【 詳細情報 : 小杉画廊 】
カテゴリー別アーカイブ: 展覧会
【東京都庭園美術館】 東京都庭園美術館/建築をみる2015 + ART DECO COLLECTORS
アール・デコの邸宅美術館
建築をみる2015 + ART DECO COLLECTORS
会 期 : 2015年7月18日[土]-9月23日[水・祝]
会 場 : 東京都庭園美術館 (本館 ・ 新館)
休 館 日 : 第2 ・ 第4水曜日 <ただし9月23日[水・祝]は開館>
開館時間 : 10:00–18:00(入館は閉館の30分前まで)
*ただし毎週金曜日は夜間開館のため21:00まで
観 覧 料 : 一般:800円、大学生(専修・各種専門学校含む):640円、中・高校生・65歳以上:400円
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東京都庭園美術館では建物公開事業の一環として「アール・デコの邸宅美術館」展を開催いたします。本展は旧朝香宮邸そのものを鑑賞する「建築をみる2015」とコレクターたちが収集したアール・デコの名品による「ART DECO COLLECTORS ―― アール・デコ・コレクターズ」の2つの企画によって構成されています。
当館は、1933年に竣工したアール・デコ様式の建築を活用し、美術館として現在にいたります。その造形的な美しさは国内外の専門家から高い評価を受けており、このたび国の重要文化財の答申が出されました。
「建築をみる2015」では、当館所蔵のオリジナルの家具や調度品等を用いて、本来の邸宅としての空間の再現を試みます。
また、同時開催の「ART DECO COLLECTORS」では、アール・デコに魅せられた国内個人コレクターたちに焦点を当て、ポスター、ポショワール、ガラス、銀器、彫刻、家具等多分野に渡る特徴あるコレクションをご紹介いたします。
本展は、当館の建築とアール・デコに対する理解を深め、旧朝香宮邸を後世へとつないでいく一助となることを期待するものです。[東京都庭園美術館サイトより]
<旧朝香宮邸の重要文化財指定について>
2015年5月15日[金]に開催された文化審議会文化財分科会の答申により、旧朝香宮邸は重要文化財(建造物)に指定されることとなりました。
この建物は、朝香宮家の本邸として1933年に竣工した建築であり、戦後は外相公邸や、迎賓館として使用され、1983年に美術館として公開され現在にいたっています。竣工から80余年が経った今も大きな改変が加えられることなく当時の姿を保っており、宮内省内匠寮による邸宅建築の頂点のひとつとして意匠的に優れている点などが高く評価されました。
〇重要文化財 指定部分
旧朝香宮邸 四棟一基 本館、茶室、倉庫、自動車庫、正門、土地
【 詳細情報 : 東京都庭園美術館 アール・デコの邸宅美術館 建築をみる2015 + ART DECO COLLECTORS 】
【岡山県立美術館】 微笑みに込められた祈り 円空・木喰展
岡山県立美術館-微笑みに込められた祈り
円空・木喰展
◯ 会 期
2015年7月17日[金]-8月23日[日]
◯ 開館時間
9 時から17時(入館は閉館の30分前まで)
◯ 休 館 日
8月3日[月]、10日[月]、17日[月]
◯ 観 覧 料
一般 : 1,200円、65歳以上 : 1,000円*、高校・大学生 : 700円*、小中学生 : 400円*
*年齢が証明できるものをご提示ください。
◯ 会 場
岡山県立美術館 地下 1F 展示室
◯ 主 催
岡山県立美術館、山陽新聞社、テレビせとうち
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円空(1632-95)は、江戸時代のはじめの寛永9(1632)年に美濃国(岐阜県)に生まれました。
生涯で12万体彫るとの誓願を立てた円空は、32歳で像を彫りはじめてから、元禄8(1695)年に64歳で亡くなるまでの30年余りの間に、全国各地を旅しながら膨大な数の神像や仏像を残しました。
一般的に「円空仏」と呼ばれるそれらの像は、木の形や質感といった素材の魅力が最大限いかされ、鉈(なた)や鑿(のみ)の跡が荒々しく残る力強く鋭いもので、これまでにおよそ5400体が確認されています。
いっぽう木喰(1718-1810)は、享保3(1718)年に甲斐国(山梨県)に生まれ、22歳で得度して仏門に入った後、穀物を断ち木の実や草のみを食べる木食戒の修業を積み、56歳で日本廻国の旅に出ました。
61歳ではじめて像を彫って以来、80歳で一千体、90歳で二千体造像の誓願を立て、文化7(1810)年に93歳でその生涯を閉じるまで彫り続けました。
「微笑仏」と呼ばれる柔らかな笑みを湛えた丸みのある木喰の神仏像は、これまでに720体余りが確認されています。
本展覧会では、新発見・初公開を含む、円空と木喰の木彫像や関連資料およそ270点を展示することで、祈りを込めて彫り続けた二人の生きざまを紹介し、微笑みを湛えた個性的な円空像・木喰像の魅力に迫ります。[岡山県立美術館サイトより]
【 詳細情報 : 岡山県立美術館 特別展 】
【碌山美術館】 荻原碌山 制作の背景-文覚・デスペア・女
愛は芸術、相剋は美なり - Love is Art, Struggle is Beauty.
