、香りたかいメキシコ珈琲のおいしいことといったら!

DSCN9656左) 奥村浩之  Hiroyuki Okumura さん。右) 笹井(奥村)祐子 Yuko Okumura-Sasai さん
DSCN9768 奥村浩之  Hiroyuki Okumura さん。笹井祐子 Yuko Okumura-Sasai さんの作品集。
左) Hiroyuki Okumura  1999 - 2013
右) Yuko Sasai   1988 - 2013

赤の声 笹井祐子 「 赤 の 声 」 リトグラフ
sasai[1]

笹 井  祐 子    SASAI Yuko
<略 歴>
1966年    東京都生まれ
1990年    日本大学藝術学部美術学科卒業
1992年    日本大学藝術学部研究所版画コース修了
2010年    日本大学海外研究員(平成21年度 メキシコ)
現在、 日本大学 藝術学部 教授
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奥 村  浩 之  Okumura Hiroyuki
<略 歴>

1963年    石川県に生まれる。
1986年     金沢美術工芸大学美術学部彫刻科卒業
1988年     金沢美術工芸大学大学院修士課程修了
1989年-   メキシコに渡る
現在、メキシコを本拠地に、彫刻制作に没頭
okumura04k[1]【 YouTube 2:42  奥村浩之 彫刻を語る  https://youtu.be/US5XMIHnT5I

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“ FSPONTÁNEIDAD ” わ が 宝

   奥 村 浩 之

明るい光と静かな風の流れに包まれながら、コーヒーを楽しむ。
そこから一日が始まる。 毎日の繰り返しでありながら、ゆっくりと流れるメキシコ時間の豊かさを改めて実感できるときであり、「今日もよい一日だ」と爽やかになってくる。 メキシコ時間もメキシコ風ライフスタイルもすっかり身についた。
メキシコに渡ってもう24年。日本から見て地球の反対側にあるメキシコ文化に誘いかけられ、僕の求める彫刻がそこにあるのでは、と希望にもえて渡ってきた。 僕は若かった。

彫刻の道は僕には運命だったのかもしれない。幼い頃から墓石が身近にあり、大小や組合せもとりどりに積み上げられた石の群れは、幼い心にもこの世ならぬもの、モノでありながら内に力を秘め、何かを語りかけてくるもののように見え、親しいなかにも畏れ多いもの、日常でない世界へ誘いかけるものと感じていた。

石には古い古い記憶がこもっている。彫刻を始めたとき、石との対話は僕には必然だった。古代遺跡、巨石遺跡など、石は圧倒的な力で語りかけてくる。 時間を超えたメッセージを封印した石は内蔵したものを気づかせようとクリエーションへと誘いかけてくる。
僕は幼少のころから親しんだ石と共同制作すること、石の呼びかけを造形すること、それを創作の原点とし、石を生涯の同志としてきた。

日本での石との対話から、さらに大きな石との格闘を求めて渡ったメキシコでは、石の他に、メキシコ時間との出会いがあり、ESPONTÁNEIDAD (のびのびとした) という言葉が、何をすべきか、僕を大きく成長変貌させた。
メキシコの豊かな大地と歴史、メキシコの人々の心が育て上げたメキシコ時間の精髄で、その真意を知ったとき、僕は真に自由になり、メキシコと同化したことを自覚した。
ESPONTÁNEIDAD は僕を僕たらしめ、僕の宝となった。 そしてそれは彫刻表現の方向をも導いてくれ、さらにもう一つの言葉 「GOZOSO」 (楽しい) も連れてきてくれた。

石を媒介にして日本からメキシコへ、そして24年目に再び日本へ、日本の繊細さとメキシコの ESPONTÁNEIDAD、このふたつを糧にして、文化の交錯 ・ 融和 ・ 習合する地点が僕の道となるだろう。  24年目の結節点が新しい出発点となることを願って、ここに僕の足どりを作品集としてまとめてみた。 (2013年 夏)

