【良書推薦】吉田佳広さん 『文字の絵本 風の又三郎』 出版記念会!

表紙デザイン[1]


22-23ページ-馬が逃げ出します[1]46-47ページ-ラストシーンです[1]2-3ページ-導入部です[1]原作:宮沢賢治  デザイン:吉田佳広

宮沢賢治の名作世界を文字で表現!
グラフィックデザイナー歴50余年
タイポグラフィの先駆者である著者が挑む、実験的絵本。
『文字の絵本 風の又三郎』
原作:宮沢賢治 デザイン:吉田佳広
サイズ(判型)  21cm×21cm
ページ数     48ページ
発売日       2013年 08月
ISBN978-4-03-965110-5
発 売       偕 成 社
定価:¥1,785[税込]

【偕成社:オフィシャルページ
【吉田佳広氏のWebsite:名人のアート塾
【関連記事:花筏 吉田佳広氏の水彩画展
─────
文字の絵本『風の又三郎』出版記念会
 時 :2013年09月11日[水] 17:00-19:00
 所 :ART GALLEY KAGURAZAKA
     新宿区矢来町114 高橋ビルB1F
主 催:画材の森 ル・ポア 

挨拶をされる吉田佳広氏

DSCN1800三種類の『風の又三郎』
DSCN1805サイン会に応じる吉田佳広氏

左より、西野洋さん、伊藤勝一さん、進藤洋子さん、吉田佳広さん、志村守夫さん、やつがれ。───── 以下文責 片塩二朗
原作:宮沢賢治、デザイン:吉田佳広さんによる、文字の絵本『風の又三郎』には異装本が三種あります。

  • 第一次 吉田佳広自主制作 文字の絵本『風の又三郎』
               (原作:宮沢賢治、デザイン:吉田佳広、1977年)
    1974-84年にかけて「生活の中にタイポグラフィを」をスローガンとして、意欲的な活動をつづけた「タイポ・アイ」。吉田佳広さんはその設立メンバーであり、中心的存在でした。
    1977年《文字の絵本》と題した展覧会がひらかれ、そこに出品された作品が、第一次『文字の絵本 風の又三郎』でした。
    詳細は『タイポ・アイ 1975-1984 文字デザインのアイデア』(タイポ・アイ編著、ダヴィッド社、1984)に紹介されています。
  • 第二次 朗文堂(書館)発行 文字の絵本『風の又三郎』
               (原作:宮沢賢治、デザイン:吉田佳広)
    「タイポ・アイ」が一応の区切りをつけた1984年、小社朗文堂の最初期の書籍として刊行されたのが、第二次『文字の絵本 風の又三郎』でした。
    「タイポ・アイ」は活動の最後に、ニューヨークでの特別展を開催され、アメリカでも『文字の絵本 風の又三郎』が好感をもって迎えられました。その後しかるべき紹介者を通じて、英語版刊行の申し出があって、アメリカの出版社に「製版フィルム」一式をおくりました。
     

    ところがアメリカから英語版の色校正が送られてきた直後に、この版元は倒産し、その混乱のなかに『文字の絵本 風の又三郎』の「製版フィルム」は没してしまいました。情報を入手してすぐに現地に出かけましたが、すでにビルは空室で、オーナーは所在不明でした。
    これはデュープ(複版)を用意しなかった小社のミスであり、製作者の吉田佳広氏にはお詫びのしようもないほどのことでした。
  • 第三次 偕成社発行       文字の絵本『風の又三郎』
              (原作:宮沢賢治、デザイン:吉田佳広)
    第一次、第二次の『文字の絵本 風の又三郎』は、写真植字、レタリング、紙焼き複写、エアブラシなど、版下が幾重にも重なっていました。
    第三次『文字の絵本 風の又三郎』は、児童書・絵本の大手版元、偕成社からの刊行でした。その帯にはこのようにあります。

    宮澤賢治の言葉のリズムを
    文字とデザインでビジュアル化した
    実験的絵本!
    グラフィックデザイナーとして50年以上デザインの世界に携わり、タイポグラフィ(文字を素材とした印刷デザイン)の可能性を探究しつづけた著者[吉田佳広氏]が挑む「風の又三郎」。
    金属活字時代の1977年に自費出版、写植の時代の1984年に改訂版が刊行され、その新しさ・大胆さが反響を呼んだ『文字の絵本 風の又三郎』。根本のアイデアを生かしながら、さらに現代のデジタル技術を駆使し、全面的にデザインをあらためた最新版。
    ─────
    吉田佳広氏はいまではすっかりパソコンを縦横に駆使され、またまたあたらしい宮沢賢治像を描きだすことに成功されています。

    おもえば、第一次製作、第二次製作は写真植字と紙焼きによる「版下」が出稿データーでした。今回の第三次製作は、デジタルタイプを縦横に駆使し、フル・デジタルデータでの出稿でした。
    その間に36年の時間が経過しています。

    製作者/吉田佳広さんと、花巻の「宮沢賢治記念館」に同行したときのことをおもいだします。吉田さんは、賢治の手稿「春の修羅」の前で、黙って涙をぬぐっておられました。この宮沢賢治へのひたむきな憧憬が、36年という長い期間のモチベーションとなっておられたことと拝察いたしました。
    このあたらしい構想と、あらたな版元からの刊行をこころより祝福すると同時に、吉田佳広氏のますますのご壮健をこころより祈念いたします。

新宿私塾第22期 終了しました。

私塾24期スタート

開塾式当日の新宿私塾第22期生の皆さん(2013年04月02日)
下に掲載した修了式の表情と比較すると、
開塾式の皆さんの表情はやはり固いものでした。

《2013年04月02日 新宿私塾第22期、スタート》
例年になくはやく櫻が開花した春でした。
おりしも春爛漫、若葉が萌え、花が咲き、鳥が歌い舞い、いのちが輝く、とても良い季節の2013年04月02日[火]、新宿私塾第22期が開講しました。
そしてこれも例年になくはやい梅雨明けをむかえ、猛暑・酷暑の中での講座がつづきました。
新宿私塾第22期生は、これまでの塾生諸君とおなじように、とても意欲的で、向上心と個性のつよい若者、それも珍しく男性がたくさんあつまりました。

早速、新宿私塾第22期、第1回目の講座では、カリキュラムの説明につづいて、塾生の皆さんの自己紹介があって、ここに集まった塾生同士が、年齢も経歴も職場・学校環境などがさまざまなことに、塾生諸君はあらためて驚いたようです。これが新宿私塾の魅力のひとつでもあります。
ここに後半での講座の模様の一部をご紹介します。

イム ジョンホさん講座

山本太郎さん講座板東孝明さん講座新宿私塾では、タイポグラフィにおける「知・技・美」のバランスのよい学習をモットーとしています。それはまた「知に溺れず、技を傲らず、美に耽らず」という、つよい自戒をともないます。

