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【特別委託販売】タイポグラフィ学会 『タイポグラフィ学会誌 13』| 販売開始

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タイポグラフィ学会誌 13
A4判  60ページ  糸かがり  並製本

編集・発行:タイポグラフィ学会
発 行 日:2022年10月31日
発 売(特別委託直販): 朗 文 堂
ISSN 1882–2339

『 タイポグラフィ学会誌  13 』が刊行されました。

タイポグラフィ学会 は、タイポグラフィという技芸に学問的な基盤を与え、その成果を実技・実践を通して社会に貢献することを目的に、2005年8月に設立されました。
『タイポグラフィ学会誌』は2007年に創刊、今回が13号となります。

『 タイポグラフィ学会誌  13 』の主要内容
|論 文|
「タイポグラフィの近代様式と近代社会性」
 渡 辺 優

タイポグラフィにおける近代(モダン)とはなにか。本号では、タイポグラフィの基礎用語のひとつでありながら、多様な解釈がなされる「近代」という用語の語義について、先行文献を渉猟した調査結果を数学的な論理分析によって考察し論証することで、タイポグラフィにおける基礎用語の確立と学説の整理が試みられています。
この研究成果が、日本国内のみならず、各国の研究者によって広く参照されタイポグラフィ研究の発展に寄与することを希望するとともに、『タイポグラフィ学会誌』が今後さらに、タイポグラフィの研究における特色ある媒体として成長していければと考えております。
────  タイポグラフィ学会

──────────
◎『タイポグラフィ学会誌 13』
特別委託販売 朗文堂ブックコスミイク
・ 非会員向け頒布価格 : 1 部  税込 2,750円(本体 2,500円 送料別)

・ 学生向け頒布価格  : 1 部  税込 1,650円(本体 1,500円 送料別)
* 学生証明書の提示が必要です。

株式会社 朗 文 堂
162-0065 東京都新宿区住吉町8-13-204
E – mail : 朗文堂 ブック・コスミイク  typecosmique@robundo.com
Telephone : 03ー3352-5070    Facsimile : 03-3352-5160

【定番図書紹介】 朗文堂ブックコスミイク |『普及版 欧文書体百花事典』|増刷出来

普及版 欧文書体百花事典

工芸・芸術・美術大学、
工芸・芸術・美術専門学校の教科書に、副読本に
情報関連教育機関、情報産業のオフィスに
そして、アルファベット活字をつかうすべてのかたのために
絶好かつ必備の、わが国における
「欧文活字書体」研究資料の定番書!

普及版 欧文書体百花事典 表紙

現代タイポグラフィにもっとも重要な役割をはたす欧文書体を
26章・300書体にわたって一挙紹介

工芸・芸術・美術大学、
工芸・芸術・美術専門学校の教科書に、副読本に
情報関連教育機関、情報産業のオフィスに
そして、アルファベット活字をつかうすべてのかたのために
絶好かつ必備の、わが国における
「欧文活字書体」研究資料の定番書!
────────
普及版 欧文書体百花事典
組版工学研究会編
A4判 上製本 572ページ 図版多数
定価:本体8,800円(税別)
ISBN978-4-947613-87-5 C1070

おちかくの有力書店、またはオンライン・ブックショップでお求めください。
直送は送料別途請求にてたまわります。

詳細は下記のページへ
朗文堂の書籍をお求めになるために 】
本文ページご紹介はこちら 】

普及版『欧文書体百花事典』は、これからデザインやタイポグラフィを学ぶかたや、業務の一環で欧文書体をつかっているかたのためにつくられた書物です。
本書においてはタイポグラフィの中心課題となる活字書体をとりあげて、そのうち西洋の流通文字としてのラテン・アルファベットの活字書体を、詳細な論文と豊富な図版によって紹介するものです。
本書に紹介した欧文書体は15世紀から21世紀にわたるタイポグラフィの歴史を忠実にたどったもので、26章のなかには300書体をこえる欧文書体が詳細に紹介されています。

欧文活字、とりわけ本文用書体には、ぶあつい歴史の蓄積があり、明確な使途があります。また民族性・地域性・時代の風潮・書写との相互影響・宗教性などが、ぬぐいがたく欧文活字の背後には存在しています。
すなわち欧文活字書体の出自とその特徴、それに関わったひとびと、その歴史的系譜をまなぶことは、タイポグラフィの実践にとっての基礎素養となります。

現代ではパーソナル・コンピュータのなかに「電子活字・デジタルタイプ」としての欧文書体がたくさん収納されています。また電子工学の進展は国家や言語の壁を乗り越えてきました。そこで交わされるテキスト、それを視覚化した活字書体としての欧文活字の適切な使途を知って、情報の相互交換をスムーズにかわすためにも、本書はひろく情報化社会の時代に貢献する書物です。

<執筆者一覧>
伊藤 恵/片塩二朗/木村雅彦/河野三男/坂本繭美/
佐藤 淳/アンドレアス・シュナイダー/白井敬尚/杉下城司/
新島 実/山本太郎/渡辺 優

おもな内容 ────── 目次より
◎Trajan Roman

時空を超えたローマ大文字 ── 活字に影響を与えたイタリアの碑文書体
◎ Black Letter
ブラック・レター、ことばの林、文字の森 ── はじめての活字書体
◎ Jenson Roman
揺りかごのなかの活字 ── ローマン体の成立
◎ Aldine Roman
イタリア・ルネサンスの活字 ── オールド・ローマン体の成立
◎ Italics
書字から印刷用活字へ ── イタリック体の成立
◎ Garamond Types
大陸を横断したフランス活字 ── ギャラモン活字の行方
◎ Printers Flower
活字箱のなかの可憐な装飾 ── プリンターズ・オーナメントとヴィネット
◎ Dutch Roman
オランダ活字の潮流 ── 17世紀と20世紀のダッチ・ローマン体
◎ Caslon Roman
イギリス活字の強固な地盤形成 ── オールド・ローマン体の最後の華
◎ Script Types
手書きから銅版へ、銅版から活字へ ── スクリプト体の変遷
◎ Baskerville Types
モダン・ローマン体へのかけ橋 ── トランジショナル・ローマン体の成立
◎ Fournier
華麗なるロココの活字組版を支えた合理精神 ── ピエール・シモン・フールニエ
◎ Bodoni Roman
モダン・ローマン体の開花 ── タイポグラフィの王者と呼ばれたひと
◎ English Modern Roman
大量生産時代の活字と印刷産業 ── モダン・ローマン体の拡散
◎ America Type Foundery
栄光を背負ったアメリカの活字 ── ベントン父子の挑戦を追って
◎ Fredric Goudy
多作な活字制作者の活字 ── ガウディ活字のその後
◎ Eric Gill
石彫り職人エリック・ギルの活字 ── 近代産業と手工業のせめぎあいのなかで
◎ Futura
近代を夢みたドイツの活字 ── セリフレス・ローマン、フツーラ
◎ Times New Roman
20世紀のタイポグラフィを開いたひと ── スタンリー・モリスン
◎ Optima Antiqua
ローマン体のあらたなカテゴリー ── セリフレス・ローマン体の誕生
◎ Sans Serif
誘目性からから出発し、可読性をめざして ── サン・セリフ体の潮流
◎ Univers
宇宙に子午線をみたひと ── アドリアン・フルティガー
◎ Sabon Antiqua
サボン ── もっともモダンなオールド・フェイス・ローマン体
◎ Berthold Fototypes
写植活字の盛衰とその継承 ── タイプディレクター、ギュンター・ランゲ
◎ Rotis
市民社会の融和をめざした活字書体 ── ローティスのこれから
◎ Emigre
コンピュータ・アヴァンギャルドからの転身 ── エミグレ、伝統への回帰普及版 欧文書体百花辞典
ご好評をいただいてまいりました
『欧文書体百花事典』を
『普及版 欧文書体百花事典』として
装本と価格を変更して新発売。増刷出来!

