【新宿私塾】 新宿私塾 第26期 が陽春のもとでスタートしました

私塾26期スタート

新宿私塾第26期入塾《 新宿私塾第26期、櫻花爛漫の春、意欲満満でスタートしました 》
隣接する新宿御苑の、櫻、ミモザ、山吹などがあでやかに花をつけた04月07日、新宿私塾 第26期が開塾いたしました。

これから半年間、ほぼ夏休みもなく新宿私塾は開講され、爽秋の09月15日に終了します。
講師、塾生の先輩ともども、全力であたらしいタイポグラフィの前衛を育成するために努力しますし、25回の講座は、いずれも内容の濃いものとなっています。
半年後、自信にあふれた塾生の皆さんの、お顔と、お姿を、再度紹介できたら幸せです。

DSCN8614 DSCN8609 DSCN8619新宿私塾では、タイポグラフィにおける 「 知 ・ 技 ・ 美 」 のみっつの領域で、バランスのよい学習をモットーとしています。 それはまた 「 知に溺れず、技を傲らず、美に耽らず 」 という、つよい自戒をともないます。
この半年のあいだ、塾生の皆さんがおおきな収穫が得られるように、講師陣はもとより、200名を優にをこえた 「新宿私塾修了生」 の皆さんも、精一杯の努力と応援をいたします。

《 恒例 新宿私塾第26期 カリキュラム  表紙デザインの紹介 》

私塾26期カリキュラム新宿私塾 第26期 カリキュラム 表紙  ( Design : 講師 杉下城司さん )

新宿私塾 第26期 カリキュラムの表紙は、デジタルタイプの < アーバン グロテスク  Urban  Grotesk > です。
新宿私塾では受講期間のあいだに、和文活字でも、欧文活字でも、どちらでもかまわないのですが、できるだけ 「 My Favorite Type ― わたしのお気に入りの活字書体 」 を獲得することが勧められます。

もちろん、世上の評価がたかい活字書体でも、まったく無名の活字書体でも、「はやり書体」 でも一向にかまいません。 むしろどんな活字書体にも、避けがたく付着している 「 長所と短所 」 をみつけだし、「 長所をいかし、短所を制御する能力 」 がとわれます。

──────── 杉下城司さんのコメント
今回の書体は、スーツケース タイプ ファウンドリー  Suitcase Type Foundry  の < アーバン グロテスク  Urban Grotesk > です。
昨2014年にリリースされたあたらしい書体です。 製作したデザイナーは チェコ/プラハ の トーマス ブルーシラ  Tomáš Brousil です。
ヘルベチカの作成に際して参考にされた、フレンチ グロテスク ( ハース ) や、ノーマル グロテスク ( ハース )、また リフォーム グロテスク ( ステンペル ) といった、20世紀初頭のグロテスク系の書体を意識したあたらしい書体です。

表紙で使用した ☆ や、♢ ♡ などの約物/記号類もセットされていますし、いまでは当たり前のようなっている 「 a 」 「 g 」「 l エル 」 などのオルタネートもセットされています。
< アーバン グロテスク  Urban Grotesk > は、ヘルベチカのように、静的な方向-スタティックに洗練された書体とは違い、硬いながらも、グロテスク本来の良さを残しながら、いくぶん動的-ダイナミックに洗練された、21世紀初頭のグロテスクではないでしょうか。

【 参考URL : Suitcase Type Foundry Urban Grotesk

【友人 森郁男氏紹介】 『瞽女 キクイとハル』(川野楠己著、鉱脈社刊)

長年の友人 : 森郁男さんは、詩人にして造形家であり、とてもおこころのやさしいかたです。
このたび毎年恒例の、ご趣味の薩摩琵琶、正派 正紘会の『 琵琶演奏大会 』 のご案内とともに、 瞽女 キクイとハル 』 ( 川野楠己、鉱脈社 ) のご案内をいただきました。

ちなみに<瞽女 ごぜ>とは、「 盲御前 ( めくらごぜん )」 という敬称に由来する 女性の盲人芸能者のことです。( ウィキペディア : 瞽  女
近世までにはほぼ全国的に活躍し、20世紀には新潟県を中心に、北陸地方などを転々としながら三味線、ときには胡弓を弾き唄い、門付巡業を主として生業とした旅芸人でした。

瞽女 キクイとハル

川 野  楠 己 著
四六判 並製 325ページ
定価 : 2,000円+税
<発行元 ・ 問い合わせ>
鉱  脈  社 880-8551  宮崎市田代町263番地
TEL. 0985-25-1758  FAX. 0985-25-7286
<内容紹介>
視覚障害を持ちながら厳しい修行を続け、芸の世界に生きてきた代表的な二人の生涯に光をあてて、伝統を守り受け継ぐ人々を描く。 第51回点字毎日文化賞の著者による渾身のメッセージ。
<著者について>
川 野 楠 己  (かわの くすみ)
瞽女ゴゼ文化を顕彰する会  発起人 ・ 理事  琵琶盲僧永田法順を記録する会 ・ 元代表、 元 NHK チーフディレクター 昭和05年(1930)東京生まれ。
昭和27年(1952)NHK 入局。  平成2年(1990)定年退職。
その間の25年間 『 視覚障害者向け 』 のラジオ番組の企画制作を担当。 日本の伝統音楽を支えた視覚障害者の活躍に注目、 瞽女や琵琶盲僧をテーマにした番組を数多く制作した。
文化庁芸術祭ラジオ部門で昭和41年文部大臣奨励賞、昭和51年文部大臣優秀賞、昭和61年文部大臣芸術作品賞など3 回、放送文化基金賞 2 回を受賞。 国際コンクール、イタリア賞、日本賞にも出品した。
退職後は瞽女と琵琶盲僧の検証と顕彰をする組織を立ち上げ取り組んでいる。
平成9年には 『 今を生きる琵琶盲僧 ・ 永田法順の世界 』、『 最後の瞽女 小林ハル96歳の絶唱 』 のCDを制作し自費出版した。 2 年後には 『 仏の里の琵琶法師 髙木清玄 』 もリリースした。
【 アマゾン情報 : 瞽女 キクイとハル 強く生きた盲女性たち (みやざき文庫109)

<関連図書> 【 アマゾン情報 : 最後の琵琶盲僧  永田法順 (みやざき文庫92

 

【武蔵野美術大学 美術館 ・ 図書館】 近代日本彫刻展

Omote_F2C_0327-2[1]ヘンリー ・ ムーア ・ インスティテュート × 武蔵野美術大学 美術館 ・ 図書館 共同開催
Henry Moore Institute × Musashino Art University Museum & Library

近代日本彫刻展 ― A Study of Modern Japanese Sculpture ―

会  期|2015年5月25日[月]-8月16日[日]
休館日|日曜日、祝日 ※6月14日[日]、7月20日[月・祝]、8月16日[日]は特別開館
時  間|10 : 00-18 : 00 (土曜日、特別開館日は17 : 00 閉館)
入館料|無 料
会  場|武蔵野美術大学美術館 展示室5
主  催|武蔵野美術大学 美術館 ・ 図書館
共同企画|ヘンリー ・ ムーア ・ インスティテュート

<展覧会概要>
本展は、西欧の研究者が日本の近代彫刻を紹介するこれまでにない試みとして、エドワード ・ アーリントン教授 ( Edward Allington / ロンドン大学スレード校大学院 ) の協力のもと、リーズ ( イギリス ) にあるヘンリー ・ ムーア ・ インスティテュートによって企画され、同地にて 2015年1月18日から4月19日まで開催されました。

西欧の視座から日本の近代彫刻とその歴史を見直すことで、日英の双方が 「 彫刻 」 についての認識を深める一方で、イギリス展を契機に、西欧においても 「 近代日本彫刻 」 が新たな研究分野として確立されることが期待されます。

