タイポグラフィ学会「研究論文発表会」

タイポグラファのみなさまへ!

寒い毎日が続きますが、皆さまお元気ですか。
今回はタイポグラフィ学会主催「研究論文発表会2011」の
お知らせです。同学会は『タイポグラフィ学会誌』を定期
刊行しており、その発表会も随時開催されています。

今回の発表は、アドビシステムズ株式会社シニア・マネー
ジャーの山本太郎さんと、わたくし朗文堂・片塩二朗です。
山本さんは、話題の電子書籍に関する専門的な考察を発表。
片塩は「弘道軒清朝活字の製造法とその盛衰」を発表。

猛暑・酷暑と呼ばれた昨夏、夜ごと資料の山と格闘。それを
ともかくわかりやすく皆さんにお伝えすることに努めます。
清朝活字は明治初期には、明朝体より多用された活字です。
それがなぜ、後発の明朝体に凌駕・駆逐されたのか、そして
21世紀、明朝体の衰退があるのかどうか、あるいはそれは
どんな書体が候補となりうるのか……。

わが国の活字の抱えているテーマを様々お話しできればと。

また『タイポグラフィ学会誌』の会場特価販売もあるよう
ですし、片塩論文掲載の第4号をお求めのかたには、貴重な
「弘道軒清朝 活字原版刷カード」がゲットできます。

日曜日の開催で恐縮ですが、添付ファイルを確認のうえ、
予約申込みを完了され、2月20日[日]にお目にかか
れたらうれしく存じます。

PDF画像はこちらです