・書 名    『普及版 欧文書体百花事典』
・編 集   組版工学研究会
・装 本  A4判 並製本 572ページ 図版多数
・発 売  2017年4月23日
・定 価  本体8,800円 + 税
                      ISBN978-4-947613-87-5 C1070

[初出 2014年09月13日]
※ 詳細は 朗文堂 book cosmique 新刊ページ をご覧ください。

【追悼】 20世紀後半のタイポグラフィを主導したひと、アドリアン・フルティガー氏逝去

Adrian Frutiger 氏が
2015年9月10日  スイス・ベルンにて逝去されました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
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追  悼
20世紀の壮大な Univers 宇宙をキャンバスとし
鮮烈な Meridien 子午線に軌跡をのこしたひと。

Univers,  Meridien,  OCR – B などの不朽の活字設計をなし
オルリィ空港、シャルル・ド・ゴール空港、パリ地下鉄道の
サインシステムと制定書体を製作し

旧約聖書にもとづき、記号学にもおおきく貢献したひと。
2015年9月10日  スイス・ベルンにて逝去
Adrian Frutiger   1928-2015

──────────

Brief history  Adrian Frutiger

◯ 1928年5月24日  スイス・インターラーケンにて生れる。
のちオットー・シェフリー印刷所にて活字植字工となる

◯ 1949-50年 チユーリッヒ工芸専門学校にて力リグラフィを学ぶ
◯ 1951年  卒業制作の小冊子『Schrift, Ecriture, Lettering 』が縁で、シャルル・ペイニョ社長が率いる、パリのドベルニ & ペイニョ 活字鋳造所に勤務
◯ 仏匤、ドベルニ & ペイニョ 活字鋳造所、独匤・シュテンペル社ほかから、以下の主要活字書体を発表した

Phoebus (1953),  Ondine (1954),   President (1954), Meridien (1957),  Univers (1957),
Opera (1959-60),  Egyptienne (1960),  Apllo (1964),  Serifa (1967),  OCR-B (1968),  lridium (1975),  Frutiger (1976),   Breughel (1982),  lcon (1982), Versailles (1982), Centennial (1986)

◯ 1952-60年 パリの美術工芸学校「エコール・エティエンヌ」にて記号学とタイポグラフィ教育に従事
◯ 1954-68年 フランス国立高等美術工芸学校にてタイポグラフィ教育に従事
◯ 1959年  パリ・オルリィ空港のサインシステムと制定書体の製作
◯ 1962年  パリにアトリエを開設(スタッフ:アンドレ・ギュルトレール、ブルーノ・ブフェリ)
◯ 1070年  新設されたシャルル・ド・ゴール空港のサインシステムと制定書体を製作
◯ 1973年  パリの地下鉄道のサインシステムおよび制定書体を製作
◯ 1976年  シャルル・ド・ゴール空港の制定書体を写植活字用に改刻し「フルティガー」シリーズを製作
◯ エール・フランス社のシンボルマークを製作
◯ SNCF(フランス国有鉄道)ロワシィ駅に長さ250mのコンクリート・レリーフを製作(建築:ポール・アンドルー)
◯ 1980年代 この時代には、メリディエン、ユニヴァースなどの主要な活字書体を、活字自動鋳植機、写植活字、電子活字などのメディア変遷のために、既成活字書体のユニットの再設定や、リデザインに追われた。
◯ 1986年  グーテンベルク賞受賞

◯ 1996年  心臓疾患を患い、その克服後にスイスに住居を移し、ベルン郊外にて製作を継続
◯ 1999年  ドイツ・ライノタイプライブラリー社のために、ユニヴァース・ファミリーの全面改刻を実施。21のファミリーを59へと大幅に拡張した(ディレクター:オットマー・フォーファ)
◯ 2001年  『活字の宇宙』(朗文堂)刊行-品切
◯ 2015年9月10日  スイス・ベルンにて逝去。行年87

20151004215520954_0002世界中でひろく使われている本文用活字をかさねてみると、
ある基本的なパターンがもとめられます。
ギャラモンのようにふるい活字では a の下部のカウンターは小ぶりですし
 e の横棒はたかい位置にあります。
しかし、いろいろな活字をかさね合わせるという方法によってみえてくることは、
 a の下部のカウンターが次第におおきくなり、e の横棒が中央に下がってきていることです。
それは文字としての美しさと、文字の判別性 Legibility とのせめぎあいの結果であり
もっとも読みやすいという、文字の
基本的な目的に合致するのです。
                    Adrian Frutiger  [アドリアン・フルティガー]
──────────

9784947613530

アドリアン・フルティガーは朗文堂に上掲の図書をのこされました。
本体価格:10,000円+税  残部僅少 → 品切れ
A4判 260p 図版多数 2001年刊
朗文堂 ブックコスミイク 既刊書案内

エッ ! いまごろお正月 ?!! 恭賀新年 中国/台湾/香港/韓国のみなさまへ

恭賀新年
《 旧暦で正月を祝う東アジアの国と地域-中国 ・ 香港 ・ 台湾 ・ 韓国 》

朗文堂ブックコスミイク、タイプコスミイク、アダナ ・ プレス倶楽部には、アジアの国や地域からの@メールやご訪問がすくなからぬ数にのぼります。 それが混乱するのが、いわゆる旧正月であり、春節の時期です。

北京の印刷界の友人、朱 有福さんからいただいた、中国式のはなやかな <年賀状> をご紹介しましょう。
朱さんは、広島大学工学部大学院を修了され、工学博士号を有するかたですが、とてもおおらかで、よいかたです。

朱有福さん春節DSCN0471修復なった紫禁城(故宮)武英殿前で。 写真左から : 邢 立(Xing Li)氏、紫禁城内紫禁城図書館長 : 翁 連渓氏、やつがれ、朱 有福氏 (2013年11月)
【 関連情報 : 宋朝体活字の源流/聚珍倣宋版と倣宋体-03 倣宋体活字書風に拘泥した毛沢東

旧正月とは、旧暦のお正月のことです。
旧暦元日(旧暦01月01日。 ことしは新暦02月19日)当日を指すこともありますが、その前後から数日間の連休全体を正月と表すことも多く、それを < 春 節 > と呼んで、にぎやかに祝います。

わが国のいくぶん簡素化されたお正月とはことなり、02月18日の大晦日には爆竹が鳴りひびき、元旦からは一族一家をあげての盛大な宴会がつづきます。
つまりこの前後一ヶ月ほど、とりわけ中国では、物流や郵便物も滞りがちになりますので、注意が肝心な時期になります。

2015年は、大晦日オオミソカが02月18日、元日が02月19日になり、その前後から数日間を春節と呼んで、多くは帰郷して家族といっしょに新年を祝いますが、最近は日本各地などにも旅行でみえることが多くなったようです。

◯ 中国 : 2015年の春節
02月18日[水]-24日 [火]までの07連休
◯ 台湾 : 2015年の春節
02月18日[水]-23日[月]までの06連休
◯ 韓国 : 2015年の春節(ソルラル)
02月18日[水]-20日[金]までの03連休
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DSCN7860中国 ・ 北京の友人/清華大学 美術学院 副教授のおふたり(ご夫妻)と、そのご子息
前列右) 視覚伝達設計系学科 副教授  原 博 ( Yuan Bo ) 先生
前列左) 彫塑系学科 副教授  陳 輝 ( Chen Hui ) 先生
2015年01月11日[日] 中国の清華大学キャンパス 陳 輝研究室にて。

