タグ別アーカイブ: タイポグラフィ

【朗文堂ブックコスミイク増刷】 林 昆範 『中国の古典書物』

Vignette 02 改訂版
ヴィネット02号 増刷版 『中国の古典書物』

著 者  林   昆 範  リン-クンファン
装 本  B5判 並製本 112頁
発 売  2014年06月24日
定 価  本体2,500円+税
       ISBN978-4-947613-89-9

全国有力書店、オンライン・ブックショップでご購入できます。
小社でも直売・直送をうけたまわります。
──────────────
文字の発生期から印刷術の発明へ。
悠久の歴史を有する中国の書物の歴史に、気鋭の研究者が挑んだ力作。
文字と書物は、なにを、どのように伝達してきたのか。
ヴィネット02号  『 中国の古典書物 』 林 昆範
ヴィネット06号  『 元明体と明朝体の形成 』 林 昆範

ヴィネット09号  『 楷書体の源流をさぐる 』  林 昆範
ヴィネット10号   『 開成石経 』 共著/グループ昴
へとつづいた林 昆範 著作シリーズ、
最初の02号の改訂増刷版です。

◎ 著者紹介
林01

 

 

 

 

 

 

林 昆範 リン クンファン
1967年、台湾・台北市うまれ。 日本大学博士課程芸術専攻修了 芸術学博士。
台湾・中原大学商業設計学科学科長、銘伝大学助教授。
台湾・中原大学助教授、同大学文化創意研究センター主任。
タイポグラフィ学会会員。

◎ 本書の内容(目次より)──────
【刻写から印刷への進化】巻
 一 前言と背景
 二 歴史的展開
[彫刻の書物と文字]篇
 三 早期の「書物」
 四 不滅の「書物」
[書写の書物と文字]篇
 五 書物の完成
 六 紙の書物
[印刷の書物と文字]篇
 七 印刷の登場

【宋朝の時代における書物】巻

 一 前言と背景
 二 印刷の隆盛期
 三 宋刊本の出版的属性
 四 宋刊本の地方的属性
 五 冊葉装と宋刊本の版式
版匡/界行/行款/版心/魚尾/象鼻/耳格
 六 書写の延長としての印刷書体
 七 狭義と広義の「宋朝体」書体
 八 書風による書体デザイン

◎南宋時代の主な印刷産業の分布図

◎中国歴代王朝の一覧表
◎おもな参考文献と図版引用一覧
6-7 14-15 16-27 18-19 36-37 ◎ 朗文堂ブックコスミイクから愛読者の皆さまへ ──────
タイポグラフィジャーナル<ヴィネット>シリーズは、ヴィネット創刊準備00号『櫻痴、メディア勃興の記録者』(2001年12月10日)からはじまり、ヴィネット14号『TYPOGRAPHY KALEIDOSCOPE-文字の万華鏡』(2005年09月27日)まで、ほぼ05年間に全15冊を刊行してまいりました。

折悪しくこの間は製紙業界の再編と統廃合が激甚で、<ヴィネット>のビジュアルイメージとして表紙用紙に採用していた、しぼのある<バーントシエナ>が廃色となり、その代替として選定した用紙も、メーカーの統合のために廃色・廃版となることが二度におよび、出鼻をくじかれたおもいがしたものです。

組版システムと組版ソフトウエアも大きく変化し、初期のデータは現在では廃棄されてしまった業務専用組版機であったり、組版ソフト PageMaker であったために、たかだか10余年ほど前のデーターでも、再使用にはおおきな困難がありました。
もちろん図書全体の販売衰退のかたむきと、デジタル軽便メディアの普及といった逆風もございました。

それにもかかわらず、多くの愛読者様と、一部の意欲ある書店様から、<ヴィネット>叢書にたいする継続刊行の要望が続いておりました。
なかでも林 昆範『中国の古典書物』は、文字の発生期から印刷術の発明へ、そして、悠久の歴史を有する中国の書物の成立と発展の歴史にせまる好著であり、刊本学/版本学/図書学/印刷史学といった多方面の読者様から増刷の要望がよせられておりました。
そんなご要望にお応えし、今般改訂版として増刷にあたるとともに、タイポグラフィジャーナル<ヴィネット>の、無理のない継続刊行に踏み切る準備にはいっております。

ご高承のように、現下の印刷・出版界は寒風の吹きすさぶ、きびしい環境下にございます。したがって読者の皆さまのご支持とご支援をたよりに、ゆっくりとあゆんでまいる所存でございます。

『 欧文書体百花事典 』普及版 刊行記念特別連続講演会 第3回 『Robert Granjon』 河野三男 終了いたしました。

欧文書体百花その後3F-o

たくさんのご来場者をお迎えして 本講演会は終了いたしました。
ご来場ありがとうございました。
次回 第 4 回は 2014年08月24日[日]
「装飾は罪悪か ?   花形装飾活字クロニクル」
講師は 白井敬尚さんの担当です。

 関連情報は随時このコーナーにてご紹介いたします。

新緑が目にあざやかな毎日です。皆さまお元気でご活躍のこととぞんじます。
『 欧文書体百花事典 』が刊行されて10年が過ぎました。 この10年間の欧文書体研究は? 関連する研究の進展は……。
『 欧文書体百花事典 』 普及版の刊行に際して 10年前からの「その後」を、各講師に 6 回にわたってお話しいただきます。
下記のご案内をご覧いただき、友人・知人をお誘いのうえ、ふるってご参加ください。
──────────
『欧文書体百花事典』普及版 刊行記念特別連続講演会(全 6 回)
第 3 回  『 Robert Granjon 』
講   師 :  河野 三男
日  時 :  2014年06月22日[日] 午後1時より約3時間程度(ワークショップを含む)
会  場 : 東洋美術学校 本部棟302教室(前02回までの会場とは異なります)
              161-0067 東京都新宿区富久町2-6
               地図  http://www.to-bi.ac.jp/access/
聴講料 : 各回1,000円(要申込登録)
主  催 : 株式会社 朗 文 堂
後  援 : タイポグラフィ学会
              学校法人専門学校 東洋美術学校  産学連携事務局 デザイン研究会アクティ
──────────
[講演会申込先]
株式会社 朗文堂@メールまで  robundo@ops.dti.ne.jp
件名 「欧文書体百花事典その後 第3回講演会」
お名前・人数・返信用メールアドレスを明記して、06月18日[水]までにご送信ください。
3 営業日以内にお断りの返信が無い場合は受付完了とさせていただきます(今回の会場は狭隘です)。 なお、第3回から第6回までの複数回を受講ご希望の方はその回数をご記入ください。
*********************************************** 

株式会社 朗 文 堂   鈴木 孝
160-0022 東京都新宿区新宿2-4-9
電 話 03–3352-5070
伝真  03-3352-5160
email robundo@ops.dti.ne.jp
http://www.ops.dti.ne.jp/~robundo
*********************************************** 
欧文書体その後チラシ・上掲図版、A4判 Z折り 4色/0色のフライヤーを用意しております[デザイン : 杉下城司]。 ご希望のかた、教育機関などで配布をご希望の皆さまは、ご遠慮無くお申し付けください。
・会場は30-40名のキャパシティです。お申し込み先着順にてご聴講できます。
・東洋美術学校には、森澤 茂氏、故小池光三氏の寄贈による貴重な小型活版印刷機がありますので、講演内容とリンクした、活版印刷のワークショップを会場内において併催いたします(アダナ・プレス倶楽部担当)。
・当日配付資料、活版ワークショップの準備などがありますので、確実に受講するためには@メールでのお申込みをお急ぎください(今回の会場は狭隘です)。
・本講演会の次回以降に関する詳細情報は、順次この <朗文堂NEWS ブログロール> のコーナーに掲載いたしますので、ご確認をお願いいたします。

