◯タイポグラフィ講演会
林 昆範 宋朝体と明朝体
――書写系と彫刻系書体の相剋――
◎講 師:林昆範氏 リン クンファン
◎日 時:2010年2月28日 日曜日 講演14:00~16:00(13:30開場)
◎場 所:新宿区立産業会館 BIZ新宿1階 多目的ホール
〒160-0023 新宿区西新宿6-8-2 BIZ新宿ビル
◎会 費:1,000円 学会員500円 予約制
◎主 催:タイポグラフィ学会
◎協 力:朗文堂
〔講演のご紹介〕
漢字誕生からの歴史を俯瞰すると、亀の甲羅や獣骨に文字を刻んだ時代があり、筆記のために毛筆や紙が開発されると、やがて書写の時代に入っていきます。さらに識字率の向上をみると読者階層が登場し、その需要に応えて板目木版を印刷版とする刊本が普及して文芸復興の時代を牽引し、一定の規矩と様式を備えた「書体」が確立されました。その間にはさまざまな彫刻用や書写用の用具が開発され、また王朝と支配民族の熾烈な興亡があり、広大な国土における地域性なども看過できず、それらのすべてが、ねじれあい、もつれあい、よじれあってきた歴史であったことに気づきます。すなわち刻字から書写へ、やがて版木彫刻がはじまり、それを母体として金属活字父型彫刻がはじまっています。ーーこの講演会では、こうした雄壮な漢字書体の歴史を、彫刻系と書写系との大きな系統樹にまとめ、その概念と視覚印象を整理しながら、漢字書体開発のあらたなパラダイムを獲得しようとするものです。
◎申し込み先:info@society-typography.jp
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