新宿私塾第22期は、早春の2013年04月02日にスタートし、爽秋の2013年09月10日に修了しました。

新宿私塾第22期修了式

終了式当日の新宿私塾第22期生の皆さん(2013年09月10日) 
前掲の開塾式の表情とは異なり、明るく自信に満ちた表情が印象的です。

出会いはうれしく、別れはさびしいものです。それでも半年間、ともにまなび、ともに苦しんできた新宿私塾第22期生の皆さんは、雄雄しく羽ばたき、旅立っていきました。
ここにまた、タイポグラフィの尖鋭としての同志の輪が、おおきくふくらみました。

活版印刷動画 Viva la 活版 Viva 美唄 YouTubeに投稿

美唄コラム緑uu《Viva la 活版 Viva 美唄》
【会  場】 ARTE PIAZZA BIBAI アルテピアッツァ美唄
         アート・ギャラリーおよびアート・ストゥディオ
         北海道美唄市落合町栄町 http://www.artepiazza.jp/
【入場料】  無 料
【主  催】  朗文堂 アダナ・プレス倶楽部
──────
先般開催されました《Viva la 活版 Viva 美唄》の素敵な動画をご提供いただきました。製作者は川崎孝志さん(新宿私塾修了、アダナプレス倶楽部・タイポグラフィ学会会員、徳島在住)。
川崎さんは、後半に美唄入りされ、雄大な北海道の景観と、アルテ ピアッツァ美唄の安田 侃カン氏による彫刻群を楽しまれ、アート・ギャラリー、アート・ストゥディオを中心に撮影されていました。

ご送付いただいたデータは、きわめて鮮明なものでしたが、一般公開画像には容量がおおきすぎたために、元画像はアダナプレス倶楽部が保管して、北美和子さん(新宿私塾・活版カレッジ修了、アダナプレス倶楽部会員)に、公開に適した容量に変更していただきました。両会員のご協力に、ふかく御礼いたします。
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投稿からひと月あまりが経過しましたが、訪問者が300名を越え、また外国からの閲覧もあるようで、情報がさまざまに飛びかっています。
あたらしい時代の、あたらしい活版造形者の祭典と、北海道美唄市「アルテ ピアッツァ美唄」の彫刻と庭園の造形がここちよく融合しています。
ここにあらためて動画掲載のご案内をするとともに、16分19秒とすこし長めの動画ですが、お楽しみいただけましたら幸いです。

【展覧会】向井周太郎 世界プロセスとしての身振り

向井展チラシ表1

向井展フライヤーウラ[資料提供:武蔵野美術大学教授、新宿私塾講師、板東孝明氏]
【詳細情報:武蔵野美術大学美術館 図書館

向井周太郎 世界プロセスとしての身振り
Shutaro Mukai
Gesture -Miburi- as World process

会  期|2013年9月17日[火]-11月16日[土]
休館日|日曜日、祝日
              *9/23[月]、10/27[日]、11/4[月]は特別開館
時  間|10:00-18:00
              *土曜日、特別開館日は17:00閉館
入館料|無 料
会  場|武蔵野美術大学美術館 アトリウム2
主  催|武蔵野美術大学 美術館・図書館
共  催|武蔵野美術大学 造形研究センター
協  力|武蔵野美術大学 基礎デザイン学科研究室
助  成|公益財団法人 野村財団
監  修|向井周太郎(同学名誉教授)
共同監修|ミヒャエル・エールホフ
                 (ケルン・インターナショナル・スクール・オブ・デザイン教授)
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2000年にドイツ・ボンの国際展に出品された作品「世界プロセスとしての身振り」を展示。古今東西の「身振り」にまつわる図像で構成された本作によって、向井周太郎名誉教授のデザイン哲学を視覚的に紹介する。

【展覧会概要】
このたび武蔵野美術大学 美術館・図書館では、同学名誉教授である向井周太郎氏のデザイン哲学が凝縮された作品「世界プロセスとしての身振り」を紹介する展覧会を開催いたします。

本作品は、2000年、ドイツで行われたハノーファー万国博覧会の併設事業として、ボンのドイツ連邦共和国アート&エキジビションホールで開催された「今日は明日-経験と構成の未来」展に出品されました。

シルクスクリーンプリント30点から成る本作は、向井氏自身の手によって集められた古今東西の図像が、その論考とともにテーマ毎に構成されています。人間身体(ミクロコスモス)の「身振り」と、大自然(マクロコスモス)の「身振り」を探る内容となっており、向井氏のデザイン学の基盤を形成する「形態学(モルフォロギー)思考」が凝縮されています。

本展では、向井氏の監修に加えて、ドイツでの展覧会においてキュレーションを務めたケルン・インターナショナル・スクール・オブ・デザイン教授のミヒャエル・エールホフ氏を共同監修に迎え、当時と同様に書物に見立てられた空間として当館アトリウムに作品を設置します。

「中空に吊られた30枚のパネルが、空間のなかにひとつのパサージュとして本宇宙を形成する」というドイツ展での向井氏のコンセプトは、本展においても吹き抜けの、まさにパサージュといえる空間に展示されることで、より明確に体感できることでしょう。

現在も活躍する両氏の監修による本展は、2000年の再現にとどまることなく、現在の問いかけとして発信されます。さらに、作品への理解を深めるために評論家やデザイナーなど10名以上の著者による論考を収録した図録の刊行やトークイベントを予定しており、向井氏を中心としたデザイン学の対話を活発に行われるでしょう。
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……デザイン……それは、「生」の全体性としての生活世界の形成であり、世界プロセスの新しい身振りとしての生態美(das Öko-Schöne)の形成であるともいえる。まさに、ここに新世紀におけるデザインという行為の新たな課題の地平が開かれている。
この「身振り」は、すでに見てきたように、人間のさまざまな表現運動や、動物の行動や、自然や世界の生成リズムを包含可能な概念である。しかもこの概念は、世界のさまざまな現象や専門性を横断し、私たちの原記憶や自己と世界の再生への想像力を喚起してくれるものである。
―― 向井周太郎

【出展作家紹介】
向井周太郎
1932年生まれ。インダストリアル・デザイナー。早稲田大学商学部卒業後、ドイツ・ウルム造形大学でデザインを専攻。
同大学およびハノーファー大学インダストリアル・デザイン研究所のフェローなどを経て、武蔵野美術大学に基礎デザイン学科を設立し、新しいタイプの人材の育成と、デザイン学の形成に力を注ぐ。
現在、武蔵野美術大学名誉教授、国際デザイン研究評議会(BIRD)委員、基礎デザイン学会会長、日本記号学会理事など。 

【展覧会】和様の書 東京国立博物館

DSCN1732uuDSCN1731uu和様の書uu東京国立博物館 特別展  和様の書
2013年07月13日-09月08日[日] 会期が終了しました。
会   場 : 東京国立博物館 平成館

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東京国立博物館 特別展 《 和様の書 》 の会期が終了しました。 
ともかく 「 みどころ : 国立博物館みどころページ 」 がいっぱい。 国宝 ・ 重要文化財級の名作や貴重資料にあふれていました。
図録もとてもていねいにまとめられた貴重書で、デザイン担当は、亀井伸二さん、原純子さんによるデザインユニット 「 W.O.DESIGN 」 です。 ちなみに原純子さんは新宿私塾第04期,、ならびに活版カレッジの修了生で、現在は新宿私塾の講師にあたられています。
ご参観された皆さんはいかがだったでしょうか。

活版印刷の動画4本をYouTube に投稿!

