詩こころ無き身なれば、折りに触れ、
古今東西、四季のうた、ご紹介いたしたく。
楓 橋 夜 泊
月 落 烏 啼 霜 満 天
江 楓 漁 火 対 愁 眠
姑 蘇 城 外 寒 山 寺
夜 半 鐘 聲 到 客 船
―――― 唐 張 継
蛇 足 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
月 落ち からす ないて 霜 天に満つ
江楓コウフウ 漁火ギョカ 愁眠シュウミンに対す
姑蘇コソ 城外の 寒山寺
夜半の鐘声 客船に到る
張継は中国8世紀前半盛唐の詩人。字は懿孫イソン。
湖北襄州のひと。玄宗のとき進士。『張祠部詩集』
一巻があり「楓橋夜泊フウ-キョウ-ヤ-ハク」の詩で著名。