──────────
< 原  博 先生からの @メール 2015年02月12日 >

ご丁寧なメールをありがとうございます。
大石さんと話すことはとてもよい勉強のチャンスになります。
中国以外の、別の国の視点から、いろんなことを考えさせられて、
新しい角度からの視点、刺激をもらうことができます

大石さんが昨年末に航空郵便で送られた今年の年賀状は、まだ届いていません、
ふつう、郵便局からの手紙とか年賀状などは、まず清華大学の受付に届いて、
それから別々に各専門科の事務室へ配られます。
一月は冬休みのときでしたので、たぶん大石さんの年賀状は
まだ清華大学の受付の机に置かれていたのかもしれません。
せっかくの年賀状ですが、わたしの新学期のプレゼントになるかもしれません。

心配はしていませんよ。 これが中国流儀ですから。

そろそろ春節になります。
中国のひとはほとんど故郷へ帰り、家族と一緒に節日を過ごします。
02月21日からの一週間、わたしも主人〈 陳 輝先生 〉 の故郷、浙江省へ帰ります。
ことしは大石さんからのたくさんの祝福を持って帰れて、楽しい帰省になります。

ブログでご紹介いただくために、主人の作品の写真を送りました。
お幸せを祈ります。
原  博   2015.2.12

会員情報/中国清華大学 美術学院/原 博先生 陳 輝先生とお会いしました。

【出版記念講演会】 髙野 彰 『洋書の話』を語る

【 出版記念講演会 】
髙 野  彰 『 洋書の話 』 を語る

◯ 日   時 : 2015年03月14日[土]  14:00 - 16:00  *13:30より受けつけ
◯ 会   場 : 東洋美術学校 D 棟 学生ホール
      161-0067 東京都新宿区富久町2-6
      地図  http://www.to-bi.ac.jp/access/
◯ 聴講料:2,000円
◯ 主   催 : 朗 文 堂
◯ 後   援 : 学校法人 専門学校 東洋美術学校 産学連携事務局
──────────
* 要申し込み登録 : 03月02日[月]  申し込み締め切り
会場 ・ 資料準備の都合上 < 朗文堂 E-mail > robundo@ops.dti.ne.jp  宛に、「 件名 : 洋書の話講演会 」 としてお申し込みください。 03営業日以内にお断りの返信が無い場合は受けつけ完了とさせていただきます。 会場定員は40名です。

【 プリント用 PDF  lecture_takano

講演会web

──────────── <参考資料 ① >

【 朗文堂 ブックコスミイク  新刊紹介】  洋 書 の 話  髙 野 彰 著

カバー表1

洋 書 の 話

◯ 著  者 : 髙  野   彰
◯ 発行日 : 2014年11月13日(初刷り)
◯ 発  行 : 朗  文  堂
◯ 定   価 : 本体3,700円+税

2015年02月12日より 第二刷り発行
A5判 並製本 ジャケット付 263 ページ
ISBN978-4-947613-91-2

22-23 112-113 120-121上掲画像はクリックすると拡大画像でご覧いただけます。
──────────
< 著者あとがきより >
バウアーズが Principles of bibliographical description を出したのは1949年のことである。年代的には古いが、記述書誌学を扱った著作で、バウアーズを越える著作は現在も出ていない。  この著作は現在も記述書誌学の重要な基本書であることにかわりはない。

その後、1969年にはパドウィック (E. W. Padwick) が Bibliographical method を出した。1970年にはピアス (M. J. Pearce) が A workbook of ana-lytical & descriptive bibliography を出している。

そしてギャスケルは1972年に A new introduction to bibliography を出した。
しかしいずれもバウアーズの解説書に近い。 ピアスなどはバウアーズ本を章ごとに取り上げて解説しているほどである。 バウアーズ本が難解なため、解説書や入門書が必要なのである。

『 洋書の話 』 の初版が出たのは1991年のことである。 1995年には増補版を出したが、その後、絶版となってしまった。 そしてこの度、第2版を出す機会を得た。 初版そして増補版で扱っている時代は16–18世紀が中心であったが、今回もその範囲を越えていない。

『 洋書の話 』 も記述書誌学の概説書であるが、洋書がどんな姿をしているか、その姿はどのようにして作られたのかを示そうとしている。 その意味では、本書は、書名に示したように、洋書に関する本と見ていただいても良い。

そのためにも、これまで以上に図を多く取り入れ、目で見てわかるようにつとめた。 これまで何気なく見てきたことにも意味があることを知り、それらがどんな目的で用いられ、どんな姿で本に現れているかを理解できるはずである。

記述書誌学は完成した学問ではない。 現在も模索し、発展を続けている学問である。 未解決の問題も多い。 しかしこの知識を通して得られる情報は計り知れない。 記述書誌学を目指す人や洋書に興味を抱いている人にとってお役に立てば幸いである。
──────────
< 主な内容 > 目次より
1 章 4°:A‒P4 とは何か
2 章 本の隠れた特徴
3 章 折丁式の作り方
4 章 扉の転写
5  章 扉以外の部分の転写
6  章 記述の単位
7 章 記述書誌学とは
8 章 記述書誌と目録の違い
9 章 準ファクシミリ転写法小史
参考図書/用語集/あとがき/索  引
──────────
< 著者紹介 >
髙 野  彰 (たかの あきら)
1941年 生まれ
1964年 東京大学総合図書館 勤務
2001年 跡見学園女子大学文学部教授
2012年 跡見学園女子大学文学部特任教授
2013年 退官
博 士(日本文化)
◯ 主要著書
『 洋書の話 』 増補版(丸善、1995年)
『 帝国大学図書館成立の研究 』(ゆまに書房、2004年)
『 英語本の扉 』 (朗文堂、2012年)
 
【 関連 URL : 出版記念講演会 / 髙野 彰 『洋書の話』を語る

──────────── <参考資料 ② >

•Ž†

英語本の扉 その歴史と役割 』

◯ 著   者 : 髙 野 彰
◯ 装   本 : A5判 並製本 ジャケット付 176ページ
◯ 発行日: 2012年8月28日
◯ 定  価 : 本体1,900円+税
ISBN978-4-947613-86-8 C3000 

本書は「扉」の役割とその歴史を解き明かした書物です。
書物に関心のある人にとって、刺激的な内容になっています。

1500年頃の英語本の扉には、木版の書名、木版の絵を併用した書名、扉全体を囲んだ装飾の枠内に示された書名、コップや逆三角形やワイングラスの形をした書名など、興味深い工夫が目に付きます。
こんな工夫をしたのは、扉ページを本文ページとみなしていたからです。
そのおかげで、扉は本の品質を保証するページになれるのです。

【関連 URL : [ブックコスミイク]新刊書籍 髙野 彰著 『 英語本の扉 』 のご案内

【タイポグラフィ学会】 『タイポグラフィ学会誌 07』を刊行。朗文堂にて発売開始。

タイポグラフィ学会07表紙 タイポグラフィ学会07 タイポグラフィ学会07―3
『  タイポグラフィ学会誌 07 』
A4判 80ページ かがり綴じ 並製本
ISSN 1882–2339
編集 ・ 発行 : タイポグラフィ学会
発行日 : 2014年11月30日
発 売(特別委託直販) : 朗 文 堂
定価 : 3,000円 (送料 ・ 税別)
発行部数 : 非会員向けには僅少部数のみの頒布となります。
学生向け特別頒布価格 : 2,000円 ( 学生証明書の提示が必要です。 送料 ・ 税別 )
【 詳細情報 : 朗文堂ブックコスミイク タイポグラフィ学会誌