『端物印刷と公版書籍印刷所』(Typography, Type printing, Letter press)の名称で、各所に出向いて動画撮影をしたのは2007年、撮影は寺館聡テラダテサトシさんでした。
はじめてのご披露は2007年06月11日-07月02日、青山ブックセンターで開催された《ABC タイポグラフィ》でした。

ABCdeTypographyそれ以来、この動画を「活版ルネサンス」「活版凸凹フェスタ」「Viva la 活版 Viva 美唄」をはじめ、各種のイベントなどで皆さまにご披露してまいりましたが、動画製作からはやくも6年余の歳月が経過しました。
この間、ご紹介したコンテンツの内、
③「理想社」は、2009年に伝統ある四六全判活字版印刷機を廃棄され、全面的にオフセット平版印刷体制への移行を完了されました。
④「長瀬欄罫製作所」は、2011年いっぱいをもって廃業されています。

理想社」の大型機、四六全判活字版印刷機が「ゴリゴリ ガァー、ゴリゴリ ガァー」と轟音をひびかせて稼働するさまは圧巻でしたし、「長瀬欄罫製作所」KMT自動活字鋳植機、金属インテル鋳造機などの記録は、現在ではなかなか見ることができなくなっています。
そこで朗文堂 アダナプレス倶楽部では、2013年07月29日に YouTube に一挙に四本の動画を投稿し、あらたな環境で皆さまにご覧いただくことにいたしました(担当:北 美和子さん)。

投稿からひと月あまりが経過しましたが、ご訪問者が300名を越え、また外国からの閲覧もあるようで、情報がさまざまに飛びかっています。ここにあらためて動画掲載のご案内をするとともに、あたらしい環境でもお楽しみいただけましたら幸に存じます。

① 活版印刷 <公版書籍印刷と端物印刷> 端物印刷(Adana-21J) 3:41

②  活版印刷 <公版書籍印刷と端物印刷> 公版書籍印刷1 7:34

③  活版印刷 <公版書籍印刷と端物印刷> 公版書籍印刷2 2:52

④  活版印刷 <公版書籍印刷と端物印刷> 公版書籍印刷3 3:41

『タイポグラフィ学会誌06』刊行記念講演会のご案内

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タイポグラフィ学会は、2013年9月8日(日曜日)に『タイポグラフィ学会誌06』刊行披露講演会を学校法人専門学校東洋美術学校にて開催します。
今回の刊行披露講演会では、先般発行された『タイポグラフィ学会誌06』に収録された論文より、内田明氏の「活字史研究書としての徳永直『光をかかぐる人々』に見られる達成」と、板倉雅宜氏の研究ノート「教育書肆 集英堂 山中八郎・橋本源七について 栃木県特有の活字を尋ねて」の講演をおこないます。

タイポグラフィ学会はタイポグラフィ Typography という技芸に学問的な基盤を与え、その成果を実技・実践に生かし、有効で豊かな展開を通して社会に貢献することを目的に設立いたしました。
その活動の成果を学会の枠を超えて、ひろく一般のみなさまに発表することで、より良いタイポグラフィを実現する契機となるよう、多くの方々の講演会へのご参加を心よりお待ちしております。
タイポグラフィ学会会長 山本太郎
─────
【日 時】 2013年9月8日[日曜日] 午後4時より
                        受付:開始20分前より
【会 場】 学校法人専門学校 東洋美術学校 D棟1階 学生ホール
       161-0067 東京都新宿区富久町 2-6
       東洋美術学校アクセスマップ
【講演者】 内田明氏、板倉雅宣氏
       各氏30分から1時間程度の講演を予定しています。
【参加費】 無  料

【申込み先・詳細:タイポグラフィ学会  『タイポグラフィ学会誌06』刊行記念講演会

タイポグラフィ学会 新刊書籍案内

『タイポグラフィ学会誌 06』が刊行。発売開始。
タイポグラフィ学会誌06『タイポグラフィ学会誌06』

A4判 90ページ かがり綴じ 並製本
ISSN 1882–2339
編集・発行: タイポグラフィ学会
発行日: 2013年7月31日
発売(特別委託直販): 朗文堂
定価: 3,000円(送料・税別)
学生向け特別頒布価格:
2,000円(学生証明書の提示が必要です。送料・税別)

タイポグラフィ学会は、タイポグラフィという技芸に学問的な基盤を与え、その成果を実技・実践を通して社会に貢献することを目的に、2005年8月に設立されました。
『タイポグラフィ学会誌』は2007年に創刊、今回が06号となります。

タイポグラフィ学会誌06』には、査読済みの論文が1点と、研究ノートが2点掲載されています。
これらの研究成果が、日本国内のみならず、各国の研究者によって広く参照されて、タイポグラフィ研究の発展に寄与することを希望するとともに、『タイポグラフィ学会誌』が今後さらに、タイポグラフィの研究における特色ある媒体として成長していければと考えております。
── タイポグラフィ学会
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おもな内容
・論文:「活字史研究書としての徳永直『光をかかぐる人々』に見られる達成」─ 内田 明
・研究ノート:「教育書肆 集英堂 山中八郎・橋本源七について 栃木県特有の活字を尋ねて」-板倉雅宜
・研究ノート:「上海 修文書館のこと」補遺-板倉雅宜
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*本書はタイポグラフィ学会から朗文堂が特別委託を受けて販売するものです。
*本書は限定された書店でしか取扱されていません。お申し込みは朗文堂宛てに直接お願いします。
*学生向け特別頒布価格(タイポグラフィ学会、朗文堂のみの取扱い)での購入の際は、学生証明書の提示が必要となります。
*「書籍名・冊数・申込者氏名・郵便番号・送付先住所・電話番号」を明記の上、小社宛てにファクシミリまたはEメールでご注文ください。
*『タイポグラフィ学会誌 01-05』バックナンバーでのご発注も可能です。
*恐縮ながら送料・振込料はお客さまのご負担となります。

お申込・お問い合せ─────
株式会社 朗  文 堂
Telephone: 03-3352-5070
Facsimile: 03-3352-5160
E-mail: robundo@ops.dti.ne.jp