―― 荻原碌山
平成27年度 夏季・秋季特別企画展
荻原碌山 制作の背景-文覚・デスペア・女
会 期 : 2015年08月01日[土]-11月08日[日] 会期中無休
会 場 : 碌山美術館 第二展示棟 399-8303 長野県安曇野市穂高5095-1
荻原守衛 《 女 》
作者名 : 荻原守衛 制作年 : 1978年
鋳造サイズ : 98.0×70.0×80.0 cm 技法/素材 : ブロンズ
この彫刻作品は、荻原守衛(碌山)の絶作です。
膝立ちのポーズで、両手を後ろに組んでいながらも前へ上へと伸び上がろうとする胴体。
立ち上がろうとしながらも膝から下は地面についたまま立ち上がれない。
つま先から額までが螺旋構造となり、不安定なポーズでありながら全体の動きの中で統一された美しさを放っています。
また内側から迫ってくる緊張感と力強いエネルギーが観るものを圧倒します。
荻原は、1910年(明治43)に 《 女 》 の石膏像を完成させて亡くなりました。 同年、山本安曇によって鋳造され、その半年後の第 4 回文展に出品されています。その作品は現在、東京国立近代美術館に所蔵されています(重要文化財)が、本作品は、のちに制作された石膏複製より鋳造されたものと考えられています。
[ 上掲写真は新宿中村屋サロン美術館 所蔵/引用許可取得済み]
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荻原守衛(おぎわら もりえ 号 : 碌山 ロクザン 1879-1910年)が残した傑作 《女》(1910年)は、相馬黒光への思いが制作の動機となっています。この作品をより深く理解する上で不可欠なのが 《文覚》(1908年)、《デスペア》(1909年)の二つの作品です。
鎌倉の成就院に自刻像として伝わる木像に、文覚モンガク上人(平安末期-鎌倉時代の真言宗の僧。1139-1203)の苦悩を見て取って制作した《文覚》、女性の悲しみに打ちひしがれる姿に文字通り絶望(despair)を表わした《デスペア》には、当時の荻原の胸中が重ねられています。
最後の作品となった《女》には、それらを昇華した高い精神性が感じられます。それはまた人間の尊厳の表象にもつながるものなのです。
個人的な思いを元にして作られた作品が、普遍的な価値あるものとなっていることは、百年前の作品が現代の我々の心に響いていることからも容易にうなずくことができます。
作品に普遍的価値をもたらした荻原の精神的な深さと芸術の高さ、またそれらの当時における新しさとを、多くの方々に感じ取っていただこうと本企画展を開催いたします。
[上掲フライヤー PDF rokuzan-bijyutukan 4.5MB ]
[ 季節違いで恐縮だが、以下の碌山美術館の写真は、昨晩秋の2014年11月21日撮影 ]
[ 参考資料 : 『 碌山 愛と美に生きる 』 碌山美術館 平成19年 第三版 ]
《 新宿餘談-碌山美術館門前の蕎麦は絶品だった 》
昨年の晩秋に所用があって長野県白馬村にでかけた。そのかえりに碌山美術館をおとづれた。北アルプスの高嶺にはすでに冠雪がみられ、木木もすっかり落葉して、館の庭にはカリンが実をたくさんつけていた。
碌山美術館のギャラリーショップ「グズベリーハウス」では、すでに薪ストーブが赤くもえ、そのぬくもりがうれしかった。
「かた 型」のあるものが好きである。「カタ TYPE」とは「定まったカタチ TYPE」を有するものである。だからタイポグラフィ Typography にこだわりがあるし、彫刻にもかなりのこだわりをもっている。
ほんとうはここで荻原碌山と相馬黒光のことを書きたかったのだが、非才にしてそれはならなかった。そこでくだらん蕎麦談義と国自慢になってしまった。読者諸賢のご海容を願う次第である。
信州信濃、田舎うまれやつがれは、蕎麦にはこだわりがある。なにもない、蕎麦だけの「盛り蕎麦」がこのみである。せっかくの香りをとばしてしまう、絆創膏を貼りつけたような海苔や、まして、いかに地元の特産とはいえ、とってつけたようなワサビもいらない。
信州蕎麦には、古来、信州善光寺大門町/八幡屋磯五郎の「七味唐がらし」ときめている(勝手に)。ちなみに「七味」が「ヒチミ」になって発音がつらい東京者(亡妻がそうだった。日比谷はシビヤ)は「七色ナナイロ トンガラシ」である。つまり、ただ蕎麦だけがあればよい。
碌山美術館の正門の前にちいさな蕎麦屋があった。蕎麦処信州でも、いまやなかなか旨い蕎麦にありつくことが少なくなった。はじめて入った店でもあるし、さして期待もせずに、
「大盛りの、盛り蕎麦一枚」
と注文した。そこで一瞬の間があって、店員いわく、
「あの~、ウチの盛りはいくぶん多めなのですが、よろしいですか」
「ああ、結構ですよ。大盛りの蕎麦をください」
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出てきた「大盛り蕎麦」のボリュームにのけぞった。東京ならふつうの「盛り蕎麦」五枚分はたっぷりありそうな大量な蕎麦だった。
最下部写真の手前が、家人がとった、ふつうの「盛り蕎麦」。これだけで東京の「大盛り蕎麦」より分量はありそうだった。その倍量がこの店の「大盛り蕎麦」だった。
食べはじめたら、これが絶品。これぞ、まさしく蕎麦という、腰と香味のある旨い蕎麦だった。
おもへらく、かまで旨い蕎麦を食したのは、子供のころにオヤジの実家で、あるいは戸隠山の山中で、あるいは長野善光寺のちかく、地元客しかいかない蕎麦屋くらいであろうか。
これらの蕎麦で共通しているのは、いずれも水道水をもちいないことのようだった。そもそもオヤジの実家以外の蕎麦屋の蕎麦粉は、おそらくもはや輸入品で、東京でも信州でもおなじものであるとおもわれた。
その食感がはなはだしくことなるのは、蕎麦は、蕎麦うちからはじまって、茹で、水洗いと、大量の水をもちいる。そして付け汁の煮出しにも水がもちいられている。しろうとかんがえだが、この水が水道水だと、どうしてもカルキ臭くなって蕎麦の食味にも影響がありそうである。
たしか碌山美術館前、駐車場脇の蕎麦屋は「寿々喜/すゞき」といったとおもう。このあたりは、北アルプスの湧水が随所にわく。安曇野の銘水はひろく知られるところである。碌山美術館参観の折にはおすすめしたい。
