《第20回 東京国際ブックフェア》
会 期:2013年07月03日[水]-06日[土]
会 場:東京ビッグサイト 西展示棟
DNPブース 西1ホールNo.6-50
入場券:所定の招待券が必要です。
招待券は朗文堂でもおわけしています。
招待券が無い場合は、入場料1,200円/人が必要です。
「ミニ講演会、ミニセミナー」はDNPブース内で開催。
無料で自由参加です。
片塩二朗 ミニ講演会
《秀英体改刻の歩み いまだ止まず》
と き:07月04日[木] 14:30-15:00
ところ:大日本印刷株式会社 秀英体開発室 ブースNo.6-50
続いて、下記ミニセミナーを開催いたします。 是非、お立ち寄りください。
秀英体開発室 グループリーダー 伊藤正樹 ミニセミナー
《『秀英体 平成の大改刻』における開発概要》
と き:07月04日[木] 16:15-16:35
ところ:大日本印刷株式会社 秀英体開発室 ブースNo.6-50
同ブースの秀英体展示コーナーにて、近刊予定『100年目の書体づくり--「秀英体 平成の大改刻」の記録』(大日本印刷)の見本を展示予定です。
お忙しいところ恐縮ですが、皆さまのご参加をお待ちしております。
【詳細:東京国際ブックフェア|セミナー・イベント】7月4日中程。
【詳細:秀英体|DNP 大日本印刷株式会社】
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講演の講師を引きうけると、もともと人混みが苦手ですし、準備もたいへんです。また大恥をかくことが多く、あとで後悔することがほとんどです。
ところで、ながいあいだ秀英体に関わっていたせいでしょうか……。とても愛着があります。
今回は短い時間ですし、ちいさなコーナーで気軽なおはなしを……、と慫慂されて講演を引き受けしましたが、短い時間で、簡潔にはなしをするのは、かえって困難がともなうことを認識しました。
つまりスライドを用意したところ100枚余となり、それを最大限削りこんでも50枚を越えます。どのデータ、図版にも愛着がありますし、懐かしいおもいでもあります。
このデータ量で30分の枠には収まらないとおもいつつ、これ以上削り込むことへの逡巡があり、講演会ではおもいっきり急いでスライド転換をいたします。
そのために異例のことながら、おはなしの要点のいくつかを、ここに図版として列挙しておくことにしました。
宋朝体字様、明朝体字様の誕生・揺籃の地──南宋のみやこ、臨安の大廟前の出版街と、そこで誕生した宋朝刊本。
修復なった故宮博物院/北京紫金城内・武英殿摺印処(『康煕字典』製造の場)の鮮明写真などの紹介は、これまであまりなされなかった紹介となります。
そして、秀英体が、たんに改刻に留まることなく、これからも書物の字様と活字の歴史にまなび、あらたな展望と展開をはかる契機を提唱できたら……、と念願しています。
みじかい時間となりますが、《東京国際ブックフェア》の観覧かたがた、東京ビッグサイトDNPブースまで足をお運びいただけたら幸甚です。