実感! 活版ルネサンスの進展

アダナ・プレス倶楽部
in
かすがい市

[ 日 時 ]
11月13日[土]―11月14日[日]
[ 会 場 ]
文化フォーラム春日井
[ 主 催 ]
財団法人かすがい市民文化財団


[活字版印刷ワークショップ]
クラス1―― 学童向け
クラス2―― 一般向け
[企画展示]
「活版印刷の歴史と未来」展

書の町として著名な、かすがい市民文化財団様からの熱心なお誘いをいただき、アダナ ・ プレス倶楽部が、愛知県かすがい市に出張しての 「活字版印刷ワークショップ」 と 「企画展示会――活版印刷の歴史と未来展」 が盛況裡に終了いたしました。  かすがい市民文化財団の皆さま、そして東海地区にとどまらず、京阪神地区、北陸地区からお越しいただいた皆さまに あつく御礼を申しあげます。 また在京のアダナ ・ プレス倶楽部会員の皆さまも、遠路を駆けつけてご協力いただきました。 本当にありがとうございました。

2日間、4回、各回10名の定員のワークショップは、各回とも事前申込みが定員を大きく上回り、参加者は相当な倍率の抽選をくぐり抜けてのご参加だったそうです。 そのためご夫婦で申し込まれたのに、おひとかただけが当選となって、どちらが参加するのかちょっとした 「家庭騒動」 もあったと笑いながら漏らされた参加者もいらっしゃいました。 ですから毎回の参加者の意気込みは ひとかたならぬものがあり、スタッフも熱気にたじたじの内容の濃いワークショップでした。

企画展示は、テーマを 「活版印刷の歴史と未来」 として、従来あまり論究されることがなかった東海地区の活版印刷と 活字鋳造に関して、あたらしい資料をご紹介し、この地で製作された図書などの実際をご覧いただけるように努力いたしました。 また、活版関連機器や資材は重量があって 出張展示には適さないのですが、できるだけ多くの実物を運搬し、活版印刷の魅力と 可能性をご紹介するべく努力いたしました。 通常、アダナ ・ プレス倶楽部のイベント報告は写真紹介が少なかったのですが、主催者のかすがい市民文化財団様から写真データをご送付いただきましたので、百聞は一見にしかず、今回の報告は写真画像を中心にご紹介いたします。

まずはお行儀良く着席して説明を聞きます。
活字を組み終え、印刷に突入、踏み台に乗っての作業。
合間をぬって特製名刺ホルダーの製作作業。
花形活字も名前の活字も組んだ。 あとは印刷機で刷るぞ!
花形活字入りの名刺がドンドン刷り上がります。
お気に入り名刺は誰にも見せないで秘密にしておこう!

\(^O^)/>^_^<\(^O^)/(^◇^)\(^O^)/(^o^)\(^O^)/

ドウダ! ボクもワタシも活版印刷やさんだぞ!

自作の詩を和様三号活字から文選作業。活字初体験!
文選した活字を組版ステッキに組み並べる参加者。
読みにくい和様三号でも要領さえわかれば独りでも。

* * *

* * *

ゆったりとした会場に、心地好い緊張がはしる。
脈々と継承された活字の全貌がわかる展示に熱い視線。