okumura01k[1]okumura02k[1]奥 村  浩 之
Okumura Hiroyuki

<略 歴>
1963年    石川県に生まれる。

1986年     金沢美術工芸大学美術学部彫刻科卒業
1988年     金沢美術工芸大学大学院修士課程修了
1989年-   メキシコに渡る

<個 展>
1991年

「Estructuras del Subconscientes」 ラモン アルバ デ ラ カナル 画廊 (ハラパ, メキシコ)
「El Medio de los Silencios」 AP 画廊 (ハラパ, メキシコ)
1994年  
「Canto Tierra」 ベラクルス州 画廊 (ハラパ, メキシコ)
1998年  
「Erosiones de la Mano」 エントレ エストッウデイオ イ ガレリヤ 画廊(プエブラ, メキシコ)
「Emociones Arcaicas」 キン 画廊(メキシコ シティー, メキシコ)
1999年  
「Eras」 キン 画廊(メキシコ シティー, メキシコ)
「Antes del Hombre」 日本文化センター(パリ,フランス)
2000年  
「Augurios」 キン 画廊(メキシコ, シティー, メキシコ)
「Elementos」  ピナコテカ デイエゴ リベラ 画廊(ハラパ, メキシコ)
2001年  
「Eco」 エントレ エストッウデイオ イ ガレリア 画廊(プエブラ, メキシコ)
「Hiroyuki Okumura」 アラン ボーン 画廊(アリゾナ, アメリカ)
「Corriente de Piedra」 キン 画廊(メキシコ シティー, メキシコ)
「Minamoto-manantial de origen」 日本大使館内 日本文化インフォメイション センター (メキシコ シティー, メキシコ)
2002年  
「Resonancia de Piedra」 日本文化センター(パリ, フランス)
「Pertenencia de la Tierra」 キン 画廊(メキシコ シティー, メキシコ)
2003年  
「Inside of all」 ハワード スコット 画廊(ニューヨーク, アメリカ)
2005年  
「Paisajes Terrenales」 カサ ディゴ リベラ 美術館(グアナフアト, メキシコ)
「Hiroyuki Okumura 2005」 ラモン アルバ デ ラ カナル 画廊(ハラパ, メキシコ)
2006年
「Corazon de la Tierra」 ベルティセ 画廊(グアダラハラ, メキシコ)
「Materia: Virtual Continente」キン 画廊 (メキシコ シティー, メキシコ)
2008年
「Messenger」 ハワード スコット 画廊(ニューヨーク, アメリカ)
「Trozos de la vida」 キン 画廊(メキシコ シティー, メキシコ)
2009年
「Hiroyuki Okumura」 ベルティセ 画廊(グアダラハラ, メキシコ)
2010年
「Tiempo Sagrado」 ラモン アルバ デ ラ カナル 画廊(ハラパ, メキシコ)
2013年
「Nest of Wind」 ハワードスコット 画廊(ニューヨーク、アメリカ)

<グループ展>
1991年

「Nuevos Tiempos en la Plastica」 アリアンサ フランセサ(ハラパ, メキシコ)
1992年
「La plasica Veracruzana 1992」 アンパロ 美術館(プエブラ, メキシコ)
「Primera Bienal Monterrey」 フェムサ 美術館(モンテレイ, メキシコ)
1993年
「Siete Escultores en Veracruz」べラクルス州 画廊(ハラパ , メキシコ)
1997年
「Los Caminos de la Forma y del Volumen」ベラクルス州 画廊(ハラパ, メキシコ)
 「El Primer Salon Nacional de Arte Visuales -Seccion Bienal Tridimencional 1997」
  エスパシオ デ セントロ ナショナル デ アルテ(メキシコ シティー, メキシコ)
2001年
「Outside Japan : Three Sculptors」 ハワード スコット 画廊(ニューヨーク, アメリカ)
「Ichigo Ichie」 大学付属チョッポ美術館(メキシコ シティー, メキシコ)
「Quinta Bienal Monterrey FEMSA」 フェムサ 美術館(モンテレイ, メキシコ)
「Laberinto」 アルテ コンテンポラニョ デ ハラパ 画廊(ハラパ, メキシコ)
2004年
「Proyecto – Merida de Yucatan: Cuidad de la Escultura」 (メリダ, メキシコ)
2005年
「Reflejos de la Alteridad」キン 画廊 (メキシコ シティー, メキシコ)
2006年
「White II」 ハワード スコット 画廊(ニューヨーク, アメリカ)
2009年
「12‘ Festival Cultural de Mayo – Japon 」 ベルティセ 画廊(グアダラハラ, メキシコ)
「Los Murmullos del tiempo」 UAM 大学 スール 画廊(メキシコ シティー, メキシコ)
2011年
「Selva de Cristal」 大学付属チョツポ美術館(メキシコ シティー、 メキシコ)
2012年
「Esultura de pequeno formato y obra grafica」 アルテオイ画廊(メキシコ シティー、メキシコ)
2013 年
「Geometrismo escultorico mexicano 」 アルテオイ画廊(メキシコ シティー、メキシコ)

<コレクション>
1988年  金沢美術工芸大学 (石川県, 日本)

1997年  チヤパス自立大学 (チヤパス, メキシコ)
1998年  べラクルス州立彫刻公園 (ハラパ, メキシコ)
1999年  日本文化センター  (パリ, フランス)
2000年  ソソポル 画廊 (ソソポル, ブルガリア)
2001年  金沢21世紀美術館 (石川県, 日本)
2002-04年  ホテル ガレリア プラサ (べラクルス, メキシコ)
2004年  グルーポ チェドラウイ セントラル オフィス (メキシコ シティー, メキシコ) 
2005年  スイミング スクール アクア X  (ハラパ, メキシコ)
2007年  ホテル カサレイナ (プエブラ, メキシコ)
2009-13年  べラクルス自立大学 音楽堂 (ハラパ, メキシコ)
2011年  ラ カサ デ ベラクルス (ハラパ, メキシコ)