タイポグラフィ学会 は、タイポグラフィという技芸に学問的な基盤を与え、その成果を実技 ・ 実践を通して社会に貢献することを目的に、2005年8月に設立されました。

『 タイポグラフィ学会誌 』 は2007年に創刊、今回が07号となります。
『 タイポグラフィ学会誌 07 』 には、江川活版製造所研究会による 「 江川次之進の事績と江川活版製造所の変遷 」 と題した研究ノートを掲載しております。

「 江川次之進の事績と江川活版製造所の変遷 」
明治の時代に活字の行商から身をおこして、活字や印刷機器の製造 ・ 販売をおこなう江川活版製造所を創設した江川次之進という印刷人がいた。 しかし、江川次之進と江川活版製造所の履歴を記した資料はきわめて少ない。
(「 本研究ノートの目的について 」 より )

これらの研究成果が、日本国内のみならず各国の研究者によって広く参照されて、タイポグラフィ研究の発展に寄与することを希望するとともに、『 タイポグラフィ学会誌 』 が今後さらに、タイポグラフィの研究における特色ある媒体として成長していければと考えております
― タイポグラフィ学会
──────────
* 本書はタイポグラフィ学会から朗文堂が特別委託を受けて販売するものです。
*本書は限定された書店でしか取扱されていません。 お申し込みは朗文堂、または タイポグラフィ学会事務局 宛てに直接お願いします。
* 学生向け特別頒布価格での購入 ( タイポグラフィ学会、朗文堂のみでの取扱い ) の際は、学生証明書の提示が必要となります。
* 「書籍名 ・ 冊数 ・ 申込者氏名 ・ 郵便番号 ・ 送付先住所 ・ 電話番号 」 を明記の上、小社宛てに ファクシミリ または Eメール でご注文ください。
* 『 タイポグラフィ学会誌 01-07 』 バックナンバーでのご発注も可能です(在庫僅少)。
* 恐縮ながら送料 ・ 振込料はお客さまのご負担となります。
──────────
お申込 ・ お問い合せ
株式会社 朗  文 堂
Telephone : 03-3352-5070
Facsimile : 03-3352-5160
E-mail : robundo@ops.dti.ne.jp

【 詳細情報 :
朗文堂ブックコスミイク タイポグラフィ学会誌

【朗文堂ブックコスミイク】 『欧文書体百花事典』その後 普及版刊行記念連続講演会 第6回 『 刻まれた文字を訪ねて 』 木村雅彦氏

DSC05634担当講師 : 木村雅彦氏

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『 欧文書体百花事典 』 普及版 刊行記念特別連続講演会(全 6 回)
      第 6 回  『 刻まれた文字を訪ねて 』
講   師 : 木村 雅彦
日 時 : 2014年12月07日[日] 午後 1 時より 3 時間程度 (ワークショップを含む)
会 場 : 東洋美術学校 D 棟 1 階 階段教室
      161-0067 東京都新宿区富久町2-6
      地図  http://www.to-bi.ac.jp/access/
主  催 : 株式会社 朗 文 堂
後  援 : タイポグラフィ学会
        学校法人専門学校 東洋美術学校  産学連携事務局 デザイン研究会アクティ
木村雅彦氏自宅付近の秋
◯ 全06回、10ヶ月間という長期間にわたりご聴講ありがとうございました。
◯ 引きつづき、『 欧文書体百花事典 』 普及版 のご愛読をお願いいたします。
◯ 今回の詳細報告は、画像がスライドショウでご覧いただける < 活版 à la carte > にあります。

欧文書体その後チラシ W欧文書体百花事典その後VIちらしDSC05764 DSC05634 DSC05657 DSC05649KIMURA01 KIMURA02 KIMURA03 KIMURA04 KIMURA05 KIMURA06 KIMURA09 KIMURA10 KIMURA11 KIMURA12 KIMURA13DSC05550 DSC05519 DSC05537 DSC05556 DSC05562DSC05764 DSC05755[ 写真提供 : 春田ゆかりさん/中村将大さん/松尾篤史さん 画像提供 : 木村雅彦さん ]

【朗文堂ブックコスミイク 新刊紹介】 洋 書 の 話  髙 野 彰 著

カバー表1

洋 書 の 話

◯ 著  者 : 髙  野   彰
◯ 発行日 : 2014年11月13日
◯ 発  行 : 朗  文  堂

◯ 定   価 : 本体3,700円+税

         A5判 並製本 ジャケット付 263 ページ
         ISBN978-4-947613-91-2
 22-23 112-113 120-121上掲画像はクリックすると拡大画像でご覧いただけます。
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< 著者あとがきより >
バウアーズが Principles of bibliographical description を出したのは1949年のことである。年代的には古いが、記述書誌学を扱った著作で、バウアーズを越える著作は現在も出ていない。 この著作は現在も記述書誌学の重要な基本書であることにかわりはない。

その後、1969年にはパドウィック(E. W. Padwick)が Bibliographical method を出した。1970年にはピアス(M. J. Pearce)が A workbook of ana-lytical & descriptive bibliography を出している。

そしてギャスケルは1972年に A new introduction to bibliography を出した。
しかしいずれもバウアーズの解説書に近い。 ピアスなどはバウアーズ本を章ごとに取り上げて解説しているほどである。 バウアーズ本が難解なため、解説書や入門書が必要なのである。

『 洋書の話 』 の初版が出たのは1991年のことである。 1995年には増補版を出したが、その後、絶版となってしまった。 そしてこの度、第2版を出す機会を得た。 初版そして増補版で扱っている時代は16–18世紀が中心であったが、今回もその範囲を越えていない。

『 洋書の話 』 も記述書誌学の概説書であるが、洋書がどんな姿をしているか、その姿はどのようにして作られたのかを示そうとしている。 その意味では、本書は、書名に示したように、洋書に関する本と見ていただいても良い。

そのためにも、これまで以上に図を多く取り入れ、目で見てわかるようにつとめた。 これまで何気なく見てきたことにも意味があることを知り、それらがどんな目的で用いられ、どんな姿で本に現れているかを理解できるはずである。

記述書誌学は完成した学問ではない。 現在も模索し、発展を続けている学問である。 未解決の問題も多い。 しかしこの知識を通して得られる情報は計り知れない。 記述書誌学を目指す人や洋書に興味を抱いている人にとってお役に立てば幸いである。
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< 主な内容 > 目次より
1 章 4°:A‒P4 とは何か
2 章 本の隠れた特徴
3 章 折丁式の作り方
     3‒1 折記号を使った折丁式
     3‒2 紙葉の挿入と削除
     3‒3 参照表示
4 章 扉の転写
     4‒1 転写とは
     4‒2 扉の囲み飾り
     4‒3 扉の文字の転写
     4‒4 扉の記号類の転写
5  章 扉以外の部分の転写
6  章 記述の単位
     6‒1 版と刷
     6‒2 異刷
     6‒3 発行と再発行
     6‒4 別発行
     6‒5 理想本
7 章 記述書誌学とは
8 章 記述書誌と目録の違い
9 章 準ファクシミリ転写法小史
参考図書
用語集
あとがき
索  引
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< 著者紹介 >
髙 野  彰 (たかの あきら)
1941年 生まれ
1964年 東京大学総合図書館 勤務
2001年 跡見学園女子大学文学部教授
2012年 跡見学園女子大学文学部特任教授
2013年 退官
博 士(日本文化)
◯ 主要著書
『 洋書の話 』 増補版(丸善、1995年)
『 帝国大学図書館成立の研究 』(ゆまに書房、2004年)
『 英語本の扉 』 (朗文堂、2012年)
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株式会社  朗  文  堂
160-0022 新宿区新宿2-4-9
telephone :03-3352-5070
facsimile :03-3352-5160
http://www.ops.dti.ne.jp/~robundo/

