大航海時代以降の博物学の隆盛は、18世紀から19世紀にかけて、ボタニカル ・ アート ( 植物図譜 ) の完成期を迎えました。
なかでも、ナポレオン皇妃 ジョゼフィーヌが栽培した数々のバラを、ルドゥーテが彩色銅版画として刊行した 『 バラ図譜 』 はその最高傑作とされています。 科学としての正確さと、芸術としての優美さを併せ持つ本作品は、天才植物画家ルドゥーテの名を不動のものにしました。
本展覧会では、ルドゥーテの代表作 『 バラ図譜 』 全170点 ( 扉絵含む ) とともに、肉筆水彩画2点や 『 バラ図譜 』 オクタヴォ判 ( 八つ折り判 ) などを展示し、ルドゥーテの魅力を余すところなくご紹介します。
あわせてイギリスの植物画家、アルフレッド ・ パーソンズの 『 バラ属 』 の作品も紹介し、ボタニカル ・ アート ( 植物図譜 ) の奥行きの深さを紹介します。
【 詳細情報 : 長崎歴史文化博物館 企画展 】