【再紹介 朗文堂ブックコスミイク】 鈴木 篤著 『わたくしは日本国憲法です。』

出版記念のつどい

プリント顔写真鈴木篤氏 『 わたくしは日本国憲法です。』 著者 : 鈴木 篤氏

【 朗文堂 ブックコスミイク : 『わたくしは日本国憲法です。』 フライヤーPDF
【 関連ブログ : 弁護士鈴木 篤のつれづれ語り

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印刷局明治10年浮世絵「東京名所 常盤橋内 紙幣寮 新建之図」 広重画 御届 : 明治10年(1877年)01月25日
『 大蔵省印刷局百年史 』 ( 第一巻口絵、大蔵省印刷局 昭和46年06月30日 )
印刷局明治10年ころの写真明治10年ころの紙幣寮
『 大蔵省印刷局史 』( 口絵写真 大蔵省印刷局、昭和37年09月26日 )
印刷局活版事業の系譜

《お札と切手の博物館 平成26年度第 2 回特別展  紙幣と官報 2 つの書体とその世界》
2015年02月に、王子の<お札と切手の博物館 平成26年度第2回特別展  紙幣と官報 2 つの書体とその世界>にでかけた。
いまでこそ独立行政法人 国立印刷局という、なにやら安っぽい名称になってしまったが、この施設の歴史はきわめてふるいものがある。

1876年(明治09)  近代的なお札の国産化を実現するため、東京大手町に現在の国立印刷局の工場が建設された。 常盤橋はいまも皇居前、日本銀行との間に現存するが、東日本大震災のときの被害があって補修工事中である。
旧国立印刷局の建物は、西洋式の赤煉瓦づくり。 正面上部には菊花紋章、その上に鳳凰像をいただいた建物は 「朝陽閣 チョウヨウカク」 と呼ばれ、その威容は東京の新名所となった。

「朝陽閣」は192年(大正12)、関東大震災によって崩壊したが、幸運なことに 鳳凰像 は事前に颱風にそなえて取り外されていたために被害を免れた。
その後さまざまな流転があったが、現在は創建時の姿に修復されて、滝野川にある印刷局東京工場の玄関脇に設置されているという [ お札と切手の博物館ニュース  Vol. 35  2014年12月01日 ]。

この展示会でこころを打たれたこと ―― それは、二階展示室に組版台が置かれてあり、その引き出しに 『 日本国憲法 』 とラベルが貼られた 「 置きゲラ 」 が数枚あった。 わが国の新憲法は1946年11月03日に公布され、翌47年05月03日から施行された。

写真撮影は禁止だったが、担当職員にお願いしたら、ゲラケースから半分の長さほどまでゲラを引き出して見せてくれた。 活字組版はしっかりと結束され、鉛の鈍い光彩をはなっていた。
すなわちこの 「 置きゲラ 」 は、すでに70年近くにわたって、独立行政法人 国立印刷局 の職員であり、印刷技芸家であり、タイポグラファによって、たいせつに守りぬかれてきたものである。

そんなわが国の『憲法』の周辺の雲行きが怪しくなってきた。国会でも審議がはじまっているが、、TV中継を意識するのか、委員会審議なのに、選挙運動期間中さながら、躰ごと左右にふり向け、空虚なことばを強弁するわが国の総理大臣の姿に、もの哀しいものを感ぜずにはいられない。こういう姿勢は、ふるくから「右顧左眄」として卑しまれてきたものであるからして……。

《出版人として、タイポグラファとして、そして、なによりもひとりの国民として》
小社刊『わたくしは日本国憲法です。』の著者:鈴木 篤氏は、なによりも日本国憲法の前文をおもくみている。当然そこには憲法全体をつらぬく精神と理念がしるされているが故である。
2014年09月06日の『わたくしは日本国憲法です。』出版記念パーティでも、掉尾を飾って会場に『日本国憲法』前文の画像がながれ、それを女性参加者が朗朗と朗読されて感銘をよんだ。

そして鈴木 篤氏は、『日本国憲法』をつぎのようにかたる。
「すばらしい憲法ではないでしょうか。私たち日本国民は、こんなすばらしい、世界に誇れる憲法を持っているのです」

印刷局の職員が、『日本国憲法』の活字組版の全文を、置きゲラとしてたいせつに保存していることはしるした。もちろん図書『わたくしは日本国憲法です。』のなかにも、憲法の前文をふくめて、全文が紹介されている。
また<花筏 朗文堂好日録-045 卯月 四月がおわり、新緑と薫風の 皐月 五月のはじまり>でも、『MORGEN』誌での書評を紹介するなかで、『日本国憲法』前文を紹介した。

ところが、現状のコンピューター・ディスプレーは、大小を問わず、可読性 Readability と 判別性 Legibility に劣るという段階にとどまっている。
それでもタイポグラファとしては、こうした貴重な文書に勝手に段落改行などは設けるべきではないと前回は判断した。ところが、デバイスによる差はあるとはいうものの、やはりこの文章量がつづくと、画面ではことばの壁となって、読む意欲を減衰させてしまう結果となっていた。
今回は、段落ごとに一行アキとして、読んでいただける工夫をしたものである。
筆者の意のあるところをお汲みいただけたら幸いである。