明治以降、西洋美術に対する理解が進む中で、彫刻とは人体をつくることであるという考え方が日本では主流になりました。 しかし一方で、日本の近代彫刻は西洋彫刻を受動的に受け入れるのではなく、西洋の塑造と日本の伝統的木彫との架橋を試みながら、「 彫刻とは何か 」 という問題を自己に問いかけることによって、独自の 「 近代日本彫刻 」 が形成されてきたと言えます。

本展 ( 日本展 ) では、森川杜園 ( 1820-1894 )、高村光太郎 ( 1883-1956 )、佐藤朝山 ( 1888-1963 )、橋本平八 ( 1897-1935 )、横田七郎( 1906-2000 ) による動植物などの自然物をモチーフとした、明治期から昭和前期までの優れた木彫作品を中心に約10点を紹介いたします。
これら日本の近代彫刻の特徴を示す作品を紹介することで、明治以降、単なる西欧化ではない独自のポジションを形成した近代日本彫刻とはどのようなものであったのか、その意義を検証します。

【 詳細情報 : 武蔵野美術大学  美術館 ・ 図書館  展覧会情報

【活版カレッジ】 2015年 春期昼間部講座 開講のお知らせ

活版カレッジ

朗文堂 アダナ ・ プレス倶楽部の直接指導により
本格的な活字版印刷術の
知 ・ 技 ・ 美 の 三領域を バランス良く学べます。

<活版カレッジ 2015年春期講座>が 櫻散りしく 04月08日[木]から開講しました。
今回は女性三名、男性一名での開講となりました。
<活版カレッジ>は、科学と、学術的根拠にもとづいた実技と実践を基盤とし、小型活版印刷機 Adana-21J ,  Salama-21A によるケーススタディ ・ メソッドをふんだんに駆使し、あたらしい時代の活版印刷の現場での、現実的  な課題の解決方法を学ぶことを目的とします。

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< 活版カレッジ 2015年春期講座 >
01月01日播種した<野沢菜>が、
開塾を待ちかねていたように、花をつけての祝福でした。

《 活版カレッジ 》 は、実技 ・ 実践を重視し、定員四名という徹底した少人数の講座です。
うれしいことに、あたらしい活版実践者、あたらしい活版造形者が着実に増加しています。
今回の講座は夜間部での開講ですが、先行お申し込みのお客様で定員となり、一般公募を経ないでの開講となりました。

次期 の夏期講座は、2015年07-09月の開講を予定しており、しばらく先となりますが、なにぶん少人数の講座ですし、すでに数名のお申し込みがあり、ここ数回、一般公募ができない状況がつづいております。
《 活版カレッジ 》 受講ご希望の方は、できるだけお早目に、朗文堂/アダナ ・ プレス倶楽部の @メール まで受講希望の意向をご連絡ください。一般公募に先だって、あらためてご案内をさしあげ、受講ご意向の再確認をさせていただきます。
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活版カレッジ
【 講座教室 】 東京都新宿区新宿 2-4-9 中江ビル   4FB  朗文堂内 ( 通学制 )
【 講   師 】   朗文堂 アダナ ・ プレス倶楽部

◎ 受講期間 3 ヶ月 木曜日 全 9 回(毎月 3 回)
※ 各コース定員 4 名(お申込先着順)

※ 毎月 第 1-3 週木曜日の開講。 第 4 - 5 週は基本的にお休みです。
※ 年末年始 ・ GW ・ 夏期休暇などに際して若干の変動があります。
◎ 徹底した少人数講座のため、お申込先着順とさせていただきます。
◎ 受講希望者多数の場合には、次期講座への予約をお勧めする場合がございますのでご了承ください。
◎ 次期の開催日時と募集の開始は、ここ アダナ ・ プレス倶楽部ニュース にて随時お知らせいたします。
◎ 《 活版カレッジ 》 受講希望の方は、お気軽に、できるだけ事前に、アダナ ・ プレス倶楽部の  @メール  まで受講希望の意向をご連絡ください。 一般公募に先だって、あらためてご案内をさしあげます。 積極的なご参加をお待ちしております。

【 基本情報 : 教室のご案内 Salama-21A 操作指導教室 活版カレッジ

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活版歳時記 ────
三椏 ミツマタ の花  四月初旬   撮影者 : 古谷昌二さんのコメント
三椏の撮影地は、秦野からバスで大山山麓の蓑毛に行き、そこからヤビツ峠に通じる山道の途中に群生していました。 富士山の写真は、ヤビツ峠から少し登った岳ノ台 ( 標高およそ900 m ) からのズームアップしたものです。 いずれも秦野市に属している地区です

三椏や  やまさと ふかく  かをりける

― よみし ひとを しらず ―

234uu 235uu 233uu 246uuみつまた ( 三椏 ・ 三叉 ) は中国原産のジンチョウゲ科の落葉低木で、わが国でも暖地に栽培されています。 その枝がかならず三つにわかれることからその名がうまれました。 樹皮の靱皮をとって手漉き紙の材料とします。
櫻にさきだって、黄色の筒型小花をつけ、つよいかおりを発するので 「 結香 ムスビキ」 の和名もあります。 中国ではその色合いとかおりをめでて 「 黄瑞香 」 とされます。

【会員情報:展覧会】 大平高之 ドローイング展

img_6ae721af5811c1a23a1a1a6fa1022cc4[1] 大平高之お知らせです。
東京 ・ 西荻窪の JUHA coffee さんで、
ドローイングの展示をいたします。
JUHA ユハ さんの珈琲やお茶と一緒に
お楽しみいただけたら幸いです。

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大平高之 
ドローイング展
2015年04月14日[火]-26日[日]

JUHA coffee  ( Click ! ) 
火-土 13 :00-23 :30
日        13 :00-22 :00
*月 休み
*平日の18-19 時は 休憩時間をいただいています。
〒167-0053 東京都杉並区西荻窪2-25-4
tel.  03-5344-9701
☆JR 西荻窪駅から 徒歩およそ05分

【 企画詳細 : o h i r a t a k a y u k i URL 】

【小西昌幸さん情報/演奏会】 北島ブリティッシュ ・ ロック ・ レジェンド ・ ナイト ★ デイヴ ・ シンクレア & ジミー ・ ヘイスティングス

デイヴ・シンクレア、ジミー・ヘイスティングス、浦千鶴子★20100509★創世ホール写真) 左から、デイヴ ・ シンクレア、 ジミー ・ ヘイスティングス、浦 千鶴子の各氏

北島 ブリティッシュ ・ ロック ・ レジェンド ・ ナイト ★
デイヴ ・ シンクレア & ジミー ・ ヘイスティングス

元 キャラヴァン ~ キャメルの デイヴ ・ シンクレア と、
元 ソフト ・ マシーン の ジミー ・ ヘイスティングス。
英国の カンタベリー ・ シーン伝説の いぶし銀コンビが、
美声ヴォーカリスト ・ 浦 千鶴子をともなって 北島町に奇跡の降臨。
関西地区では 滋賀、京都、北島町 3 カ所のみの公演!

