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【著者展覧会】 2015 羽原肅郎 カレンダー展 ― 忘れられない本 : その 1

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2015年版カレンダーでは忘れられない本をご紹介します. 子どもの頃に手にした本もあれば数年前に入手した本も. 本を眺めていると多々思い出すことがあります. 是非ご覧ください.

「 山上の垂訓 」
1950年頃, 広島県福山市の書店で英文の “Sermon on the Mount” を戴く.
その帰り道, 何となく立ち寄った教会で,
日本語の 『 山上の垂訓 』 を戴いた.
まだ, まだ敗戦国日本のくらい感のする時期に,
何か明るい希望を感じたものだ.
しかし, この垂訓をどれだけ守って来ただろうか.
背景はエデンの園に見えた.

会  場 : 東塔堂 | totodo
会  期 : 2014年10月06日[月] - 10月25日[土]
時  間 : 12:00-20:00 [日曜休み]
入  場 : 無 料

◆ 羽 原 肅 郎
1935年, 広島県に生まれる.
桑沢デザイン研究所リビング ・ デザイン科研究クラス卒業.
建築写真家 : 二川幸夫に師事.
美術出版社 ・ 月刊 『デザイン』 誌編集責任者, 東京造形大学助教授, 二玄社出版部部長として 『CG』 誌等の編集に参加.
鹿島出版会 『SD』 誌デザインエディター, JIDA事務局長を歴任.
明星大学 造形芸術学部 造形芸術科 教授.
武蔵野美術大学, 筑波大学, 東京YMCAデザイン研究所, 多摩美術大学等の非常勤講師を務めた.
著書に 『構造の芸術』, 『本へ!』(朗文堂) 等がある.
『世界デザイン史』等にも執筆.
コンクリート・ポエトリーの制作も行っている.

【 詳細 : 東塔堂 | totodo 2015 羽原肅郎 カレンダー展 忘れられない本:その1 】
【 詳細 朗文堂ブックコスミイク 『本へ!』

BhabaraPh[1]
『本へ!』

羽原 肅郎 著
朗文堂刊

A5 変形判  50 ページ
経本折り製本
スリップケース入り
日英2ヶ国表記
ISBN4-947613-79
定価 : 本体3,000 円+税

【著者講演会】 鈴木 篤氏  『わたくしは日本国憲法です。』

生活者ネット講演チラシ鈴 木  篤 先生  出版記念講演
『 わたくしは日本国憲法です。』

◯ と     き : 2014年10月11日[土] 18:30―20:00
◯ と こ ろ : 立川市女性総合センターアイム  東京都立川市曙町2-36-2
◯ 資料代 : 1,500円 (著書代金込み)
◯ 主  催 : 東京 ・ 生活者ネットワーク  TEL : 03-3200-9189 FAX : 03-3200-9274

【 図書詳細 : 朗文堂ブックコスミイク 『わたくしは日本国憲法です。』

【著者講演会】 『平野富二伝』著者:古谷昌二氏の講演会

平野表紙uu_MG_0566uu《 終了いたしました。質疑応答も活発な、熱のこもった講演会でした 》
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明治産業近代化のパイオニア/平野富二(1846-92)は、活字製造 ・ 印刷機器製造 ・ 造船事業 ・ 機械製造事業ばかりでなく、じつにさまざまな事業をおこしました。

そのひとつにフランスの ドコビール社 (Decauville) で製造された <ドコビール式軽便鉄軌> があります。平野富二は1882年(明治15)に、このシステムの日本における一手販売権を取得していました。
これは いわば軽便鉄道ともいえますが、以下のような当時の工事環境と身体性に配慮されたものでした。

  1. 強靱な鋼鉄製軽量レール(高さ 40mm)を組み立てる。
  2. 人の手で運搬できる、長さ ・ 重量単位でユニット化されている。
  3. 工事現場の仮設の線路として最適。
  4. 直線線路 ・ 曲線線路 ・ 分離線路 ・ 方向転換装置があった。
  5. 荷物運搬車、客車、蒸気機関車を用意していた。

ところがこのシステムの販売権に買い手がみつからず、平野富二はみずから <東京平野土木組> をおこし、江戸川と利根川を連絡する <ドコビール式軽便鉄道> などさまざまな事業をおこしましたが、46歳をもって急逝したためにほとんどが未完成におわりました。
それでもいまなお鉄道ファンのあいだで人気のある <OOIGAWA> <YAIZU> がこの系譜に属しますし、平野富二が描いた壮大な夢が、この <ドコビール式軽便鉄軌> に託されていました。

プリント 02古谷  講演資料 : 平野富二とドコビール軽便鉄軌事業の一部

『 平野富二伝 考察と補遺 』 (古谷昌二 2013年11月22日 朗文堂) の編著者、古谷昌二氏が、母校 早稲田大学 理工学部に招かれての講演会が開催されます。
有意の皆さまにご案内いたします。

【 図書詳細朗文堂ブックコスミイク 『平野富二伝 考察と補遺』
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第 34 回  土木の文化財を考える会
 
     話題1  ゲストのお話 古谷昌二氏(平野富二研究者、IHI  OB)
                  題目 <平野富二と ドコビール軽便鉄軌事業>
     話題2  高橋 裕会長(東京大学名誉教授)
           題目 <私の著書から その10 地球の水が危ない/河と国土の危機>
日 時 : 2014年09月27日[日] 13:00-16:00
場 所 : 早稲田大学 西早稲田キャンパス 52号館101教室
      新宿区大久保3-4-1 東京メトロ 副都心線 西早稲田駅 3番出口直結
会 費 : 1,000円(早稲田大学学生は無料。予約不要)
連 絡 : 早稲田大学 理工学部 社会環境工学科 佐々木 葉氏 yoh@waseda.jp
早稲田大学西早稲田キャンパス案内図 ]

【新刊紹介】 『わたくしは日本国憲法です。』 鈴 木 篤 著

プリント
 わたくしは日本国憲法です。

著  者 : 鈴 木  篤  すずき あつし
発  行 : 2014年07月26日 
定  価 : 本体 1,200 円+税(四六判 ソフトカバー 190ページ)
      ISBN978-4-947613-90-5 C0036
おちかくの有力書店、オンライン・ブックショップでお求めください。
直送は送料別途請求にてたまわります。
朗文堂 営業部 : 160-0022 東京都新宿区新宿2-4-9
            Telephone 03-3352-5070
             Facsimile   03-3352-5160
                              http: //www.ops.dti.ne.jp/~robundo
             E-mail :  robundo@ops.dti.ne.jp

チラシ チラシ

《ご希望のかたに上掲の本書フライヤーを差し上げます。ご遠慮なくお申し出ください》
上掲図はダブルクリックすると拡大画面でご覧いただけます。

<著者紹介> ────────────────────────
鈴木 篤 すずき あつし
1946年01月02日 山梨県石和町で出生。
1964年        長野県立長野高校卒業
1968年        東京大学法学部卒業
1970年        弁護士登録
1974年        江戸川法律事務所開設

地域の平和運動、組合運動などと連携しつつ、市民のための事務所つくりを進めて現在にいたる。「江戸川憲法読む会」に拠り学習会や講演会を重ねて、憲法問題への関心を市民に広げる活動を続け、原発問題では「さようなら原発江戸川連絡会」を結成して、原発に反対する地域の諸団体の連携強化に努めている。