──────────

日 本 国 憲 法

施行、 昭和二二年五月三日

日 本 国 憲 法   前 文

日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。

そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。
これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。
われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。

日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。

われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。
われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。

日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。
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◎ 主   催 : 殺さないで!生かそう 日本国憲法 『わたくしは日本国憲法です。』 出版記念のつどい 事務局
◎ 日   時 : 2014年09月06日[土] 午後01時-03時
◎ 場   所 : グリーンパレス 5 階 孔雀の間
〒132-0031  東京都江戸川区松島1丁目38-1
【 関連URL : 花筏 『わたくしは日本国憲法です。』 出版記念会ご報告

著者 : 鈴木 篤氏 冒頭挨拶  要旨 ──────────────
01日本国憲法前文は、「 専制 ・ 隷従 ・ 圧迫 ・ 偏狭 ・ 恐怖 ・ 欠乏等を地上から永遠に無くすための国際社会の取り組みにおいて名誉ある地位を占めたいと思う。日本国民は、国家の名誉にかけて、この崇高な理想と目的を達成することを誓う 」 としるしています。

専制、隷従等を、わが国から無くすだけでなく、地上つまり全世界から永遠に無くす取り組みで 「 名誉ある地位を占める 」 つまり、全世界の取り組みの先頭に立つといっているのです。そして、そのことを 「 国家の名誉にかけ 」 「 全力で 」 「 達成する 」 と約束しているのです。
「 全力で 」 ということは、国の総力を挙げてということです。 「 達成する 」というのは、「 達成できるかどうかはわからないけど、やるだけのことはやってみる 」 ではなく、「 達成する 」 ことを誓っているのです。

憲法前文は、日本国民は、全力をあげて、世界中から「専制 ・ 隷従……等」 を永遠に無くすため全力を尽くし、それを果たす、もし、そうしなかったときは、日本国の名誉がどのように貶められてもそれを甘受すると、全世界に向けて誓っているのです。
そして、そうすることだけが、世界の恒久平和を実現する唯一の道なのだと言っているのです。

すばらしい憲法ではないでしょうか。私たち日本国民は、こんなすばらしい、世界に誇れる憲法を持っているのです。
しかし、憲法が生まれて 68 年、歴代の政権は、この誓いを守ろうとはしてきませんでした。むしろ、この誓いと逆行する行動を重ねてきたのです。

そして今、安倍政権は、特定秘密保護法や共謀罪、盗聴法などによって、国民の知る権利をはじめとする民主主義的な権利をねこそぎ奪い、更に、集団的自衛権の行使容認によって、武力 すなわち 恐怖 によって、また自国の意に沿わない他国に対して先制攻撃をするという 威嚇 によって、自国と自国の同盟国のみの利益を追求し、意に沿わない他国とその国民を押さえつける ( 圧迫 ・ 抑圧 ) という、憲法の上記のような理想と正反対の方向に、この国の在り方を変えようとしているのです。

「 国家の名誉にかけ」  「 全力で 」  「 達成する 」  と誓ったのに、その誓いを実現するための取り組みを一度もすることも無いまま、一内閣の独断で、この崇高な誓いを投げ捨てようとしているのです。それは、世界に向けた誓いを投げ捨てることであり、国家の名誉を投げ捨てることにほかなりません。

事態は深刻です。
でも、まだ憲法は生きています。私たち国民が、憲法のこの崇高な精神を、国民ひとりひとりのものとし、この誓いを国民ひとりひとりのものとして、心に刻みつけ、それを広げていくなら、そうした私たちの取り組みを、日本国憲法は必ず支えてくれるはずです。

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活版ルネサンスをもとめて。 アダナ式小型活版印刷機 Salama-21A

プリント          活版印刷のさらなる普及をめざして
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モノみな値上がりするこの時代 朗文堂/アダナ ・ プレス倶楽部では 活版印刷のさらなる普及をめざして Adana-21J の設計 ・ 製造での 創意と工夫、精度と耐久性を維持しながら アダナ式小型卓上活版印刷機 Salama-21A の お求め易い、大胆な低価格を実現しました。 名称未設定-4 名称未設定-4【 プリント用 PDF new Salama-21A_01 new Salama-21A_02 】
上掲フライヤー A4判 4/4色を進呈いたします。ご遠慮なくおもうしでください。

活版印刷機器、関連資材のことなら、なんでも、お気軽に、
朗文堂 アダナ ・ プレス倶楽部にご相談ください。

【会員情報】 ぢゃむ 杉本昭生さん、ブログ<活版小本>を開設。

活版小本
<ぢゃむ 杉本昭生 活版小本>
IMG_2053 IMG_2061 IMG_2063朗文堂/アダナ・プレス倶楽部の皆さま

ブログ<活版小本 コホン>をはじめましたのでお知らせします。
多分すぐに飽きると思いますが、お暇な時にのぞいてください。
目新しいものはありません。

アドレスはこちらです。
杉 本   昭 生

【 ぢゃむ 杉本昭生 http://kappan-kohon.blogspot.jp/ 】
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京都で小型本の製作をつづけてこられた杉本昭生さんが、ブログを開設されました。
とても瀟洒で、すっきりとした画面構成ですし、テキストも丁寧に書きこまれています。
皆さんのご訪問をおすすめいたします。       やつがれ wrote

