日大藝術学部 Typography Seminar 終了!

日本大学藝術学部デザイン学科 特別講義
Typography Seminar
        Helmut Schmid
        Jiro Katashio
        Akiteru Nakajima
2012年10月27日[土] 14:00-17:50
展示/デザイン・プレゼンテーションルーム
講演/日本大学藝術学部 江古田校舎 西棟B1 
企画・進行/細谷 誠専任講師

 

 展示会と特別講義は、中島安貴輝主任教授の長年にわたるデザイン活動と、デザイン教育を綴り、それを記録・展示し、次代のデザインを背負う学生の皆さんと、あらたな方向性を模索するという、とても意欲に富んだ、内容の濃いテーマでした。

この企画・展示・進行は同大の細谷 誠専任講師。
特別講義の講師は、中島安貴輝主任教授と、ゲストとして、年代がちかく、長年にわたって親好がふかい関係(悪友 !?)だった、ヘルムート・シュミットさん、片塩二朗でした。

シュミットさんは、タイポグラファになろうと決意し、欧州各国での活版印刷所で「コンポジター 植字工」として修行し、ついに念願のバーゼルでエミル・ルーダー氏の教育を受けるにいたった経緯、そして定員3名だけの、ちいさな私塾ともいえた、ルーダー氏のタイポグラフィ教育内容を、大量の写真データとともに紹介されました。

中島安貴輝主任教授 は、東京オリンピックに日藝の学生のころから、勝美勝先生門下生として「青年将校」のようなかたちで関わり、のちに沖縄海洋博覧会のデザインディレクターとして活躍されたことを、丹念に事例報告され、「デザインも、アソビも、めいっぱい」と学生諸君を激励されていました。

この特別講義の企画にあたられた 細谷 誠専任講師 は、お若いころに、 ヘルムート・シュミット氏の『バーゼルへの道』を購読されて大きな感銘をうけられたそうです。



ついでながらヘルムート・シュミット氏の『japan, japanese』 の著者講演会を、来春に朗文堂主催での開催を予定しています。
詳細はあらためて新春にお知らせいたします。
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「Typography Seminar」は、日大藝術学部の授業の一環でしたが、外部からの参加も自由ということでしたので、わずかに朗文堂社内に A3 判告知ポスターを掲示しておきました。
そのために、新宿私塾塾生と、修了生がたくさん押しかけて、講義室は溢れんばかりの盛況となりました。中島先生、細谷先生にはもろもろご迷惑をおかけしました。


あらためておどろきましたが、新宿私塾の塾生には、日大藝術学部のデザイン科だけでなく、写真科、建築科などの学生・卒業生もたくさん在籍していました。そんなかれらが大挙して講演会に押しかけたようです。
ですから「懇親会第2部-いわゆる二次会ですね」は「日藝生」ならではの秘密の? 根城にいき、「ヤカンビール」などという、珍奇な飲みものも登場して、土曜の夜はシンシンとふけていきました。