この間、子どもを事故から防ぎ命と健康を守る会弁護団、出稼ぎ者・建設労働者労災弁護団、医療問題弁護団、患者の権利宣言運動、血友病 HIV 感染被害救済訴訟弁護団などに参加。

 <本書の主要内容  目 次より> ────────────────────────
◯ わたくしは日本国憲法です
◯ 押しつけ憲法
◯ 多数決は民主主義の原則?
◯ 小選挙区制について
◯ 民主主義……個人の尊厳と基本的人権
◯ 再び多数決原理について
◯ 教育の重要性
◯ 思想教育
◯ ヘイト・スピーチ、極右・ネトウヨについて
◯ もう一度「押しつけ憲法」について
◯ 民主主義政党の不在
◯ わたくしの「前文」
◯ 集団的自衛権
◯ 国民自身の中にある民主主義的で無いものについて
◯ 本音と建て前
◯ 地方自治の本旨と道州制、あるいは大阪府・市一体化構想
◯ 特定秘密保護法
◯ 護憲派はオオカミ少年なのか
◯ 生活保護法の改悪
◯ 最後に……
◯ 参考資料 日本国憲法全文

<本書 『はじめに』 より> ──────────────────── 
特定秘密保護法や、集団的自衛権など、憲法を泥足で踏みにじるような、こんな乱暴なことがまかり通り、まかり通ろうとしていることへの焦りに似たおもいに突き動かされて、この本を書いた。

そのためもあって、書き終わって読み返してみると、こんな狼藉者を野放しにしていることへのいらだちからか、いささか国民の中の民主主義の力にたいして、悲観的な、あるいは批判的なトーンが強調されすぎているという反省がある。

現実には戦後の六八年間、この国に民主主義や民主主義を守り育てようとするひとびとがいなかったわけでは決して無い。
それどころか、戦後の歴史は、民主主義を踏みにじろうとする勢力と、平和と民主主義と基本的人権を守ろうとする勢力との闘いであったといっても過言ではない。

そして、憲法をないがしろにしようとする勢力が政権を握り続けてきたにもかかわらず、そうした多くの先達による、粘りつよくて勇敢な闘いがあったからこそ、平和が守られ、根本のところで民主主義と基本的人権が守られてきたことは紛れもない事実なのだ。

そうした力は、いまも特定秘密保護法成立を阻止しようとして、官邸や国会前に集まったひとびとや、日に日に強くなっている、集団的自衛権行使容認に反対する国民各層の声としてあらわれている。

しかしそうした悲鳴にも似た反対の声にも関わらず、安倍政権は、国民はおろか国会をも無視して、ついに集団的自衛権の行使容認を閣議決定という形で押し通してしまった。
それを許してしまったことの背後にあるのは、「ながいものにまかれ」、「みんなが望んだからわたしもと成り行きに身を任せ」、「どこからどうしてこうなったのかには責任を負わず、それを追求しようともしない」という、いわゆる「無関心層」の存在ではないのか。

一個人に過ぎない者が憲法に成り代わって、憲法を一人称とするこのような本を発行することについては、「僭越だ」とか、「おこがましい」等の批判も多々あることだろうが、それはほかでもない、そうしたひとびとに、憲法自身が語りかけるという形を取りたかったからである。

憲法は、憲法に関心を持たないあなたにとっても、かけがえのない味方なのだ、それを失うことは、あなたにとって取り返しがつかないことだということを、なんとしてもわかってほしいというおもいからこのような文体を採用したのだ。

安倍政権の暴走を止めようとしている国民各層の運動が、ひとつに大きく結集し、さらに裾野を広げていく上で、この本がいささかなりとも役割を果たすことができれば、それに過ぎる幸せは無い。

ギャラリーバー カジマの オーナー加島牧史、 WebSiteを開設する。

 

 ギャラリー バー カジマ 20140905192304067_0001比較的高齢者 モトイ 人生経験豊富なふたりが、最近あいついでパソコンメールを開始し、みずからの手で WebSite、ブログロール、短文ブログサイトなどのソーシャルメディアを開設した。
そのことを<タイポグラフィブルグロール 花筏>に、冷やかし モトイ こころからの応援の意をこめて紹介したところ、意外におおきな反響があっておどろいた。
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すなわち、すこしくらい年をかさねても、発表にたるコンテンツとテキストが十分にあるひとにとっては、ウェブデザイナーと称する、IT 技術者に依頼して製作された、小綺麗ながらも複雑すぎる「ホームページ」には、いいつくせないもどかしさがあり、なによりも自己表現の場としては不適切 乃至 物足りない場になっているということであろうか。
これはメディア産業の末流に居住している小社にとってもおおきな問題ではある。

これは、WebSite という、あまりに巨大化し、とらえどころが無く、関わりかたがさまざまにあるニューメディアに、年長者対応というあたらしいニーズが発生し、また、ソーシャルメディアの名のもとに、想定外だったかも知れないが、比較的デジタル情報にうとい年長者でも対応ができる、軽便なインターアクティブの場ができたことのあらわれでもあるのだろう。
ともかくこのふたりとも、自作のメディアの開設以来、水を得た魚のように、いきいきと、豊富なテキストの発表がつづいている。

とうぜんながら IT スキルが低いために、画面構成やデジタル処理に齟齬や瑕疵も見られないではないし、タイポグラフィカル ・ エラーにいたっては無数にみられる。
それでもこれらのブログの更新を楽しみにし、閲覧している多くの読者がいる現実がある。

【 URL : 一枚の絵はがき/Gallery Bar Kajima と オーナー 加島牧史のWebSite開設 】
【 URL : 【お知らせ】 ブログ新開設 <弁護士鈴木篤のつれづれ語り> 】

hanaikada_colorhttp://gbkajima.jimdo.com/

<ギャラリー バー カジマ> は銀座コリドー街の一画にある。
Gallery Bar Kajima  ギャラリーバーカジマ
東京都中央区銀座7-2-20 山城ビル2 階
営業時間 14 : 00-24 : 00 (日曜 ・ 祝日休業)
TEL : 03-3574-8720

白い色への憧れはいつの時代にもある。
白磁で有名な韓国の磁器に感動したことがある。大阪で名高い安宅コレクションを観たときだった。
こんなにも清廉な白さと、まるで浮いているかのような物体を観たのは初めてだった。
その背景には儒教精神の聖なるものへの憧れがあった。

近ごろ女性の陶芸作家の活躍が目立つようになった。電気窯の普及と共に手軽に窯場をもてるようになったからだろうか。
白さへの憧れにモダンな感性が加わり、より自由な表現となって現れてきた。
これほど女性陶芸家が輩出された時代はなく、まったく新しい現象だ。
この動きがどうなって行くのか興味深い。

そもそもアフリカでは、古代から器を作るのは女性の仕事だったといった本を読んだことがある。
縄文土器のあの曲線は、女性性を強く表現しているようにも思える。
日本でも古代、焼き物を作っていたのは女性なのだろうか。

ふと遠い昔を想像してみたくなる。( 加 島 ) ―― 改行/段落設定はやつがれによる。

──────────
ところで、08月04日[木]、ギャラリーバー カジマから電子メールが届いた。内容はいつもは郵送の絵はがきによるギャラリーの次回展の案内で、
件名 : <榎本悦子 櫻木綾子 白磁器展  9/8―27 GalleryBar Kajima> とあった。
ついにギャラリーバー カジマのイベント告知も電子メールになったのか……、とおもいながらも削除はせず、メールとしては長文のオーナー加島牧史のテキストを読んだ。しかしいつもとちがって、すんなりとは頭に入らなかった。