【会員紹介】 つるぎ堂 多田陽平さん。ことし受領の最後の年賀状

つるぎ堂01 つるぎ堂02 tsurugidologo1《五月の連休もおわり、新緑が目に鮮やかなころ、ことし最後に到着したお年賀が!》
ふるくから「紺屋の白袴」といいます。
どうやらつるぎ堂/多田陽平さんは、自営業として活版印刷業をいとなみ、お客さまの年賀状をたくさん印刷しているうちに、つい自分の年賀状はあとまわしになったようです。
それでも若干このはがきの内容と時期が意味不明でした。そこで< Facebook つるぎ堂 05月14日> をひらいてみて、ようやく納得というか、呆れ果てましたです、ハイ。
このはがきは、きょねんとことし、二年分の欠礼を詫びる、遅ればせの年賀状でした。嗚呼!

つるぎ堂 多田陽平さんは、アダナ・プレス倶楽部のふるからのお客さまで、家業の活版印刷を継承するかたわら、小型プラテン活版印刷機< Adana-21J >を購入されて、積極的に活版ルネサンスに貢献され、もちまえの粘りとあかるさで、さまざまな企画にも挑戦されています。
皆さんも、下掲のつるぎ堂情報へのご訪問をおすすめいたします。

つるぎ堂 自己紹介 =======================

つ る ぎ 堂    多 田  陽 平

116-0002 東京都荒川区荒川4-47-4
080-3498-3447

荒川区の活版印刷屋。
日本語教師、書店員などを経たのち、活版印刷の道へ。
祖父の代から80年ほど続く実家の活版印刷工場を占拠し
名刺、ショップカードやハガキなどのオーダーを受けるかたわら
動物やマトリョーシカなどをモチーフとしたオリジナル商品を作成。
イベントでの活版印刷ワークショップも開催。
ロシア関連イベントや アルパカフェスタ など 活版イベント以外にも多数出展。

◯ ホームページ        http://tsurugido.net/
◯ Facebook           https://www.facebook.com/tsurugido

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【アダナ・プレス倶楽部】 <Salama-21A操作指導教室>、<活版カレッジ>

アダナタイトルSalama-21A 操作指導教室<Salama-21A 操作指導教室> は、ふつうの活版印刷体験会や活版ワークショップとはいくぶん異なり、Salama-21A を購入予定のお客様のための操作指導教室です。
ご購入いただいた(ご購入予定の) Salama-21A を、安全かつ快適にご使用していただくために、必要な操作方法の基礎を、短時間で集中的に習得していただくことを目的とします。
そのため、各回最大 4 名様に限定した、完全予約制の教室です。

アダナ ・ プレス倶楽部では、遠近を問わず、これから活版印刷をあらたにはじめられる皆さまに、活版印刷関連機器のご購入の前に、十分なるおはなし合いをさせていただいております。
そのために、できるだけお客さまのご都合にスケジュールをあわせて、<Salama-21A 操作指導教室>の受講をおすすめしております。 もちろん受講に際して印刷機などの購入は義務づけられていません。

詳細は <アダナ ・ プレス倶楽部 教室のご案内 Salama-21A 操作指導教室 >をご覧ください。

活版カレッジ

<活版カレッジ>は、科学と、学術的根拠にもとづいた実技と実践を基盤とし、小型活版印刷機 Adana-21J ,  Salama-21A によるケーススタディ ・ メソッドをふんだんに駆使し、あたらしい時代の活版印刷の現場での、現実的な課題の解決方法を学ぶことを目的とします。
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<活版カレッジ>は、基本的に春夏秋冬と年に四回開講されますが、事前のご予約者が多く、ここ数回にわたってほとんど一般公募ができない状態がつづいています。 すでに夏期講座、秋期講座にも相当数のご予約をいただいております。
ともかく受講のご意思のあるかたは、まずご一報をいただくき、ご予約をお願いいたします。
詳細は <アダナ ・ プレス倶楽部 教室のご案内 Salama-21A 操作指導教室 >をご覧ください。

【根津美術館】 江戸のダンディズム-刀から印籠まで

根津美術館1505◯ 会       期 : 05月30日[土]-07月20日[月 ・ 祝日]
◯ 休  館 日 : 月曜日 ただし07月20日[月 ・ 祝]は開館
◯ 開館時間 : 午前10時-午後05時 ( 入館は午後04時30分まで )
◯ 入  場 料 : 一般1000円
◯ 会    場 : 根津美術館 展示室 1
──────────
太平の江戸の世では、刀剣やその拵は、男性にとって持ち主の身分や教養、季節を感じさせる 「 こだわりのアイテム 」 として位置付けられるようになりました。
意匠を凝らしたものが競ってつくられ、印籠や根付も同様の発展を見せました。
根津美術館所蔵の刀剣 ・ 刀装具 ・ 印籠のコレクションから選りすぐりの約100件をご覧ください。