◯ 日  時 : 2015年05月09日[土] 午後 7 時から
◯ 会  場 : 徳島県北島町立 創世ホール 3 階  多目的ホール
◯ 入場料 : 前売 3,000円 ( 当日 3,500円 )
◯ 出  演 : デイヴ ・ シンクレア ( ピアノ/キーボード )、 ジミー ・ ヘイスティングス ( サックス/フルート )、 浦 千鶴子 ( 特別ゲスト/ヴォーカル)
◯ 主  催 : 北島 ブリティッシュ ・ ロック ・ レジェンド ・ ナイト実行委員会

※ 前売りチケットは、北島町立図書館カウンターでお買い求めいただけます。 電話でのご予約もお受けしています。
※ 問いあわせ : 北島町立図書館 ・ 創世ホール ( 電話 088-698-1100 )

【 関連情報 : 徳島県北島町 北島ブリティッシュ ・ ロック ・ レジェンド ・ ナイト
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<小西昌幸さんからの@メール>
各 位
お世話になっております。 徳島の小西昌幸です。
2015年05月09日に、英国ロック界の大御所二人の国内ツアーがあり、北島町 創世ホールでも演奏会を開催することになりました。
元 キャラバン~マッチング ・ モウル ~ キャメルの デイヴ ・  シンクレア氏、元 ソフトマシーンの ジミー ・ ヘイスティングス氏の日本ツアーです。
創世ホールではこのおふたりに、美声ヴォーカリスト ・ 浦 千鶴子さんが加わります。

この催しは 例によって町の予算がついておりません。 3,000 円のチケットを 最低百枚実売する必要があります。 赤字が出たら 私と友人が個人負担するシステムです ( 暴走企画と呼んでおります )。

先日は、デイヴ ・ シンクレア氏 ( 現在京都在住 ) と浦さんが 徳島のふたつの FM 局に出演して PR しましたが、まだまだこの演奏会の宣伝を展開しなくてはなりません。 画像などをお送りしますので、ブログ、ツイッター、HP などにご自由に貼り付けていただき、ご支援いただけましたら幸いです。
そして四国近辺に愛好家のご友人がおりましたらぜひ薦めてください。 九州 ・ 福岡から来場されるかたも 1 名おいでです。
なお、チラシの中の文言 ( 惹句 )、「 宇宙の高みに美の結点を 」 は、東京の先人、片塩二朗さんが 昔用いられたフレーズを謹んで引用させていただきました。

2015年02月の山田太一さんの講演会はおかげ様で、立ち見が出る超満員 ( 約350名 ) となり、来場者人数の歴代最高記録を樹立しました。 ご支援に感謝しております。
【 関連情報 : 花筏 [講演会] 北島町創世ホール/山田太一 「 『早春スケッチブック』 がめざしたもの 」 2014年12月22日

私はいよいよあと 1 年で定年退職を迎えることになりました。 ひざが痛くなったり ( 血腫ができていました )、右耳が難聴になったり、あちこちガタがきております。 健康第一です。
友人各位におかれましては、くれぐれもご自愛ください。

小 西  昌 幸
北島町教育委員会教育次長、『 ハードスタッフ 』 編集発行人、徳島謄写印刷研究会事務局長、先鋭疾風社代表、海野十三の会副会長、59歳。

デイヴ・シンクレア、ジミー・ヘイスティングス、浦千鶴子★20100509★創世ホール デイヴ・シンクレア&ジミー・ヘイスティングス★カラーチラシ画像★最終版「ぞめき★デイヴ・シンクレア『マキノ』」20130918「徳島新聞」夕刊★執筆=小西昌幸

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< やつがれ  しるす >

かんがえてみたら、徳島の小西昌幸 ( こにし まさゆき ) さんとのおつきあいも長くなった。
徳島市の板東孝明さんに小西さんをご紹介いただいたのは、1980年代の中頃であったとおもう。
小西さんはフットワークの良いかたで、その口からはことばが、その筆からは文章がとめどなくあふれるかたであった。

したがって、最初は 〔 このひとはディレッタントに違いない。 役所づとめはいつまで続くかな 〕 とかんがえた。 ところが〔おどろいたことに〕、無事に役所を勤めあげ、間もなく定年退職となるらしい。
最近とみに高齢化と定年退職をウリにしているが、これまでこのひとをしばっていた 「 公務員 ・ 役人」というくびきがはずれたら、定年後になると、かえって若返り、けたたましくなりそうな予感 ( 悪寒 カモ ) が
しないではない。

やつがれは不器用で、子供のころにオヤジにいわれた 「 おまえは活字ばかだ 」 ということばそのまま、ひとつことにこだわり、生きてきた。
またこれまで、活字やタイポグラフィに関して、それを技芸や学問としてとらえるのではなく、興味本位、慰み半分で口にし、ひとつの通過点のようにして去っていった
ひと-ディレッタントを散散みてきた。
つまりひとときとはいえ、ディレッタントとみなした小西さんには、ときおり牽制球をはなつだけにして、適度な距離を保つようにしていた。

ところが最近、小西さんへの認識が変わりつつある。
そもそもご本人からの @メールでも、その肩書きや関与事業を、サラリと、自慢でもなく、<北島町教育委員会教育次長、『 ハードスタッフ 』 編集発行人、徳島謄写印刷研究会事務局長、先鋭疾風社代表、海野十三の会副会長、59歳>としるすほどのひとである。 ふつうなら嫌みとなるほどのものでしかない。

今回のイベントも、<北島 ブリティッシュ ・ ロック ・ レジェンド ・ ナイト ★>と、いかにもロック世代らしくしるさずにはいられないようである。
どちらかというと ジャズ世代のやつがれは 苦笑するしかないし、ロック ・ コンサートに、爺さま ・ 婆さままで動員したければ < 懐かしのイギリス ・ ロックの夕べ ★> とでもしたほうが良かろうとおもう。
ところがそこはディレッタント小西のことゆえ、<北島 ブリティッシュ ・ ロック ・ レジェンド ・ ナイト ★>と、先鋭疾風のごとく、阿修羅のごとく、ヲメクことなくば気がすまないのでのであろう。またメールの文中に二行ほどやつがれに関して ( 余計な ) 記述がみられたが、そのままにしてご紹介した。

そもそもディレッタント小西が仕掛けるイベントは、いつもこんな具合である。
>この催しは 例によって町の予算がついておりません。
>3,000 円のチケットを 最低百枚実売する必要があります。
>赤字が出たら 私と友人が個人負担するシステムです ( 暴走企画と呼んでおります )。

はなからスノッブだとはおもわなかったが、ディレッタントもここまでくると本物である。 小西昌幸さんは、まさしく本物の好事家であり、本物のディレッタント-好き者、物憑きである。
徳島には ジャストシステムにお世話になった関係で、友人知人が多い。 また四国全土の友人のみなさまも、あげて、ぜひとも、 <北島 ブリティッシュ ・ ロック ・ レジェンド ・ ナイト ★> にご参加をたまわりたいゆえんである。

【お客さまご訪問】中華書局:李 晨光氏、商務印書館(香港):毛 永波氏

DSCN8622《 2015年04月03日〔金〕、おふたりの中国の印刷 ・ 出版人がご来社に 》
朗文堂 アダナ ・ プレス倶楽部のホームページをプリントされ、それを提示されながらの、ほとんどノーアポでのご訪問でした。
日本で<活版ルネサンス>の動向が顕著なことと、朗文堂 アダナ ・ プレス倶楽部のうわさわ聞きつけてのご訪問でした。

◎ 写真左) 李 晨光 さん ( 中華書局  デジタル出版センター主任 )
◎ 写真右) 毛 永波 さん ( 商務印書館〔香港〕有限公司 取締役 ・ 副編集長 )

おふたりは <第18回 東アジア出版人会議 > のパネラーとして来日され、その寸暇をぬすんでのご訪問でした。
おふたりの 報告事項 は以下のとおり。

◎ 李 晨光  中華書局の古籍デジタル化と『中華経典古籍庫』
中華書局は中華人民共和国の代表的な出版社。
1912年(中華民国元年 ・ 大正元年)に 陸 費逵 ( 伯鴻 ) によって上海で設立された。
小学校や中学校の教科書の出版を中心とした出版社で、古典籍や、自然科学書 ・ 社会科学書 ・ 文芸書 ・ 参考図書類も手広く印刷出版している。
1954年05月に北京に本社を移転した。現住所は、北京市豊台区太平橋西里38号。