新宿私塾第23期 募集終了のお知らせ

新宿私塾23期募集終了きびしい残暑が続きますが、皆さまご健勝にてご活躍のことと存じます。

新宿私塾第22期は、ほとんど夏休みもなく、09月10日に修了いたします。
引き続き09月中旬から新宿私塾第23期が開塾いたします。

まことに恐縮ですが、新宿私塾には予約申込み者が多く、ここのところ一般公募は困難という状況になっております。
そのために、新宿私塾に確実に入塾をご希望のかたは、ご面倒でも事前に小社担当/鈴木孝 あてにご連絡をいただき、相談・見学・事前予約をおすすめいたします。

ご予約者には、あらためて一般公募に先だって、入塾のご意志を再確認させていただき、優先的に入塾することができます。
次期の新宿私塾23期には定員を上まわるご予約をいただき、お申込み先着順に入塾していただきましたが、数名のかたが次期講座(24期)の開講をお待ちの状況にございます。

活版カレッジ2013年秋季生募集 締めきりました。

活版カレッジ

朗文堂 アダナ・プレス倶楽部の直接指導により
本格的な活字版印刷術の
知・技・美の三領域をバランス良く学べます。

活版カレッジでは、科学と学術的根拠にもとづいた実践を基盤としながら、活版印刷機 Adana-21J によるケーススタディ・メソッドをふんだんに駆使し、あたらしい時代の活版印刷の現場での、現実的な課題の解決方法を学ぶことを目的とします。
────
「活字版印刷術 Typographic Printing」は、印刷による視覚伝達技術のなかでも、文字情報の主要な複製・伝達の手段として、ひろく「活版印刷・活版・カッパン」などと呼ばれて親しまれてきました。
そして今、印刷複製技術の原点として560年余におよぶ長い歴史を有し、メディアの変遷とともにさまざまな浮沈を経た「活版」が、ふたたび熱く注目され、関心をあつめています。
活版カレッジは、あたらしい活版ユーザーに向けた小型活字版印刷機 Adana-21J の製造・発売をおこなっているアダナ・プレス倶楽部が開講する活版講座です。
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活版カレッジ  2013年秋期講座
定員につき募集を締め切らせていただきました。

◎ 3 ヶ月 木曜日 全9回(毎月3回) 19:00-22:00
※ 各コース定員4名(お申込先着順)
※ 毎月第1-3週木曜日の開講。
   第4-5週は基本的にお休みです。
※ GW・夏期休暇などに際して若干の変動があります。

◎ 徹底した少人数講座のため、お申込先着順とさせていただきます。
◎ 受講希望者多数の場合には、次期講座への予約をお勧めする場合がございますのでご了承ください。
◎ 次期の開催日時と募集の開始は アダナ・プレス倶楽部ニュース において随時お知らせいたします。

【講座教室】 東京都新宿区新宿 2-4-9 中江ビル
                      4FB 朗文堂内(通学制)
【講   師】 朗文堂 アダナ・プレス倶楽部
【受  講  料】 66,000円(税込・教材費込)
【支払い期日】 開講2週間前まで
          (中途退講の場合でも受講料の返却はいたしません)

確実に「活版カレッジ」の受講をご希望のかたは、できるだけ事前にアダナ・プレス倶楽部の @メール までご連絡ください。随時ご相談に対応しております。

【書体使用例紹介】 伊藤形成事務所 和字:いけはら、総合書体:正調明朝体の使用例をご紹介

 

岩田洗心館 狭間◎ 岩田洗心館
現代舞踊公演 狭間
B5判 オフセット平版印刷  1色刷り
主要書体/和字:いけはら 漢字:モリサワ教科書 ICA岩田洗心館 あとみの會◎ 岩田洗心館 
館蔵銘品展 あとみの會
二つ折りフライヤー(145×95ミリ=女性用懐紙サイズ)
オフセット平版印刷 4色刷り(手漉き紙風の用紙)
主要書体/和字:さおとめ  漢字:正調明朝体金陵
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財団法人 岩田洗心館(愛知県犬山市大字犬山字富士見町26 TEL:0568-61-4634)は、財団の寄付設立者である鈍牛岩田錦平が、みずから蒐集した書画・茶道具および岩田家伝来の諸道具類、およそ540件の一括保存、ならびに公開を図り、美術館の創設を計画しましたが、その途中で急逝しました。
そのため、嗣子の岩田忠夫夫妻が、その志を継いで、1970年(昭和45)11月26日に「財団法人岩田洗心館」を完成、開館したものです。

2007年(平成19)、犬山市庁舎の移転新設事業にともなって、同館は移転する運びとなり、旧館を解体。2011年(平成23)年04月01日、旧所在地の北側に新館を開館して現在にいたります。
所蔵品は、書・画・陶磁器類・茶道具・漆器、その他を含めておよそ700件、1800点余りを数えます。
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名古屋を拠点に活動する「伊藤形成事務所」(460-0008 愛知県名古屋市中区栄 @メール : ito-keisei@air.ocn.ne.jp )は、伊藤嘉津郎カヅオ ・ 伊藤 恵メグミの、おふたりのデザインユニットです。
おふたりともかつては新宿周辺で勤務され、朗文堂とは美大時代からの長~いおつき合いになります。お人柄そのまま、ケレンのない堅実な仕事ぶりで、顧客からの信用はあついものがあります。
また、ときおり近作を送ってくれるのがとても楽しみです。

20130805b
20130805a上掲の短冊は、上段が池原香穉(号 ・ 日南、大所。1830-84)の短歌です。
下段の短冊は、本木昌造(号 ・ 永久ナガヒサ。1824-75)の短歌です。
いずれも平野ホール所蔵品ですが、下段の本木昌造の歌はおおむね釈読(読みくだし)ができましたが、上段の池原香穉の歌は、もうしばらく釈読に時間をいただきます。

このふたりの歌は、江戸時代の公文書などによくもちいられた「御家流」によってしるされています。
「御家流」とは和様書芸の一派で、青蓮院ショウレイイン流に源流を発して、江戸時代にいたって大衆化し、実用書体となった書風です。
流麗かつ淀みのない筆遣いで書かれ、ひら仮名異体字(変体仮名トモ)を華麗に駆使するのも特徴です。

和字Ambition9和字 Ambition 9 』には、和字「ひら仮名、カタ仮名」の「さよひめ、もとい、いけはら、まなぶ、くらもち、ひさなが、ゆかわ、みなみ、たいら」の、個性と特徴にあふれた9書体がセットされています。
和字「いけはら」は 『 BOOK OF SPECIMENS 』(平野活版製造所、1877年)より/いわゆる池原香穉による「三号和様仮名活字」を参考として製作されています。
[パッケージ平面設計 : 白井敬尚形成事務所]

正調明朝体s

正調明朝体 Combination 3 』には、漢字:正調明朝体 金陵、和字との組みあわせ : あおい金陵、きざはし金陵、さおとめ金陵がパッケージされています。
[パッケージ平面設計 : 白井敬尚形成事務所]

新宿私塾第22期 佳境にはいっています!