【 詳細情報 : 根津美術館 展覧会

【会員情報】 ダイカスト協会/西 直美さんの新刊『トコトンやさしい鋳造の本』 日刊工業新聞社

20150519200708486_0001今日からモノ知りシリーズ トコトンやさしい

鋳 造 の 本

古来より行われている金属加工法の一つで、現在でも幅広い分野で活躍している鋳造についてわかりやすく解説した鋳造の入門書。
加工原理から加工法、型、加工材などを身近な例を用いてひも解いています。

著     者  : 西 直美、平塚 貞人
版   元 : 日刊工業新聞社
サ  イ ズ  : A5 判
ページ数 : 160 頁
ISBNコード : 978-4-526-07370-0
発  行 月 : 2015年02月
定      価 : (税込) 1,512円

【 詳細情報 : 日刊工業新聞 Nikkan Book Store
【 関連情報 : 花筏 ダイカストと、先駆けとなった活字鋳造の産業革命-ブルース活字鋳造機の誕生

【展覧会】 Bukamutra ボッティチェリとルネサンスーフィレンツェの富と美ー後期開催中

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15世紀、花の都フィレンツェでは、銀行家でもあったメディチ家の支援を受け、芸術家たちが数々の傑作を生み出しました。
ルネサンス期 の芸術の誕生には、地中海貿易と金融業によって財を成したフィレンツェおよびメディチ家の資金力が不可欠でした。
メディチ家の寵愛を受けたボッティチェリ(1445-1510年)に代表されるフィレンツェ・ルネサンスは、フィレンツェ金融業の繁栄が生み出した代表的な文化遺産といえましょう。

本展では、ヨーロッパ全土の貿易とビジネスを支配し、ルネサンスの原動力となった金融業の繁栄と、近代に通じるメセナ活動の誕生を、フィレンツェと運命をともにしたボッティチェリの作品10数点を含む絵画、彫刻、工芸、資料など約80点によって浮き彫りにします。
──────────
◯ 会   期
2015年03月21日[土・祝]-06月28日[日] 後期開催中
◯ 開館時間
10:00-19:00(入館は18:30まで)
毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)
◯ 
会   場
Bunkamura ザ・ミュージアム
◯ 
主   催
Bunkamura NHK NHKプロモーション 毎日新聞社

【 企画詳細 : Bunkamura  展覧会情報

【新潮社文庫】 ふむふむ―おしえて、お仕事! 三浦しをん著

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三浦しをん/著
15職種16人の働く女性に直撃取材! 妄想炸裂、物欲爆発? ゆかいなお仕事人生探訪記。
新潮文庫 五月の新刊

ふむふむ―おしえて、お仕事!

あなたがなりたかった職業は何ですか。 靴職人、お土産屋、動物園飼育係、フィギュア企画開発、漫画アシスタントにフラワーデザイナー。
夢を叶え、技能と情熱をもって働く15職種16人の女性に、作家が直撃インタビュー。
時に持ち前の妄想力を炸裂させ、時にキレキレの自己ツッコミを展開し、時に物欲の鬼と化しながら、聞き取った素晴らしき人生の物語。 さあ皆でレッツ “ ふむふむ ”!

発行形態  :  新潮文庫

判   型  :  新潮文庫
ISBN     :  978-4-10-116763-3
C-CODE  :  0195
整理番号  :  み-34-13
ジャンル   :  実用書 人生論 ・ 生き方
発  売 日  :  2015年05月01日
定   価   : 
637円(税込)

三浦しをん
ミウラ ・ シヲン
 
1976(昭和51)年、東京生れ。 早稲田大学第一文学部卒業。 2000(平成12)年、書下ろし長篇小説 『格闘する者に◯(まる)』 でデビュー。 以後、『月魚』 『秘密の花園』 『私が語りはじめた彼は』 などの小説を発表。 『乙女なげやり』 『ビロウな話で恐縮です日記』 『あやつられ文楽鑑賞』 『お友だちからお願いします』な ど、エッセイ集も注目を集める。 2006年 『まほろ駅前多田便利軒』 で直木賞を、2012年 『舟を編む』 で本屋大賞を受賞。 他に小説 『むかしのはなし』 『風が強く吹いている』 『仏果を得ず』 『光』 『神去なあなあ日常』 『神去なあなあ夜話』 『天国旅行』 『木暮荘物語』 『政と源』 『まほろ駅前狂騒曲』 などがある。

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ふむふむ―おしえて、お仕事!/三浦 しをんさん著の p.75-93 に
三浦しをんさんによるアダナ ・ プレス倶楽部 大石 薫への取材記事が掲載されています。
文庫サイズになってお求めやすくなりました。 ご愛読ください。
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【 詳細情報 :
新潮社文庫 ふむふむ―おしえて、お仕事!