朗文堂 新宿私塾 PIAZZA SHINJUKU 誕生。

PIAZZA 新宿私塾

朗文堂 新宿私塾が誕生したのは2004年09月のことでした。このとき「学校教育機関だけでは学べない、タイポグラフィの前衛養成のための私塾」として、意欲に富んだ第一期生を迎えました。
それから十年余が経過し、新宿私塾修了生はいまでは二百数十名を数えるにいたりました。現在は新宿私塾第24期生が、真摯な学習をつづけております。

ソーシャルメディア全盛の現代ですから、新宿私塾修了生の皆さんは、同期会などを結成して、各種のプラットホームで情報発信と情報交換を続けています。
それでも新宿私塾はひらかれた場所であり、なによりもコミュニケーションの手段として、タイポグラフィをおもくみる、ちいさなコミュニティでもあります。

ここに新宿私塾同期会の枠を越えた情報交換の場として、簡便なブログスタイルでの〈PIAZZA SHINJUKU  新宿私塾のひろば〉を、拠点の朗文堂 WebSite の一画に開設いたしました。

〈PIAZZA SHINJUKU  新宿私塾のひろば〉の投稿者は、新宿私塾修了生、新宿私塾在講生、講師の皆さんが中心となり、管理者は新宿私塾修了生有志が担当します。
もちろん読者は新宿私塾修了生にとどまらず、タイポグラフィにご関心のある皆さまにむけて、ひろく、ひらかれた場所になります。
まもなく新宿私塾修了生の皆さんには、投稿方法などを送付いたしますので、積極的な参加を期待いたします。

また朗文堂 WebSite をご訪問のみなさまは、ときおりホームページからお入りいただき、〈PIAZZA SHINJUKU  新宿私塾のひろば〉をご覧いただいて、若く、あたらしい、意欲に富んだ、タイポグラファ群像をご覧いただけたら幸甚でございます。

【新宿私塾】 第24期 順調に進行中。

私塾24期順調に進行中

《新宿私塾第24期、櫻花爛漫の春、意欲満満でスタートしました》
東京の櫻があでやかに花をつけた04月01日[火]、新宿私塾第24期が開塾いたしました。
この日の日中は新宿御苑にお花見に出かけるひとで賑やかだった周辺も、夕刻ともなると花冷えでしょうか、いくぶん肌寒くなり、いつもの静けさがもどりました。
ところが定刻から第一回目の講座が開始されると、教場はあつい熱気につつまれました。
DSCN3908これから半年間、ほぼ夏休みもなく新宿私塾は開講され、晩夏の09月16日に終了します。
この間、講師、塾生の先輩ともども、全力であたらしいタイポグラフィの前衛を育成するために努力しますし、25回の講座は、いずれも内容の濃いものとなっています。
────────
櫻前線が津軽海峡をわたって、いつの間にか北海道におよんでいました。
新宿私塾第24期第4回目、04月22日[火]は、「講義:活字組版指定基礎」(講師:鈴木 孝)でした。

180分の講座時間いっぱい、演習としての「組版指定の実際」と、課題2「組版指定」が展開していました。

この講座をつうじて「活字サイズ、字間、行間、段間」、「基本組体裁、縦・横、左右揃え、頭揃え、中心揃え」、「禁則、約物、段落字下げ、ぶらさがり組、追い出し・追い込み、行頭括弧の扱い、和・欧文混植の実際」などをまなびます。
そしてこれらの実際が、活版印刷、写植組版などの歴史のなかで醸成され、現代のパソコン組版の基礎となっていることを体験します。

こうして新宿私塾第24期は順調に進行しております。今週末の05月10日[土]は、フィールドワークとして、いったん教場をはなれて公版書籍印刷所の実際をまなびます。
これから半年後、自信にあふれた塾生の皆さんの、お顔と、お姿を、再度紹介できたら幸せです。

DSCN3908 DSCN3911 DSCN3910 DSCN3909

活版カレッジ 2014年春期講座 スタートしています!

 

活版カレッジ朗文堂 アダナ・プレス倶楽部の直接指導により
本格的な活字版印刷術の 知・技・美の三領域を
バランス良く学べます。

活版カレッジでは、科学と学術的根拠にもとづいた実践を基盤としながら、活版印刷機 Adana-21J,  Salama-21A によるケーススタディ・メソッドをふんだんに駆使し、あたらしい時代の活版印刷の現場での、現実的な課題の解決方法を学ぶことを目的とします。

なにしろ定員四名という徹底した少人数の講座が〈活版カレッジ〉ですから、開講後まもなくから、活版造形に挑む仲間としての連帯意識が芽生えるのでしょうか。打ち解けて、和気藹藹とした、にぎやかきわまりないお仲間になります。
DSCN3834 DSCN3833 DSCN3831「活字版印刷術 Typographic Printing」は、印刷による視覚伝達技術のなかでも、文字情報の主要な複製・伝達の手段として、ひろく「活版印刷・活版・カッパン」などと呼ばれて親しまれてきました。
そして今、印刷複製技術の原点として560年余におよぶ長い歴史を有し、メディアの変遷とともにさまざまな浮沈を経た「活版」が、ふたたび熱く注目され、関心をあつめています。
活版カレッジは、あたらしい活版ユーザーに向けた活字版印刷機 Salama-21A  の製造・発売をおこなっているアダナ・プレス倶楽部が開講する活版講座です。

活版カレッジ  2014年次期講座
◎ 3 ヶ月 木曜日 全9回(毎月3回) 19:00-22:00

※各コース定員4名(お申込先着順)
※ 毎月第1-3週木曜日の開講。 第4-5週は基本的にお休みです。
※ GW・夏期休暇などに際して若干の変動があります。
◎ 徹底した少人数講座のため、お申込先着順とさせていただきます。
◎ 受講希望者多数の場合には、次期講座への予約をお勧めする場合がございますのでご了承ください。
◎ 次期の開催日時と募集の開始は、アダナ・プレス倶楽部ニュース にて随時お知らせいたします。
◎ 《活版カレッジ》受講ご希望の方は、お気軽に、できるだけ事前に、アダナ・プレス倶楽部の @メール まで受講希望の意向をご連絡ください。
一般公募に先だって、あらためてご案内をさしあげます。 積極的なご参加をお待ちしております。

  • 活版カレッジ
    【講座教室】 東京都新宿区新宿 2-4-9 中江ビル   4FB 朗文堂内(通学制)
    【講   師】 朗文堂 アダナ・プレス倶楽部

