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【新宿私塾】 第25期がスタートしました。

 

25期開始

入塾25期9.30

新宿私塾第25期 2014年09月30日[木] スタートしました。

《 新宿私塾第25期、澄みきった青空のもとでスタートしました 》
あっぱれ日本晴れ、抜けるように碧い空のもと、新宿私塾第25期がスタートしました。
ウェブデザイナーの男性が多かった24期にくらべ、25期はどちらかというと企画立案やグラフィックデザインを職とするかたが多く、男女比も5人と5人でバランスがとれました。
新宿私塾第25期生は、これまでの塾生諸君とおなじように、とても意欲的で、向上心と個性のつよい若者がたくさんあつまりました。

まだせんだっての09月16日[木]に修了したばかりの、活発かつ賑やかだった24期生のぬくもりが、あちこちにのこっているような教場でした。
それでも早速、新宿私塾第25期、第01回目の講座では、カリキュラムの説明につづいて、塾生の皆さんの自己紹介があって、ここに集まった塾生同士が、出身地や年齢も経歴も、職場・学校環境などもさまざまなことに、塾生諸君はあらためて驚いたようです。これが新宿私塾の魅力のひとつでもあります。

すなわちここには、現役の藝術大学・美術大学の学生もいます。もちろんすでに造形者としての職業人も、異分野で活躍する職業人もいます。
それでも造形者、タイポグラファとして、いっそうの向上をめざすという一点において、こころざしをおなじくする仲間であることを確認します。
ですから短い開塾セレモニーのあいだに、次第に緊張がゆるみ、笑い声ももれるようになりました。
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みじかい開塾式のあとは、いきなり、たくさんの資料が机上にならび、パソコン映像を併用しながら 「タイポグラフィをまなぶこととは」 の講義がはじまりました。
「文と字 : 形而上の文と、形而下の字」 「コミュニティと コミュニケーション」……。
一見むずかしそうなテーマも、実例と資料をもとに諄諄ととかれていきました。

新宿私塾では、タイポグラフィにおける 「知 ・ 技 ・ 美」 のみっつの領域で、バランスのよい学習をモットーとしています。それはまた 「知に溺れず、技を傲らず、美に耽らず」 という、つよい自戒をともないます。

新宿私塾第25期は、爽秋の2013年09月30日にスタートし、早春の2015年03月17日に修了します。
この半年のあいだ、塾生の皆さんがおおきな収穫が得られるように、講師陣はもとより、200名を優にをこえた 「新宿私塾修了生」 の皆さんも、精一杯の努力と応援をいたします。

《恒例 新宿私塾第25期カリキュラム 表紙デザインの紹介》
プリント 新宿私塾第25期カリキュラム 表紙  (Design : 講師 杉下城司さん)

新宿私塾第25期カリキュラムの表紙はデジタルタイプの<Harmonia sans ハルモニア・サン>です。
新宿私塾では受講期間のあいだに、和文活字でも欧文活字でも、どちらでもかまわないのですが、できるだけ 「My Favorite Type ── わたしのお気に入りの活字書体」 を獲得することが勧められます。

もちろん、世上の評価がたかい活字書体でも、まったく無名の活字書体でも、「はやり書体」 でも一向にかまいません。むしろどんな活字書体にも、避けがたく付着している 「長所と短所」 をみつけだして、「長所をいかし、短所を制御する能力」 がとわれます。

──────── 杉下城司さんのコメント
今回の書体は <Harmonia sans ハルモニア・サン> です。
2010年モノタイプ、Jim Wasco ジム・ワスコによるデザインです。
ねじれのあるジオメトリックとうたわれています。これまでのフツーラ、アバンギャルド、DIN などを分析した幾何学的サンセリフとされます。
幾何学的でありながらも、手書きのような微妙なカーブを加味した、動きのあるサンセリフ。このカテゴリーにみられる硬いイメージは払拭されたのではないでしょうか。特にイタリックの展開がよいと感じています。