◎ 毛 永波  香港商務印書館のデジタル出版の歩みを追う
商務印書館は中華人民共和国の代表的な出版社。
上海租界(外国租借地)にあった米国美華書館
American Presbyterian Mission Press)の職員であった、夏 瑞芳、鲍 咸恩、鲍 咸昌、高 鳳池ら四人が、米国籍の長老会牧師 George Field Fitch ( 中国表記 : 費啓鴻、1845-1923 ) の支援をえて、1897年(清朝光緒期 ・ 明治30 ) 02月11日に上海において設立された。
現在は本社を北京王府井におき、支社網を全土に置き、商業印刷にとどまらず、総合出版 ・ 印刷所として中国第一の規模をほこる。

DSCN8627《 デジタルプリントの話題はほどほどに、中華書局 : 聚珍倣宋版、商務印書館 : 倣宋体活字で話題がおおいに盛りあがる 》
中華書局には 「 聚珍倣宋版 」 があり、商務印書局には 「 倣宋体活字 」 という、すぐれた本文用活字書体がある。
このふたつの活字書体はわが国にも昭和前期にもたらされ、中華書局系は名古屋 ・ 津田三省堂らによって 「 宋朝体 」 の商品名で発売された。 商務印書館系は大阪 ・ 森川龍文堂によってもたらされ、「 龍宋 」 の商品名で発売されていた。

この宋王朝刊本字様に淵源を発する活字書体を、故 ・ 毛沢東首席が好んだ ことは紹介した。
また現代中国では、宋体 ( わが国の明朝体 ) にかえて、倣宋体 ( わが国のいわゆる宋朝体 ) が再評価されている。
たまたま小社でも 「 宋朝体研究 」 が進行中で、その資料をみたおふたりとも、おおいに驚き、喜んでいただいた。
どうやらデジタルメディアに職掌上たずさわっていても、やはり印刷 ・ 出版人の < 活字好き > は日中ともに変わらないようであった。

【 関連情報 : 花筏 宋朝体活字の源流:聚珍倣宋版と倣宋版 01-04 】 
聚珍倣宋版表紙DSCN0892 DSCN0895 活字組版印刷見本帳 『 聚珍倣宋版式各種様張 』 と、創成者 : 丁 輔之 と 丁 善之

【展覧会】 金継ぎ 樋口明美さん-こまや道楽 みちをたのしむ

水野絵柄 水野宛名面

<プロフィール 樋口明美>
金継ぎ職人。
不幸な事故にあってしまった愛用の器を助けるべく、金継ぎ修行に専念。
食器が生まれ変わって新たに愛用できるのはいいけれど、
新しい器にうふうふと微笑みかけられれば 「 はいはい、うふふ 」 と
仲良くなって・・・・・
これ以上増えるとダイニングボードに収まりきらなくなる、
ダイニングボードを広げるとリビングに収まりきらなくなる、
のが、現在悩みの種。  

【 企画詳細 : うつわ つくろい こまや  樋口明美

【展覧会】 直前情報再掲載/ヴァチカン教皇庁図書館展Ⅱ-印刷博物館 and More

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ヴァチカン教皇庁図書館展Ⅱ
書物がひらくルネサンス

会      期 : 2015年04月25日[土]―07月12日[日]
休  館  日 : 毎週月曜日( ただし05月04日[月 ・ 祝]は開館 )、05月07日[木] 
開館時間 : 10 : 00 - 18 : 00 ( 入場は 17 : 30まで )
入  場 料  : 一般 800円、学生 500円、中高生 300円、小学生以下無料
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「 ヴァチカン教皇庁図書館展 ― 書物の誕生 」 (2002年) 開催から13年目となる2015年。
〈 書物 〉 と 〈 ルネサンス 〉 をテーマに 第 2 回展を開催します。

 
ヴァチカン教皇庁図書館が誕生した時代、書物の再生がルネサンスとともに到来しました。旧来の手写本や、新たに登場した活字本、そして書物を飾ろうという要望にこたえて生まれた木版 ・ 銅版画は、書物の輝きを推進する役割を果たします。

本展では、ヴァチカン教皇庁図書館所蔵の中世写本、初期刊本、地図、書簡類計21点を中心に、印刷博物館および国内諸機関所蔵の書物を加えた計69点を展示、ルネサンス精神の比類なき生き証人である書物の魅力に迫ります。
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<おすすめ企画/ヴァチカン図書館展Ⅱ 関連講演会>

06月27日[土]
対談企画 「 アルド ・ マヌーツィオの魅力 」
雪嶋 宏一 ( 早稲田大学教育 ・ 総合科学学術院 教授 )
白井 敬尚 ( グラフィックデザイナー  白井敬尚形成事務所主宰 )

会 場  :  印刷博物館 グーテンベルクルーム ( 地階 )
時 間  :  14:00-16:00 ( 終了時間は予定です )
料 金  :  無料 ( 企画展にご入場の際は、別途入場料が必要です )
定 員  :  80名 事前申込制 先着順
【 講演会申込フォーマット : 「 ヴァチカン図書館展Ⅱ」 講演会

──────────  餘談ながら 〔 初出では S 氏 、K 氏としたが、ここでは本名でしるす 〕

【 初  出 : タイポグラフィあのねのね*013 マインツとグーテンベルク 2011年08月11日 】
【 再掲載 : タイポグラフィ あのねのね*014 アルダス工房、ドベルニ&ペイニョ、アーツ&クラフト運動 2014年12月01日 より部分】

活字版印刷術 タイポグラフィ と 情報は、水の流れにも似て……
五体と五感をもちいたアルチザンの拠点

烏兎匆匆か、はたまた 光陰矢のごとしか
◎ おあとは、よろしいようですね! ◎

デザイン界に、いまだ充実した 「 教科書 」 が不在だったころのはなしである。 そうふるい話しではない。 1997年のこと。
京都のさる美術大学が、四年制の通信教育学部をつくろうとなったとき、あたりまえといえばあたりまえだが、所轄官庁から 「 教科書 」 の製作を強くもとめられた。
そのタイポグラフィ篇の教科書の執筆を依頼されたが、単独執筆では偏りを生ずるおそれがあったので、白井敬尚氏、河野三男氏に依頼して、03名で共同執筆にあたった。

執筆に取り組んで、あらためておどろいた。 当時の美術大学や藝術大学 ( くどいようだが1997年のこと )には、どこにも、デザインの教科書はもとより、先行資料といえるようなまとまった資料はなかったのだ。 先行資料が無いということは、ある意味では提灯も無く暗い夜道を歩むようなものであった。

そのため、まったく手探りで、「 デザイン教育用の教科書 」 をまとめなくてはならなかった。 そのツメの段階にきたとき、資料不足が明確になったので、筆者を含む03名で、ヨーロッパ駆け足取材 ( 費用は各自負担だったケト ゙ ) を計画した。

執筆と旅行の準備に追われていたある日、白井敬尚氏が血相を変えて駆け込んできた。
ゲーテ 『 イタリア紀行 』 に,アルダス ・ マヌティウス 〔 アルド ・ マヌツィーオ 〕 の工房が、「 ベネツィアのサンセコンド2311番地 」 にあることが紹介されている、と興奮した面持ちでかたった。
18-19世紀の文豪 ゲーテ ( Johann Wolfgang von Goethe  1749―1832 ) が記録したその記録が、現在もまだ有効な資料かと半信半疑ながら、「 ヴェネツィア、サンセコンド2311番地 」 の名前だけは咒文のように記憶して出かけることになった。
20141203152153278_0001ともかく慌ただしい旅 ( 珍道中ともいえる ) であった。  ドイツに入り、パリを経由して 列車でスイスに、そしてまた列車でイタリアに入った。
イタリアでは拠点を パドヴァ のちいさなホテルにおいた。 すなわち長靴形のイタリア半島を上下に移動するのではなく、半島の付け根を左右に行ったり来たりした。
ミラノから取材をはじめ、翌日にはヴェローナのタイポグラファの友人、マルチーノ ・ マーダシュタイク氏からさなざまな支援を受けた。