翌日、08月05日[金]、ギャラリーバー カジマからいつものように絵はがきが届いた。
前日のメールと同一内容だったが、なにかホッとしたし、やはり馴れもあるのだろうが、すんなりと読めた。難しいものである。
宛名面をみたら、延期になっていたライブショーの告知がちいさくあった。

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9月11日[木] 19:30 start  【LIVE】 M.C ¥1,500 要予約
能管 : 松田 弘之   トンバク ・ フレームドラム ・ 唄 : 蔡 怜雄
「古事記神代の巻を踊る」
ダンス : 斎藤直子、加藤由美子、武沢昌子、柳井真弓、加島牧史
(詳細はサイトをご覧ください) Web&Blog  gbkajima.jimdo.com
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さほど広いとはいえないギャラリーバー カジマの店内、まして奥のギャラリーでは陶芸展も開催中だというのに、荘厳な舞踏劇であろう 「古事記神代の巻を踊る」 のライブショーをオーナー加島は決行するらしい。
よくみれば、ダンスのメンバーの末尾に、なんと、まぁ、オーナー加島の名前まであった。
オーナー加島、いっときではあろうがカウンターをぬけだし、ダンスに狂奔 モトイ 幽玄な舞踏の世界に没入するらしい。
ひろい日本、さまざまなひとがいるものである。
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そしてやつがれ、明日は小社刊 <『 わたくしは日本国憲法です。』 出版記念のつどい> がある。
主催は「殺さないで!生かそう 日本国憲法 『 わたくしは日本国憲法です。』 出版記念のつどい 事務局」である。
『 わたくしは日本国憲法です。』 の著者:鈴木 篤氏も、つい最近、ブログロールと、短文ブログを開設した。
かれもまた、多忙な弁護士業務とあわせ、憲法改悪阻止に寝食をわすれて必死な奇妙人である。それがブログロールにあふれるから、勢いがある。
【 URL : 【お知らせ】 ブログ新開設 <弁護士鈴木篤のつれづれ語り> 】

鈴木 篤氏は、オーナー加島牧史氏より10数歳年嵩ということもあって、こちらのブログのサイトはいささか難航気味ではあるが、閲覧者数はとてつもなく多いことにおどろく。
明日はどんな会になるのか、報告を楽しみにしていただきたい。

【講演会】 『欧文書体百花事典』 その後Ⅳ <装飾は罪悪か? 花形装飾活字クロニクル> 白井敬尚氏 終了しました。

欧文書体百花その後IV
『欧文書体百花事典 その後』  第 4 回は 2014年08月24日[日]

「装飾は罪悪か ?   花形装飾活字クロニクル」
たくさんのご来場ありがとうございました。
この記録は、写真をスライドショーでお楽しみいただける
活版アラカルト >コーナーにアップしてあります。 

白井さん DSC00557 DSCN6870 DSCN6854 P1110532 P1110470 P1110468 DSCN6720 DSCN6662
『 欧文書体百花事典 』が刊行されて10年が過ぎました。 この10年間の欧文書体研究は? 関連する研究の進展は……。
『 欧文書体百花事典 』 普及版の刊行に際して 10年前からの「その後」を、各講師に 6 回にわたってお話しいただきます。
──────────
『欧文書体百花事典』普及版 刊行記念特別連続講演会(全 6 回)
第 4 回  『 装飾は罪悪か ?  花形装飾活字クロニクル 』
講 師 : 白井 敬尚
日 時 : 2014年08月24日[日] 午後1時より約3時間程度(ワークショップを含む)
会 場 : 東洋美術学校 階段教室
主  催 : 株式会社 朗 文 堂
後 援 : タイポグラフィ学会
             学校法人専門学校 東洋美術学校  産学連携事務局 デザイン研究会アクティ
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[講演会申込先]
株式会社 朗文堂@メールまで  robundo@ops.dti.ne.jp

欧文書体その後チラシ・上掲図版の、A4判 Z折り 4色/0色のフライヤーを用意しております[デザイン製作 : 杉下城司氏]。 ご希望のかた、教育機関などで配布をご希望の皆さまは、ご遠慮無くお申し付けください。
・東洋美術学校には、森澤 茂氏、故小池光三氏の寄贈による貴重な小型活版印刷機がありますので、講演内容とリンクした、活版印刷のワークショップを会場内において併催いたします(アダナ・プレス倶楽部担当)。 
・本講演会の次回以降に関する詳細情報は、順次この <朗文堂NEWS ブログロール> のコーナーに掲載いたしますので、ご確認をお願いいたします。

【講演会記録】 平野富二の生涯を懸けた業績-古谷昌二氏

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講演会 平野富二の生涯を懸けた業績

講   師 : 古谷昌二氏(日本機械学会生員/平野富二研究者)
日    時 : 2014年07月19日[土] 14:00-16:00
場      所 : 物流博物館2階 港区高輪4-7-15
主      催 : 東京産業考古学会
概    要 : 本木昌造の後を継いだ活版印刷事業だけでなく、造船事業、海運事業、土木事業、ドコビール鉄道事業など、さまざまな事業に関わった産業人:平野富二の幅広い活躍を、『明治産業近代化のパイオニア 平野富二伝 考察と捕遺』(朗文堂)の著者が語る。
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NHK壁紙
熱のこもった講演会でした。三連休の初日の土曜日でしたが、熱心な聴衆がつめかけていました。

講演中は撮影禁止ということで休憩時間での撮影となりましたが、休憩中も講師は質問攻めのようでした。わたくしめはこのとき喫煙タイムで席をはずしておりました。
聴講者のなかにはミズノプリンティング・ミュージアムの水野雅生館長がおられて、同館所蔵の、明治中期、東京築地活版製造所製造のアルビオン型手引き式活版印刷機が、NHK朝ドラの『花子とアン』08月08日に登場すると嬉しそうにはなされていました。
皆さまもぜひご覧になってください。
【撮影:平野健二氏提供】
講演会会場1 講演会会場2 水野さんと 片塩さんと

平野表紙uu平野富二伝 考察と補遺 DM表 平野富二伝 考察と補遺 DM裏

【講演会詳報】 河野三男さん、林 昆範さん、ふたつの講演会の模様を<活版アラカルト>にてご紹介。

『欧文書体百花事典』普及版 刊行記念特別連続講演会(全 6 回)
第 3 回  『 Robert Granjon 』
講   師 :  河野 三男
日  時 :  2014年06月22日[日] DSC07826 DSCN4547 DSC07641 DSC07725 DSC07556 アダナ新コラム2014年06月25日掲載  上掲バーナーをクリックすると当該ページにいけます。
本コーナーではスライドショーをお楽しみいただけます。

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タイポグラフィ講演会 『中国の古典書物』増刷版 刊行記念講演会
講  師 : 林 昆 範 リン・クンファン
日  時 : 2014年07月02日[水]
DSCN4963 DSCN4990 DSCN5053 DSCN5132アダナ新コラム2014年07月03日掲載 上掲バーナーをクリックすると当該ページに飛ぶことができます。
本コーナーではスライドショーをお楽しみいただけます。

