《新宿私塾第24期、櫻花爛漫の春、意欲満満でスタートしました》
東京の櫻があでやかに花をつけた04月01日[火]、新宿私塾第24期が開塾いたしました。
この日の日中は新宿御苑にお花見に出かけるひとで賑やかだった周辺も、夕刻ともなると花冷えでしょうか、いくぶん肌寒くなり、いつもの静けさがもどりました。
ところが定刻から第一回目の講座が開始されると、教場はあつい熱気につつまれました。
これから半年間、ほぼ夏休みもなく新宿私塾は開講され、晩夏の09月16日に終了します。
この間、講師、塾生の先輩ともども、全力であたらしいタイポグラフィの前衛を育成するために努力しますし、25回の講座は、いずれも内容の濃いものとなっています。
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櫻前線が津軽海峡をわたって、いつの間にか北海道におよんでいました。
新宿私塾第24期第4回目、04月22日[火]は、「講義:活字組版指定基礎」(講師:鈴木 孝)でした。
180分の講座時間いっぱい、演習としての「組版指定の実際」と、課題2「組版指定」が展開していました。
この講座をつうじて「活字サイズ、字間、行間、段間」、「基本組体裁、縦・横、左右揃え、頭揃え、中心揃え」、「禁則、約物、段落字下げ、ぶらさがり組、追い出し・追い込み、行頭括弧の扱い、和・欧文混植の実際」などをまなびます。
そしてこれらの実際が、活版印刷、写植組版などの歴史のなかで醸成され、現代のパソコン組版の基礎となっていることを体験します。
こうして新宿私塾第24期は順調に進行しております。今週末の05月10日[土]は、フィールドワークとして、いったん教場をはなれて公版書籍印刷所の実際をまなびます。
これから半年後、自信にあふれた塾生の皆さんの、お顔と、お姿を、再度紹介できたら幸せです。