当然、ヴェネツィアのアルダス工房の所在地も聞いたが、
「 ヴェネツィアのどこかに、いまもアルド ・ マヌッツィオ ( マルチーノの発音 ) の工房があることは聞いた気がするなぁ」
程度の曖昧な回答だった。

そこで、やはり ヴェネツィアに行くしかない……、 となった。
いまならグーグルマップで即刻詮索だろうが、この取材は1997年のこと。
ヴェネツィア駅に降り立って、すぐに詳細な街路図を購入して、駅前広場で地図をひろげて03人による鳩首検索。
おなじ列車で着いた旅行者は四散して、駅頭からすっかりひとがいなくなったのに、まだ駅前でただただ地図とにらめっこをしている奇妙な日本人が03人。
「あった~! ココにある」。
やはり最初に豆粒のような街路図から 「 サンセコンド 」 の名を見つけたのは白井敬尚氏だった。

さっそく いくつかの橋を ( 駆け抜けるように ) わたって 「 サンセコンド通り 」 に駆けつけた。
それからの興奮、舞いあがりのさまをしるすのは ( あまりに恥ずかしいから ) 控えよう。
ともかく03人は、いまはヴェネツィアン ・ グラスの工房 ( 写真向かって左 ) と、ブティック ( 写真向かって右 ) になっているこの建物に、( 買い物のふりをして ) 押し入り、仔細に ( 柱の1本1本に頬ずりをし、壁もナデナデして ) 内部構造もミタ。

まことに奇跡ではないかとおもった。 520年ほど以前 ―― わが国では足利幕府の時代、すなわち1495年ころから この工房は活動を開始し、20年余にわたって133冊 ( 種類 ) の評価のたかい書物をのこしている。 その工房がそっくりそのまま地上にのこっているのだから、高松塚古墳 モトイ ポンペイの遺跡が発掘されたときよりおどろいた !?

それから筆者はここを都合04回訪れ、いつもお義理でヴェネツィアン ・ グラスの安いものを購入していた。 そのため工房のあるじとも親しくなった。 店主はいかにも技芸の街、ヴェネツィアのアルチザンといった朴訥 ボクトツ なひとで、
「 最近、日本人のデザイナーが良く来る。 かれらは丁重で、必ず名刺を出して、死ぬほど写真を撮りまくる 」
と ( いうようなことを ) ボソボソとかたっていた。 それでも気のせいか、この建物に入ると、いつも活版インキ独特の甘い残り香をかんじていた。 なによりも、この 「 サンセコンド2311番地 」 の 建物正面の壁面には、重重しく銘板が埋め込まれており、以下のような文言がしるされている。

その名があまねく知れわたりし マヌティウス家の啓蒙者
アルダス ・ マヌティウス
このヴェネツィアの地にて 優れし印刷術に 身も心も捧げたひと

大学側の最初の説明では、通信教育学部の発足までに、各教科、都合10冊の教科書をつくることが必要だとされた。 吾吾03人組はなにはともあれ締め切りは守った。
それにしても……、常勤の大学教員はただただ傍観するだけ、その間なにもしなかったなぁ。 それがして、それまで美術大学に教科書が無かった理由かもしれない。

ともあれ、発足までに間にあったのは、吾吾が担当したタイポグラフィ篇と、別の著者によるイラスト篇だけだったようだ。 のこりの教科は、大学当局が監督官庁となんとかうまく話しあったのだろう。
したがってこのふたつが取りあえず合冊されて、『 情報デザイン演習Ⅰ 情報デザインシリーズ Vol.1  イラストレーションの展開とタイポグラフィの領域 』 と、えらく長い ( 大仰な ) タイトルがつけられて、1998年(平成10)04月01日に発行され、四年制の通信教育学部の発足をみた。
そして、それから数年もたたずに、あちこちの美術大学や藝術大学に 「 教科書 」 がもうけられるようになった。 わが国には <ちいさく右へ倣え> のふうがある。

【 詳細情報 : 凸版印刷 印刷博物館

【新宿私塾】 新宿私塾第25期 全課程を修了いたしました。

私塾25期修了新宿私塾第25期終了

《 新宿私塾第25期は、澄みきった青空のもとでスタートしました 》
あっぱれ日本晴れの日でした。抜けるように碧い空のもと、新宿私塾第25期は2014年09月30日[火]からスタートしました。

ウェブ系デザイナーの男性が多かった24期にくらべ、25期はどちらかというと、企画立案やグラフィックデザインを職とするかたが多く、男女比もバランスがとれていました。
それでも宿私塾第25期生は、これまでの塾生諸君とおなじように、とても意欲的で、向上心と個性のつよい若者がたくさんあつまりました。

入塾25期9.30新宿私塾第25期は2014年09月30日[火]スタート。ふり返ると皆さん表情が硬いですね。

ここには、現役の藝術 ・ 美術大学の学生、一般大学の学生もいます。 もちろんすでに造形者としての職業人も、異分野で活躍する職業人もいます。
それでも造形者、タイポグラファとして、いっそうの向上をめざすという一点において、こころざしをおなじくする仲間であることを確認しました。
ですから短い開塾セレモニーのあいだに、次第に緊張がゆるみ、笑い声ももれるようになりました。
──────────
新宿私塾では、タイポグラフィにおける 「 知 ・ 技 ・ 美 」 のみっつの領域で、バランスのよい学習をモットーとしています。 それはまた 「 知に溺れず、技を傲らず、美に耽らず 」 という、つよい自戒をともないます。
新宿私塾第25期は、爽秋の2013年09月30日にスタートし、早春の2015年03月17日に修了しました。この半年間、ほぼ正月休みもなく新宿私塾は開講されました。

この半年のあいだ、塾生の皆さんがおおきな収穫が得られるように、講師陣はもとより、200名を優にをこえた 「新宿私塾修了生」 の皆さんも、あたらしいタイポグラフィの前衛を育成するために努力してきましたし、25 回の講座はいずれも内容の濃いものでした。

開塾から半年後、修了式当日の、自信にあふれた塾生の皆さんの、お顔と、お姿を紹介しました。
出会いはうれしく、別れはさびしいものです。 それでも皆さんは多くの収穫をもって新宿私塾を修了され、造形界の前衛としておおきく羽ばたき、旅だっていきました。
新宿私塾は、タイポグラフィの前衛としての連帯感をもって、修了生の皆さんをいつでもあたたかく迎えますし、活躍のようすを見守り続けます。

額田王の開花

額 田 王   ぬかたのおおきみ
冬ごもり 春さり來れば 鳴かざりし 鳥も來鳴きぬ 咲かざりし . . . . . .