【講演会】 林 昆範 <中国の古典書物> 終了いたしました。

林講演会

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タイポグラフィ講演会
林 昆範
『中国の古典書物』増刷版 刊行記念講演会
Vignette 02 改訂版

本講演会は平日にもかかわらず、多くの皆さまのご来場をたまわり
好評裡に無事に終了したしました。
画像・映像は近日中に順次ご紹介いたします。

 昆範著『中国の古典書物』は、文字の発生期から印刷術の発明へ。悠久の歴史を有する中国の書物の歴史に、気鋭の研究者が挑んだ力作です。
文字と書物は、どのように誕生し、なにを、どのように伝達してきたのか。
ヴィネット02号  『 中国の古典書物 』 林 昆範
ヴィネット06号  『 元明体と明朝体の形成 』 林 昆範
ヴィネット09号  『 楷書体の源流をさぐる 』  林 昆範
ヴィネット10号   『 開成石経 』 共著/グループ昴 スバル
へとつづいた林 昆範 著作シリーズ、最初の02号『中国の古典書物』の改訂増刷版です。

今回の講演会では、同書の主要項目を再構築するとともに、中国の、そしてわが国の古典書物の配列方式(レイアウト)が、なぜ右起こしの縦組みとなっていったのかを、実際に竹簡・木簡をもちいて書写し、簡冊(竹簡を紐や糸で綴ったもの。慣用的にカンサクとする)に再現することでその謎を解明します。

また「五体・五筆」とされる篆書・隷書・真書(楷書)・行書・草書の書き分け(書写)をつうじて、竹簡・木簡から、帛(ハク 絹布)、そして紙の登場へと、被書写媒体の変化をつうじて、古典の書物の形成と書体の変化、そしてその発展の歴史に迫ります。
ですから今回の講演会『中国の古典書物』では、活版インキのにおいにかわり、筆墨の馥郁としたかおりが立ちこめる会場になるとおもわれます。

なお『中国の古典書物』は06月24日の発売で、お近くの有力書店、オンライン・ブックショップでお求めいただけます。
07月02日[水]の講演会会場でもご購入いただけます。
【関連情報 : 朗文堂ブックコスミイク増刷 林 昆範 『中国の古典書物』
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タイポグラフィ講演会
『中国の古典書物』増刷版 刊行記念講演会

講  師 : 林 昆 範 リン・クンファン

日  時 : 2014年07月02日[水]18:30 - 20:30(ワークショップを含む)
会  場 : 東洋美術学校 D棟一階 学生ホール
         162-0067 東京都新宿区富久町2-6
         地図  http://www.to-bi.ac.jp/access/
聴講料 : 1,000円(要申込登録)
主  催 :  株式会社 朗 文 堂
後  援 :  タイポグラフィ学会
         学校法人専門学校 東洋美術学校 産学連携事務局 デザイン研究会アクティ

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講師紹介 : 林 昆範 リン クンファン
1967年、台湾・台北市うまれ。
日本大学博士課程芸術専攻修了 芸術学博士。
台湾・中原大学商業設計学科学科長、銘伝大学助教授。
台湾・中原大学助教授、同大学文化創意研究センター主任。
タイポグラフィ学会会員。
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【朗文堂ブックコスミイク増刷】 林 昆範 『中国の古典書物』

Vignette 02 改訂版
ヴィネット02号 増刷版 『中国の古典書物』

著 者  林   昆 範  リン-クンファン
装 本  B5判 並製本 112頁
発 売  2014年06月24日
定 価  本体2,500円+税
       ISBN978-4-947613-89-9

全国有力書店、オンライン・ブックショップでご購入できます。
小社でも直売・直送をうけたまわります。
──────────────
文字の発生期から印刷術の発明へ。
悠久の歴史を有する中国の書物の歴史に、気鋭の研究者が挑んだ力作。
文字と書物は、なにを、どのように伝達してきたのか。
ヴィネット02号  『 中国の古典書物 』 林 昆範
ヴィネット06号  『 元明体と明朝体の形成 』 林 昆範

ヴィネット09号  『 楷書体の源流をさぐる 』  林 昆範
ヴィネット10号   『 開成石経 』 共著/グループ昴
へとつづいた林 昆範 著作シリーズ、
最初の02号の改訂増刷版です。

◎ 著者紹介
林01

 

 

 

 

 

 

林 昆範 リン クンファン
1967年、台湾・台北市うまれ。 日本大学博士課程芸術専攻修了 芸術学博士。
台湾・中原大学商業設計学科学科長、銘伝大学助教授。
台湾・中原大学助教授、同大学文化創意研究センター主任。
タイポグラフィ学会会員。

◎ 本書の内容(目次より)──────
【刻写から印刷への進化】巻
 一 前言と背景
 二 歴史的展開
[彫刻の書物と文字]篇
 三 早期の「書物」
 四 不滅の「書物」
[書写の書物と文字]篇
 五 書物の完成
 六 紙の書物
[印刷の書物と文字]篇
 七 印刷の登場

【宋朝の時代における書物】巻

 一 前言と背景
 二 印刷の隆盛期
 三 宋刊本の出版的属性
 四 宋刊本の地方的属性
 五 冊葉装と宋刊本の版式
版匡/界行/行款/版心/魚尾/象鼻/耳格
 六 書写の延長としての印刷書体
 七 狭義と広義の「宋朝体」書体
 八 書風による書体デザイン

◎南宋時代の主な印刷産業の分布図

◎中国歴代王朝の一覧表
◎おもな参考文献と図版引用一覧
6-7 14-15 16-27 18-19 36-37 ◎ 朗文堂ブックコスミイクから愛読者の皆さまへ ──────
タイポグラフィジャーナル<ヴィネット>シリーズは、ヴィネット創刊準備00号『櫻痴、メディア勃興の記録者』(2001年12月10日)からはじまり、ヴィネット14号『TYPOGRAPHY KALEIDOSCOPE-文字の万華鏡』(2005年09月27日)まで、ほぼ05年間に全15冊を刊行してまいりました。

折悪しくこの間は製紙業界の再編と統廃合が激甚で、<ヴィネット>のビジュアルイメージとして表紙用紙に採用していた、しぼのある<バーントシエナ>が廃色となり、その代替として選定した用紙も、メーカーの統合のために廃色・廃版となることが二度におよび、出鼻をくじかれたおもいがしたものです。

組版システムと組版ソフトウエアも大きく変化し、初期のデータは現在では廃棄されてしまった業務専用組版機であったり、組版ソフト PageMaker であったために、たかだか10余年ほど前のデーターでも、再使用にはおおきな困難がありました。
もちろん図書全体の販売衰退のかたむきと、デジタル軽便メディアの普及といった逆風もございました。

それにもかかわらず、多くの愛読者様と、一部の意欲ある書店様から、<ヴィネット>叢書にたいする継続刊行の要望が続いておりました。
なかでも林 昆範『中国の古典書物』は、文字の発生期から印刷術の発明へ、そして、悠久の歴史を有する中国の書物の成立と発展の歴史にせまる好著であり、刊本学/版本学/図書学/印刷史学といった多方面の読者様から増刷の要望がよせられておりました。
そんなご要望にお応えし、今般改訂版として増刷にあたるとともに、タイポグラフィジャーナル<ヴィネット>の、無理のない継続刊行に踏み切る準備にはいっております。