【講演会】欧文書体百花事典 その後Ⅱ終了。ご来場ありがとうございました。

欧文書体百花その後2DSCN3841櫻前線がどんどん北上中です。皆さまお元気ですか。
春とは名のみの、風がつめたい日曜日でした。それでもたくさんの皆さんがご来場され、熱い講演会でした。ありがとうございました。
この【欧文書体百花事典 その後】 講演会は、 6 回12月まで 連続開催されます。今後とも、ご支援、ご来場と、 『普及版 欧文書体百花事典』 のご愛読をお願いいたします。
────────
2014年04月20日[日]、東洋美術学校において、講演会【欧文書体百花事典 その後Ⅱ】が講師:杉下城司さんによって開催されました。
ご来場いただきました皆さま、長時間のご聴講お疲れになりませんでしたか。
また後援をいただきました東洋美術学校 産学連携事務局 デザイン研究会アクティ、タイポグラフィ学会の皆さまにも篤く御礼を申しあげます。

あらためてご案内いたしますが、次回の講演会【欧文書体百花事典 その後Ⅲ】は、2014年06月22日[日]、「Robert Granjon」と題して河野三男さんのご担当です。ご期待ください。
──────────

『欧文書体百花事典』普及版 刊行記念特別連続講演会(全 6 回)
        第 2 回  『サンセルフの次なる模索 ローマン・サンセリフ』
講     師 : 杉下 城司
日    時 : 2014年4月20日[日]
会   場 : 東洋美術学校
主   催 : 株式会社 朗文堂
後    援 : タイポグラフィ学会/ 学校法人専門学校 東洋美術学校  産学連携事務局 デザイン研究会アクティ
────────── DSC04749-2 DSC04669-3 DSC04629 DSC04583 DSC04621 DSC04585DSCN3849 DSCN3868 DSCN3905 DSCN3903 DSCN3897 DSCN3894 DSCN3880

欧文書体その後チラシ

『欧文書体百花事典』普及版 刊行記念特別連続講演会 第2回 『サンセリフの次なる模索 ローマン・サンセリフ』 終了いたしました。

【『欧文書体百花事典』普及版 刊行記念特別連続講演会 第2回『サンセリフの次なる模索 ローマン・サンセリフ』】は終了いたしました。たくさんのご来場ありがとうございました。

次回は第3回『Robert Granjon』 (河野三男講演 2014年06月22日[日])を予定しております。この詳細は順次このコーナーに掲載いたします。

欧文書体百花その後2

櫻花爛漫、よい季節になりました。皆さまお元気でご活躍のこととぞんじます。
『欧文書体百花事典』が刊行されて10年が過ぎました。
この10年間の欧文書体研究は? 関連する研究の進展は……。
これからの『欧文書体百花事典』普及版の刊行に際して
10年前の「その後」を、各講師に6回にわたってお話しいただきます。
下記のご案内をご覧いただき、友人・知人をお誘いのうえ、ふるってご参加ください。
──────────
『欧文書体百花事典』普及版 刊行記念特別連続講演会(全 6 回)
      第 2 回  『サンセルフの次なる模索 ローマン・サンセリフ』
      講   師 : 杉下 城司
日 時 : 2014年4月20日[日]
      午後1時より約3時間程度(ワークショップを含む)
会 場 : 東洋美術学校 D棟1階 階段教室
      161-0067 東京都新宿区富久町2-6
      地図  http://www.to-bi.ac.jp/access/
聴講料 :各回1,000円(要申込登録)
主  催 : 株式会社 朗文堂
後  援 : タイポグラフィ学会
        学校法人専門学校 東洋美術学校  産学連携事務局 デザイン研究会アクティ
──────────
[講演会申込先]
株式会社 朗文堂@メールまで  robundo@ops.dti.ne.jp
件名 「欧文書体百花事典その後 第2回講演会」
お名前・人数・返信用メールアドレスを明記して、4月16日[水]までにご送信ください。
 3 営業日以内にお断りの返信が無い場合は受付完了とさせていただきます。
なお、第2回から第6回までの複数回を受講ご希望の方はその回数をご記入ください。
***************************************************
株式会社 朗 文 堂
鈴木 孝
160-0022 東京都新宿区新宿2-4-9
電 話 03–3352-5070
FAX 03-3352-5160
email robundo@ops.dti.ne.jp
http://www.ops.dti.ne.jp/~robundo
***************************************************
欧文書体その後チラシ
・上掲図版の、A4判 Z折り 4色/0色のフライヤーを用意しております[デザイン : 杉下城司氏]。
 ご希望のかた、教育機関などで配布をご希望の皆さまは、ご遠慮無くお申し付けください。
・会場は30-40名のキャパシティです。〈お申込み多数のため、同校階段教室に会場を変更いたしました〉。
・東洋美術学校には、森澤茂氏、故小池光三氏の寄贈による貴重な小型活版印刷機がありますので、講演内容とリンクした、
活版印刷のワークショップを会場内において併催いたします。
当日配付資料、活版ワークショップの準備などがありますので、確実に受講するためには@メールでのお申込みをお急ぎください。
本講演会の次回以降に関する詳細情報は、順次この 朗文堂NEWS ブログロール のコーナーに掲載いたしますので、ご確認をお願いいたします。

新宿私塾第24期 スタートしました。

私塾24期開始Web24譛溷・蟄ヲ

《新宿私塾第24期、櫻花爛漫の春、意欲満満でスタートしました》
東京の櫻があでやかに花をつけた04月01日、新宿私塾第24期が開塾いたしました。
日中は新宿御苑にお花見に出かけるひとで賑やかだった周辺も、夕刻ともなると花冷えでしょうか、いくぶん肌寒くなり、いつもの静けさがもどりました。
ところが定刻から第一回目の講座が開始されると、教場はあつい熱気につつまれました。

これから半年間、ほぼ夏休みもなく新宿私塾は開講され、晩夏の09月16日に終了します。
講師、塾生の先輩ともども、全力であたらしいタイポグラフィの前衛を育成するために努力しますし、25回の講座は、いずれも内容の濃いものとなっています。
半年後、自信にあふれた塾生の皆さんの、お顔と、お姿を、再度紹介できたら幸せです。
DSCN3558 DSCN3558 DSCN3552

24期カリキュラム表紙新宿私塾第24期カリキュラム 表紙  (Design : 講師 杉下城司さん) 

新宿私塾第24 期カリキュラムの表紙は、デジタルタイプの「FRESCO」によります。
新宿私塾では、受講期間のあいだに、和文活字でも欧文活字でも、どちらでもかまわないのですが、できるだけ「My Favorite Type ── わたしのお気に入りの活字書体」を獲得することが勧められます。

もちろん、世上の評価がたかい活字書体でも、まったく無名の活字書体でも、「はやり書体」でも一向にかまいません。むしろどんな活字書体にも、避けがたく付着している「長所と短所」をみつけだして、「長所をいかし、短所を制御する能力」がとわれます。

──────── 杉下城司さんのコメント
新宿私塾24期カリキュラム表紙の書体は、『Counterpunch』, 『Type now』の著者でもある、オランダのタイポグラファ、Fred Smeijers(フレッド・スマイイエルス 1961-)の OurTypeが製作した〈FRESCO〉を使用しました。
〈フレスコ〉の最初は1988年10月にオランダの雑誌に使われました。この年には〈ローティス〉,〈ストーン〉ファミリーも発表されましたし、デジタル・タイプの世界では、なんらかの、おおきな変革が起きた年でもありました。