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ところで、新宿朗文堂のちかくにも、なかなか旨い蕎麦屋がある。屋台のような、素朴でちいさな店だが、寡黙なオヤジと、その娘らしきふたりのおばさんが店を切り盛りしている。
なぜここの蕎麦が旨いのかと、画材の世界堂にいった帰りに店の裏をのぞいてみた。そこにはちいさな店には不似合いの、おおきな浄水器が鎮座していた。
この店は冷暖房もほどんどない、吹きさらしにちかい店なので、客の大半は蕎麦と酒好きの中年オヤジとみた。オヤジに連れられて若者も来店するが、かれらは軽薄に掲示板型の「食べ◯◯」などに情報をながさない。そんなことをしたら、多忙のあまりオヤジは過労死し、おばさんふたりは腰痛か疲労骨折かなにかで閉店するに違いないとおもっている。
だから常連客は、店がたて込んでいれば、冷や酒一本と、盛り蕎麦一枚ですますし、すいていれば、山菜の天ぷら、自家製の漬けものなどをとって、たのしく談笑しているのである。
新宿邨もなかなかすてたものではない。
【 既出情報 : 朗文堂ニュース 新宿中村屋サロン美術館開館と、相馬黒光、荻原碌山のこと。2014.11.28 】
【 詳細情報 : 碌山美術館 / 関連情報(姉妹館) : 新宿中村屋サロン美術館 】
【宇都宮美術館】 好評開催中 パウル・クレー だれにも ないしょ。
パウル・クレー だれにも ないしょ。
心の奥深くに呼びかける、どこまでも謎めいた絵。
20世紀の美術に比類ない足跡をしるしたパウル・クレー(1879–1940)は、「秘密」を愛した画家でした。世界の根源的な謎を、童心の神秘を、魔的なものの華やぎを、彼は澄んだ響きを発する画面のうちに、精妙に映し出してみせました。
「この世で僕を捉まえることはできない」
と言い残したクレーは、けれども、秘密に近づくための合図をそれとなく画中にしのばせてもいます。 秘密を宿しながら解読へと誘い、ときに身をかわし、最後には解けない謎へと導いていく。 そうした画家の微笑の跡をたどるべく、本展は 6 つのテーマで、クレーの思考と感性に分け入ります。
ベルンのパウル・クレー・センターおよび遺族コレクションの全面的な協力を得て、日本初公開31点、日本国内の優品も加えた110点あまりを紹介。 うち40点は、クレー自身が「特別クラス」と指定し、非売として愛蔵した作品です。
【 会 期 】
2015年7月5日[日]-9月6日[日]
※会期中、日本国内より出品される作品の一部を展示替えをいたします。
【 開館時間 】
午前9時30分-午後5時(入館は午後4時30分まで)
8月11日[火]-16日[日]は午後7時まで開館(入館は午後6時30分まで)
【 休 館 日 】
毎週月曜日(7月20日は開館)、7月21日[火]
【 観 覧 料 】
一般1,000円/大学生・高校生600円/中学生・小学生400円
────────── 図版引用許諾取得済み
《子どもの胸像》1933年 パウル・クレー・センター(ベルン)蔵
ⒸZentrum Paul Klee c/o DNPartcom
《彼女は吠え、僕らは遊ぶ》1928年 パウル・クレー・センター(ベルン)蔵
ⒸZentrum Paul Klee c/o DNPartcom
《魔が憑く》1939年 パウル・クレー・センター(ベルン)蔵
ⒸZentrum Paul Klee c/o DNPartcom
《ピラミッド》1930年 パウル・クレー・センター(ベルン)蔵
ⒸZentrum Paul Klee c/o DNPartcom
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宇都宮美術館の長期休館が終了した。これからの宇都宮美術館の企画展は興味深いものがつづく。
◯ パウル・クレー だれにも ないしょ。
Paul Klee – Spuren des Lächelns
会 期 : 平成27年7月5日[日]-平成27年9月6日[日]
◯ 夢見るフランス絵画 印象派からエコール・ド・パリへ
The Dream of French Paintings ― from Impressionism to École de Paris
2015年9月20日[日] – 2015年11月23日[月・祝]
◯ ビアズリーと日本
Aubrey Beardsley and Japan
2015年12月6日[日] – 2016年1月31日[日]
【 詳細情報 : 宇都宮美術館 ホームページ 企画展 】
【根津美術館】 風の音を聴く 雨と風、鳥のさえずり、人の声
【 コレクション展 】
絵の音を聴く
雨と風、鳥のさえずり、人の声
◯ 会 期 : 07月30日[木]-09月06日[日]
◯ 休 館 日 : 月曜日
◯ 開館時間 : 午前10時-午後05時 ( 入館は午後04時30分まで )
◯ 入 場 料 : 一般1,000円
◯ 会 場 : 根津美術館 展示室 1・2
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絵を見て、そこにあるべき音を想像するのは楽しいものです。
くちばしを大きく開けてさえずる小鳥たちの声、龍虎が巻き起こす風や雲の轟音、また、山水画に表された雨風や瀧の音、そして、名所絵の群衆の賑わいなど、音を感じとることができる絵画作品は少なくありません。
かつて、中国の文人たちは、部屋に横たわりながら胸中の山水に遊ぶことを「臥遊」と呼んで楽しみました。心を澄まして絵の中に入り込むことができれば、現代の私たちにも、きっとさまざまな音が聞こえてくるはずです。
絵の音を聴くことによって、その作品の新しい魅力を発見してみてはいかがでしょうか。
【 企画詳細 : 根津美術館 展覧会 】
【世界遺産】 仙巌園、尚古集成館は明治産業革命の舞台として世界遺産に登録されました
【 尚古集成館 世界遺産登録 フライヤー PDF shuuseikann-sekaiisan 4.5MB 】
明治日本の産業革命遺産
Sites of Japan’s Meiji Industrial Revolution