驪、辟シ縺搾ス・譁ー螳ソ遘∝。セ縺ェ縺ィ繧兔譁ー螳ソ遘∝。セ

mount オフィスで 講義中のイム ジョンホさん新宿私塾第22期は後半戦にはいり、ますます熱気を帯びてきました。
07月23日[火]、新宿私塾第22期、第20回の講座は、いつもの教場をでて、渋谷区桜丘町にある「mount」のオフィスに出かけました。

担当講師はイム ジョンホさん。イム ジョンホさんは、もともと新宿私塾第11期の修了生でもあり、同窓生が一堂に会したという、和気藹藹とした雰囲気がはじめからありました。
あたらしい時代の、あたらしいデザインの旗手のひとり、イム ジョンホさんがひきいる「mount」には、大型のビジュアル装置があり、それを駆使しながら、熱のある、充実した講座でした。

新宿私塾第22期は、ほとんど夏休みもなく、09月10日に修了いたします。
引き続き新宿私塾第23期が開塾しますが、現状では予約申込み者が多く、一般公募は難しい状況になっております。
新宿私塾へ入塾ご希望のかたは、事前に小社担当/鈴木孝 あてにご連絡をいただき、相談・見学・事前予約をおすすめいたします。

robundo type cosmique からお知らせ

双葉社(東京都新宿区東五軒町)、二見書房(東京都千代田区三崎町)のふたつの出版社の時代小説シリーズに「欣喜堂」製作、朗文堂でCDR版を販売しているデジタルタイプ・パッケージシリーズを、書名タイトルにご使用いただきました。

◎ 双葉社    
  湯屋のお助け人 シリーズ(千野隆司著)①-⑤
  書名タイトルに「かもめ龍爪」をご使用いただきました。

otasuke4uu

◎ 二見書房  
  夜逃げ若殿捕物噺 シリーズ(聖 龍人著) ① -⑧ 
  書名タイトルに「さおとめ金陵」をご使用いただきました。
yonige1uu皆さまにご報告するとともに、双葉社様、二見書房様、ならびに担当のブックデザイナー様に御礼を申しあげます。
また、引き続き、可読性、判別性、誘目性にすぐれたデジタルタイプを、安心・安全・確実な、CDRメディアによってご提供する 朗文堂  Type Cosmiqueの「欣喜堂書体シリーズ」を引き続きご愛用のほどお願いいたします。
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四川宋朝体s

四川宋朝体 Combination 3』には、漢字:四川宋朝体 龍爪、和字との組みあわせ:もとい龍爪、さきがけ龍爪、かもめ龍爪がパッケージされています。

正調明朝体s

正調明朝体 Combination 3』には、漢字:正調明朝体 金陵、和字との組みあわせ:あおい金陵、きざはし金陵、さおとめ金陵がパッケージされています。

会期末迫る ! イベント関連の、良書三冊のご紹介


榮久庵憲司とGKの世界『鳳が翔く』

展示図録

B5寸伸び、かがり綴じ、ソフトカバー、本文280ページ、カラー図版多し
ブックデザイン:木村雅彦
発売:世田谷美術館(同館にて展示・販売)
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【同展覧会 フライヤーより】
榮久庵憲司と、彼が率いる創造集団GKは、戦後の復興期より、数々の製品をデザインすることで、日本人の生活や都市空間の近代化の一翼を担ってきました。その領域は、日ごろ街中で目にする日用品やオートバイから、博覧会場の施設やサイン類、都市のインフラストラクチャーまでと、多岐にわたります。

榮久庵は、実家を継ぐべく僧門に入ったのち、デザインの道を志しました。その原点には、原爆で廃墟となった広島の街の光景と、進駐軍が体現していたアメリカ文化があったといいます。そして東京藝術大学在学中より、ともにデザインを学ぶ同窓生と、「モノの民主化」、「美の民主化」をスローガンに、当時の日本としては類のない、インダストリアルデザインを専門とするグループ、GKを結成しました。

以降、60年にわたるデザイン活動の根底に流れているのは、モダンデザインと東洋の思想の融合に加え、人が作ってきたもの=道具についての長年の研究です。人類が太古に初めて手にした道具から、未来の暮らしまでを見据えて、人と道具のあるべき関係をデザインによって提案し続けてきました。

本展覧会では、製品化されたものやその模型、将来へのプロポーザル、さらには、人と自然と道具が美しく共生する世界を具現化したインスタレーション等によって、榮久庵憲司とGKが展開してきた、デザインの世界像をご紹介します。
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2013年7月6日土曜日 ― 9月1日日曜日
世田谷美術館 Setagaya Art Museum
開館時間:
午前10時─午後6時(入場は午後5時30分まで)
休 館 日:
毎週月曜日
観 覧 料:
一般1000(800)円、65歳以上800(640)円、
大高生800(640)円、中小生500(400)円
*( )内は20名以上の団体料金。障害者の方は500円
(介助の方1名までは無料)、大高中小生の障害者の方は無料。

【詳細情報:GK Design GroupSetagaya Art Museum

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タイポグラフィ 2つの潮流  Two Streams of Typography

展覧会図録
A4判寸伸び、かがり綴じ、ソフトカバー、付録多数
ブックデザイン:朴 志勲
発売:武蔵野美術大学 美術館・図書館(同館にて展示・販売)

会 期 |  2013年5月20日[月]-8月18日[日]
休館日|  毎週 日曜日
(6/9[日]、7/15[祝]、8/18[日]は 特別開館日)
時 間 |    10:00-18:00(土曜、特別開館日は 17:00 閉館)
入館料|  無 料
会 場 |  武蔵野美術大学美術館 展示室 3
主 催 |  武蔵野美術大学 美術館・図書館
共 催 |  武蔵野美術大学 造形研究センター
監 修 |  新島 実 (視覚伝達デザイン学科教授)
共同監修|寺山祐策(視覚伝達デザイン学科教授)
白井敬尚(視覚伝達デザイン学科教授)

詳細:武蔵野美術大学 美術館・図書館 展覧会情報

武蔵野美術大学図書館所蔵の貴重書・雑誌・ポスターコレクションから、主にイギリス、アメリカ、フランス、ドイツ、オランダ、スイスにおける20世紀欧文タイポグラフィの、国際様式と伝統様式を俯瞰する。

【展覧会概要 ── 同展フライヤーより】

このたび、武蔵野美術大学 美術館・図書館では「タイポグラフィ 2つの潮流」展を開催いたします。
本展は、19世紀末から20世紀後半にかけて、欧米で出版された美しい書物等を一堂に会して、ヨーロッパ及び米国における「伝統様式のタイポグラフィ」「国際様式のタイポグラフィ」の2つの流れを同時に俯瞰し、550年以上にわたり人々を引きつけて止まないタイポグラフィの魅力を探る試みです。

19世紀後半、ウィリアム・モリスが求めた「美しい書物」制作への試みの原点は、15世紀のインキュナビュラへの眼差しをその基本とし、当時の書物を丁寧に分析することから始められました。
そしてこのモリスの眼差しはその後のプライベート・プレス運動へ大きな影響を与え、20世紀のタイポグラフィ、とりわけ書物制作の一潮流として格調高い伝統様式美を復興させました。
さらにこの美しい書物制作への態度は、スタンリー・モリスンやヤン・チヒョルトによって一般化され、現在に至っています。