デジタル・タイプとしてリリースされたのは2001年からで、ファミリー構成も〈ローティス〉,〈ストーン〉などとも似た構成になっています。そして2010年にはアラビア語用のフォント・セット〈アラビック〉もリリースされています。
〈FRESCO〉ファミリーは、ローマン、サンズ、プラス、プラス・サンズ、インフォーマル・サンズ、スクリプト、アラビックがあります。
今回使用した書体は、インフォーマル ・サンズを使用しています。

【 Fred Smeijers と OurType 関連のURL/ウィキペディア: Fred SmeijersOurType 】
フレッド・スマイイエルス氏の画像集には、新宿私塾修了生ならニヤリとする画像も!
【 URL/Fred Smeijers 画像集 】

アダナ・プレス倶楽部,新機種Salama-21A発売にあわせてWebSiteを更新。

《新コーナー、【活版アラカルト】ができました》
アダナ・プレス倶楽部のWebSiteに、ブログロール【 活版アラカルト à la carte 】が誕生いたしました。
「活版印刷と タイポグラフィの 気軽なひとしな」を記録いたします。
また、アダナ・プレス倶楽部会員の良き交流の場として、会員からご提供の情報を中心に、展覧会、イベント情報なども 【 活版アラカルト 】 コーナーでご紹介いたします。
タイポグラフィ・ブログロール 【 花筏 】 ともどもご愛読ください。
アダナ新コラムhanaikada_color《アダナ・プレス倶楽部,新機種Salama-21A発売にあわせてWebSiteを更新しました》
朗文堂 アダナ・プレス倶楽部では、2014年04月01日より、新機種、アダナ式小型活版印刷機Salama-21Aの発売を開始いたしました。

それにあわせまして、活版印刷関連の諸機材、諸資材のライン・アップをいっそう充実させて、価格も一部を変更いたしました。

今回の改変の最大の特徴は、
「モノ皆値上がりするこの時代、活版印刷機が購入しやすくなるってホント !?」
のスローガンのとおり、むしろお求めやすい価格への変更が中心です。
【製品のご紹介】ページ、「Salama-21Aのご紹介」、「キットのご紹介」をぜひご覧ください。
ブックマークやお気に入りにご登録されている皆さんは、更新ボタンをクリックされて、アダナ・プレス倶楽部の新布陣をぜひともご確認ください。

【新宿私塾】新宿私塾第23期 無事に終了いたしました。

私塾23期修了私塾朗文堂最後01

新宿私塾23期生

新宿私塾第23期(2013年09月17日-2014年03月11日)が無事に終了しました。
この半年間、前半はきびしい残暑の毎日で、みじかい秋のあと、すぐに繰りかえし寒波がおそい、最後はかなりな規模の降雪までみるという、天候不順な日日がつづきました。
それにも負けず、塾生の皆さんは熱心な学習をつづけ、2014年3月11日の最終講座をもって、無事新宿私塾第23期の全講座を終了されました。

新宿私塾は、そんな塾生の皆さんの熱意と、たくさんの講師の努力で支えられています。
上掲写真は、いずれも教場での撮影で、
上) 第24回講座(2014年03月04日)、下) 開塾式・第01回講座(2013年09月17日)のものです。
塾生の皆さんは、新宿私塾での半年間で、造形とコミュニケーションを担うタイポグラファとしておおきく成長され、最上部の写真では自信に満ちた表情が印象的です。

イムさん02 イムさん01イムさん03最終回の第25回講座(2014年03月11日)は、講師の イム・ジョンホ さん(マウント主宰/新宿私塾修了)が、長期取材出張のために講座順の組みかえがあって、渋谷のマウントスタジオで、大型ディスプレイをもちいての出張講座となりました。
イム・ジョンホさんは、もともと新宿私塾の修了生であり、いわば同窓・同門の仲間ですから、講座はなごやかに、笑いの絶えない、そして最終講座にふさわしい充実した講座となりました。

最終講座の修了後、今北さん(maima)  が幹事となり、渋谷の和食のお店で「お別れ会」。お料理は比内鶏ときりたんぽ鍋。やつがれもお相伴しましたが、幹事の努力で美味しく、楽しい会でした。
どうやら新宿私塾第23期も、女性陣のほうが活発だったような……。

出会いはうれしく、別れはさびしいものです。長かったようで短かった半年でした。下記にこの関連サイトのアーカイブをまとめておきました。また、いつでも、どこでも、皆さんとお会いできますね。
新宿私塾第23期生の皆さんは、おおきく造形界に羽ばたいていきました。

◎ 2013年11月24日 新宿私塾第23期 スタートしました。
◎ 2014年02月06日 新宿私塾第23期 順調に進行中です。
◎ 2014年02月25日 如月二月、二週連続の降雪であわただしかったですね。
◎ 2014年03月04日 新宿私塾第23期 寸描紹介。熱い最終盤にさしかかっています。
◎ 2014年03月04日 新宿私塾第24期 募集終了のお知らせ
◎ 2014年03月15日 新宿私塾第23期 無事に終了いたしました。

私塾24期生募集終了

新宿私塾第24期は、一般公募の機会がなく、「募集終了」のお知らせも、この〈朗文堂ニュース〉欄に、一回だけの掲載でしたので、いまでも入塾ご依頼・ご相談のお電話、@メールを頂戴しております。

まことに恐縮ですが、新宿私塾には予約申込み者が多く、ここのところ一般公募は困難という状況になっております。

次期の「新宿私塾24期」(2014年04月01日開講)にも定員を上まわるご予約をいただきましたので、「一般公募」を経ずに、お申込み先着順に入塾していただきました。また現状では数名のかたが次次期講座(25期・2014年09月開講予定)の開講をお待ちの状況にございます。
詳細は 「 新宿私塾 第24期生 募集終了」 のお知らせをご覧いただき、できるだけ早めに事前予約をいただくと、確実に入塾することができるかと存じます。よろしくお願いいたします。

【展覧会】 danke Emil Ruder 生誕100年を祝して

printgalleryRuder_A4_middledanke Emil Ruder
生誕100年を祝して

danke Emil Ruder
celebrating the 100th birthday

出品作家 :  エミール・ルーダー Emil Ruder
会       期 :  2014年3月20日[木]-4月29日[火/祝]
開館時間 :  月・金曜日 15時-20時、土・日・祝 13時-20時
休  館  日:  火・水・木曜日(3月20日[木]、4月29日[火/祝]は開館)
料   金 :  無 料
────────
会   場 :  print gallery (プリントギャラリー)
        住所 108-0072  東京都港区白金1-8-6 1F
        電話 03-5843-8902
メ  ー  ル :   official@printgallerytokyo.com
展示リンク : http://www.printgallerytokyo.com/ex_emilruder.html
────────
誕  生  日 : 3月20日[木] 17:30-19:30
オープニング : 3月21日[金/祝] 17:30-19:30
 企画概要
エミール・ルーダー

1914年3月20日 スイス チューリッヒに生まれる
1970年3月13日 スイス バーゼルにて死去
タイポグラファ、教育者
小printgallery_emilruder_knupfteppiche
スイスのタイポグラファ、教育者である
エミール・ルーダーの生誕100年を祝した展覧会が
ルーダーの教え子である、ヘルムート・シュミット氏と
プリントギャラリーが企画し、プリントギャラリーにおいて
開催されます。