《 新宿私塾 第25期 カリキュラム 表紙デザインの記録 》
プリント

私塾26期募集終了今回は一般公募は実施いたしません。 ご了承ください。

【 関連情報 : [新宿私塾] 第25期がスタートしました 2014年10月01日 】
【 関連情報 : 新宿私塾 & 活版カレッジ いつものとおり、熱く、堅実に、淡淡と開講中です。―― +次期公募状況のお知らせ 2015年02月02日 】

【活版カレッジ】 冬期昼間部講座 全課程を修了しました。

活版カレッジ < 活版カレッジ 冬期講座 > は、2015年01月08日から開始され、03ヶ月間、全09回の講座がつづき、03月19日に修了いたしました。
ここのところ、< 新宿私塾 > の修了生が < 活版カレッジ > へ、その逆に、< 活版カレッジ > の修了生が < 新宿私塾 > へと、両講座の交流もめだったきました。
ともかく < 活版カレッジ > は04名という徹底した少人数の講座ですので、第一回目の講座終了時点で、すでに造形者としての連帯感がめばえるようです。 DSCN7934DSCN7516DSCN7947 <活版カレッジ>は、朗文堂 アダナ ・ プレス倶楽部の直接指導により、本格的な活字版印刷術の知 ・ 技 ・ 美 の 三領域を バランス良く学べます。
また、科学と、学術的根拠にもとづいた実技と実践を基盤とし、小型活版印刷機 Adana-21J ,  Salama-21A によるケーススタディ ・ メソッドをふんだんに駆使し、あたらしい時代の活版印刷の現場での、現実的な課題の解決方法を学ぶことを目的とします。

次回講座の開講は、2015年04月夜間部、2015年07月夜間部での開講を予定しております。
なにしろ04名という少人数での講座です。 ご関心のあるかたは、できるだけ早めにご一報いただきますと、受講が確実となります。

今回の 「 2015年冬期講座受講者 」 の皆さんは、お若いかたばかり、男性女性各二名でした。 最終日の03月19日は 「 多色刷り 02 」 の講座が続きましたが、さすがに皆さん別れがたいおもいがあって、ちいさな 懇親会 兼 お別れ会 を開催されました。
それでも 《 活版カレッジ 》 修了生は、ほぼ毎月 < 活版カレッジ アッパークラス > が開催されていますし、さまざまなイベントでの再会や、もはや伝説と化しつつある < お餅と餃子の忘年会 > はますます盛況です。 これからも、しばしばお会いできますね。

額田王の開花

額 田 王   あかねさす  紫野行き  標野行き  野守はみずや  君が袖振る

【 基本情報 : 教室のご案内 Salama-21A操作指導教室 活版カレッジ
【 関連情報 : 活版カレッジ、Salama-21A 操作指導教室 & 新宿私塾 いつものとおり、熱く、堅実に、淡淡と開講中です。―― +次期講座応募状況 】 

【アダナ・プレス倶楽部】 第18回 活版ルネサンスフェア開催! 終了しました

活版ルネサンスWeb

*   *   *
と き * 2015年03月27日[金]  28日[土] 13 : 30 ― 19 : 00
ところ * 朗 文 堂 4F-B
160-0022  新宿区新宿2-4-9  中江ビル 4 F
Telephone  : 03-3352-5070
[ 来場ご案内マップ ]
*   *   *
 春うらら、梅たよりもチラホラきかれる良い時候になりました。
いよいよ創作の春がはじまりました。 皆さまお元気にてご活躍のことと存じます。
《 活版ルネサンスフェア 》 は、通常 春と秋の 2 回にわたって開催され
アダナ ・ プレス倶楽部会員、活版造形者、活版ファンの皆さまを対象に
活版印刷関連の新製機器と、資材、そして一部は中古品の
活版関連機材 ・ 資材の 展示即売会 です。
手狭な会場ながら、 貴重アイテム、 マニアックな商品が溢れています!
春の創作シーズンに、このチャンスをぜひともお役立てください。
[ 東京都公安委員会許可 第304380708865号 ]

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話題沸騰 !!
発売一周年をむかえた アダナ式小型活版印刷機 Salama-21A を
会場でご体験、ご覧ください。
Salama 4cWebsala22630 sala22657 sala22663朗文堂 アダナ ・ プレス倶楽部の製造 ・ 販売による 〈 アダナ式小型活版印刷機  Salama-21A 〉はもとより、新品の活版印刷関連機器、独自企画開発商品と、活版印刷所で長年の使用に耐えてきた優秀な中古品もドッサリ用意いたしました。

活版印刷のサポーターとして、アダナ ・ プレス倶楽部ならではの、懇切丁寧な使用方法の解説もいたしますので、狭い会場ながら魅力溢れる展示販売会となります。
春の創作シーズン、展覧会シーズンの到来に合わせて、創作に活用できそうな機材の補充、実製作での疑問の解決、技術の向上に、どうぞこの 《 活版ルネサンス フェア 》 をご利用ください。

《 今回の主なご紹介アイテム   順不同 》
―― 商品の一部に、現品限りのものがございます。売り切れの際はご容赦ください。
新開発 アダナ式小型活版印刷機 Salama-21A /新開発 圧盤用ラバー ・ クッション胴張りセット/活版専用ピンセット新旧/ジャッキとジャッキハンドル新旧/KMT全自動活字組版機(日本語モノタイプ)活字母型庫 8pt, 9pt, 10pt  明朝体/罫線各種/くじら尺/特製組みつけ台/金属インテル各種/活版用強力磁石/特製組版ステッキ、中古組版ステッキ/ファニチュア各種/工具類(ブレース鋏 ・ 鳥居鋏 ・ 罫切り鋏)/罫切り器/各サイズ込め物セット/活字倍数尺/特製ムラ取りハンマー&ならし木セット/ブロッキング防止パウダー/特白ウェス/無臭洗い油/インキ ・ ハンド ・ ローラー/インキべら/インキ ・ パッド/ゴム ・ ローラー ・ メンテナンス剤/オイルベース活版用インキ各色(1 キロ缶、特製200グラム缶)/活版用墨青口インキ/ラバー ・ ベース ・ レタープレス用インキ/版画用メタルベース(19.68ミリ、19.70ミリ)/樹脂版用メタルベース(21.89ミリ、23.39ミリ)/特製五号サイズメタルベース箱入りセット/特製カタ仮名活字 アラタ1209/輸入欧文活字スキームセット/輸入オーナメント活字各種/凸版用スプレーボンド/特製文選箱/中古文選箱新旧各種/文選箱ストッパー/セッテン/特製文選箱立て/特製ミニ組みゲラ/中古組みゲラ/特製ミニ置きゲラ/中古置きゲラ/特製ミニスダレケース棚/活字サイズ照合キット

 その他掘り出しもの、在庫限りの貴重アイテムがどっさり。
皆さま、友人・ 知人と誘いあわせてのご来場をお待ちしております。

【会員情報】 杉本昭生 小型本の世界Ⅵ

朗文堂 アダナ ・ プレス倶楽部会員、京都在住の杉本昭生さん製作の小型本 ( いわゆる豆本 ) 紹介の 第六弾です。  今回のご紹介は以下の二冊です。

1 )  森  鷗 外  『 電車の窓 』
2 )  夏目 漱石   『 夢十夜より-第三夜- 』

ともすると小型本の製作者は、なによりも小型であることと、装本のおもしろさにこだわりがつよいあまり、そのテキストが、読書のための 判別性 Legibility と、可読性 Readability を失っていることがみられます。
ところが杉本さんは、もともと読書家ですので、たとえ小型本であろうと、テキストを厳選し、みずからも読み、読者にも読んでもらおうというつよい意志を感じます。
DSCN8507 DSCN8513 DSCN85171 )  森  鷗 外  『 電車の窓 』
『 電車の窓 』 は森鷗外の小品です。
偶然おなじ市電に乗り合わせた女の寂しげなようすがきにかかり
あれこれ想像して書いた、いわば作者の妄想小説です。
小説の感想をいうならば
いつの時代も美しい女性は男の眼をひくものであること、
おおかたの男性は電車内で前の席に座った女性の行動を観察し、
その日常をいろいろ想像していること . . . . . . などなど。
なんの予定もない雨の日曜日にでもご一読ください。

DSCN8501 DSCN85042 )  夏目 漱石   『 夢十夜より-第三夜- 』
「 こんな夢を見た 」 という書き出しで知られる 『 夢十夜 』 は
明寺41年07月25日から08月05日まで 『 朝日新聞 』 に連載されました。
漱石としては珍しい幻想的な作品です。
第三夜は、淋しい道を子供を背負って歩いている 「 自分 」 と
背中の子どもとの会話が中心で、圓朝の怪談話を聞いているような気になります。

