江戸期無役の士族は困窮し半農生活。忌みこと多く、斬首の連想から椿を忌避、切腹からウナギを背開き、キュウリは食さず

藤紋、片喰紋、鷹の羽紋、桐紋とともに五大家紋のひとつ「木瓜紋 もっこうもん」、「瓜紋 かもん・うりもん」とも。俗に木瓜(複数の読みで複数の植物を指す。多くはキュウリ)を輪切りにした形という。中国古代文様、卵の入った鳥の巣に似ることから転じ、子孫繁栄を意味する文様が、わが国の家紋に転じた例。その切り口が織田家紋・木瓜紋に似ることから、江戸期士族はキュウリを食さなかったとする。椿の忌避、キュウリを食さなかったのは俗説とする向きも。

 

 

木瓜紋の一種

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