本展では、切手のような小さなサイズの制作物から
書籍、大判のポスターまでを幅広く展示し、さらに作品の解説と
教え子・同僚たちの言葉をまじえて展示されます。

ルーダーによる4つの論考 〈本質的なもの〉 からもうかがえる
自身の哲学や知識を伝えようとする意志。

印刷された部分と印刷されない余白のリズミカルな扱い。
その成果として生みだされた作品や著書は、今日でも
造形にたずさわる者を鼓舞し
より一層の考察をうながしています。
開館日時にご注意のうえ、ご観覧をお勧めいたします。
[情報提供 : プリントギャラリー] 

新宿私塾第24期 募集終了のお知らせ

私塾24期生募集終了「新宿私塾」はタイポグラフィの知・技・美の領域をバランス良くまなぶための、少数精鋭によるちいさな教育機関です。
書物と活字づくり、すなわち「タイポグラフィ」の560年におよぶ魅力的な歴史をまなび、本格的なタイポグラフィの教育と演習を通じて、あたらしい時代の要請に柔軟に対処する能力を身につけた、タイポグラフィの前衛を養成します。
「新宿私塾」は設立から11年の歴史を有し、現在は第23期生が意欲的に最終盤の学習を続けています。
────────
2013年09月、きびしい残暑のなかで開講した「新宿私塾第23期」でしたが、年末年始の大寒波や、如月二月の降雪にもめげず、順調な講座がつづき、03月11日に最終講座を迎えます。
山本講義
引きつづき、04月01日[火]から「新宿私塾第24期」が開講いたします。
新宿私塾は少数精鋭をモットーとし、現役の第一線の造形者による講師陣と塾生が、また塾生同士が、たがいに切磋琢磨しながら向上をめざす私塾であり、定員は最大10名で、お申し込み先着順に受付させていただきます。
────────
まことに恐縮ですが、新宿私塾には予約申込み者が多く、ここのところ一般公募は困難という状況になっております。次期の「新宿私塾24期」にも定員を上まわるご予約をいただきましたので、「一般公募」を経ずに、お申込み先着順に入塾していただきました。
また現状では数名のかたが次次期講座(25期 2014年09月開塾予定)の開講をお待ちの状況にございます。

そのために 「新宿私塾」 に確実に入塾をご希望のかたは、ご面倒でも事前に小社担当/鈴木孝 あてにご連絡をいただき、相談・見学・事前予約をおすすめいたします。
ご予約者には、一般公募に先だって、あらためて入塾のご意志を再確認させていただき、優先的に入塾することができます。

先ずは@メールにて入塾希望のご意志をご連絡ください。
件名/新宿私塾25期申し込み として、 お名前、住所、電話(携帯可)を必ずお書きください(この情報は新宿私塾だけでの限定といたします)。 受信後、返信をさせていただきます。
より詳しく新宿私塾に関して知りたいというかたは電話連絡をしてください。担当の鈴木が対応させていただきます。
*****************************************************

株式会社 朗  文  堂  鈴木 孝
160-0022 東京都新宿区新宿2-4-9
電  話 03-3352-5070
Telefax 03-3352-5160
@ mail  robundo@ops.dti.ne.jp
http://www.ops.dti.ne.jp/~robundo/
****************************************************

【講演会】欧文書体百花事典 その後 Ⅰ 終了。ご来場ありがとうございました。

欧文書体その後ポスター

あいにくの小雨交じりの肌さむい日曜日でした。
それでもたくさんの皆さんがご来場され
熱い講演会でした。本当にありがとうございました。
この【欧文書体百花事典 その後】 講演会は 6 回12月まで
連続開催されます。今後とも、ご支援、ご来場と、
『普及版 欧文書体百花事典』 のご愛読をお願いいたします。

────────
2014年03月02日[日]、東洋美術学校において、講演会【欧文書体百花事典 その後Ⅰ】が開催されました。
ご来場いただきました皆さま、長時間のご聴講お疲れになりませんでしたか。
また後援をいただきました東洋美術学校、産学連携事務局 デザイン研究会アクティ、タイポグラフィ学会の皆さまにも篤く御礼を申しあげます。

あらためてご案内いたしますが、次回の【欧文書体百花事典 その後Ⅱ】は、
2014年04月20日[日]、「サンセリフの次なる模索 ローマン・サンセリフ」と題して、杉下城司さんのご担当です。ご期待ください。
東美Ⅰ-1 20140302-谺ァ譁・嶌菴・迚・。ゥ縺輔s騾∽サ禄DSC01429 20140302-谺ァ譁・嶌菴・迚・。ゥ縺輔s騾∽サ禄DSC01307 20140302-谺ァ譁・嶌菴・迚・。ゥ縺輔s騾∽サ禄DSC01318 20140302-谺ァ譁・嶌菴・迚・。ゥ縺輔s騾∽サ禄DSC01472 20140302-谺ァ譁・嶌菴・迚・。ゥ縺輔s騾∽サ禄DSC01138-2

如月二月、二週連続の降雪・都知事選・オリンピック観戦と、なにかとあわただしかったですね。

欧文書体その後チラシ DSCN3250 DSCN3257

如月キサラギ二月、月はじめの02月08日[土]、南岸低気圧の襲来で関東地方も時ならぬ降雪をみました。つづいて翌週の14日[金]-15日[土]にも、さらに激しい降雪が太平洋岸一帯をおそいました。
皆さま、被害やお怪我などは無かったでしょうか。お見舞いもうしあげます。
────────
まもなく月が変わって弥生三月、朗文堂もあわただしい年度末を迎えています。
新宿私塾第23期は最終盤をむかえて、熱い講座がつづいていますし、まもなく新宿私塾第24期の塾生のみなさんを迎える準備も整いました。
DSCN2583 DSCN3030 DSCN3227[活版ルネサンス]を目標として活動をつづけてきたアダナ・プレス倶楽部は、04月10日から恒例の[活版カレッジ 春期講座]を開講いたします。
またアダナ・プレス倶楽部は設立から7年、第一段階のステージから、あらたなステージへの展開を計画してまいりました。ようやく近近、新機軸を発表できるところまできました。ご期待ください。

日陰にはまだなごり雪がのこりますが、朗文堂は弥生三月を迎えて一斉に展開する態勢を整えております。
────────
弥生三月〇二日[日]、下掲詳細記事にてご案内のとおり、まず[欧文書体百花事典 その後]連続講演会の第一弾が開催されます。
同書は刊行以来10年、四版を重ね、わが国の欧文活字研究の定番書としてのご評価をいただいて発行してまいりました。
この間の10年間、読者の皆さまともども、執筆者も研究の深化をはかってまいりました。そんな成果の一端をご披露し、基礎資料の現物をご覧いただく講演会を六回にわたって開催いたします。
お申込みが多数となり、ご後援の東洋美術専門学校と急遽相談して、会場をおおきめの講義室に変更いたしました。もしご参加ご希望のかたは残席ができましたので、至急お申込みたまわり、ご参加ください。
欧文書体その後ポスター