 < 既出紹介 >
【 リンク : アダナ・プレス倶楽部ニュース 杉本昭生 小型本の世界Ⅰ 】
【 リンク : アダナ・プレス倶楽部ニュース 杉本昭生 小型本の世界Ⅱ 】
【 リンク : アダナ・プレス倶楽部ニュース 杉本昭生 小型本の世界Ⅲ 】
【 リンク : 活版 à la carte 杉本昭生 小型本の世界Ⅳ
【 リンク : 活版 à la carte 杉本昭生 小型本の世界Ⅴ
【 リンク : 活版 à la carte 杉本昭生 小型本の世界Ⅵ

【会員情報】 ヘルムート・シュミットさん、 typographic reflection 11-man made nature made 刊行

展覧j会 reflections 展覧会1 展覧会2 展覧会3 展覧会ベルリンの壁シリーズ 展覧会福島シリーズ 展覧会ラスト

DSCN8475

typographic reflection 11
man made  nature made

255 × 250 mm  中綴じ 36 p
モノクロ スミ 1c
2015年03月発行  非売品

大阪で活躍する造形者のヘルムート ・ シュミットさん。
このごろではニコール ・ シュミットさんも加わり、
かててくわえて、ニコールさんのご主人/長谷川 哲也さんも加わり
二世代 四人の造形者の すばらしいデザインユニットとして
Helmut Schmid Design に進化 ・ 発展しました。
そんなユニットが自主製作されている typographic reflection も
いつの間にか11号を数えるまでになりました。
閲覧ご希望のかたは、朗文堂においてもバックナンバーをご覧いただけます。

【 関連情報 : 朗文堂ブックコスミイク 『 japan japanese 』
以下の情報は『 japan japanese 』に関して2011年12月14日-13年03月21日まで、都合09回にわたって掲載された記事を、降順に並べ替えて掲示した。

【会員情報】 エディション・ノルト 秋山 伸さんからのお知らせ

独自の作風と、飄飄としたお人柄の造形者 : 秋山 伸さん。
秋山さんのかつてのスタジオ < シュトウッコ > は、朗文堂から徒歩二分ほど、
おなじご町内の間柄でした。

現在は新潟県に製作の本拠地を移動されてさびしい限りですが、
精力的な活動をつづけられ、ときおり丹念な情報をご送付いただいております。
その一部をここにご紹介いたします。


エディション・ノルト  edition nord

〒949-7316 新潟県南魚沼市
T/F : 025-788-0576
www.editionnord.com  twitter : editionnord

──────────
エディション ・ ノルトより
出版 ・ デザインに関するお知らせ

1 : 新刊について
2 : デザインワークについて
3 : その他/受賞 ・ 寄稿

1 │
昨年末から今月にかけて3冊の本を出版しました。
──────────
otk 003
大竹伸朗展 : ニューニュー
http://www.editionnord.com/jp/otk003.html
全国の書店で販売開始しました。
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szk 001
鈴木理策 : Stream of consiousness
http://www.editionnord.com/jp/szk001.html
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で先行販売されています。
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stc 001.11
平山昌尚 : 5522
http://www.editionnord.com/jp/stc001_11.html
現在、店頭在庫のみとなっています。 お早めにどうぞ。
既刊 「 3444 」 もよろしくお願します。
sa──────────
2 │
昨年末から2月にかけて始まった 3 つの展覧会と
せんだいスクール ・ オブ ・ デザインの最終イベントの
告知印刷物のデザインを担当しました。

越後妻有里山現代美術館 [ キナーレ ] の 「 Beyond the Clouds : 雲の向こうに 」
チラシ、招待状、チケット等を一緒に面付けし、刷り出しをポスターにしました。
http://smcak.jp/
kinare-2_IMG_0237-lowkinare-1_IMG_0233-low

東京都現代美術館の 「 未見の星座 : つながり/発見のプラクティス 」
フローティング ・ タイポグラフィ。 アイテムごとに刷り色を変えています。
http://www.mot-art-museum.jp/
mot-2_IMG_0209-low mot-4_IMG_0219-low
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館の 「 鈴木理策写真展 : 意識の流れ 」
フローティング ・ タイポグラフィ。 異なる素材の 2 枚の紙が貼り合わされたチラシ。
http://www.mimoca.org/ja/
mimo-1_IMG_0261_2-low mimo-2_IMG_0265_2-low
せんだいスクール ・ オブ ・ デザイン 「 ラップアップシンポジウム 」
ポスター/チラシ。  A1 → A4 に折り、膨らんだ側面にスプレー彩色。
http://sendaischoolofdesign.jp/archives/18077
IMG_5750-ssd-re-low──────────
3 │ その他

「 STREET RAMBLER 」 で中藤毅彦さんが、第24回林忠彦賞を受賞されました。
デザイン : エディション ・ ノルト │ 発行 : ギャラリー ・ ニエプス
http://www.hayashi-award.com/
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helmut schmid design 発行の「 typographic reflections 11 」 が刊行されました。

秋山が 「 反伝達、制約と逸脱、笑い、非力さ 」 を寄稿しました。  
http://www.hsdesign.jp/
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【 既出情報 : エディション・ノルトより 出版 ・ 展示 ・ イベント に関するお知らせ 2014年08月19日 】 

【ご冥福をお祈りいたします】 GKデザイングループ会長 栄久庵 憲司氏が永眠されました

栄久庵 憲司氏遺影栄久庵 憲司 遺影 1929-2015年
法名  光蓮社曄譽上人宙道憲司和尚

美を求めることにより、モノの具えは生きるべき道を得て
正しい道具となるのです。 そして、人はその道具を通じて
自らの生きる道を拓くことができるのです。

鳳が翔く『 栄久庵 憲司と GK の世界  鳳が翔く 』 ( 世田谷美術館 2013年07月 )

GK デザイングループ会長 栄久庵 憲司氏が 2015年02月08日に永眠されました。
本葬儀は社葬をもって 03月17日[火]
大本山 増上寺 大殿 にてとりおこなわれました。
ここに謹んでご報告申しあげます。

【展覧会】 宇都宮美術館 遊亀と靫彦 ─師からのたまもの・受け継がれた美─

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◯ 会    期 : 2015年04月05日[日]-05月17日[日]
◯ 開館時間 : 午前09時30分-午後05時(入館は午後04時30分まで)
◯ 休 館  日: 毎週月曜日、(ただし5月4日は開館)、および4月30日[木]、5月7日[木]
◯ 観  覧  料 : 一般900円
──────────
端正な線と豊麗な色彩で多くの歴史人物画を残した安田 靫彦(やすだ ゆきひこ 1884-1978)。
その愛弟子で、モダンで新しい日本画表現に果敢に挑んだ小倉遊亀(おぐら ゆき 1895-2000)。
二人の画家は、共に近代日本画の歴史に大きな足跡を残しました。

奈良女子高等師範学校卒業後、教鞭をとりながら絵画制作を続 けていた遊亀は、1920年(大正9)、靫彦に入門。 遊亀独自の絵画世界へ向けて確かな一歩を踏み出しました。
そして、この師弟をつないだともいえるのが、「 大和の生き字引 」 といわれた歴史学者、水木 要太郎(みずき ようたろう 1865-1938)でした。 水木は、靫彦が奈良に内地留学した際に親しく交流を持ち、また、遊亀の高等師範学校時代の恩師でもありました。

本展覧会では、安田靫彦、小倉遊亀、それぞれの名品をご覧いただ き、さらに、広範囲な文物のコレクターでもあった水木の旧蔵品から、 二人と関係する作品や資料を展示いたします。 また、宗達など古人の残した作品の研究を重ね、自らの制作に生かした靫彦の遺愛の古美術品なども取り上げます。