【展覧会】 東京国博<鳥獣戯画 京都高山寺の至宝>後期開催中

header[1]東京国立博物館 特別展
「 鳥獣戯画 ― 京都 高山寺の至宝 ― 」
平成館 特別展示室   2015年4月28日[火]- 2015年6月7日[日]

※会期中、一部作品および場面を前期 ・ 後期にわけて展示替を行います。
「鳥獣戯画」については全 4 巻の前半部分が前期、後半部分が後期に展示されます。
前 期 = 4 月28日[火]- 5 月17日[日]
後  期 = 5 月19日[火]- 6 月  7日[日]
──────────
誰もが一度は目にしたことのある、日本で最も有名な絵巻、国宝 ・ 鳥獣戯画。 墨線のみで動物や人物たちを躍動的に描いた、日本絵画史上屈指の作品です。
全巻の修理を終え、その魅力を一新した鳥獣戯画の全貌を紹介します。 国宝の甲 ・ 乙 ・ 丙 ・ 丁 4 巻とともに、この 4 巻から分かれ、国内外に所蔵される断簡 5 幅も集結。 現存する全ての鳥獣戯画をご覧頂けます。

また、鳥獣戯画の伝来した京都 ・ 高山寺は、鎌倉時代のはじめに明恵上人によって再興され、今なお多くの文化財が伝わります。 本展覧会では、高山寺ゆかりの至宝とともに、明恵上人の信仰と深く関わる美術作品を、かつてない規模で展観します。
chojugiga2015【 展示詳細 : 東京国立博物館 特別展 「鳥獣戯画 ― 京都 高山寺の至宝 ―」

【展覧会】 長崎歴史文化博物館 宮廷画家ルドゥーテの 『バラ図譜 LES ROSES』

開館10周年記念特別展「LES ROSES 宮廷画家ルドゥーテの『バラ図譜』」

大航海時代以降の博物学の隆盛は、18世紀から19世紀にかけて、ボタニカル ・  アート ( 植物図譜 ) の完成期を迎えました。
なかでも、ナポレオン皇妃 ジョゼフィーヌが栽培した数々のバラを、ルドゥーテが彩色銅版画として刊行した 『 バラ図譜 』 はその最高傑作とされています。 科学としての正確さと、芸術としての優美さを併せ持つ本作品は、天才植物画家ルドゥーテの名を不動のものにしました。

本展覧会では、ルドゥーテの代表作 『 バラ図譜 』 全170点 ( 扉絵含む ) とともに、肉筆水彩画2点や 『 バラ図譜 』 オクタヴォ判 ( 八つ折り判 ) などを展示し、ルドゥーテの魅力を余すところなくご紹介します。
あわせてイギリスの植物画家、アルフレッド ・ パーソンズの 『 バラ属 』 の作品も紹介し、ボタニカル ・ アート ( 植物図譜 ) の奥行きの深さを紹介します。

【 詳細情報 : 長崎歴史文化博物館 企画展
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【既刊書再紹介】 戸叶勝也先生、朗文堂刊『ヨーロッパの出版文化史』に続き、朝文社『カール・マイ冒険物語』全12巻執筆中

 

ヨーロッパの出版文化史

戸叶勝也 著
B5判 上製本 208ページ 図版多数
定 価 本体4700円 + 税
ISBN4-947613-77-7 C1022

【 詳細情報 : 朗文堂ブックコスミイク    同書目次PDF  】

戸叶先生著 者 : 戸 叶  勝 也 氏

筆者が特に力を入れて叙述した事柄について  著者「あとがき」より 

★ 筆写本の時代と同様に 活字版印刷の時代になっても書体が重視され続けたこと。
★ 活字版印刷術の発明に関する事柄を グーテンベルクの生涯とともに詳述したこと。
★ 新技術の印刷術が ヨーロッパ諸地域に伝播した様子と、代表的な初期印刷者の素描。
★ ルネサンス人文主義と 出版業との密接なつながり。
★ 宗教改革と 印刷物の普及。
★ ヨーロッパ各国語の形成にはたした印刷術の役割。
★ カトリック ・ ルネサンスと出版業の関係。
★ 印刷術と書籍の普及にはたした 書籍見本市のおおきな役割。
★ 17世紀におけるオランダの出版業の発展。
 
【 著 者 紹 介 】
 戸 叶  勝 也 ( とかの  かつや )
1938年  東京都にうまれる
1961年  東京大学文学部西洋史学科卒業
        NHK教育局、国際局(この間ドイツ海外放送勤務)を経て
       現在日本大学経済学部教授。専攻/ドイツ近現代史
 主要著書
『 ドイツ出版の社会史 ~グーテンベルクから現代まで~ 』 ( 三修社 1992年 )
『 レクラム百科文庫 ~ ドイツ近代文化史の一側面 ~ 』 ( 朝文社 1995年 )
『 人と思想 ~ グーテンベルク~ 』 ( 清水書院 1997年 )
『 ハプスブルク家のオーストリア 』 ( 共著  講談社 1982年 )
『 ドイツ啓蒙主義の巨人  フリ-ドリヒ ・ ニコライ 』 ( 朝文社 2001年 )
『 ヨーロッパの出版文化史 』 ( 朗文堂 2004年 )