《明治産業近代化のパイオニア『平野富二伝』 好評理に販売継続中です》

平野表紙uu 東京築地活版製造所の創設者であり、石川島造船所をはじめとする様様な事業を興し、明治産業の近代化に貢献した平野富二。このひとに関する資料はこれまであまりに少なかったという事実があり、近代産業史、明治文化史、近代造形史、タイポグラファなど、様様な分野の教育・研究機関や図書館からのご注文がつづいています。
『普及版 欧文書体百花事典』、『平野富二伝』は、朗文堂の基礎図書と位置づけ、間断のない刊行をつづけてまいります。ご購読ご希望のかたは、最寄り書店にご注文いただくか、小社営業部までご発注ください。
【リンク:朗文堂ブックコスミイク 新刊書ご案内
────────
《勝井三雄さん、新刊『勝井三雄 1954-2013』を刊行されました》
勝井先生図書
勝井三雄(1931年東京うまれ)さんが、意欲的に新刊を刊行されました。
勝井三雄さん(ふだんは勝井先生とお呼びしています)は、東京教育大学(現筑波大学)を卒業後、味の素株式会社式をへて、1961年に勝井デザイン事務所を設立されました。その精力的な造形活動は1954年(昭和29)からこんにちまでの長きにわたります。

この間、造形はもとより、造形教育にも熱心にかかわり、関係諸団体の役職もはたしてこられました。

先般《勝井三雄展 兆しのデザイン》(ggg 第329回企画展 2014年01月09日-31日)の開催にあたり、新企画をもってまとめられたのが新刊『勝井三雄 1954-2013』です。
勝井三雄さんとはながらく親しくお付きあいいただいてまいりました。先生がますますご壮健で、「比類なきデザイン宇宙」を飛翔されますよう祈念しております。
皆さまのご購読をお勧めいたします。
【詳細:公益財団法人 DNP文化振興財団
────────
《台湾で活躍する 林昆範さんが、ドイツ iF 賞 二部門を受賞されました》
iF 傳達設計獎 iF 包裝設計獎林昆範さん(台湾中原大学助教授、タイポグラフィ学会会員)は、精力的に中国との関わりをもって造形活動を展開されています。
春節の休暇あけにも、すでに中国桂林、陽朔などを訪問されています。
そんな林昆範さんが、ドイツ iF 賞として、「iF communication design award 2014」、「iF packaging design award 2014」の二部門を受賞されました。いただいた写真をご紹介いたします。

【朗文堂ブックコスミイク】 『欧文書体百花事典』普及版 刊行記念特別連続講演会 第1回

欧文書体その後チラシ梅だよりもチラホラ聞かれる昨今です。皆さまお元気でご活躍のこととぞんじます。
『欧文書体百花事典』が刊行されて10年が過ぎました。
この10年間の欧文書体研究は? 関連する研究の進展は……。
これからの『欧文書体百花事典』普及版の刊行に際して
10年前の「その後」を、各講師に6回にわたってお話しいただきます。
下記のご案内をご覧いただき、友人・知人をお誘いのうえ、ふるってご参加ください。
なお、詳細は朗文堂NEWSブログをご覧ください。
http://www.robundo.com/robundo/blog/
──────────
『欧文書体百花事典』普及版 刊行記念特別連続講演会(全 6 回)
      第 1 回  『ボドニローマンからの変遷  Giovanni Mardersteig』
      講   師 : 片塩二朗
日 時 : 2014年3月2日(日)
      午後1時より約3時間程度(ワークショップ含む)
会 場 : 東洋美術学校 D棟1階 学生ホール
      161-0067 東京都新宿区富久町2-6
      地図は http://www.to-bi.ac.jp/access/
聴講料 :各回1,000円(要申込登録)
主  催 : 株式会社 朗文堂
後  援 : タイポグラフィ学会
        学校法人専門学校 東洋美術学校
        産学連携事務局 デザイン研究会アクティ
──────────
[講演会申込先]
株式会社 朗文堂@メールまで  robundo@ops.dti.ne.jp
件名 「欧文書体百花事典その後 第1回講演会」
お名前・人数・返信用メールアドレスを明記して、2月27日までにご送信ください。
 3 営業日以内にお断りの返信が無い場合は受付完了とさせていただきます。
なお、第2回から第6回までの複数回を受講ご希望の方はその回数をご記入ください。
****************************************************
株式会社 朗 文 堂
鈴木 孝
160-0022 東京都新宿区新宿2-4-9
電 話 03–3352-5070
FAX 03-3352-5160
email robundo@ops.dti.ne.jp
http://www.ops.dti.ne.jp/~robundo
*****************************************************欧文書体その後チラシ

◎ 上掲図版の、A4判 Z折り 4色/0色のフライヤーを用意しております。ご希望のかた、教育機関などで配布をご希望の皆さまは、ご遠慮無くお申し付けください。
◎ 会場は30-40名のキャパシティです。また東洋美術学校には、森澤茂氏、故小池光三氏の寄贈による貴重な小型活版印刷機がありますので、講演内容とリンクした活版印刷ワークショップも併催いたします。
◎ 当日配付資料の準備、活版ワークショップの準備などがありますので、確実に受講するためには@メールでのお申込みをお急ぎください。
◎ 本講演会に関する詳細情報は、順次本コーナーに掲載いたしますので、ご確認ください。

新宿私塾第23期寸描紹介。熱い最終盤にさしかかっています。

私塾《若手からの支持が、有馬智之さんの熱い講義 ── 新宿私塾23期 01月14日》
有馬さんは日本デザインセンターなどで活躍する若手のホープです。ところで有馬さんは新宿私塾の修了生でもあります。ですから講座の修了後は、現役の塾生諸君と和気藹藹の仲間です。
DSCN2603
DSCN2583 DSCN2571《開塾当時からのベテラン講師:板東孝明さん──新宿私塾23期 01月21日》
たくさんの作品事例をもとに、造形の背後にひそむ理念に焦点をあててわかりやすく製作ステップが説かれます。講座の終了後は、希望者の塾生の皆さんと、ファミレスで楽しく談笑することも定例化しています。
DSCN3018 DSCN3030 DSCN3015

《身体性をともなった造形の魅力 講師:大石薫さん ── 新宿私塾23期 02月04日》
実際に活版印刷機と、金属活字をもちいて、微細なスペーシングの技を体験します。タイポグラフィの知・技・美のすべてがギッシリと。アナログからデジタルへ、インターアクティブで実践的な手法をまなぶ講座です。
DSCN3227
DSCN3231 DSCN3229《新宿私塾第23期は終盤にさしかかり、熱い講座が連続しています》
昨年の秋は残暑が厳しく、年初からは寒波がくりかえし襲来する東京です。新宿私塾塾生の皆さんは、職場や学校のほかに、新宿私塾にあつまり、半年間、集中的にタイポグラフィをまなんでいます。
いよいよ最終盤です。次の第24期受講希望者のご見学も増えてきました。梅だよりもチラホラきかれるきょうですが、梅が散り、櫻の開花がまたれる03月17日まで、新宿私塾第23期は熱い毎日がつづきます。

Viva la 活版 Viva 美唄 レポート01-12 アダナ・プレス倶楽部コラム欄に掲載しました。

美唄コラム緑uu 美唄はがきDMuu

《Viva la 活版 Viva 美唄では活版造形者の作品展示会、講演会、各種の活版ゼミナールを開催》
「アルテピアッツァ美唄」は、地元の北海道美唄市出身で、世界的な彫刻家として知られる、安田 侃ヤスダ カンさんがいまなお創り続ける、大自然と彫刻が相響した野外彫刻と諸施設からなる彫刻美術館です。
「アルテ ピアッツァ美唄」はまた、自然と人と芸術のあたらしいありかたを模索し、提案し続け、訪れる人びとに、自分の心を深く見つめる時間と空間を提供している素晴しい施設です。