【著者講演会】 『平野富二伝』著者:古谷昌二氏の講演会

平野表紙uu_MG_0566uu《 終了いたしました。質疑応答も活発な、熱のこもった講演会でした 》
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明治産業近代化のパイオニア/平野富二(1846-92)は、活字製造 ・ 印刷機器製造 ・ 造船事業 ・ 機械製造事業ばかりでなく、じつにさまざまな事業をおこしました。

そのひとつにフランスの ドコビール社 (Decauville) で製造された <ドコビール式軽便鉄軌> があります。平野富二は1882年(明治15)に、このシステムの日本における一手販売権を取得していました。
これは いわば軽便鉄道ともいえますが、以下のような当時の工事環境と身体性に配慮されたものでした。

  1. 強靱な鋼鉄製軽量レール(高さ 40mm)を組み立てる。
  2. 人の手で運搬できる、長さ ・ 重量単位でユニット化されている。
  3. 工事現場の仮設の線路として最適。
  4. 直線線路 ・ 曲線線路 ・ 分離線路 ・ 方向転換装置があった。
  5. 荷物運搬車、客車、蒸気機関車を用意していた。

ところがこのシステムの販売権に買い手がみつからず、平野富二はみずから <東京平野土木組> をおこし、江戸川と利根川を連絡する <ドコビール式軽便鉄道> などさまざまな事業をおこしましたが、46歳をもって急逝したためにほとんどが未完成におわりました。
それでもいまなお鉄道ファンのあいだで人気のある <OOIGAWA> <YAIZU> がこの系譜に属しますし、平野富二が描いた壮大な夢が、この <ドコビール式軽便鉄軌> に託されていました。

プリント 02古谷  講演資料 : 平野富二とドコビール軽便鉄軌事業の一部

『 平野富二伝 考察と補遺 』 (古谷昌二 2013年11月22日 朗文堂) の編著者、古谷昌二氏が、母校 早稲田大学 理工学部に招かれての講演会が開催されます。
有意の皆さまにご案内いたします。

【 図書詳細朗文堂ブックコスミイク 『平野富二伝 考察と補遺』
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第 34 回  土木の文化財を考える会
 
     話題1  ゲストのお話 古谷昌二氏(平野富二研究者、IHI  OB)
                  題目 <平野富二と ドコビール軽便鉄軌事業>
     話題2  高橋 裕会長(東京大学名誉教授)
           題目 <私の著書から その10 地球の水が危ない/河と国土の危機>
日 時 : 2014年09月27日[日] 13:00-16:00
場 所 : 早稲田大学 西早稲田キャンパス 52号館101教室
      新宿区大久保3-4-1 東京メトロ 副都心線 西早稲田駅 3番出口直結
会 費 : 1,000円(早稲田大学学生は無料。予約不要)
連 絡 : 早稲田大学 理工学部 社会環境工学科 佐々木 葉氏 yoh@waseda.jp
早稲田大学西早稲田キャンパス案内図 ]

【講演会記録】 平野富二の生涯を懸けた業績-古谷昌二氏

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講演会 平野富二の生涯を懸けた業績

講   師 : 古谷昌二氏(日本機械学会生員/平野富二研究者)
日    時 : 2014年07月19日[土] 14:00-16:00
場      所 : 物流博物館2階 港区高輪4-7-15
主      催 : 東京産業考古学会
概    要 : 本木昌造の後を継いだ活版印刷事業だけでなく、造船事業、海運事業、土木事業、ドコビール鉄道事業など、さまざまな事業に関わった産業人:平野富二の幅広い活躍を、『明治産業近代化のパイオニア 平野富二伝 考察と捕遺』(朗文堂)の著者が語る。
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NHK壁紙
熱のこもった講演会でした。三連休の初日の土曜日でしたが、熱心な聴衆がつめかけていました。

講演中は撮影禁止ということで休憩時間での撮影となりましたが、休憩中も講師は質問攻めのようでした。わたくしめはこのとき喫煙タイムで席をはずしておりました。
聴講者のなかにはミズノプリンティング・ミュージアムの水野雅生館長がおられて、同館所蔵の、明治中期、東京築地活版製造所製造のアルビオン型手引き式活版印刷機が、NHK朝ドラの『花子とアン』08月08日に登場すると嬉しそうにはなされていました。
皆さまもぜひご覧になってください。
【撮影:平野健二氏提供】
講演会会場1 講演会会場2 水野さんと 片塩さんと

平野表紙uu平野富二伝 考察と補遺 DM表 平野富二伝 考察と補遺 DM裏

【講演会】 林 昆範 <中国の古典書物> 終了いたしました。

林講演会

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タイポグラフィ講演会
林 昆範
『中国の古典書物』増刷版 刊行記念講演会
Vignette 02 改訂版

本講演会は平日にもかかわらず、多くの皆さまのご来場をたまわり
好評裡に無事に終了したしました。
画像・映像は近日中に順次ご紹介いたします。

 昆範著『中国の古典書物』は、文字の発生期から印刷術の発明へ。悠久の歴史を有する中国の書物の歴史に、気鋭の研究者が挑んだ力作です。
文字と書物は、どのように誕生し、なにを、どのように伝達してきたのか。
ヴィネット02号  『 中国の古典書物 』 林 昆範
ヴィネット06号  『 元明体と明朝体の形成 』 林 昆範
ヴィネット09号  『 楷書体の源流をさぐる 』  林 昆範
ヴィネット10号   『 開成石経 』 共著/グループ昴 スバル
へとつづいた林 昆範 著作シリーズ、最初の02号『中国の古典書物』の改訂増刷版です。

今回の講演会では、同書の主要項目を再構築するとともに、中国の、そしてわが国の古典書物の配列方式(レイアウト)が、なぜ右起こしの縦組みとなっていったのかを、実際に竹簡・木簡をもちいて書写し、簡冊(竹簡を紐や糸で綴ったもの。慣用的にカンサクとする)に再現することでその謎を解明します。

また「五体・五筆」とされる篆書・隷書・真書(楷書)・行書・草書の書き分け(書写)をつうじて、竹簡・木簡から、帛(ハク 絹布)、そして紙の登場へと、被書写媒体の変化をつうじて、古典の書物の形成と書体の変化、そしてその発展の歴史に迫ります。
ですから今回の講演会『中国の古典書物』では、活版インキのにおいにかわり、筆墨の馥郁としたかおりが立ちこめる会場になるとおもわれます。

なお『中国の古典書物』は06月24日の発売で、お近くの有力書店、オンライン・ブックショップでお求めいただけます。
07月02日[水]の講演会会場でもご購入いただけます。
【関連情報 : 朗文堂ブックコスミイク増刷 林 昆範 『中国の古典書物』
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タイポグラフィ講演会
『中国の古典書物』増刷版 刊行記念講演会