ご高承のように、現下の印刷・出版界は寒風の吹きすさぶ、きびしい環境下にございます。したがって読者の皆さまのご支持とご支援をたよりに、ゆっくりとあゆんでまいる所存でございます。

『欧文書体百花事典』普及版 刊行記念特別連続講演会 第 3 回 『 Robert Granjon 』 の記録

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『欧文書体百花事典』普及版 刊行記念特別連続講演会(全 6 回)
第 3 回  『 Robert Granjon 』
講   師 :  河野 三男
日  時 :  2014年06月22日[日] 午後1時より
会  場 : 東洋美術学校 本部棟302教室
              161-0067 東京都新宿区富久町2-6
               地図  http://www.to-bi.ac.jp/access/
聴講料 : 各回1,000円(要申込登録)
主  催 : 株式会社 朗 文 堂
後  援 : タイポグラフィ学会
              学校法人専門学校 東洋美術学校  産学連携事務局 デザイン研究会アクティ

DSC07545 DSC07556 DSC07521 DSC07501DSC07494 DSC07466 たくさんのお客様を迎えて本講演会は終了いたしました。ご来場ありがとうございました。
またいつものとおり、多くの皆さまのご協力をいただきました。ありがとうございました。

イベント告知関連グラフィック製作 : 杉下城司さん
資料製作補助、会場設営、会場運営 : 東洋美術学校 アクティの皆さん
広報活動、会場設営・撤収 : タイポグラフィ学会のみなさん
小型活版印刷機 ADANA 8×5 : 森澤茂氏寄贈品稼動 アダナ・プレス倶楽部の皆さん
会場撮影担当 : 木村雅彦さん

次回 第 4 回講座は 2014年08月24日[日]
「装飾は罪悪か ?   花形装飾活字クロニクル」
講師は 白井敬尚さんの担当です。
 関連情報は随時本コーナーにてご紹介いたします。
アダナ新コラムこの報告は<アダナ・プレス倶楽部 活版印刷アラカルト>にも類似のものございます。
<活版印刷アラカルト>では、本講演会の活版ワークショップに使用したデータの解説がありますし、画像をスライドショーでおたのしみいただけます。

【図書紹介】 写植綜合見本帳VOL.10 在庫僅少

写植綜合見本帳表紙写植綜合見本帳 VOL.10
定価:本体1,500+税
朗 文 堂
全国書店、オンラインブックショップでお求めになれますが
ほとんど店頭在庫はなく、注文配本となりますので
お手許に届くのには少少時間がかかるかと存じます。

《エッ、写植の見本帳ってまだあるんですか !?》
『欧文書体百花事典』普及版 刊行記念特別連続講演会 第 2 回  『サンセルフの次なる模索 ローマン・サンセリフ』(講師 : 杉下城司 日時 : 2014年4月20日[日])の際、サンセリフの写植活字、わが国に導入されていた活字資料として、上掲の『写真植字綜合見本帳 VOL.10』を展示しました。

その際ご来場の若いかたから漏れた声が、
「エッ、写植の見本帳ってまだあるんですか !? 知らなかった ! 」
でした。おおかたの出版社とは因果な商いで、新刊書の発売に際しては熱心に広報活動にはげみますが、安定期にはいると、ほとんどが「既刊書カタログ」か、WebSiteの片隅の「既刊書コーナー」におかれるだけになります。

『写真植字綜合見本帳 VOL.10』は、わが国の写真植字機器製造、写植活字製造販売会社、写研、モリサワ、リョービ三社の主要書体を網羅し、写植機器製造メーカーの宣伝効果を狙った見本帳とはちがう実用性と資料性があるとのご評価をいただきました。
また、各種教育機関をふくめて積極的なご採用があって、1985年07月20日の初版から、版をかさねること10版、第13刷りまで発行してきました。

book+typeカタログ

朗文堂では図書カタログ『robundo book cosmique』、電子活字カタログ『robundo type cosmique』を製作しておりますが、近年の紙メディア離れのせいか、イベントや講演会の会場などでは、無償でも配布量が減少しております。
またWebSiteでは既刊書コーナーはちいさく扱われ、〈朗文堂 既刊書ご案内 Catalogue 2〉にちいさく紹介されております。

『写真植字綜合見本帳 VOL.01-10』は、写植全盛期をふくめて5-6万部ほど刊行されたことになりますが、活字見本帳の常として、新版が出るたびに旧版は廃棄されるのがふつうですから、世上の残存部数はあきらかではありません。また現状では、この13版をもって販売終了となることが避けられない情勢です。

1Q(級)=1H(歯)=0.25mm
振りかえれば写真植字の時代は短いものでしたが、金属活字から電子活字のはざまにあって、その橋渡し役として果たした役割はおおきなものがありました。
在庫切れとなる前に、書店、オンライン・ブックショップ、または小社直接でのご購入をお勧めいたします。

【講演会】欧文書体百花事典 その後Ⅱ終了。ご来場ありがとうございました。

欧文書体百花その後2DSCN3841櫻前線がどんどん北上中です。皆さまお元気ですか。
春とは名のみの、風がつめたい日曜日でした。それでもたくさんの皆さんがご来場され、熱い講演会でした。ありがとうございました。
この【欧文書体百花事典 その後】 講演会は、 6 回12月まで 連続開催されます。今後とも、ご支援、ご来場と、 『普及版 欧文書体百花事典』 のご愛読をお願いいたします。
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2014年04月20日[日]、東洋美術学校において、講演会【欧文書体百花事典 その後Ⅱ】が講師:杉下城司さんによって開催されました。
ご来場いただきました皆さま、長時間のご聴講お疲れになりませんでしたか。
また後援をいただきました東洋美術学校 産学連携事務局 デザイン研究会アクティ、タイポグラフィ学会の皆さまにも篤く御礼を申しあげます。

あらためてご案内いたしますが、次回の講演会【欧文書体百花事典 その後Ⅲ】は、2014年06月22日[日]、「Robert Granjon」と題して河野三男さんのご担当です。ご期待ください。
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『欧文書体百花事典』普及版 刊行記念特別連続講演会(全 6 回)
        第 2 回  『サンセルフの次なる模索 ローマン・サンセリフ』
講     師 : 杉下 城司
日    時 : 2014年4月20日[日]
会   場 : 東洋美術学校
主   催 : 株式会社 朗文堂
後    援 : タイポグラフィ学会/ 学校法人専門学校 東洋美術学校  産学連携事務局 デザイン研究会アクティ
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欧文書体その後チラシ

『欧文書体百花事典』普及版 刊行記念特別連続講演会 第2回 『サンセリフの次なる模索 ローマン・サンセリフ』 終了いたしました。

【『欧文書体百花事典』普及版 刊行記念特別連続講演会 第2回『サンセリフの次なる模索 ローマン・サンセリフ』】は終了いたしました。たくさんのご来場ありがとうございました。