製鉄・製鋼、造船、石炭産業
Iron and Steel, Shipbuilding and Coal Mining
ながい鎖国の時代から目ざめ、海外に目を向けはじめた幕末-明治最初期、ここ薩摩の国、鹿児島県には、いちはやくあたらしい産業の息吹が芽ばえていました。欧米先進諸国にまなび、日本を近代国家に導こうとした情熱の痕跡が、鹿児島にのこされています。
旧集成館機械工場(現:尚古集成館 本館)および、旧集成館(反射炉跡・仙巌園など)は、2015年07月、世界文化遺産に登録されました。
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昨年の2014年11月の三連休に、鹿児島市にある島津家の庭園「名勝 仙巌園 せんがんえん」内の「尚古集成館」(重要文化財)において<Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO>を開催いたしました。
雄大な桜島を背景に、重要文化財「木村嘉平の活字関連資料」を所蔵し、活字版印刷術をはじめ、近代産業の揺籃の地としての歴史と文化を有する鹿児島での開催は、造形者の創作意欲をおおいにかきたて、5,000名を優に上まわる来場者をお迎えしました。
ここは近代日本の技術力、工業力の原点ともいえる地でもあり、2009年にはこれらの史跡 ・ 建物を構成資産とする 「九州 ・ 山口の近代化産業遺産群」 が、世界遺産の暫定リストに記載され、2015年07月に世界遺産に登録されました。
暫定リストへの記載から、登録の実現までのながいあいだ、同館スタッフの皆さんは粘りづよいご努力をかさねておられました。そんなご多忙のなか、<Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO>の開催を快くご承諾いただき、会期中はもとより、その事前・事後にも、尚古集成館と仙巌園のスタッフの皆さまにはひとかたならぬお世話になりました。
ほんとうにありがたく、それだけにこのたびの<世界遺産登録>実現に、こころからのお祝いをもうしあげます。
また同館から、世界遺産登録を祝うフライヤーと、『鹿児島遺産の散歩道』と題するガイドマップを数十部お送りいただきました。ご希望のかたにはプレゼントいたします。
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Record of Excellent Memory
【名 称 】 Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO
【 会 期 】 2014年11月1日[土], 2日[日], 3日[月 ・祝] 3日間
【 時 間 】 開場 8 : 30 ― 閉場 17 : 30
【 会 場 】 仙巌園〔磯庭園〕 尚古集成館本館 展示室 鹿児島県鹿児島市吉野町9700-1
【 主 催 】 朗文堂 アダナ ・ プレス倶楽部
【書道博物館】 <漢字のヒ・ミ・ツ――甲骨文字から楷書まで>
※ 書道博物館では、現在お蔵の改修工事のため、この中庭には八月初旬までは立ち入りができないようです。詳しくは同館URLをご確認ください。 書道博物館 中庭と、復元された明治のお蔵。この中庭の櫻が咲くときは圧巻です。────────────
書道博物館の次回展は、
<漢字のヒ・ミ・ツ――甲骨文字から楷書まで>2015年08月01日-11月15日となります。
内容はたんなる「夏休み企画」をこえて充実していますし、常設展示も見逃せません。地方のかたで上京の折は、ぜひ「書道博物館」をお訪ねください。
すでに小社には次回展<漢字のヒ・ミ・ツ――甲骨文字から楷書まで>のポスター、フライヤー数十部が届いておりますが、近年書道博物館は引用に厳格になっていますので、公開情報(フライヤー)をJPG紹介だけでなく、PDFデーターでもご紹介いたします。
<漢字のヒ・ミ・ツ――甲骨文字から楷書まで フライヤーPDF 20150714222131529 3.68MB >
【 企画詳細 : 書道博物館URL 】
【ムサビ美術館・図書館】 絵の始まり 絵の終わり ─ 下絵と本画の物語 ─ 第三期開催中
絵の始まり 絵の終わり ─ 下絵と本画の物語 ─
Paintings: Beginnings and Endings
Preliminary Drawings and Finished Paintings :A Narrative
日本画における下絵や素描、草稿から、絵師や作家の創作への衝動と試行錯誤の過程を読み解く企画展。
近世の狩野家絵師たちの仕事から、近代、現代の作家まで多様な作品を集め、〈絵〉にいたるまでの様々な生成の〈物語〉について考える。
河鍋暁斎、竹内栖鳳、土田麦僊、村上華岳、菊地養之助や、本学日本画学科教員の作品を展示。
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◯ 会 期 : 2015年5月25日[月]-8月16日[日]
第三期 : 7月20日(月)― 8月16日(日)
◯ 休館日 : 日曜日、祝日 ※8月16日[日]は特別開館
◯ 時 間 : 10:00-18:00(土曜日、特別開館日は17:00閉館)
◯ 入館料 : 無 料
◯ 会 場 : 武蔵野美術大学美術館 展示室 3、4、アトリウム 2
◯ 主 催 : 武蔵野美術大学 美術館・図書館
【 企画紹介 : 武蔵野美術大学 美術館図書館 展覧会情報 】
【会員情報】 龍骨堂 FANSY ART展 終了しました
ご無沙汰しております。
以前個展でお世話になりました
ゑいじう様の特別企画のグループ展に
参加させていただくことになりました。 龍骨堂
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ゑいじう特別企画
FANSY ART 展
2015年07月14日[火]-25日[土] 終了しました。
会期中無休 11時-19時
【 龍骨堂URL : 龍骨堂 La gare veilles 】 会場案内 : COFFEE&GALERY ゑいじう 】