一方で、新たなタイポグラフィの転換は19世紀末のアール・ヌーヴォー(ユーゲント・シュティール)に端を発し、20世紀初頭のイタリア未来派、ロシア・アヴァンギャルド、デ・スティルそしてドイツのバウハウスなど、ヨーロッパ全土にまで連鎖的な拡がりを見せた革新的芸術運動の影響のもと、エル・リシツキーやバウハウスでのモホリ・ナジ等のタイポグラフィの革新運動にその萌芽を見ることが出来ます。
この新たな転換はその後、ドイツとスイスで国際様式と呼ばれるタイポグラフィデザイン形式を生み出し、印刷紙面に新しい空間構成と意味生成の土壌を形成することに繋がっていきます。

本展では武蔵野美術大学図書館所蔵のタイポグラフィ・コレクション、ポスター・コレクションと合わせて、貴重書の中からイギリスのプライベート・プレスによる書物をはじめ、フランスやドイツで出版された豪華本、画集、挿絵本、聖書などの優れたブックデザインなど250点を取り上げ、それらを同時に展示することによって、視覚造形言語としてのタイポグラフィの今日的な役割と発展を見つめ直す契機にしたいと思います。

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株式会社 精興社 創業百周年記念出版

『活字の世紀 白井赫太郎と精興社の百年』
平成25年4月8日 第1刷発行
四六判上製カバー装・408頁

著  者:田澤拓也
発行者:青木宏至
発行所:精興社ブックサービス
印  刷:精興社
製  本:牧製本印刷
定  価:非売品

〈著者紹介〉
田澤拓也 たざわ たくや
1952年(昭和27年)青森県生まれ。早稲田大学法学部・第一文学部卒業。出版社勤務をへて作家に。『空と山のあいだ』(第八回開高健賞)『ムスリム・ニッポン』(第四回21世紀国際ノンフィクション大賞優秀賞)『虚人 寺山修司伝』『百名山の人 深田久弥伝』『無用の達人 山崎方代』など数多くのノンフィクションや人物評伝を著している。(同書奥付より)
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[ブックレビュー](この項文責:片塩二朗)
小社としたしくおつき合いしている 精興社 が、めでたく創業百周年を迎えた。その記念出版『活字の世紀 白井赫太郎と精興社の百年』を拝読した。
この書物は企業年史というより、企業とその周辺のものがたりである。だからといって価値を貶めることなく、著者/田澤拓也氏の丹念な取材と、抑制のきいた筆致には好感をもった。

精興社のスタッフが、わざわざ『活字の世紀 白井赫太郎と精興社の百年』を持参していただいた。わが国の近代タイポグラフィは140年余の歴史を刻んできた。そのなかで精興社の百年の歴史はおもいものがある。それを賀し、つぎの百年にむけて、勇気ある歩みをすすめていただきたいものである。

Viva la 活版 Viva 美唄 レポート アダナプレス倶楽部コラム欄で掲載開始。

 

美唄コラム緑uu《すばらしき活版 すばらしい美唄》をテーマとした《Viva la 活版 Viva 美唄》は、2013年7月13日[土]―15日[月・祝]、会場を北海道美唄市・アルテ ピアッツァ美唄において開催され、幸い好天にも恵まれ、盛況裡に全日程を終了いたしました。
ご来場、ご支援いただいた皆さまにふかく感謝を申しあげます。

この《Viva la 活版 Viva 美唄》の事前準備から、会期中の展示・ゼミナールのもよう、終了後の反響までをふくめて、
【リンク:アダナプレス倶楽部 Website:コラム
において、順次掲載いたします。追加更新は週一回を予定して、できるだけ短期間に終える予定です。

[データ作製ソフトのバージョンアップにともない、07月25日改変いたしました]
[ふるい  アダナプレス倶楽部 コラムは、右肩上の コラム・バックナンバー に収蔵されています]
皆さまの積極的なご訪問をお待ち申しあげます。

タイポグラフィ・ブログロール『花筏』新規投稿 朗文堂-好日録030 漱石公園-夏目漱石終焉の地 漱石山房と、イオキ洋紙店

 
俗に「猫はひとになつかず、家につく」といいます。文豪・夏目漱石を猫にたとえたら叱られるでしょうか ? 
漱石の人生をおいますと、英国に留学したり、松山の英語教師であったりしますから、いかにも英語通で旅行好きのひとかとおもわせます。ところが旅行や外出からもどると、まるで家に駆けこむ猫のように、牛込から早稲田という徒歩範囲の、とても狭い場所ですごしています。

東京メトロ東西線/早稲田駅で下車し、2分もあるくと「漱石生誕の地」があります。そこから7-8分、「漱石山房通り 新宿区早稲田南町7」に「新宿区立漱石公園――夏目漱石終焉の地・漱石山房」があります。

「漱石公園」は無料ですが、あっけらかんとあかるく、なにもありませせん。それがまた、妙に味わいがある場所でもあります。
夏の涼をもとめて、知人とのそぞろ歩きにはよい場所です。
タイポグラフィ・ブログロール『花筏』にてご紹介します。

 【紹介:タイポグラフィ・ブログロール『花筏』朗文堂-好日録030 漱石公園】

Viva la 活版 Viva 美唄 盛況裡に終了! ご来場・ご支援に大感謝!!


《Viva la 活版 Viva 美唄》
【会  期】 2013年7月13日[土]―15日[月・祝]    9:00―17:00
【会  場】 ARTE PIAZZA BIBAI アルテピアッツァ美唄
         アート・ギャラリーおよびアート・ストゥディオ
         北海道美唄市落合町栄町 http://www.artepiazza.jp/
【入場料】  無 料
【主  催】  朗文堂 アダナ・プレス倶楽部
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《Viva la 活版 Viva 美唄》は、初夏の薫風のもと、終始晴天にめぐまれ、アルテ ピアッツァ美唄において、全日程を無事に終了いたしました。
アート・ギャラリーの会場ご来場され、活版造形作品をご観覧いただきました、たくさんの皆さま、アート・ストゥディオの会場での各種のタイポグラフィ・ゼミナールにご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。

《Viva la 活版 Viva 美唄》には、アダナプレス倶楽部会員、活版カレッジ、そして新宿私塾修了生、タイポグラフィ学会の皆さまが、道内はもとより、とおく、福岡・徳島・埼玉・千葉・神奈川・東京から、30余名というたくさんの皆さまが参加されて、力つよい運営と応援にあたってくださいました。
ほんとうにありがとうございました。