この「アルテ ピアッツァ美唄」の「アート・ストゥディオ」と、「アート・ギャラリー」の一画をお借りして、〔Viva la 活版 Viva 美唄 ── すばらしき活版、すばらしい美唄〕では、活版造形者による作品展示と、各種タイポグラフィゼミナールをおこないました。

皆さまもこれを機会に、お気に入りの書物を一冊持って、北海道美唄の地「アルテ ピアッツァ美唄」にお出かけください。そして彫刻と自然が織りなすシンフォニーの中で、のんびりと読書や思索に耽ったり、大切な人とのゆっくりしたひとときを過ごしたりしてください。
真の造形活動や、こころ豊かな人生について見つめなおすために必要な、贅沢な時間と空間がそこにはあります。
bibaisakuhin_0002uu bibaisakuhin_0007uu bibai_561uu bibai_445uuuu bibai_586uu bibai_657uu DSCN0945uu P1000688uu P1000609uu《Viva la 活版 Viva 美唄 全記録》
【会  期】  2013年7月13日[土]―15日[月・祝] 9:00―17:00
【会  場】  ARTE PIAZZA BIBAI アルテピアッツァ美唄
        アート・ギャラリーおよびアート・ストゥディオ
        北海道美唄市落合町栄町  http://www.artepiazza.jp/
【入場料】  無  料
【後  援】  タイポグラフィ学会
【主  催】   朗文堂 アダナ・プレス倶楽部

《いささか旧聞に属しますが、Viva la 活版 Viva 美唄の全記録を別コーナーに掲載しました》
〔Viva la 活版 Viva 美唄 ── すばらしき活版、すばらしい美唄〕の報告は、これまでも本コーナーなどでも随時掲載してまいりました。また、まとまったカタチでのご紹介の場を〔アダナ・プレス倶楽部 コラム〕に予定しておりましたが、同コーナーのバージョンアップなどがあって全体報告が遅延しておりました。
したがいまして、いささか旧聞に属して恐縮ですが、ようやく 〔アダナ・プレス倶楽部 コラム〕 に「Viva la 活版 Viva 美唄 レポート01 プロローグ-レポート12 エピローグ」にわけて   掲載が完了いたしました。
ここに新コーナー 〔リンク : アダナ・プレス倶楽部 コラム 〕 をあらためてご紹介いたします。ブログロールの構造上、掲載順が降順(No.12-01)となっておりましたが、昇順(No.01-12)に変更してご紹介いたします(No.11-12は過去ログに収納されています)。

《本2014年、Viva la 活版 ── すばらしき活版展は、鹿児島で開催いたします》
本年の〔Viva la 活版 ── すばらしき活版展〕の会場と開催時期に関するご報告です。
本年は北の大地から一転して、焔をふきあげる活火山・桜島のちかく、南の鹿児島を会場として、11月初旬の開催に内定いたしました。皆さまの積極的なご参加とご来場をお待ち申しあげます。
この詳細は、これからもニュース欄、コラム欄の双方で随時お知らせいたします。

フランス国立印刷所 新シンボルロゴ 火の精霊サラマンダーと 王のローマン体 ローマン・ドゥ・ロワ

フランス王立印刷所フランス国立印刷所カードフランス国立印刷所シンボルロゴ《Étude pour un caractère : Le Grandjean 動画紹介 YouTube 3:53  撮影協力:中川順雄氏》

ローマン・デュ・ロア01 ローマン・デュ・ロア02最初に動画で「王のローマン体、王家のローマン体  ローマン・ドゥ・ロワ or ローマン・ド・ロァ Romains du Roi」をご覧いただきました。この活字書体の本格的な紹介は、ステージを容量のおおきな「タイポグラフィ・ブルグロール 花筏」にうつして、近近ご紹介いたします。

フランス国立印刷所 新ロゴ《フランス国立印刷所 Imprimerie Nationale の新シンボルロゴの紹介 YouTube 1:42》

磯田01uu磯田04uu磯田02uu上掲写真は、フランス国立印刷所における 『Étude pour un caractère : Le Grandjean』 の製造過程を説明するために特別に取材許可を得た写真。この大冊の書籍のために、フランス国立印刷所では、元図となる銅版印刷を実施して、それに説明と活字印刷見本を付与した特装本60部を市販用とした。
それをもとに活字父型をあらたに彫刻し、それから打込(押しこみ)活字母型を製造して、あらたな活字鋳造をおこなった。
したがって 『Étude pour un caractère : Le Grandjean』 は、大型印刷機をもちいて、銅版印刷、活字版印刷、箔押し作業などが、特別製造による手漉き紙のうえに実施されている。印行などのちいさな印刷面積の部分は小型ハンドプレスをもちいている。
[取材・撮影協力:磯田敏雄氏] 
──────── 
フランス国立印刷所では、先般シンボルロゴを近代化して、Websiteに動画をアップしました。同所のあたらしいシンボルロゴのモチーフは、創立以来変わらずにもちいられてきた「サラマンダー」です。
このサラマンダーには TV CM でお馴染みの「ウーパールーパー」という愛称がありますが、正式には メキシコサラマンダー(Ambystoma mexicanum)とされ、もともとはメキシコの湖沼に棲む、両生綱有尾目トラフサンショウウオ科トラフサンショウウオ属に分類される有尾類だそうです。その愛称ないしは流通名が「ウーパールーパー」とされています。

ところで、灼熱の焔からうまれるイモノ、「鋳造活字」をあつかうタイポグラファとしては、こと「火の精霊 ── サラマンダー or サラマンドラ or サラマンドル」と聞くと、こころおだやかではありません。今回はフランス国立印刷所からのメッセージも届きました。

Viva la 活版 Viva 美唄タイトルデザイン04 墨+ローシェンナ 欧文:ウンディーネ、和文:銘石Buu

サラマンダーとは、欧州で錬金術が盛んだった中世のころに神聖化され、パラケルススによって「四大精霊」とされたものです。
四大精霊とは、地の精霊・ノーム/水の精霊・オンディーヌ/火の精霊・サラマンダー/風の精霊・シルフです。このことは欧州ではひろく知られ、アドリアン・フルティガーは、パリのドベルニ&ペイニョ活字鋳造所での活字人としてのスタートのときに、「水の精霊/オンディーヌ Ondine」と名づけた活字を製作していました。
この欧文活字「オンディーヌ」と、和文電子活字「銘石B」 をイベントサインとしてもちいたのが《Viva la 活版 Viva 美唄》でした。
【リンク:花筏 朗文堂-好日録032 火の精霊サラマンダーウーパールーパーと、わが家のいきものたち

2008年アダナプレス倶楽部年賀状 裏2008年アダナプレス倶楽部年賀状 表アダナプレス倶楽部年賀状におけるサラマンダー

アダナプレス倶楽部では、2008年の年賀状で「活版印刷術とサラマンダーのふしぎな関係」をご紹介しました。ここにあらためて、フランス国立印刷所であたらしく再生されたシンボルロゴをご紹介いたします。
[取材・翻訳協力:磯田敏雄氏]