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活版凸凹フェスタ2013 会場:日展会館 龍骨堂 展示
龍骨堂個展展示 2012年09月 会場:ゑいじう
龍骨堂さんは、Adana-21J のユーザーとして、もっとも最初期からの
アダナ・プレス倶楽部会員のおひとりです。
<ポケットの中や、抽斗の奥に、こっそりとしまっておきたい
密やかなるものを求めて制作しております>
とされる龍骨堂は、活版造形をこころから愛され、ケレンの
無い作品を、コツコツと丁寧に造りつづけておられます。
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龍骨堂の製作物と久しぶりにあってきた。
四谷の坂道をのんびりたどり、ゑいじうの旨い珈琲とともに
龍骨堂の、ひそやかにして、心のこもった作品に触れることができた。
ひとであふれた<Flea market ―― 蚤の市> のようなイベントは
活気があってよいが、とかく喧噪で疲労をおぼえることがある。
龍骨堂のこういった物静かな製作物と、その語りかけが
かえって心にしみた夏の日のたそかれだった。
【Bunkamura 展覧会】 エリック・サティとその時代展
【Bunkamura 展覧会】 エリック・サティとその時代展
◯ 開催期間
2015年07月08日[水]-08月30日[日] 開催期間中無休
◯ 開館時間
10:00-19:00(入館は18:30まで)
毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)
◯ 会 場
Bunkamura ザ ・ ミュージアム
◯ 主 催
Bunkamura
◯ 入 館 料
一 般 1,400円 (消費税込み)
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エリック・サティ(1866-1925)は、20 世紀への転換期に活躍したフランスの作曲家です。
サティは芸術家たちが集い、自由な雰囲気をたたえていた、モンマルトルで作曲家としての活動を開始し、その後も生涯を通じて芸術家との交流を続けました。
第一次大戦中から大規模な舞台作品にも関与し、パブロ・ピカソとはバレエ・リュスの公演《パラード》を、フランシス・ピカビアとはスウェーデン・バレエ団の《本日休演》を成功させました。また一方では、アンドレ・ドラン、ジョルジュ・ブラック、コンスタンティン・ブランクーシ、マン・レイ、そして数数のダダイストたちがサティとの交流から作品を生み出していきました。
本展ではマン・レイによって「眼を持った唯一の音楽家」と評されたサティの活動を芸術家との交流のなかで捉え、刺激を与え合った芸術家たちの作品を通して、作曲家サティの新たな側面を浮かび上がらせます。
【 詳細情報 : Bunkamura 展覧会エリック・サティとその時代展 】
【 YouTube : Bunkamura 展覧会エリック・サティとその時代展 1:42 】
【展覧会】 戸 山 灰 ― KOYAMA Kai 個展 <メルト・ダウン>
戸 山 灰 ― KOYAMA Kai 個 展
メルト・ダウン
◯ と き
2015年06月19日[金]-24日[水]
◯ じかん
13 :00-20 :00 最終日のみ18 :00まで
◯ ところ
Free Art Space ポルトリブレ
東京メトロ「新宿三丁目」 C-8 出口 30秒
Telephone : 03-3341-2992
【 関連情報 : Free Art Space ポルトリブレ 会場案内図 】
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まだ四角四面が好きですか?
個展広報に<正調明朝体 金陵 をご使用いただきました>
「正調明朝体」とはすこしおおげさな名前かもしれません。このあたらしい書体はべつに古拙感を演出した筆写体でも、奇をてらった装飾体でもありません。
正調明朝体「金陵」は中国・南京の雅称から名づけられ、その金陵にあった大明南京国子監刊行の木版刊本『南斉書』にみられる端正な明朝体字様を現代に再生したものです。
「現代明朝体」には近代化の名のもとに機械メスや電子メスが自在にはいって直線化がすすみ、水平線と垂直線ばかりが目立って、すっかり四角四面の硬直した活字書体になってしまいました。
そんな「現代明朝体」から人間味をとりもどしたいあなたに、あるいは奇形や媚態をみせるデザイン書体にはすでに飽いたとおっしゃるあなたのために、明朝体の端正にしてもっとも原型にちかい木版字様を復刻した正調明朝体「金陵」をおすすめします。
「金陵」には伝統のたかみにある和字書体(平仮名と片仮名)三書体が標準でセットされており用途に応じた選択ができます。
【 朗文堂タイプコスミイク 詳細情報 : 正調明朝体 金陵 】
ふたつのブログロールの10ヶ月後――<一枚の絵はがき/Gallery Bar Kajima>, <弁護士 鈴木 篤のつれづれ語り>
大橋俊平展 2015.6.1 Mon. – 6.20 Sat. Gallery bar Kajima
会社に住み込んでいる大橋が絵を描く時間があるのかなといぶかっていたら、
あれっと目を引く絵を描いてきた。
これは野獣派?、それとも抽象表現主義か。どこか懐かしい油絵の匂いと、
具象にもかかわらず、自己の内面にも関わった表現とが混在し
よくもまあ絵画仕上げてきたものだと、感心した。
バラバラの性格は、微妙に神経質のままそのまま
確固とした人格が形成されている事に驚き
人はとても矛盾したものだと思う。
その矛盾と混在がそのまま絵になって成立してことに驚くとともに
今の大橋の有り様が素直に表現させられていることに興味を覚える。
( 加 島 牧 史 )
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加島 牧史 GalleryBar Kajima
営業時間
喫茶カジマ 14:00-18:00
Bar Kajima 18:00-24:00
日曜日・祭日休み
Mail : gbkajima@gmail.com