次回は第3回『Robert Granjon』 (河野三男講演 2014年06月22日[日])を予定しております。この詳細は順次このコーナーに掲載いたします。

欧文書体百花その後2

櫻花爛漫、よい季節になりました。皆さまお元気でご活躍のこととぞんじます。
『欧文書体百花事典』が刊行されて10年が過ぎました。
この10年間の欧文書体研究は? 関連する研究の進展は……。
これからの『欧文書体百花事典』普及版の刊行に際して
10年前の「その後」を、各講師に6回にわたってお話しいただきます。
下記のご案内をご覧いただき、友人・知人をお誘いのうえ、ふるってご参加ください。
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『欧文書体百花事典』普及版 刊行記念特別連続講演会(全 6 回)
      第 2 回  『サンセルフの次なる模索 ローマン・サンセリフ』
      講   師 : 杉下 城司
日 時 : 2014年4月20日[日]
      午後1時より約3時間程度(ワークショップを含む)
会 場 : 東洋美術学校 D棟1階 階段教室
      161-0067 東京都新宿区富久町2-6
      地図  http://www.to-bi.ac.jp/access/
聴講料 :各回1,000円(要申込登録)
主  催 : 株式会社 朗文堂
後  援 : タイポグラフィ学会
        学校法人専門学校 東洋美術学校  産学連携事務局 デザイン研究会アクティ
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[講演会申込先]
株式会社 朗文堂@メールまで  robundo@ops.dti.ne.jp
件名 「欧文書体百花事典その後 第2回講演会」
お名前・人数・返信用メールアドレスを明記して、4月16日[水]までにご送信ください。
 3 営業日以内にお断りの返信が無い場合は受付完了とさせていただきます。
なお、第2回から第6回までの複数回を受講ご希望の方はその回数をご記入ください。
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株式会社 朗 文 堂
鈴木 孝
160-0022 東京都新宿区新宿2-4-9
電 話 03–3352-5070
FAX 03-3352-5160
email robundo@ops.dti.ne.jp
http://www.ops.dti.ne.jp/~robundo
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欧文書体その後チラシ
・上掲図版の、A4判 Z折り 4色/0色のフライヤーを用意しております[デザイン : 杉下城司氏]。
 ご希望のかた、教育機関などで配布をご希望の皆さまは、ご遠慮無くお申し付けください。
・会場は30-40名のキャパシティです。〈お申込み多数のため、同校階段教室に会場を変更いたしました〉。
・東洋美術学校には、森澤茂氏、故小池光三氏の寄贈による貴重な小型活版印刷機がありますので、講演内容とリンクした、
活版印刷のワークショップを会場内において併催いたします。
当日配付資料、活版ワークショップの準備などがありますので、確実に受講するためには@メールでのお申込みをお急ぎください。
本講演会の次回以降に関する詳細情報は、順次この 朗文堂NEWS ブログロール のコーナーに掲載いたしますので、ご確認をお願いいたします。

『平野富二伝』 ご好評をいただいております。

平野表紙uu《『平野富二伝 考察と補遺』 古谷昌二編著 ご好評をいただいております》
2013年11月20日刊行 『平野富二伝 考察と補遺』 古谷昌二編著 は、おかげさまで順調な出荷がつづいております。
『平野富二伝』は、刊行直後の「日経新聞 文化欄」でのご紹介をはじめ、各種学会、団体、書籍でご紹介をいただいております。
下掲 の参考資料は、「東京産業考古学会」の 「ニューズレター No.0105」 新刊紹介として、玉井幹司様の署名記事です。その一部をご紹介いたします。

[前略] 平野富二は活版印刷・造船などで知られるが、海運業・鉄道敷設・土木工事などでも大きな足跡を残した。本書で明らかになった新事実も多々あり、従来の平野像に変更を迫るものといえる。参考図版も充実しており、今後、平野富二に言及する際には本書の参照が不可欠となるだろう。巻末には詳細な年譜と没後の記録年表を付す。
(玉井幹司)

産業考古学会タイトル 産業考古学会本文部分

【講演会】欧文書体百花事典 その後 Ⅰ 終了。ご来場ありがとうございました。

欧文書体その後ポスター

あいにくの小雨交じりの肌さむい日曜日でした。
それでもたくさんの皆さんがご来場され
熱い講演会でした。本当にありがとうございました。
この【欧文書体百花事典 その後】 講演会は 6 回12月まで
連続開催されます。今後とも、ご支援、ご来場と、
『普及版 欧文書体百花事典』 のご愛読をお願いいたします。

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2014年03月02日[日]、東洋美術学校において、講演会【欧文書体百花事典 その後Ⅰ】が開催されました。
ご来場いただきました皆さま、長時間のご聴講お疲れになりませんでしたか。
また後援をいただきました東洋美術学校、産学連携事務局 デザイン研究会アクティ、タイポグラフィ学会の皆さまにも篤く御礼を申しあげます。

あらためてご案内いたしますが、次回の【欧文書体百花事典 その後Ⅱ】は、
2014年04月20日[日]、「サンセリフの次なる模索 ローマン・サンセリフ」と題して、杉下城司さんのご担当です。ご期待ください。
東美Ⅰ-1 20140302-谺ァ譁・嶌菴・迚・。ゥ縺輔s騾∽サ禄DSC01429 20140302-谺ァ譁・嶌菴・迚・。ゥ縺輔s騾∽サ禄DSC01307 20140302-谺ァ譁・嶌菴・迚・。ゥ縺輔s騾∽サ禄DSC01318 20140302-谺ァ譁・嶌菴・迚・。ゥ縺輔s騾∽サ禄DSC01472 20140302-谺ァ譁・嶌菴・迚・。ゥ縺輔s騾∽サ禄DSC01138-2

如月二月、二週連続の降雪・都知事選・オリンピック観戦と、なにかとあわただしかったですね。

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如月キサラギ二月、月はじめの02月08日[土]、南岸低気圧の襲来で関東地方も時ならぬ降雪をみました。つづいて翌週の14日[金]-15日[土]にも、さらに激しい降雪が太平洋岸一帯をおそいました。
皆さま、被害やお怪我などは無かったでしょうか。お見舞いもうしあげます。
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まもなく月が変わって弥生三月、朗文堂もあわただしい年度末を迎えています。
新宿私塾第23期は最終盤をむかえて、熱い講座がつづいていますし、まもなく新宿私塾第24期の塾生のみなさんを迎える準備も整いました。
DSCN2583 DSCN3030 DSCN3227[活版ルネサンス]を目標として活動をつづけてきたアダナ・プレス倶楽部は、04月10日から恒例の[活版カレッジ 春期講座]を開講いたします。
またアダナ・プレス倶楽部は設立から7年、第一段階のステージから、あらたなステージへの展開を計画してまいりました。ようやく近近、新機軸を発表できるところまできました。ご期待ください。

日陰にはまだなごり雪がのこりますが、朗文堂は弥生三月を迎えて一斉に展開する態勢を整えております。
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弥生三月〇二日[日]、下掲詳細記事にてご案内のとおり、まず[欧文書体百花事典 その後]連続講演会の第一弾が開催されます。
同書は刊行以来10年、四版を重ね、わが国の欧文活字研究の定番書としてのご評価をいただいて発行してまいりました。
この間の10年間、読者の皆さまともども、執筆者も研究の深化をはかってまいりました。そんな成果の一端をご披露し、基礎資料の現物をご覧いただく講演会を六回にわたって開催いたします。
お申込みが多数となり、ご後援の東洋美術専門学校と急遽相談して、会場をおおきめの講義室に変更いたしました。もしご参加ご希望のかたは残席ができましたので、至急お申込みたまわり、ご参加ください。
欧文書体その後ポスター