こうした様々な視点から安田靫彦と小倉遊亀をご覧いただくことにより、それぞれが生み出した美と、師から弟子へと引き継がれたものを感じ取っていただく、またとない機会となるでしょう。
【 関連情報 : 宇都宮美術館 企画展

<次回展のお知らせ 詳細紹介は後日>20150323141331112_0003

 

【アダナ・プレス倶楽部】 Romano Hänni さん & King of ADANA Land, Alan Bringnull さんのカードをご紹介

年末から年初にかけて、たくさんの皆さまからクリスマス ・ カード、年賀状などをいただきました。
旧暦でのお正月(春節)をむかえた国や地域の皆さまとの、
グリーティングカードのやりとりも一段落いたしましたので、ここであらためて仕切りなおし。

アダナ ・ プレス倶楽部がいただくのは、おおくは活版印刷によるものですが、心のこもった、すばらしいものばかりでした。 ありがとうございました。
国内の皆さまのカードもご紹介したいところですが、そうすると数百枚の数にのぼり、またご住所などは、せっかく配慮をこらしたものでも、情報管理に配慮して削除せざるを得ません。
そこでスイスとイギリスからの、おふたりのカードをご紹介させていただきます。
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romano01 romano02
2015年、スイスの活版印刷造形家/ロマノ ・ ヘニ (Romano Hänni ,  1956-)さんのカードです。
ヘニさんは昨年の10月に来日、個展を開催されて、たくさん日本での友人をつくられました。
下掲写真はその際小社を訪問されたときのものです。


【 ロマノ ・ ヘニ URL : Romano Hänni  Studio for Design 】  鮮明画像がたくさん掲載されています。 
【 関連情報 : スイスの活版印刷造形家 : ロマノ・ヘニさんが来社されました
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カード ありがとう&よいお年を 手製封筒King of ADANA Land, Alan Bringnull さんのカードです。
イギリスのブリンヌルさんは、アダナランドの御領主としてのご公務 !?  でお忙しくされておられます。
そのいっぽう活版アトリエにこもって < Rambling Urchin-ワンパク坊やのお散歩 > という名前の造形活動も余念がありません。

いつもながら、ブリンヌルさんの 「 航空郵便用封筒 」 も、作品袋も、すべて手づくりというこったものです。 今回は日本語のごあいさつも同封されていました。

【 関連情報 : 活版凸凹フェスタ*レポート13  2012年08月06日

【朗文堂ブックコスミイク】 出版記念講演会 髙野 彰 『洋書の話』を語る-終了しました。

【 プリント用 PDF   lecture_takano
講演会web

【 出版記念講演会 】
髙 野 彰 『 洋書の話 』 を語る
◯ 日   時  :  2015年03月14日[土] 14:00 - 16:00 
◯ 会   場  :  東洋美術学校 D 棟 学生ホール
◯ 主   催  : 朗 文 堂
◯ 後   援  : 学校法人 専門学校 東洋美術学校 産学連携事務局

※ 終了いたしました。 ご来場ありがとうございました。
──────────
P1160931 P1160924 P1160929[ 会場写真提供 : 中村将大さん ]

【上海会員情報】 成果のおおかった2014年、そして …… 畠中 結さん/楊 黙さん

気のせいでしょうか。 なにやら覇気のない昨今のわが国のアートシーンであり、造形界です。
そこで、中国 ・ 上海で元気いっぱいに活躍する、畠 中 結 ・ 楊  黙 [ Yui HATAKENAKA ,  Mo YANG ]ご夫妻からの情報をご紹介いたします。

畠中さんは上海ですき焼き ( 畠中式吉祥字表記 : 寿喜鍋   日本漢字 : 鋤焼き ) をつくり、友人にはレシピを公開されたようです。 ワンちゃんもよろこんでいたようですが、上海でのすき焼きのお味はどうだったのでしょうか。
そして04月には出産のため、一時日本に帰国されるとのことです。
ここのところ、アダナ ・ プレス倶楽部会員の皆さんの出産がつづき、嬉しいニュースがどんどん飛び込むこの頃です ( かわいい赤ちゃんの写真を紹介できないのがすこし残念です )。

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<上海 畠中 結さん 2015年02月17日>
先日御社から送っていただいた年賀状がようやく上海のわが家に届きました!
消印を見るとかなり郵送時間がかかったようですが、今は私の手元にあります。 ありがとうございました! 刷りがとってもきれいでおしゃれですね^^家に飾ります。

昨年は下半期から夫の 楊 黙 も忙しくなって、展覧会に参加したり、リトグラフ作成のイベントを開催したりしておりました。
上海のローカルテレビなどにも取材されていましたが、その中でも良く撮れていた物がありますので、もしお時間ありましたらご覧下さい( 全部中国語ですが、怪しいサイトはありません。 写真だけでもご覧下さい )。

◯ 【 一条 】 ⇒ 動画サイトでいろいろ取材したものを紹介している企業です。 夫が取材された時のURLはこちらです。
http://v.youku.com/v_show/id_XODc0OTM2MTg0.html  
( 広告はスキップ。 動画サイトに飛びます。 音が出ますのでご注意を 03 : 30 )

◯ 印物所のブログ(?)のようなものです。 最近は更新が無いようですが・・・
http://site.douban.com/238010/

◯ 昨年の夏に展覧会をした時に、友達がサイトで紹介してくれました。
アルファベットのカードは 活版印刷機 Adana-21J を使用して印刷しました。
http://www.voicer.me/archives/19446

◯ 昨年夏に取材された時のネットニュースです。 活版印刷機も活用しています!
http://www.why.com.cn/qnzhg/HTML/shzk/shzk_jj/Info/Detail_94594.htm

◯ 私と夫と友人達で02年ほど不定期で料理紹介ブログをやっています。 宣伝ばかりになって申し訳ありませんが、もしお時間あればご覧下さい。
「 うまみ食堂 」、全編中国語ですが、料理+手書き文字+イラストは私、写真は夫、編集レイアウトなどは友人がやっています。
http://www.voicer.me/archives/category/umami

◯ そして、このサイトの派生企画として、今年は手のひらサイズのカレンダーを作ってみました。 実はお二人にもお送りしたかったんですが・・・まだ03月分までしかできていなくて・・・。
2015年もすでにはじまって数ヶ月経っていますが、完成したらお二人に必ずお送りします!
(そもそも実用性があまり高くないので、カードとして楽しんでいただけたら幸いです^^;)
http://www.voicer.me/archives/20696

畠 中  結 ・ 楊  黙 [ Yui HATAKENAKA ,  Mo YANG ]
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<上海 畠中 結さん 2015年03月08日>
今回ご連絡さし上げたのは、ちょっとしたお知らせがあったからなんですが……。
上海の友人のひとり、Ling Meng ( リン ・ メン ) が、現在東京渋谷の DIESEL ART GALLERY において個展を開いています。

Ling Meng ( リン ・ メン ) は夫の親友で、夫の工房とも、とても関わりが多い人物です。 彼のタイポグラフィデザインのカードや作品は、夫の工房で印刷しています。
Ling Meng の、独特で繊細な世界観をぜひとも見て頂きたいと思いご連絡させて頂きました。 私は本当に残念ながら展覧会に行くことができませんが、彼の作品の完成度は高いです!  
ではまたご連絡いたします!

畠 中 結 ・ 楊  黙 [ Yui HATAKENAKA ,  Mo YANG ]
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DIESEL ART GALLERY  EXHIBITION
Ling Meng 01 Ling Meng 02 Ling Meng 03 Ling Meng 04

SPECIMENS OF TIME – 時間の標本 -
LING MENG
2015.3.06 (FRI) – 5.22 (FRI)

【 企画詳細 : DIESEL ART GALLERY  EXHIBITION

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