Web&Blog : gbkajima.jimdo.com
Tel: 03-3574-8720
〒104-0061 中央区銀座7-2-20 山城ビル2 階
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10ヶ月前、2014年09月05日に<ギャラリーバー カジマの オーナー加島牧史、弁護士 鈴木 篤 WebSite を開設する>という記事を本欄に掲載した。
ふたりともそこそこの年齢である。世間では、オヤジからジイサンと呼ばれる過渡期の馬齢 モトイ ゆたかな人生経験をかさねてきた。
したがって、半年もたてば、ふたりとも読者の顔が見えないブルグロールになぞ飽き、かつコンテンツも枯れはてて冬眠状態になっているこであろう…… 、とおもっていた。
ところがオーナー 加島は、飽きもせで 毎月写真添付の@メールを送ってくるし、紙媒体の「一枚の絵はがき」も丹念に送付され続けている。
また、弁護士 鈴木 篤は、超多忙をものともせず、ブログロール「弁護士鈴木 篤のつれづれ語り」で、憲法改悪反対の論陣を展開している。
趣味の水彩画がブログロールを味わいあるものにしているし、さらに最近は<顔本>まではじめたほどの騒ぎである。
その辺の「若ぇの」はスマホでチャカチャカやるばかりだが、ジイサンは情報発信をつづけるし、ともかく粘りつよく、がんばるのである。
前途ある「若ぇの」諸君、ジイサンパワーに負けてはいないだろうな。
既出の記事など、そこにリンクを設ければよいが、スマホでチャカチャカ組は、一旦このページをはなれたら、戻るのが面倒(戻ってこない危惧カナ?)なのではないかという老爺心から、下記に既出記事を再掲載しておいた。ジイサンは親切でもあるのである。
【 URL : 一枚の絵はがき/Gallery Bar Kajima と オーナー 加島牧史のWebSite 】
【 URL : 〔お知らせ〕 ブログ新開設 <弁護士鈴木篤のつれづれ語り> 】
比較的高齢者 モトイ 人生経験豊富なふたりが、最近あいついでパソコンメールを開始し、みずからの手で WebSite、ブログロール、短文ブログサイトなどのソーシャルメディアを開設した。
そのことを<タイポグラフィブルグロール 花筏>に、冷やかし モトイ こころからの応援の意をこめて紹介したところ、意外におおきな反響があっておどろいた。
すなわち、すこしくらい年をかさねても、発表にたるコンテンツとテキストが十分にあるひとにとっては、ウェブデザイナーと称する、IT 技術者に依頼して製作された、小綺麗ながらも複雑すぎる「ホームページ」には、いいつくせないもどかしさがあり、なによりも自己表現の場としては、不適切 乃至 物足りない場になっているということであろうか。
これはメディア産業の末流に居住している小社にとってもおおきな問題ではある。
これは WebSite という、あまりに巨大化し、とらえどころが無く、関わりかたがさまざまにあるニューメディアに、年長者対応というあたらしいニーズが発生し、また IT 開発者にとっては想定外だったかも知れないが、ソーシャルメディアの名のもとに、比較的デジタル情報にうとい年長者でも対応ができる、軽便なインターアクティブの場ができたことのあらわれでもあるのだろう。
ともかくこのふたりとも、自作のメディアの開設以来、水を得た魚のように、いきいきと、豊富なテキストの発表がつづいている。
とうぜんながら IT スキルが低いために(ひとのことはいえたものでは無いが)、画面構成やデジタル処理に齟齬や瑕疵も見られないではないし、タイポグラフィカル ・ エラーにいたっては無数にみられる。
それでもこれらのブログの更新を楽しみにし、閲覧している多くの読者がいる現実がある。
【 URL : 一枚の絵はがき/Gallery Bar Kajima と オーナー 加島牧史のWebSite開設 】
【 URL : 【お知らせ】 ブログ新開設 <弁護士鈴木篤のつれづれ語り> 】
<ギャラリー バー カジマ> は銀座コリドー街の一画にある。
Gallery Bar Kajima ギャラリーバーカジマ
東京都中央区銀座7-2-20 山城ビル2 階
営業時間 14 : 00-24 : 00 (日曜 ・ 祝日休業)
TEL : 03-3574-8720
白い色への憧れはいつの時代にもある。
白磁で有名な韓国の磁器に感動したことがある。大阪で名高い安宅コレクションを観たときだった。
こんなにも清廉な白さと、まるで浮いているかのような物体を観たのは初めてだった。
その背景には儒教精神の聖なるものへの憧れがあった。
近ごろ女性の陶芸作家の活躍が目立つようになった。電気窯の普及と共に手軽に窯場をもてるようになったからだろうか。
白さへの憧れにモダンな感性が加わり、より自由な表現となって現れてきた。
これほど女性陶芸家が輩出された時代はなく、まったく新しい現象だ。
この動きがどうなって行くのか興味深い。
そもそもアフリカでは、古代から器を作るのは女性の仕事だったといった本を読んだことがある。
縄文土器のあの曲線は、女性性を強く表現しているようにも思える。
日本でも古代、焼き物を作っていたのは女性なのだろうか。
ふと遠い昔を想像してみたくなる。( 加 島 ) ―― 改行/段落設定はやつがれによる。
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ところで〔昨2014年〕08月04日[木]、ギャラリーバー カジマから電子メールが届いた。内容はいつもは郵送の絵はがきによるギャラリーの次回展の案内で、
件名 : <榎本悦子 櫻木綾子 白磁器展 9/8―27 GalleryBar Kajima> とあった。
ついにギャラリーバー カジマのイベント告知も電子メールになったのか……、とおもいながらも削除はせず、メールとしては長文のオーナー加島牧史のテキストを読んだ。しかしいつもとちがって、すんなりとは頭に入らなかった。
翌日、08月05日[金]、ギャラリーバー カジマからいつものように絵はがきが届いた。
前日のメールと同一内容だったが、なにかホッとしたし、やはり馴れもあるのだろうが、すんなりと読めた。難しいものである。