北海道の雄大な大地に、あたらしい時代の活版造形の種子を、ひとつぶ、のこすことができました。





 《Viva la 活版 Viva 美唄》は、「海の日」にちなんだ三連休のかたのご来場も多く、全国各地からアルテ ピアッツァ美唄の彫刻造形と大自然のハーモニーをたのしまれるかたがお見えになっていました。
そんなかたが《Viva la 活版 Viva 美唄》にもご来場されて、そこではじめて活版印刷に触れられたかたもいらして、そこでもあらたな出会いと交流が、多彩にはじまっていました。

アダナプレス倶楽部会員の皆さんは、忙しい日程をやりくりしての北海道入りでした。また美唄はおろか、北海道そのものがはじめてというかたもいらして、アルテ ピアッツァ美唄のアート・ギャラリー、アート・ストゥディオの会場をめぐり、各所に配された安田 侃カン氏の彫刻作品を楽しまれ、そして北海道各地を意欲的にまわる、強行日程のかたも多かったようです。

ですから毎日が、会員同士の再会と出会いの歓喜の場となり、毎夜の食事は、しばしのお別れ会を兼ねた「懇親会」という状態でした。
ともかく終始歓声と感動に包まれたアルテ ピアッツァ美唄の会場でした。
たくさんの収穫と、成果と、宿題と、おもいでがいっぱいの《Viva la 活版 Viva 美唄 ── すばらしき活版、すばらしい美唄》でした。

ギャラリーでの活版作品展示、ストゥディオでの各種ゼミナールの報告などは、主催者カメラが追いついていないため、会員の皆さんの写真が集まるのをまって、『アダナプレス倶楽部 コラム』で順次ご紹介させていただきます。





タイポグラフィ・ブログロール『花筏』新規投稿 タイポグラファ群像*005 長瀬欄罫製作所/小池製作所を記録する


タイポグラフィ・ブログロール『花筏』に2013年07月08日、新規投稿がされました。 
★  タイポグラファ群像*005 長瀬欄罫製作所/小池製作所を記録する

長瀬欄罫製作所は、初代/長瀬利雄(1914-84)によって、1958年01月、江戸川に沿い、文京区と新宿区が交錯する、いわゆる江戸川橋印刷村(文京区関口所在)に創業された、活版印刷のみえざる工程 ── 罫線製造・装飾罫製造・金属インテル製造・自動活字鋳植機 KMT ── などの業務を担ってこられた企業です。

上掲写真は、二代/長瀬慶雄(1942-)氏ですが、惜しいことに、従業員の高齢化と、ご本人が体調をくずされたこともあり、2011年12月、66年の歴史をもって長瀬欄罫製作所の歴史に幕を下ろされました。

長瀬慶雄氏には、朗文堂 アダナプレス倶楽部の設立以来、積極的にご支援をいただきました。また活版印刷の力つよい継続をのぞまれ、いまなお強力な支援者のおひとりです。
その長瀬欄罫製作所の歴史の一端を、タイポグラフィ・ブログロール『花筏』に記録いたしました。 
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あわせて、活字鋳造機を中心に、活版印刷の、これもまたみえざる基盤を支えてこられた「小池製作所」の記録も、簡略ながらご紹介いたします。

★  タイポグラファ群像*005 長瀬欄罫製作所/小池製作所を記録する

Viva la 活版 Viva 美唄 『やきとリンピック』と嬉しいバッティング!?


《Viva la 活版 Viva 美唄》
【会 期】 2013年7月13日[土]―15日[月・祝]
       9:00―17:00(最終日は13:00まで)
【会 場】 ARTE PIAZZA BIBAI アルテピアッツァ美唄
       アート・ギャラリーおよびアート・ストゥディオ
       北海道美唄市落合町栄町 http://www.artepiazza.jp/
【入場料】 無 料
      (ゼミナールの一部に参加費が必要なものもあります)
【主 催】 朗文堂 アダナ・プレス倶楽部

◎ 重量物の活版印刷機器、空輸禁止品(おもに活版インキ)などから順次梱包発送を完了。
◎ 輸送はおもに宅配便をもちています。現在の宅配便のおおくは、遠方へは拠点空港まで空輸して、そこからトラック便に積み換えることが増えています。
◎ ところが、これまでの出荷の経験上、印刷インキや活字洗い油などは「危険物」とされて空輸便は使えません。
◎ 今回もこれらの品目は早めに集荷して、トラック便 → カーフェリー → トラック便で美唄の会場に到着する予定です。
◎ そんな事情もあって、沖縄のユーザー様には、時間はかかりますが、いつも船便での出荷です。
◎ 本日10日[水]夕方の最終集荷で、空輸便の作品類が出荷される(はずです)。
◎ 現在本稿を記述中ですが、たったいま「宅配便マラソン青年」集荷で来社。出荷完了! まだ部屋には荷物が散乱していますが、これらは手持ちで運搬します。
◎ 《Viva la 活版 Viva 美唄》の展示は、小冊子と額装作品が多く、販売を目的としているものはありません。
◎ 額装作品だけで数個の段ボールでの出荷でした。こららの作品が、アート・ギャラリーの壁面と、机を占拠して、ズラリとならんだ姿を想像するだけで、胸おどるものがあります。
◎ 「活版カレッジ・アッパークラス」では、ここ五年ほど、ほぼ月一回集まっては仮称「活版歌留多」を製作していました。まだ五十音全部の完成をみてはいませんが、毎回構想を練って、活版新技法や、途絶えていた技術を復元したりと、毎回意欲的な挑戦がつづいていました。
◎ 《Viva la 活版 Viva 美唄》では、仮称「活版歌留多」の途中経過が発表・展示されます。活版印刷には、こんなにおおきな可能性と、すばらしい技術があったのかとおもわせます。
しかも一部の技法は、簡便な手法解説もありますので、活版造形者なら見落とせない展示です。

《第7回 全国やきとリンピック、Viva la 活版 Viva 美唄と同時開催 !?》


《美唄に活版造形者と活版ファンが集結するはずでしたが、焼き鳥ファンも大集結!》
昨日札幌の支援者からの@メールでのニュース。
「美唄で、全国やきとリンピックが同時期に開催されますけど、ご存知でしたか?」

イヤァ~ 驚きました。まったく知りませんでした。会場は持ち回りのようですが、ことしは美唄での開催で、
第7回 全国やきとリンピック in びばい 7月13-14日】が開催されます。

《Viva la 活版 Viva 美唄》では、アルテ ピアッツァ美唄のふんいきを壊さないように、過剰な演出は避け、POP やポスターなどはいっさいつくらないことにしていましたが、《全国やきとリンピック》のほうは、なかなか賑やかなようです。

活版造形者も焼き鳥が大好き! バッカス松尾なぞは、レンタカーを借りただけで宿もとらず、「北海道の海の夕陽をみたい」なぞと気障なセリフをはいていますが、ほんとうは、美唄焼き鳥を目当てに参加しているフシもなくありません。

第7回 全国やきとリンピック in びばい 7月13-14日】の関係者の皆さまに、こころからのエールをおくるとともに、お互いに晴天に恵まれ、盛会をみるように頑張りましょう!

