立秋がすぎ、こよみのうえでは秋とはいうものの、新宿御苑にそった街路樹の「百日紅 さるすべり」が深紅の花をつけ、青空に照りはえる暑い毎日です。
そんな毎日ですが、朗文堂のふたつのプライベートスクール、<新宿私塾> と <活版カレッジ>は、堅実に、熱く、所定の講座が進行しています。
「新宿私塾 第18回講座」08月02日 : 担当講師 : 美登英利さん。
美登さんは久しぶりの講師としての登場で、企画立案、サムネール、ラフスケッチ、製品までのステップを、スライドと実物を展開しての熱い講座でした。
同じ週の土曜日「新宿私塾 第19回特別演習講座」08月06日 : 担当講師 : 西尾 彩 さん。
西尾さんには第一期から講師を担当していただいています。この特別演習は製本術入門として、洋式製本の基礎を、実際に小型本を製作する実技演習の長時間の講座です。
ほとんどの塾生にとって、「活版印刷演習Ⅰ」につづく、身躰性をもった実製作体験となり、演習終了後はおおきな達成感とよろこびがあったようです。
新宿私塾28期生には、半田くん と ランスクン、ふたりのジャンボがいます
<新宿私塾第28期>は、08月09日第20回講座、髙野 彰さん、水野 昭さんおふたりの担当を終えて、一回だけ、旧盆の夏休みにはいった。
いつものことながら、講座後半になると、塾生同士の親近感がまし、交流もさかんとなる。
前の27期生に「ジャンボ平澤クン」がいたためもあって、第28期はふたりのジャンボのあいだで、いまだにその称号あらそい ? がつづいている。
半田淳也クンは道産子で、アパレル関係と映像につよいフリーランスデザイナー。高校時代は身長がたかいためバレー部に所属していたという。ちかぢか公表されるが、あるおおきなイベントの T シャツデザイン製作者でもある。
ランスクンは米国ミズリー州出身。在日15年余で、来日当初は文部科学省で ALT 業務に携わり、のち翻訳業とデザイン業で活躍中。
ミズリー州は米国中西部に属し、長野県と姉妹都市。ミシシッピー川をはじめ河川が多く高温多湿だという。代表都市にセントルイス、カンザスシティがある。だから東京の湿度のたかい夏にも大丈夫だと胸をはる。
講座終了後、どちらがデカイか較べようということになり比較対象としてやつがれも加われということに。ゆつがれ身長171センチ。この年齢では平均身長だったが、両君の前ではすっかり小柄になってしまった。
こんなとき、青森出身の福士クンは黙黙と撮影係り。女性陣の榊原さん、金子さん、可兒さん、畑さん、小竹さんらは笑い転げている。
きょうは自習です。ランス君自慢の T シャツ着用で登場
{文字壹凜 06月20日}に、「ランス君登場! きょうは自習です」を紹介した。
おりしもこの日は「活版カレッジ アッパークラス」の定例会。
早い時間に登場した会員は、ランス君のTシャツの絵柄に話題集中。
「ランス君の国籍は?」
{ アメリカです }
「アメリカではこれをどう発音するの」
{ ―― }
と、なんともまぁにぎやかな夕べとなりました。
きょうは予習です!
とある07月の金曜の昼下がり、ランス君登場!
「きょうは予習です!」
黙黙と予習にはげんでいたが、ふと顔をあげて曰く、
「きょうの T シャツはどうですか ? 」
ランス君はシルク印刷の設備を有し、みずからデザインの T シャツをプリントしている。
次作は「百日紅」に負けないように深紅の色彩を展開予定とか。
―― さて、皆さんの評価はいかがでしょうか。