宛名面をみたら、延期になっていたライブショーの告知がちいさくあった。
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9月11日[木] 19:30 start 【LIVE】 M.C ¥1,500 要予約
能管 : 松田 弘之 トンバク ・ フレームドラム ・ 唄 : 蔡 怜雄
「古事記神代の巻を踊る」
ダンス : 斎藤直子、加藤由美子、武沢昌子、柳井真弓、加島牧史
(詳細はサイトをご覧ください) Web&Blog gbkajima.jimdo.com
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さほど広いとはいえないギャラリーバー カジマの店内、まして奥のギャラリーでは陶芸展も開催中だというのに、荘厳な舞踏劇であろう 「古事記神代の巻を踊る」 のライブショーを、オーナー加島は決行するらしい。
よくみれば、ダンスのメンバーの末尾に、なんと、まぁ、オーナー加島の名前まであった。
いっときではあろうが、オーナー加島はカウンターをぬけだし、ダンスに狂奔 モトイ 幽玄な舞踏の世界に没入するらしい。
ひろい日本、さまざまなひとがいるものである。
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そしてやつがれ、明日〔2014年09月06日[土]〕は小社刊 <『 わたくしは日本国憲法です。』 出版記念のつどい> がある。
主催は「殺さないで!生かそう 日本国憲法 『 わたくしは日本国憲法です。』 出版記念のつどい 事務局」である。
『わたくしは日本国憲法です。』 の著者:鈴木 篤氏も、つい最近、ブログロールと、短文ブログを開設した。
かれもまた、多忙な弁護士業務とあわせ、憲法改悪阻止に寝食をわすれて必死な奇妙人である。それがブログロールにあふれるから、勢いがある。
【 URL : 【お知らせ】 ブログ新開設 <弁護士鈴木篤のつれづれ語り> 】
鈴木 篤氏は、オーナー加島牧史氏より10数歳年嵩ということもあって、こちらのブログのサイトはいささか難航気味ではあるが、閲覧者数はとてつもなく多いことにおどろく。
明日はどんな会になるのか、報告を楽しみにしていただきたい。
【竹尾見本帖展示】 エアラス&風光 ―― the path of the wind 展
エアラス&風光 ―― the path of the wind 展
2015年06月18日[木]-07月31日[金]
会場/株式会社竹尾 見本帖本店 2 F
10:00-19:00 ※06月18日[木]は17:00まで
土曜 ・ 日曜 ・ 祝日/休廊
料 金/無 料
主 催/株式会社竹尾
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軽さと柔らかさをもつファインペーパー「エアラス」と「風光」。
「エアラス」は、空気をたっぷりと含んだ嵩高で触感に訴える肌触りと
緻密な再現性を両立させたラフ・グロスシリーズの印刷用紙です。
「風光」は、あたたかい手ざわりとしっとりとした柔らかさ、
そして嵩の高さを特徴とした非塗工の印刷用紙です。
ビューティの世界で活躍するヘアメイクアップアーティスト RYUJI氏、
写真家の渡邉 肇氏、児玉晴希氏を迎え、「エアラス」 と 「風光」による
展示会を開催する運びとなりました。
感性に訴えるファインペーパーの生み出す世界観をご体験ください。
【 詳細情報 : 竹尾見本帖 展示 エアラス&風光 】
【根津美術館】 江戸のダンディズム-刀から印籠まで
◯ 会 期 : 05月30日[土]-07月20日[月 ・ 祝日]
◯ 休 館 日 : 月曜日 ただし07月20日[月 ・ 祝]は開館
◯ 開館時間 : 午前10時-午後05時 ( 入館は午後04時30分まで )
◯ 入 場 料 : 一般1000円
◯ 会 場 : 根津美術館 展示室 1
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太平の江戸の世では、刀剣やその拵は、男性にとって持ち主の身分や教養、季節を感じさせる 「 こだわりのアイテム 」 として位置付けられるようになりました。
意匠を凝らしたものが競ってつくられ、印籠や根付も同様の発展を見せました。
根津美術館所蔵の刀剣 ・ 刀装具 ・ 印籠のコレクションから選りすぐりの約100件をご覧ください。
【 詳細情報 : 根津美術館 展覧会 】
【展覧会】 Bukamutra ボッティチェリとルネサンスーフィレンツェの富と美ー後期開催中
15世紀、花の都フィレンツェでは、銀行家でもあったメディチ家の支援を受け、芸術家たちが数々の傑作を生み出しました。
ルネサンス期 の芸術の誕生には、地中海貿易と金融業によって財を成したフィレンツェおよびメディチ家の資金力が不可欠でした。
メディチ家の寵愛を受けたボッティチェリ(1445-1510年)に代表されるフィレンツェ・ルネサンスは、フィレンツェ金融業の繁栄が生み出した代表的な文化遺産といえましょう。
本展では、ヨーロッパ全土の貿易とビジネスを支配し、ルネサンスの原動力となった金融業の繁栄と、近代に通じるメセナ活動の誕生を、フィレンツェと運命をともにしたボッティチェリの作品10数点を含む絵画、彫刻、工芸、資料など約80点によって浮き彫りにします。
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◯ 会 期
2015年03月21日[土・祝]-06月28日[日] 後期開催中
◯ 開館時間
10:00-19:00(入館は18:30まで)
毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)
◯ 会 場
Bunkamura ザ・ミュージアム
◯ 主 催
Bunkamura NHK NHKプロモーション 毎日新聞社
【 企画詳細 : Bunkamura 展覧会情報 】
【展覧会】 東京国博<鳥獣戯画 京都高山寺の至宝>後期開催中
東京国立博物館 特別展
「 鳥獣戯画 ― 京都 高山寺の至宝 ― 」