《Toute la vérité sur la Salamandre —— サラマンダーの事実のすべて》
フランス国立印刷所公開フライヤーより抜粋       
       考古学事典と紋章学の説明からの引用 
       1901年 ケリー・ド・ガルレー(Kelley de Galurey)
空想上のトカゲ、サラマンダーは、いつも激しい火焔と、高い火柱に囲まれている。
その形姿は、背が丸く、首と尻尾は長く、先は尖って、背中は持ち上がっていると想像されている。そして四足の足は、ギリシャ神話の グリフォン(Griffon, Gryphon) に似せて描かれている。
Griffin ウキペディアより
すなわち紋章に登場する多くのサラマンダーは、その実態とはかけ離れ、むしろ神話に描かれたサラマンダーと多くの関係がある。神話でのサラマンダーは、怪奇な姿で、体長がながく、尖った尾を有している。四本の足は、横から見るとおなじ長さになっていて、水かきはついていなく、爪も四本の指についていない。
体はくすんだ黒色で、生生しい黄色の斑点がちりばめられている。両脇は結節で、蛇にも似た粘り気のある体液が染み出ている。
わが家の怪獣?! サラマンダー/ウパルンⅡ世【リンク:サラマンダーのアルビノ種、ウーパールーパー画像集 —— こちらは可愛い!】
【リンク:サラマンダーの画像集 —— こちらはすこし不気味なものもあります】

神話のサラマンダーは、また、おおくの寓話につつまれている。サラマンダーは紅蓮の焔の真ん中に棲息しており、もしかまれると、つよい毒に侵されるとするものだ。
ところが真実は、サラマンダーは確かに、体表から白っぽいねばねばした体液を分泌する。その量はとても多く、もしサラマンダーを炎のなかに入れても、火の熱から身を守り、なかなか死なない。この体液には、強烈な臭いと、渋い味があるが、少しも毒性はない。
それでも奇っ怪な外観と、柔らかくべとついた躰は、ふつうは有害な生物かとおもわせる。ところが実際のサラマンダーは、害意の無い生物で、弱くて臆病であり、ほとんど耳がきこえず、目も見えないのである。

古代人は、サラマンダーを炎の表象として崇めていた。
詩人たちは、愛の価値と象徴のシンボルにした。
歴史家、考古学者たちは、逆境にあっても誠実な典型の生物と見なしていた。
そして ルーバン・ジェリオ(Louvan Géliot) によれば、サラマンダーは高潔と勇気を表しているのである。

《国立印刷所の新しいシンボルロゴ —— Le nouveau logo de l’Imprimerie Nationale》
フランス国立印刷所は定款を変更して、あたらしいロゴとしてやはり「サラマンダー」の意匠を採用した。
あたらしいシンボルロゴとして、今回も神話の生物サラマンダーを選定したのは、フランス国立印刷所のながい歴史と、象徴主義とふかく結びついている。

フランス国立印刷所 新ロゴ

フランスヴァロワ朝フランス王、第9代フランソワ1世(François Ier de France,  1494-1547)は、フランスにルネサンスをもたらし、また1538年にフランス王室で印刷事業をはじめたひとである。フランス国立印刷所は、この年1538の創立をもってその淵源としている。
フランソワ1世は、みずからと、その印刷所の紋章として、フランス王家の伝統としての百合の花を象徴する王冠 【画像集リンク:フランス王家の紋章】 とともに、火焔のなかに棲息するサラマンダーを取りいれた。
そこにはまた、ギャラモン(Claude Garamond,  1480-1561)の活字父型彫刻による標語を付与した。
「Je me nourris de Feu et je L’éteins   意訳:吾は火焔をはぐくみ、それを滅ぼす」
フランス国立印刷所 旧ロゴこのサラマンダーは何世紀もの歴史のなかで、すこしずつ意匠をかえて、フランス国立印刷所の紋章としてもちいられてきた。それらの意匠変遷の記録のすべてはフランス国立印刷所にのこされているが、21世紀のはじめに、どれもが幾分古ぼけた存在とみなされ、それを「モダナイズ」する計画がもちあがり、フランス国立印刷所のデザインチームが改変にあたった。

その結果よみがえったサラマンダーは、フランス国立印刷所の伝統を継承しつつ、かぎりなく前進をつづける、あたらしいフランス国立印刷所のシンボルとして再生された。

【ご報告】『平野富二伝』刊行記念 展示・講演会

平野表紙uu

明治産業近代化のパイオニア
『平野富二伝 考察と補遺』
古谷昌二 編著
────────
A 4 判 ソフトカバー 864ページ
図版多数
発 行 : 朗 文 堂
定 価 : 12,000円[税別]
発 売 : 2013年11月22日
ISBN978-4-947613-88-2 C1023
平野展ポスターuu明治産業近代化のパイオニア
『平野富二伝』 考察と補遺  古谷昌二編著
刊行記念 展示・講演会
─────────
日 時 : 2013年11月30日[土]-12月01日[日]
      11月30日[土]  展示 観覧  10:00-16:30
                     著者講演会 14:00-16:00
            12月01日[日]   展示 観覧  10:00-15:00
                     掃 苔 会   10:00-12:00
      編著者・古谷昌二氏を囲んでの懇話会、サイン会は、会期中随時開催
会 場 : 日展会館
─────────
主 催 : 平 野 家
協 力 : 朗 文 堂
後 援 : 理想社/タイポグラフィ学会/アダナ・プレス倶楽部
【詳細報告は 朗文堂花筏 にてご報告いたします】

古谷昌二氏講演2 _MG_0547uu _MG_0566uu _MG_0573uu_MG_0579uu展示3_MG_0365uu_MG_0418uu

【書体使用例紹介】東京創元社 三木笙子氏著作シリーズ

 東京創元社 の『人形遣いの影盗み』(創元推理文庫)ほか、ミステリ・シリーズ 三木笙子氏の著作 に〈正調明朝体 金陵 M あおい〉をご使用いただいております。ここにご紹介いたします。
11063223751106083165 1106160344《ご好評をいただいている正調明朝体シリーズをご紹介いたします》
「現代明朝体」には近代化の名のもとに、機械メスや電子メスが自在にはいって、直線化がすすみ、水平線と垂直線ばかりが目立って、すっかり四角四面の硬直した活字書体になってしまいました。
そんな「現代明朝体」から人間味をとりもどしたいあなたに、あるいは奇形や媚態をみせるデザイン書体にはすでに飽いたとおっしゃるあなたのために、明朝体の端正にしてもっとも原型にちかい木版字様を復刻した「正調明朝体 金陵」をおすすめします。
正調明朝体s正調明朝体Bs「正調明朝体」とはすこしおおげさな名前かもしれません。このあたらしい書体はべつに古拙感を演出した筆写体でも、奇をてらった装飾体でもありません。正調明朝体「金陵」は中国・南京の雅称から名づけられ、その金陵にあった大明南京国子監刊行の木版刊本『南斉書』にみられる端正な明朝体字様を現代に再生したものです。大明南京國史監 南齋書「正調明朝体 金陵」には伝統のたかみにある和字書体(平仮名と片仮名)三書体が標準でセットされており、ミディアム・ウエイトの 〈正調明朝体 金陵 M 〉 と、ボールド・ウエイトの 〈正調明朝体 金陵 B 〉 があり、用途に応じた選択ができます。ご愛用をお待ち申しあげます。