講  師 : 林 昆 範 リン・クンファン

日  時 : 2014年07月02日[水]18:30 - 20:30(ワークショップを含む)
会  場 : 東洋美術学校 D棟一階 学生ホール
         162-0067 東京都新宿区富久町2-6
         地図  http://www.to-bi.ac.jp/access/
聴講料 : 1,000円(要申込登録)
主  催 :  株式会社 朗 文 堂
後  援 :  タイポグラフィ学会
         学校法人専門学校 東洋美術学校 産学連携事務局 デザイン研究会アクティ

林01

 

 

 

 

 

 

講師紹介 : 林 昆範 リン クンファン
1967年、台湾・台北市うまれ。
日本大学博士課程芸術専攻修了 芸術学博士。
台湾・中原大学商業設計学科学科長、銘伝大学助教授。
台湾・中原大学助教授、同大学文化創意研究センター主任。
タイポグラフィ学会会員。
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【朗文堂ブックコスミイク増刷】 林 昆範 『中国の古典書物』

Vignette 02 改訂版
ヴィネット02号 増刷版 『中国の古典書物』

著 者  林   昆 範  リン-クンファン
装 本  B5判 並製本 112頁
発 売  2014年06月24日
定 価  本体2,500円+税
       ISBN978-4-947613-89-9

全国有力書店、オンライン・ブックショップでご購入できます。
小社でも直売・直送をうけたまわります。
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文字の発生期から印刷術の発明へ。
悠久の歴史を有する中国の書物の歴史に、気鋭の研究者が挑んだ力作。
文字と書物は、なにを、どのように伝達してきたのか。
ヴィネット02号  『 中国の古典書物 』 林 昆範
ヴィネット06号  『 元明体と明朝体の形成 』 林 昆範

ヴィネット09号  『 楷書体の源流をさぐる 』  林 昆範
ヴィネット10号   『 開成石経 』 共著/グループ昴
へとつづいた林 昆範 著作シリーズ、
最初の02号の改訂増刷版です。

◎ 著者紹介
林01

 

 

 

 

 

 

林 昆範 リン クンファン
1967年、台湾・台北市うまれ。 日本大学博士課程芸術専攻修了 芸術学博士。
台湾・中原大学商業設計学科学科長、銘伝大学助教授。
台湾・中原大学助教授、同大学文化創意研究センター主任。
タイポグラフィ学会会員。

◎ 本書の内容(目次より)──────
【刻写から印刷への進化】巻
 一 前言と背景
 二 歴史的展開
[彫刻の書物と文字]篇
 三 早期の「書物」
 四 不滅の「書物」
[書写の書物と文字]篇
 五 書物の完成
 六 紙の書物
[印刷の書物と文字]篇
 七 印刷の登場

【宋朝の時代における書物】巻

 一 前言と背景
 二 印刷の隆盛期
 三 宋刊本の出版的属性
 四 宋刊本の地方的属性
 五 冊葉装と宋刊本の版式
版匡/界行/行款/版心/魚尾/象鼻/耳格
 六 書写の延長としての印刷書体
 七 狭義と広義の「宋朝体」書体
 八 書風による書体デザイン

◎南宋時代の主な印刷産業の分布図

◎中国歴代王朝の一覧表
◎おもな参考文献と図版引用一覧
6-7 14-15 16-27 18-19 36-37 ◎ 朗文堂ブックコスミイクから愛読者の皆さまへ ──────
タイポグラフィジャーナル<ヴィネット>シリーズは、ヴィネット創刊準備00号『櫻痴、メディア勃興の記録者』(2001年12月10日)からはじまり、ヴィネット14号『TYPOGRAPHY KALEIDOSCOPE-文字の万華鏡』(2005年09月27日)まで、ほぼ05年間に全15冊を刊行してまいりました。

折悪しくこの間は製紙業界の再編と統廃合が激甚で、<ヴィネット>のビジュアルイメージとして表紙用紙に採用していた、しぼのある<バーントシエナ>が廃色となり、その代替として選定した用紙も、メーカーの統合のために廃色・廃版となることが二度におよび、出鼻をくじかれたおもいがしたものです。

組版システムと組版ソフトウエアも大きく変化し、初期のデータは現在では廃棄されてしまった業務専用組版機であったり、組版ソフト PageMaker であったために、たかだか10余年ほど前のデーターでも、再使用にはおおきな困難がありました。
もちろん図書全体の販売衰退のかたむきと、デジタル軽便メディアの普及といった逆風もございました。

それにもかかわらず、多くの愛読者様と、一部の意欲ある書店様から、<ヴィネット>叢書にたいする継続刊行の要望が続いておりました。
なかでも林 昆範『中国の古典書物』は、文字の発生期から印刷術の発明へ、そして、悠久の歴史を有する中国の書物の成立と発展の歴史にせまる好著であり、刊本学/版本学/図書学/印刷史学といった多方面の読者様から増刷の要望がよせられておりました。
そんなご要望にお応えし、今般改訂版として増刷にあたるとともに、タイポグラフィジャーナル<ヴィネット>の、無理のない継続刊行に踏み切る準備にはいっております。

ご高承のように、現下の印刷・出版界は寒風の吹きすさぶ、きびしい環境下にございます。したがって読者の皆さまのご支持とご支援をたよりに、ゆっくりとあゆんでまいる所存でございます。

『 欧文書体百花事典 』普及版 刊行記念特別連続講演会 第3回 『Robert Granjon』 河野三男 終了いたしました。

欧文書体百花その後3F-o

たくさんのご来場者をお迎えして 本講演会は終了いたしました。
ご来場ありがとうございました。
次回 第 4 回は 2014年08月24日[日]
「装飾は罪悪か ?   花形装飾活字クロニクル」
講師は 白井敬尚さんの担当です。

 関連情報は随時このコーナーにてご紹介いたします。

新緑が目にあざやかな毎日です。皆さまお元気でご活躍のこととぞんじます。
『 欧文書体百花事典 』が刊行されて10年が過ぎました。 この10年間の欧文書体研究は? 関連する研究の進展は……。
『 欧文書体百花事典 』 普及版の刊行に際して 10年前からの「その後」を、各講師に 6 回にわたってお話しいただきます。
下記のご案内をご覧いただき、友人・知人をお誘いのうえ、ふるってご参加ください。
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『欧文書体百花事典』普及版 刊行記念特別連続講演会(全 6 回)
第 3 回  『 Robert Granjon 』
講   師 :  河野 三男
日  時 :  2014年06月22日[日] 午後1時より約3時間程度(ワークショップを含む)
会  場 : 東洋美術学校 本部棟302教室(前02回までの会場とは異なります)
              161-0067 東京都新宿区富久町2-6
               地図  http://www.to-bi.ac.jp/access/
聴講料 : 各回1,000円(要申込登録)
主  催 : 株式会社 朗 文 堂
後  援 : タイポグラフィ学会
              学校法人専門学校 東洋美術学校  産学連携事務局 デザイン研究会アクティ
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[講演会申込先]
株式会社 朗文堂@メールまで  robundo@ops.dti.ne.jp
件名 「欧文書体百花事典その後 第3回講演会」
お名前・人数・返信用メールアドレスを明記して、06月18日[水]までにご送信ください。
3 営業日以内にお断りの返信が無い場合は受付完了とさせていただきます(今回の会場は狭隘です)。 なお、第3回から第6回までの複数回を受講ご希望の方はその回数をご記入ください。
*********************************************** 

