平 野 富 二
長崎新塾出張東京活版製造所/有限責任東京築地活版製造所 創設者
石川島平野造船所/有限責任石川島造船所(現 IHI) 創設者
明治産業近代化のパイオニア 生誕170年
弘化03年08月14日-明治25年12月03日 1846. 08. 14-1892. 12.03 享年47
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新宿私塾第24期 スタートしました。
《新宿私塾第24期、櫻花爛漫の春、意欲満満でスタートしました》
東京の櫻があでやかに花をつけた04月01日、新宿私塾第24期が開塾いたしました。
日中は新宿御苑にお花見に出かけるひとで賑やかだった周辺も、夕刻ともなると花冷えでしょうか、いくぶん肌寒くなり、いつもの静けさがもどりました。
ところが定刻から第一回目の講座が開始されると、教場はあつい熱気につつまれました。
これから半年間、ほぼ夏休みもなく新宿私塾は開講され、晩夏の09月16日に終了します。
講師、塾生の先輩ともども、全力であたらしいタイポグラフィの前衛を育成するために努力しますし、25回の講座は、いずれも内容の濃いものとなっています。
半年後、自信にあふれた塾生の皆さんの、お顔と、お姿を、再度紹介できたら幸せです。
新宿私塾第24期カリキュラム 表紙 (Design : 講師 杉下城司さん)
新宿私塾第24 期カリキュラムの表紙は、デジタルタイプの「FRESCO」によります。
新宿私塾では、受講期間のあいだに、和文活字でも欧文活字でも、どちらでもかまわないのですが、できるだけ「My Favorite Type ── わたしのお気に入りの活字書体」を獲得することが勧められます。
もちろん、世上の評価がたかい活字書体でも、まったく無名の活字書体でも、「はやり書体」でも一向にかまいません。むしろどんな活字書体にも、避けがたく付着している「長所と短所」をみつけだして、「長所をいかし、短所を制御する能力」がとわれます。
──────── 杉下城司さんのコメント
新宿私塾24期カリキュラム表紙の書体は、『Counterpunch』, 『Type now』の著者でもある、オランダのタイポグラファ、Fred Smeijers(フレッド・スマイイエルス 1961-)の OurTypeが製作した〈FRESCO〉を使用しました。
〈フレスコ〉の最初は1988年10月にオランダの雑誌に使われました。この年には〈ローティス〉,〈ストーン〉ファミリーも発表されましたし、デジタル・タイプの世界では、なんらかの、おおきな変革が起きた年でもありました。
デジタル・タイプとしてリリースされたのは2001年からで、ファミリー構成も〈ローティス〉,〈ストーン〉などとも似た構成になっています。そして2010年にはアラビア語用のフォント・セット〈アラビック〉もリリースされています。
〈FRESCO〉ファミリーは、ローマン、サンズ、プラス、プラス・サンズ、インフォーマル・サンズ、スクリプト、アラビックがあります。
今回使用した書体は、インフォーマル ・サンズを使用しています。
【 Fred Smeijers と OurType 関連のURL/ウィキペディア: Fred Smeijers、 OurType 】
フレッド・スマイイエルス氏の画像集には、新宿私塾修了生ならニヤリとする画像も!
【 URL/Fred Smeijers 画像集 】
春の嵐の豪雪でした。お見舞いもうしあげます。
《02月08日[土]、02月14日[金]、二週つづけての春雪でした》
本来あまり雪が降らない太平洋岸の各地に、大雪が降りつもりました。被害にあわれた皆さまにお見舞い申しあげます。
とりわけ14日[金]は出勤日でしたし、せっかくのバレンタインデーでもありました。
まだ名残の雪がのこっていますし、今週もまた南岸低気圧の襲来も予報されています。
この時期は大学の入試だけでなく、様様なイベントも企画されています。
皆さま天候にご留意されて、花咲きそろう、よき春をお迎えください。
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