現在戸叶勝也氏は、ドイツで百年以上にわたって読み継がれている大作、
『 カール ・ マイ冒険物語 』 全12巻の執筆中です。
小社刊行書 『 ヨーロッパの出版文化史 』 とあわせ、ご愛読をお勧めいたします。

発行所 : 朝 文 社
113-0033 東京都文京区本郷3-15-6 秋田ビル
電   話 : 03-3814-5072
メール ・ アドレス :info@chobunsha.co.jp

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【講演会の記録】 日本女子大学VOD講座 教養特別講座 2  タイポグラフィに関わる仕事と私事-活版ルネサンスと造形活動- 大石 薫

20150525202211878_0001 20150525202211878_0002図版 上) 日本女子大学 2016年 大学案内
図版 下) 日本女子大学教養特別講義第49集
20150416193004677_000120150416193131199_0001
昨年年末、日本女子大学において、2014年12月04日[木]、11日[木]の二回にわたり、アダナ ・ プレス倶楽部 : 大石 薫が講義を実施いたしました。
その記録は、WebSiteの動画によって先般公開され、このたび講義記録として冊子本にまとめられたものをご提供いただきました。
閲覧ご希望のかたは、同校図書館ならびに小社などでご覧いただけます。

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【再記録:[講演会の報告] 日本女子大学VOD講座 教養特別講座 2  タイポグラフィに関わる仕事と私事-活版ルネサンスと造形活動- 大石 薫 2015年01月29日 】

日本女子大学生涯学習センター
日本女子大学VOD講座 教養特別講義 2

日本女子大学_講義 1日本女子大学生涯学習センター
日本女子大学VOD講座 教養特別講義 2
大石02

 ◯ タイトル
   タイポグラフィに関わる仕事と私事
    ~活版ルネサンスと造形活動~
◯ 講  師
   朗文堂 アダナ ・ プレス倶楽部  大 石  薫
◯ 実施日
2014年12月04日[木]、11日[木]

講演会使用画像集  PDF  5.10MB 】


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アダナ ・ プレス倶楽部 : 大石 薫が、日本女子大学にお招きいただき、現役学生を対象に、500名ずつ、90分、二回にわたる講演を実施しました。
その動画による全記録が、<日本女子大学生涯学習センター 日本女子大学VOD講座 教養特別講義 2 > に掲載されました。

この動画コーナーは、同大学生のみなさんと、卒業生などの校友を対象としたもので、一般の閲覧にはログインが必要ですが、さほど面倒な手続きではなく登録できます。
大石本人は、テレているのか紹介に積極的ではありませんが、同大学ではこうした講演内容を、充実した講演記録として、シリーズ化した冊子での刊行もおこなっており、この冊子型の講演記録も間もなく完成のようです。
成瀬記念講堂
講演会場となった日本女子大学創立者 ・ 初代学長/成瀬仁一氏を記念する 「 成瀬記念講堂 」 は、アール ・ デコ の建築様式なのでしょうか……、 風情のある、おおきな会場だったようです。

このひろい会場に、二階席までいっっぱいの500名もの女子大生が勢揃いするとなると……、チトおそろしくもなります。  ですから今回は、大石がひとりで Salama-21A をかかえて会場に乗りこみ、小社社員はほかのたれも会場をみておりません。

また情報管理も慎重で、会場に学生がいっぱいの写真は撮影できなかったようです。
以下の簡便な写真から、会場のふんいきだけでもご覧いただき、ご関心のあるかたは、ログインして、<日本女子大学生涯学習センター 日本女子大学VOD講座 教養特別講義 2 >をご笑覧ください。 またこの講演会に使用した画像の一部は、以下のURLからもご覧いただけます。
講演会使用画像集  PDF  5.10MB 】
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【会員展覧会情報】 笹井祐子さん、あらかわ画廊で三人展開催

赤の声笹井祐子 「 赤 の 声 」 リトグラフ

笹井 祐子 SASAI Yuko
履 歴
1966年 東京都生まれ
1990年 日本大学藝術学部美術学科卒業
1992年 日本大学藝術学部研究所版画コース修了
2010年 日本大学海外研究員(平成21年度 メキシコ)
現在、 日本大学 藝術学部 教授
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日本画 ・ 版画 ・ 油彩
阿部清子 ・ 笹井祐子 ・ 武藤伸子展
15.04.19[1]日本画 ・ 版画 ・ 油彩と、それぞれの分野で活躍中の 女性作家
三人展です。  研ぎ澄まされた感性のぶつかりあいを、同空間で
楽しめるという、この上ない贅沢に浸っていただければ幸いです。
―― 荒川みはる

2015年04月20日[月]-05月01日[金]
AM11:00-PM6:00 ( 日曜祝日休廊 / 最終日4 時終了 )

あらかわ画廊
中央区京橋2-8-18 昭和ビルB2F 電話 : 03–3566–5213
http://arakawa-art.jp