株式会社 朗 文 堂   鈴木 孝
160-0022 東京都新宿区新宿2-4-9
電 話 03–3352-5070
伝真  03-3352-5160
email robundo@ops.dti.ne.jp
http://www.ops.dti.ne.jp/~robundo
*********************************************** 
欧文書体その後チラシ・上掲図版、A4判 Z折り 4色/0色のフライヤーを用意しております[デザイン : 杉下城司]。 ご希望のかた、教育機関などで配布をご希望の皆さまは、ご遠慮無くお申し付けください。
・会場は30-40名のキャパシティです。お申し込み先着順にてご聴講できます。
・東洋美術学校には、森澤 茂氏、故小池光三氏の寄贈による貴重な小型活版印刷機がありますので、講演内容とリンクした、活版印刷のワークショップを会場内において併催いたします(アダナ・プレス倶楽部担当)。
・当日配付資料、活版ワークショップの準備などがありますので、確実に受講するためには@メールでのお申込みをお急ぎください(今回の会場は狭隘です)。
・本講演会の次回以降に関する詳細情報は、順次この <朗文堂NEWS ブログロール> のコーナーに掲載いたしますので、ご確認をお願いいたします。

【展覧会】 今田欣一の書体設計 活版・写植・DTP

文字道メーンMoji Moji Party No.7
今田欣一の書体設計 活版・写植・DTP
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◎ 会  期
2014年06月24日[火]-06月29日[日]
12時-19時 最終日は17時まで
◎ 会  場
ギャラリー華音留 http://blog.kaoru-japan.net/?p=289
113-0031 東京都文京区根津2-22-4  4F
◎  主  催
株式会社 文 字 道   http://www.mojido.com
info@mojido.com   携帯:090-4963-0599
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annaijo-ura annaijo-omote展示に関連して、今田欣一氏のトークショーを
ギャラリー近くの「不忍通りふれあい館」で行います。
■ 日    時 : 6月28日[土]14 : 00-16 : 00
■ 参加費 : 1,500円
■ 定    員 : 30名
※先着順で30名の定員になり次第締め切ります。
申込先:文字道 Tel: 090-4963-0599 E-mail: info@mojido.com

【図書紹介】 写植綜合見本帳VOL.10 在庫僅少

写植綜合見本帳表紙写植綜合見本帳 VOL.10
定価:本体1,500+税
朗 文 堂
全国書店、オンラインブックショップでお求めになれますが
ほとんど店頭在庫はなく、注文配本となりますので
お手許に届くのには少少時間がかかるかと存じます。

《エッ、写植の見本帳ってまだあるんですか !?》
『欧文書体百花事典』普及版 刊行記念特別連続講演会 第 2 回  『サンセルフの次なる模索 ローマン・サンセリフ』(講師 : 杉下城司 日時 : 2014年4月20日[日])の際、サンセリフの写植活字、わが国に導入されていた活字資料として、上掲の『写真植字綜合見本帳 VOL.10』を展示しました。

その際ご来場の若いかたから漏れた声が、
「エッ、写植の見本帳ってまだあるんですか !? 知らなかった ! 」
でした。おおかたの出版社とは因果な商いで、新刊書の発売に際しては熱心に広報活動にはげみますが、安定期にはいると、ほとんどが「既刊書カタログ」か、WebSiteの片隅の「既刊書コーナー」におかれるだけになります。

『写真植字綜合見本帳 VOL.10』は、わが国の写真植字機器製造、写植活字製造販売会社、写研、モリサワ、リョービ三社の主要書体を網羅し、写植機器製造メーカーの宣伝効果を狙った見本帳とはちがう実用性と資料性があるとのご評価をいただきました。
また、各種教育機関をふくめて積極的なご採用があって、1985年07月20日の初版から、版をかさねること10版、第13刷りまで発行してきました。

book+typeカタログ

朗文堂では図書カタログ『robundo book cosmique』、電子活字カタログ『robundo type cosmique』を製作しておりますが、近年の紙メディア離れのせいか、イベントや講演会の会場などでは、無償でも配布量が減少しております。
またWebSiteでは既刊書コーナーはちいさく扱われ、〈朗文堂 既刊書ご案内 Catalogue 2〉にちいさく紹介されております。

『写真植字綜合見本帳 VOL.01-10』は、写植全盛期をふくめて5-6万部ほど刊行されたことになりますが、活字見本帳の常として、新版が出るたびに旧版は廃棄されるのがふつうですから、世上の残存部数はあきらかではありません。また現状では、この13版をもって販売終了となることが避けられない情勢です。

1Q(級)=1H(歯)=0.25mm
振りかえれば写真植字の時代は短いものでしたが、金属活字から電子活字のはざまにあって、その橋渡し役として果たした役割はおおきなものがありました。
在庫切れとなる前に、書店、オンライン・ブックショップ、または小社直接でのご購入をお勧めいたします。

【講演会】欧文書体百花事典 その後 Ⅰ 終了。ご来場ありがとうございました。

欧文書体その後ポスター

あいにくの小雨交じりの肌さむい日曜日でした。
それでもたくさんの皆さんがご来場され
熱い講演会でした。本当にありがとうございました。
この【欧文書体百花事典 その後】 講演会は 6 回12月まで
連続開催されます。今後とも、ご支援、ご来場と、
『普及版 欧文書体百花事典』 のご愛読をお願いいたします。

────────
2014年03月02日[日]、東洋美術学校において、講演会【欧文書体百花事典 その後Ⅰ】が開催されました。
ご来場いただきました皆さま、長時間のご聴講お疲れになりませんでしたか。
また後援をいただきました東洋美術学校、産学連携事務局 デザイン研究会アクティ、タイポグラフィ学会の皆さまにも篤く御礼を申しあげます。

あらためてご案内いたしますが、次回の【欧文書体百花事典 その後Ⅱ】は、
2014年04月20日[日]、「サンセリフの次なる模索 ローマン・サンセリフ」と題して、杉下城司さんのご担当です。ご期待ください。
東美Ⅰ-1 20140302-谺ァ譁・嶌菴・迚・。ゥ縺輔s騾∽サ禄DSC01429 20140302-谺ァ譁・嶌菴・迚・。ゥ縺輔s騾∽サ禄DSC01307 20140302-谺ァ譁・嶌菴・迚・。ゥ縺輔s騾∽サ禄DSC01318 20140302-谺ァ譁・嶌菴・迚・。ゥ縺輔s騾∽サ禄DSC01472 20140302-谺ァ譁・嶌菴・迚・。ゥ縺輔s騾∽サ禄DSC01138-2

【朗文堂ブックコスミイク】 『欧文書体百花事典』普及版 刊行記念特別連続講演会 第1回

欧文書体その後チラシ梅だよりもチラホラ聞かれる昨今です。皆さまお元気でご活躍のこととぞんじます。
『欧文書体百花事典』が刊行されて10年が過ぎました。
この10年間の欧文書体研究は? 関連する研究の進展は……。
これからの『欧文書体百花事典』普及版の刊行に際して
10年前の「その後」を、各講師に6回にわたってお話しいただきます。
下記のご案内をご覧いただき、友人・知人をお誘いのうえ、ふるってご参加ください。
なお、詳細は朗文堂NEWSブログをご覧ください。
http://www.robundo.com/robundo/blog/
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『欧文書体百花事典』普及版 刊行記念特別連続講演会(全 6 回)
      第 1 回  『ボドニローマンからの変遷  Giovanni Mardersteig』
      講   師 : 片塩二朗
日 時 : 2014年3月2日(日)
      午後1時より約3時間程度(ワークショップ含む)
会 場 : 東洋美術学校 D棟1階 学生ホール
      161-0067 東京都新宿区富久町2-6
      地図は http://www.to-bi.ac.jp/access/
聴講料 :各回1,000円(要申込登録)
主  催 : 株式会社 朗文堂
後  援 : タイポグラフィ学会
        学校法人専門学校 東洋美術学校
        産学連携事務局 デザイン研究会アクティ
──────────
[講演会申込先]
株式会社 朗文堂@メールまで  robundo@ops.dti.ne.jp
件名 「欧文書体百花事典その後 第1回講演会」
お名前・人数・返信用メールアドレスを明記して、2月27日までにご送信ください。
 3 営業日以内にお断りの返信が無い場合は受付完了とさせていただきます。
なお、第2回から第6回までの複数回を受講ご希望の方はその回数をご記入ください。
****************************************************
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電 話 03–3352-5070
FAX 03-3352-5160
email robundo@ops.dti.ne.jp
http://www.ops.dti.ne.jp/~robundo
*****************************************************欧文書体その後チラシ