《明治産業近代化のパイオニア『平野富二伝』 好評理に販売継続中です》

平野表紙uu 東京築地活版製造所の創設者であり、石川島造船所をはじめとする様様な事業を興し、明治産業の近代化に貢献した平野富二。このひとに関する資料はこれまであまりに少なかったという事実があり、近代産業史、明治文化史、近代造形史、タイポグラファなど、様様な分野の教育・研究機関や図書館からのご注文がつづいています。
『普及版 欧文書体百花事典』、『平野富二伝』は、朗文堂の基礎図書と位置づけ、間断のない刊行をつづけてまいります。ご購読ご希望のかたは、最寄り書店にご注文いただくか、小社営業部までご発注ください。
【リンク:朗文堂ブックコスミイク 新刊書ご案内
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《勝井三雄さん、新刊『勝井三雄 1954-2013』を刊行されました》
勝井先生図書
勝井三雄(1931年東京うまれ)さんが、意欲的に新刊を刊行されました。
勝井三雄さん(ふだんは勝井先生とお呼びしています)は、東京教育大学(現筑波大学)を卒業後、味の素株式会社式をへて、1961年に勝井デザイン事務所を設立されました。その精力的な造形活動は1954年(昭和29)からこんにちまでの長きにわたります。

この間、造形はもとより、造形教育にも熱心にかかわり、関係諸団体の役職もはたしてこられました。

先般《勝井三雄展 兆しのデザイン》(ggg 第329回企画展 2014年01月09日-31日)の開催にあたり、新企画をもってまとめられたのが新刊『勝井三雄 1954-2013』です。
勝井三雄さんとはながらく親しくお付きあいいただいてまいりました。先生がますますご壮健で、「比類なきデザイン宇宙」を飛翔されますよう祈念しております。
皆さまのご購読をお勧めいたします。
【詳細:公益財団法人 DNP文化振興財団
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《台湾で活躍する 林昆範さんが、ドイツ iF 賞 二部門を受賞されました》
iF 傳達設計獎 iF 包裝設計獎林昆範さん(台湾中原大学助教授、タイポグラフィ学会会員)は、精力的に中国との関わりをもって造形活動を展開されています。
春節の休暇あけにも、すでに中国桂林、陽朔などを訪問されています。
そんな林昆範さんが、ドイツ iF 賞として、「iF communication design award 2014」、「iF packaging design award 2014」の二部門を受賞されました。いただいた写真をご紹介いたします。

【朗文堂ブックコスミイク】 『欧文書体百花事典』普及版 刊行記念特別連続講演会 第1回

欧文書体その後チラシ梅だよりもチラホラ聞かれる昨今です。皆さまお元気でご活躍のこととぞんじます。
『欧文書体百花事典』が刊行されて10年が過ぎました。
この10年間の欧文書体研究は? 関連する研究の進展は……。
これからの『欧文書体百花事典』普及版の刊行に際して
10年前の「その後」を、各講師に6回にわたってお話しいただきます。
下記のご案内をご覧いただき、友人・知人をお誘いのうえ、ふるってご参加ください。
なお、詳細は朗文堂NEWSブログをご覧ください。
http://www.robundo.com/robundo/blog/
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『欧文書体百花事典』普及版 刊行記念特別連続講演会(全 6 回)
      第 1 回  『ボドニローマンからの変遷  Giovanni Mardersteig』
      講   師 : 片塩二朗
日 時 : 2014年3月2日(日)
      午後1時より約3時間程度(ワークショップ含む)
会 場 : 東洋美術学校 D棟1階 学生ホール
      161-0067 東京都新宿区富久町2-6
      地図は http://www.to-bi.ac.jp/access/
聴講料 :各回1,000円(要申込登録)
主  催 : 株式会社 朗文堂
後  援 : タイポグラフィ学会
        学校法人専門学校 東洋美術学校
        産学連携事務局 デザイン研究会アクティ
──────────
[講演会申込先]
株式会社 朗文堂@メールまで  robundo@ops.dti.ne.jp
件名 「欧文書体百花事典その後 第1回講演会」
お名前・人数・返信用メールアドレスを明記して、2月27日までにご送信ください。
 3 営業日以内にお断りの返信が無い場合は受付完了とさせていただきます。
なお、第2回から第6回までの複数回を受講ご希望の方はその回数をご記入ください。
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株式会社 朗 文 堂
鈴木 孝
160-0022 東京都新宿区新宿2-4-9
電 話 03–3352-5070
FAX 03-3352-5160
email robundo@ops.dti.ne.jp
http://www.ops.dti.ne.jp/~robundo
*****************************************************欧文書体その後チラシ

◎ 上掲図版の、A4判 Z折り 4色/0色のフライヤーを用意しております。ご希望のかた、教育機関などで配布をご希望の皆さまは、ご遠慮無くお申し付けください。
◎ 会場は30-40名のキャパシティです。また東洋美術学校には、森澤茂氏、故小池光三氏の寄贈による貴重な小型活版印刷機がありますので、講演内容とリンクした活版印刷ワークショップも併催いたします。
◎ 当日配付資料の準備、活版ワークショップの準備などがありますので、確実に受講するためには@メールでのお申込みをお急ぎください。
◎ 本講演会に関する詳細情報は、順次本コーナーに掲載いたしますので、ご確認ください。

フランス国立印刷所 新シンボルロゴ 火の精霊サラマンダーと 王のローマン体 ローマン・ドゥ・ロワ

フランス王立印刷所フランス国立印刷所カードフランス国立印刷所シンボルロゴ《Étude pour un caractère : Le Grandjean 動画紹介 YouTube 3:53  撮影協力:中川順雄氏》

ローマン・デュ・ロア01 ローマン・デュ・ロア02最初に動画で「王のローマン体、王家のローマン体  ローマン・ドゥ・ロワ or ローマン・ド・ロァ Romains du Roi」をご覧いただきました。この活字書体の本格的な紹介は、ステージを容量のおおきな「タイポグラフィ・ブルグロール 花筏」にうつして、近近ご紹介いたします。

フランス国立印刷所 新ロゴ《フランス国立印刷所 Imprimerie Nationale の新シンボルロゴの紹介 YouTube 1:42》

磯田01uu磯田04uu磯田02uu上掲写真は、フランス国立印刷所における 『Étude pour un caractère : Le Grandjean』 の製造過程を説明するために特別に取材許可を得た写真。この大冊の書籍のために、フランス国立印刷所では、元図となる銅版印刷を実施して、それに説明と活字印刷見本を付与した特装本60部を市販用とした。
それをもとに活字父型をあらたに彫刻し、それから打込(押しこみ)活字母型を製造して、あらたな活字鋳造をおこなった。
したがって 『Étude pour un caractère : Le Grandjean』 は、大型印刷機をもちいて、銅版印刷、活字版印刷、箔押し作業などが、特別製造による手漉き紙のうえに実施されている。印行などのちいさな印刷面積の部分は小型ハンドプレスをもちいている。
[取材・撮影協力:磯田敏雄氏] 
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フランス国立印刷所では、先般シンボルロゴを近代化して、Websiteに動画をアップしました。同所のあたらしいシンボルロゴのモチーフは、創立以来変わらずにもちいられてきた「サラマンダー」です。
このサラマンダーには TV CM でお馴染みの「ウーパールーパー」という愛称がありますが、正式には メキシコサラマンダー(Ambystoma mexicanum)とされ、もともとはメキシコの湖沼に棲む、両生綱有尾目トラフサンショウウオ科トラフサンショウウオ属に分類される有尾類だそうです。その愛称ないしは流通名が「ウーパールーパー」とされています。