平成館 特別展示室 2015年4月28日[火]- 2015年6月7日[日]
※会期中、一部作品および場面を前期 ・ 後期にわけて展示替を行います。
「鳥獣戯画」については全 4 巻の前半部分が前期、後半部分が後期に展示されます。
前 期 = 4 月28日[火]- 5 月17日[日]
後 期 = 5 月19日[火]- 6 月 7日[日]
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誰もが一度は目にしたことのある、日本で最も有名な絵巻、国宝 ・ 鳥獣戯画。 墨線のみで動物や人物たちを躍動的に描いた、日本絵画史上屈指の作品です。
全巻の修理を終え、その魅力を一新した鳥獣戯画の全貌を紹介します。 国宝の甲 ・ 乙 ・ 丙 ・ 丁 4 巻とともに、この 4 巻から分かれ、国内外に所蔵される断簡 5 幅も集結。 現存する全ての鳥獣戯画をご覧頂けます。
また、鳥獣戯画の伝来した京都 ・ 高山寺は、鎌倉時代のはじめに明恵上人によって再興され、今なお多くの文化財が伝わります。 本展覧会では、高山寺ゆかりの至宝とともに、明恵上人の信仰と深く関わる美術作品を、かつてない規模で展観します。
【 展示詳細 : 東京国立博物館 特別展 「鳥獣戯画 ― 京都 高山寺の至宝 ―」 】
【展覧会】 長崎歴史文化博物館 宮廷画家ルドゥーテの 『バラ図譜 LES ROSES』
大航海時代以降の博物学の隆盛は、18世紀から19世紀にかけて、ボタニカル ・ アート ( 植物図譜 ) の完成期を迎えました。
なかでも、ナポレオン皇妃 ジョゼフィーヌが栽培した数々のバラを、ルドゥーテが彩色銅版画として刊行した 『 バラ図譜 』 はその最高傑作とされています。 科学としての正確さと、芸術としての優美さを併せ持つ本作品は、天才植物画家ルドゥーテの名を不動のものにしました。
本展覧会では、ルドゥーテの代表作 『 バラ図譜 』 全170点 ( 扉絵含む ) とともに、肉筆水彩画2点や 『 バラ図譜 』 オクタヴォ判 ( 八つ折り判 ) などを展示し、ルドゥーテの魅力を余すところなくご紹介します。
あわせてイギリスの植物画家、アルフレッド ・ パーソンズの 『 バラ属 』 の作品も紹介し、ボタニカル ・ アート ( 植物図譜 ) の奥行きの深さを紹介します。
【 詳細情報 : 長崎歴史文化博物館 企画展 】
【会員展覧会情報】 笹井祐子さん、あらかわ画廊で三人展開催
笹井 祐子 SASAI Yuko
履 歴
1966年 東京都生まれ
1990年 日本大学藝術学部美術学科卒業
1992年 日本大学藝術学部研究所版画コース修了
2010年 日本大学海外研究員(平成21年度 メキシコ)
現在、 日本大学 藝術学部 教授
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日本画 ・ 版画 ・ 油彩
阿部清子 ・ 笹井祐子 ・ 武藤伸子展
日本画 ・ 版画 ・ 油彩と、それぞれの分野で活躍中の 女性作家
三人展です。 研ぎ澄まされた感性のぶつかりあいを、同空間で
楽しめるという、この上ない贅沢に浸っていただければ幸いです。
―― 荒川みはる
2015年04月20日[月]-05月01日[金]
AM11:00-PM6:00 ( 日曜祝日休廊 / 最終日4 時終了 )
あらかわ画廊
中央区京橋2-8-18 昭和ビルB2F 電話 : 03–3566–5213
http://arakawa-art.jp
【武蔵野美術大学 美術館 ・ 図書館】 近代日本彫刻展
ヘンリー ・ ムーア ・ インスティテュート × 武蔵野美術大学 美術館 ・ 図書館 共同開催
Henry Moore Institute × Musashino Art University Museum & Library
近代日本彫刻展 ― A Study of Modern Japanese Sculpture ―
会 期|2015年5月25日[月]-8月16日[日]
休館日|日曜日、祝日 ※6月14日[日]、7月20日[月・祝]、8月16日[日]は特別開館
時 間|10 : 00-18 : 00 (土曜日、特別開館日は17 : 00 閉館)
入館料|無 料
会 場|武蔵野美術大学美術館 展示室5
主 催|武蔵野美術大学 美術館 ・ 図書館
共同企画|ヘンリー ・ ムーア ・ インスティテュート
<展覧会概要>
本展は、西欧の研究者が日本の近代彫刻を紹介するこれまでにない試みとして、エドワード ・ アーリントン教授 ( Edward Allington / ロンドン大学スレード校大学院 ) の協力のもと、リーズ ( イギリス ) にあるヘンリー ・ ムーア ・ インスティテュートによって企画され、同地にて 2015年1月18日から4月19日まで開催されました。
西欧の視座から日本の近代彫刻とその歴史を見直すことで、日英の双方が 「 彫刻 」 についての認識を深める一方で、イギリス展を契機に、西欧においても 「 近代日本彫刻 」 が新たな研究分野として確立されることが期待されます。
明治以降、西洋美術に対する理解が進む中で、彫刻とは人体をつくることであるという考え方が日本では主流になりました。 しかし一方で、日本の近代彫刻は西洋彫刻を受動的に受け入れるのではなく、西洋の塑造と日本の伝統的木彫との架橋を試みながら、「 彫刻とは何か 」 という問題を自己に問いかけることによって、独自の 「 近代日本彫刻 」 が形成されてきたと言えます。
本展 ( 日本展 ) では、森川杜園 ( 1820-1894 )、高村光太郎 ( 1883-1956 )、佐藤朝山 ( 1888-1963 )、橋本平八 ( 1897-1935 )、横田七郎( 1906-2000 ) による動植物などの自然物をモチーフとした、明治期から昭和前期までの優れた木彫作品を中心に約10点を紹介いたします。
これら日本の近代彫刻の特徴を示す作品を紹介することで、明治以降、単なる西欧化ではない独自のポジションを形成した近代日本彫刻とはどのようなものであったのか、その意義を検証します。
【 詳細情報 : 武蔵野美術大学 美術館 ・ 図書館 展覧会情報 】