Viva la 活版 Viva 美唄 炭山ヤマの碑と監視員さん



《以下 ── やつがれ Wrote》
たなばたの日曜日。《Viva la 活版 Viva 美唄》の開催を控えたアダナプレス倶楽部会員の作品搬入が盛んです。
「最後の最後に、誤植をみつけちゃって……。土曜日にもう一度刷り直して、すぐ製本しま~す」
「飛行機のチケットが取れました。作品もバッチリです。ご安心を!」
@メールもにぎやかです。
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《Viva la 活版 Viva 美唄》には、雨男バッカス松尾も参加されます。ですから雨がおおいに心配でした。「Yahoo ! 美唄市の週間天気予報」によると、最高気温は25-26度、おおむね曇り、後半は晴れになるようです。
どうやら今回は、天下の晴れ男、やつがれの勝ちらしい。

旅行者やイベント開催者には、降雨はつらいが、それでもやつがれ、アルテ ピアッツァ美唄の一面の緑、そして巧妙に配された真っ白な彫刻や、シェンナ(赤茶色)の構造物が、雨にうたれる姿も見てみたいという、チョット贅沢な望みもある。

なにせアダナプレス倶楽部の主催だから、《Viva la 活版 Viva 美唄》には、付帯イベント?が盛りだくさんに設けられている。
① 既報のとおり、堀内剛さんの講演にともなう、ミニトマトと絞りたて生ジュースの試食・試飲会。由仁町まるほり野菜園への遠征ドライブ。道中カーナビ画面が、ただの一本棒になるから注目。接待:ご機嫌によるが、風の猫 ゴリを予定 
② 懐かしのシャボン玉ホリデー(大石担当。詳細:ないしょ)
③ 目の前美唄川支流で、沢ガニとヤゴ捕り(やつがれ担当。参加希望無し)
④ 美唄名物焼き鳥を食いまくる懇親会。地元北海道勢も多数参加。
⑤ 札幌ラーメン、地ビールの試食・試飲・品評会(希望者が勝手に開催)
⑥ ジャスト・シュン!美唄ハスカップ狩り。入園試食無料。持ち帰り有料。
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ところで、《Viva la 活版 Viva 美唄》の主会場は、アルテ ピアッツァ美唄の宏大な敷地いっぱいで開催される。
講演会とタイポグラフィ・ゼミナールは、ヤマの上の「アート・ストゥディオ」。作品展はヤマの中腹、彫刻広場前の「アート・ギャラリー」での開催。

このふたつの会場は、そうとう離れているし、高低差もたっぷりある。
ギャラリーからストゥディオまでのぼると、やつがれなぞは身も心も疲れはて、おもわず隣奥の「ギャラリー・カフェ」に倒れこんで、テラスで一服つけ、チョロチョロ顔をだすリスを相手に、絶品の水出し珈琲をいっぱいやらないと、隣接手前の「アート・ストゥディオ」には戻れないほどだ。

武田信玄「風林火山」さながら「動かざること山のごとし」のやつがれ。そのために手不足になりがちの今回。エクセルプリントでの役割分担は「アート・ギャラリーでの監視員」に決定しているらしい(希望調査は無かったが……)。

監視員さんとは、大きな美術館や博物館の一隅で、夏は冷房病予防、冬はシモヤケ予防で、毛布を膝に掛け、彫刻作品のようにかたまっているひとの役割である。ときおり立ち上がって、
「硝子に手をお触れにならないようにお願いします」(ニッコリ)
などという役割である。ところがなにぶん強面コワモテのやつがれ、ニッコリはできないし、気温25-26度の快適さでは、ユニフォームの膝掛け毛布をどうしよう?


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美唄市 は、かつては日本四大産炭地のひとつとされて、三菱鉱業、三井鉱山、中小の炭鉱などが進出して、全国でも有数の炭鉱都市として栄えたまちです。
最盛時には炭鉱までのローカル鉄道「美唄鉄道」がはしり、1950年代の最盛時の人口は10万人弱という繁華なまちでした。

1970年代にはいると、国の施策として石炭から石油へのエネルギー転換がはかられ、このまちでも1973年に三菱美唄炭鉱が閉山されて、ほとんどの炭鉱の灯が消えました。活気のあった炭鉱住宅はひっそりと静かになり、子どものいなくなった小中学校は廃校となりました。

それから40年ほどの歳月がすぎ、現在の美唄市は人口2万5000人ほど。ここがおおきな産炭地だったことを忘れさせるほど、豊かな緑がひろがり、すっかり静かなまちになりました。
それでも空知ソラチ地方の中核都市、物資の集散地としての役割を担い、廃鉱のまちにありがちな暗さがないのがふしぎなくらいです。

それでも《Viva la 活版 Viva 美唄》の主会場、アルテ ピアッツァ美唄から車で数分のところに、炭鉱で犠牲となったかたの鎮魂の碑「炭山ヤマの碑」があり、もうすこし奥地には「炭鉱メモリアル森林公園」があります。
いずれも彫刻家/安田 侃カン氏の「作品」となっています。
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その「炭山ヤマの碑」にこころをうたれ、活版作品としてまとめたかたがいます。
用紙はスペイン/アルパ社、四方耳つき手漉き紙。活字組版は 12pt. 明朝体。図版部分はゴム版画を使用していました。印刷は5-6度刷りのようです。

《Viva la 活版 Viva 美唄》は、画期的な活版造形者による祭典となります。そしてひっそりと、わが国の繁栄をもたらした炭鉱労働者への鎮魂のこころを忘れていないのは嬉しいかぎりです。

★関連情報:アダナプレス倶楽部 NEWS
◎ 02月20日  Viva la 活版 Viva 美唄 開催のお知らせ 
◎ 06月11日  Viva la 活版 Viva 美唄 ゼミナール参加者募集
◎ 06月19日  Viva la 活版 Viva 美唄 さぁはじまったぞ! アダナプレス倶楽部イベント狂想曲 !?
◎ 06月29日  Viva la 活版 Viva 美唄 すぐそこまで!
◎ 07月05日  Viva la 活版 Viva 美唄 活版印刷と 安田侃カンと まるほりトマト
◎ 07月07日  Viva la 活版 Viva 美唄 炭山ヤマの碑と監視員さん 
◎ 07月10日  Viva la 活版 Viva 美唄 『やきとリンピック』と嬉しいバッティング!? 
◎ 07月17日   Viva la 活版 Viva 美唄 盛況裡に終了! ご来場・ご支援に大感謝!! 

★関連情報:タイポグラフィ・ブログロール『花筏』
◎ 03月13日  Viva la 活版 Viva 美唄 Ⅰ 開催のお知らせ
◎ 03月15日  Viva la 活版 Viva 美唄 Ⅱ 準備着着進行中 !?
◎ 03月28日  Viva la 活版 Viva 美唄 Ⅲ タイトルデザインと過去の活版関連イベントデザインの記録