ところで、灼熱の焔からうまれるイモノ、「鋳造活字」をあつかうタイポグラファとしては、こと「火の精霊 ── サラマンダー or サラマンドラ or サラマンドル」と聞くと、こころおだやかではありません。今回はフランス国立印刷所からのメッセージも届きました。

Viva la 活版 Viva 美唄タイトルデザイン04 墨+ローシェンナ 欧文:ウンディーネ、和文:銘石Buu

サラマンダーとは、欧州で錬金術が盛んだった中世のころに神聖化され、パラケルススによって「四大精霊」とされたものです。
四大精霊とは、地の精霊・ノーム/水の精霊・オンディーヌ/火の精霊・サラマンダー/風の精霊・シルフです。このことは欧州ではひろく知られ、アドリアン・フルティガーは、パリのドベルニ&ペイニョ活字鋳造所での活字人としてのスタートのときに、「水の精霊/オンディーヌ Ondine」と名づけた活字を製作していました。
この欧文活字「オンディーヌ」と、和文電子活字「銘石B」 をイベントサインとしてもちいたのが《Viva la 活版 Viva 美唄》でした。
【リンク:花筏 朗文堂-好日録032 火の精霊サラマンダーウーパールーパーと、わが家のいきものたち

2008年アダナプレス倶楽部年賀状 裏2008年アダナプレス倶楽部年賀状 表アダナプレス倶楽部年賀状におけるサラマンダー

アダナプレス倶楽部では、2008年の年賀状で「活版印刷術とサラマンダーのふしぎな関係」をご紹介しました。ここにあらためて、フランス国立印刷所であたらしく再生されたシンボルロゴをご紹介いたします。
[取材・翻訳協力:磯田敏雄氏]

《Toute la vérité sur la Salamandre —— サラマンダーの事実のすべて》
フランス国立印刷所公開フライヤーより抜粋       
       考古学事典と紋章学の説明からの引用 
       1901年 ケリー・ド・ガルレー(Kelley de Galurey)
空想上のトカゲ、サラマンダーは、いつも激しい火焔と、高い火柱に囲まれている。
その形姿は、背が丸く、首と尻尾は長く、先は尖って、背中は持ち上がっていると想像されている。そして四足の足は、ギリシャ神話の グリフォン(Griffon, Gryphon) に似せて描かれている。
Griffin ウキペディアより
すなわち紋章に登場する多くのサラマンダーは、その実態とはかけ離れ、むしろ神話に描かれたサラマンダーと多くの関係がある。神話でのサラマンダーは、怪奇な姿で、体長がながく、尖った尾を有している。四本の足は、横から見るとおなじ長さになっていて、水かきはついていなく、爪も四本の指についていない。
体はくすんだ黒色で、生生しい黄色の斑点がちりばめられている。両脇は結節で、蛇にも似た粘り気のある体液が染み出ている。
わが家の怪獣?! サラマンダー/ウパルンⅡ世【リンク:サラマンダーのアルビノ種、ウーパールーパー画像集 —— こちらは可愛い!】
【リンク:サラマンダーの画像集 —— こちらはすこし不気味なものもあります】

神話のサラマンダーは、また、おおくの寓話につつまれている。サラマンダーは紅蓮の焔の真ん中に棲息しており、もしかまれると、つよい毒に侵されるとするものだ。
ところが真実は、サラマンダーは確かに、体表から白っぽいねばねばした体液を分泌する。その量はとても多く、もしサラマンダーを炎のなかに入れても、火の熱から身を守り、なかなか死なない。この体液には、強烈な臭いと、渋い味があるが、少しも毒性はない。
それでも奇っ怪な外観と、柔らかくべとついた躰は、ふつうは有害な生物かとおもわせる。ところが実際のサラマンダーは、害意の無い生物で、弱くて臆病であり、ほとんど耳がきこえず、目も見えないのである。

古代人は、サラマンダーを炎の表象として崇めていた。
詩人たちは、愛の価値と象徴のシンボルにした。
歴史家、考古学者たちは、逆境にあっても誠実な典型の生物と見なしていた。
そして ルーバン・ジェリオ(Louvan Géliot) によれば、サラマンダーは高潔と勇気を表しているのである。

《国立印刷所の新しいシンボルロゴ —— Le nouveau logo de l’Imprimerie Nationale》
フランス国立印刷所は定款を変更して、あたらしいロゴとしてやはり「サラマンダー」の意匠を採用した。
あたらしいシンボルロゴとして、今回も神話の生物サラマンダーを選定したのは、フランス国立印刷所のながい歴史と、象徴主義とふかく結びついている。

フランス国立印刷所 新ロゴ

フランスヴァロワ朝フランス王、第9代フランソワ1世(François Ier de France,  1494-1547)は、フランスにルネサンスをもたらし、また1538年にフランス王室で印刷事業をはじめたひとである。フランス国立印刷所は、この年1538の創立をもってその淵源としている。
フランソワ1世は、みずからと、その印刷所の紋章として、フランス王家の伝統としての百合の花を象徴する王冠 【画像集リンク:フランス王家の紋章】 とともに、火焔のなかに棲息するサラマンダーを取りいれた。
そこにはまた、ギャラモン(Claude Garamond,  1480-1561)の活字父型彫刻による標語を付与した。
「Je me nourris de Feu et je L’éteins   意訳:吾は火焔をはぐくみ、それを滅ぼす」
フランス国立印刷所 旧ロゴこのサラマンダーは何世紀もの歴史のなかで、すこしずつ意匠をかえて、フランス国立印刷所の紋章としてもちいられてきた。それらの意匠変遷の記録のすべてはフランス国立印刷所にのこされているが、21世紀のはじめに、どれもが幾分古ぼけた存在とみなされ、それを「モダナイズ」する計画がもちあがり、フランス国立印刷所のデザインチームが改変にあたった。

その結果よみがえったサラマンダーは、フランス国立印刷所の伝統を継承しつつ、かぎりなく前進をつづける、あたらしいフランス国立印刷所のシンボルとして再生された。

【ご報告】『平野富二伝』刊行記念 展示・講演会

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明治産業近代化のパイオニア
『平野富二伝 考察と補遺』
古谷昌二 編著
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A 4 判 ソフトカバー 864ページ
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発 行 : 朗 文 堂
定 価 : 12,000円[税別]
発 売 : 2013年11月22日
ISBN978-4-947613-88-2 C1023
平野展ポスターuu明治産業近代化のパイオニア
『平野富二伝』 考察と補遺  古谷昌二編著
刊行記念 展示・講演会
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日 時 : 2013年11月30日[土]-12月01日[日]
      11月30日[土]  展示 観覧  10:00-16:30
                     著者講演会 14:00-16:00
            12月01日[日]   展示 観覧  10:00-15:00
                     掃 苔 会   10:00-12:00
      編著者・古谷昌二氏を囲んでの懇話会、サイン会は、会期中随時開催
会 場 : 日展会館
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主 催 : 平 野 家
協 力 : 朗 文 堂
後 援 : 理想社/タイポグラフィ学会/アダナ・プレス倶楽部
【詳細報告は 朗文堂花筏 にてご報告いたします】

古谷昌二氏講演2 _MG_0547uu _MG_0566uu _MG_0573uu_MG_0579uu展示3_MG_0365uu_MG_0418uu