◎ 上掲図版の、A4判 Z折り 4色/0色のフライヤーを用意しております。ご希望のかた、教育機関などで配布をご希望の皆さまは、ご遠慮無くお申し付けください。
◎ 会場は30-40名のキャパシティです。また東洋美術学校には、森澤茂氏、故小池光三氏の寄贈による貴重な小型活版印刷機がありますので、講演内容とリンクした活版印刷ワークショップも併催いたします。
◎ 当日配付資料の準備、活版ワークショップの準備などがありますので、確実に受講するためには@メールでのお申込みをお急ぎください。
◎ 本講演会に関する詳細情報は、順次本コーナーに掲載いたしますので、ご確認ください。

エッ、いまごろお正月 !? 上海在住の会員が「春節休暇」でご来社に。そして「老北京のご紹介」

恭賀新年 《 2014年01月31日、上海在住のアダナ ・ プレス倶楽部会員がご来社に 》
もうすっかりお正月気分の消えた01月31日[金]、上海在住のアダナ ・ プレス倶楽部会員で、Adana-21J のユーザーでもある、畠中 結(はたけなか ゆい)さん ・ 揚 黙 (Yang Mo  1980-)さんご夫妻が来社され、「 Adana-21J 操作指導教室 」 を受講されました【リンク : YANG MO 】。

おふたりは留学先のドイツで知り合われて結婚されましたが、中国では夫婦別姓なのでそれぞれの姓をもちいておられます。 上海では畠中さんは商事会社に勤務、揚さんは版画家として活躍されています。


アトリエで作業中の揚 黙さん 同氏のWebsiteより

畠中 ・ 揚ご夫妻は、小型活版印刷機 Adana-21J を一昨年暮れにご購入されましたが、これまで来日の機会がなく、操作指導教室の受講が延び延びになっていました。
それでもこれまでにたくさんの@メールのやりとりがあり、はじめてお会いしたとはおもえないほど会話がはずみました。

また今回は、中国では入手難な活版印刷関連資材や機器もたくさんご購入。 幸い畠中さんのご実家が京都にあるため、これまでの Adana-21J などの輸送と同様に、ご実家に送付して、ほかの荷物といっしょに船便輸送となるようです。
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《 中国のお正月 ・ 春節は前年の12月中旬に政府が発表し、毎年時期がすこしずつかわります 》
畠中 ・ 揚ご夫妻が来日されたのは 「 春節休暇/旧暦のお正月休暇 」 を利用してのことでした。
詳細はわかりませんが、中国では翌年の祝日を12月中旬に法定祝日として政府が発表するそうです 【 リンク : 中国の祝日 2013年/2014年 カレンダー 】。

中国には 元旦 ・ 春節 ・ 清明節 ・ 労働節 ・ 端午節 ・ 中秋節 ・ 国慶節などの祝日があり、それぞれ 3-7 連休となることがおおいようです。
ちなみに新暦のお正月(元旦)は、中国でもやはり法定祝日は01月01日ですが、休日期間は2013年は12月30日[日]-01月01日[火]の3連休で、2014年は01月01日[水]だけが休日でした。

また国民がもっとも重要視して、郷里で家族 ・ 親戚とにぎやかにすごすことが多い 「 春節 ・ 旧暦のお正月と連休 」 は、2013年の法定祝日は02月10日[日]で、休日期間は02月09日[土]-15日[金]の7連休でした。 ところが2014年の法定祝日は01月31日[金]で、休日は01月31日[金]-02月06日[木]の7連休です。

これではカレンダーやダイアリーの製造者はたまったものではありませんね。 しかもことしは大晦日にあたる01月30日が祝日ではないために、春節元旦までの帰省を楽しみにしていたおおくの民衆から不評をかったようです 【 リンク : 上海 ロイター2013年12月記事 】。
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《 変貌著しい中国ですが、アダナ ・ プレス倶楽部コラム欄にて 「 老北京-ふるき よき 北京 」 をご紹介 》
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北京オリンピック、上海万博と、おおきなイベントが相次いで開催され、そしてついでに、勢いあまって都市公害なども話題となる昨今の中国です。
それはちょうど1960-70年代のわが国のように、活気に満ちあふれ、変化の激しい世相を現出しています。

それでも数千年の歴史を刻んできた中国では、春節を祝い、古き良きものへの関心を失っていません。

最近、中国の友人に 「 紫金城 ・ 故宮 」 内の、三層におよぶ京劇の舞台 —— かつては同時にみっつの京劇が上演され、それを皇帝をはじめ廷臣が観劇する御殿も併設されています —— をご案内いただきました。
そんなこともあって、これから数回にわたってアダナ ・ プレス倶楽部コラム欄において、「 老北京——ふるき よき 北京 」 をご紹介いたします。お楽しみください。
【 リンク : はじめての京劇鑑賞 そのⅠ 湖廣會館——アダナ・プレス倶楽部コラム 】

新宿私塾第23期寸描紹介。熱い最終盤にさしかかっています。

私塾《若手からの支持が、有馬智之さんの熱い講義 ── 新宿私塾23期 01月14日》
有馬さんは日本デザインセンターなどで活躍する若手のホープです。ところで有馬さんは新宿私塾の修了生でもあります。ですから講座の修了後は、現役の塾生諸君と和気藹藹の仲間です。
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DSCN2583 DSCN2571《開塾当時からのベテラン講師:板東孝明さん──新宿私塾23期 01月21日》
たくさんの作品事例をもとに、造形の背後にひそむ理念に焦点をあててわかりやすく製作ステップが説かれます。講座の終了後は、希望者の塾生の皆さんと、ファミレスで楽しく談笑することも定例化しています。
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《身体性をともなった造形の魅力 講師:大石薫さん ── 新宿私塾23期 02月04日》
実際に活版印刷機と、金属活字をもちいて、微細なスペーシングの技を体験します。タイポグラフィの知・技・美のすべてがギッシリと。アナログからデジタルへ、インターアクティブで実践的な手法をまなぶ講座です。
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DSCN3231 DSCN3229《新宿私塾第23期は終盤にさしかかり、熱い講座が連続しています》
昨年の秋は残暑が厳しく、年初からは寒波がくりかえし襲来する東京です。新宿私塾塾生の皆さんは、職場や学校のほかに、新宿私塾にあつまり、半年間、集中的にタイポグラフィをまなんでいます。
いよいよ最終盤です。次の第24期受講希望者のご見学も増えてきました。梅だよりもチラホラきかれるきょうですが、梅が散り、櫻の開花がまたれる03月17日まで、新宿私塾第23期は熱い毎日がつづきます。