ぢやむ 杉本昭生氏と京都でうれしい再会。寡黙ながら飄逸な人柄にあらためて敬服。文字あそびかさねて引用紹介

活版小本の製作者{ぢやむ 杉本昭生}氏のことはしばしば紹介してきた。
かつて文字あそびのひとつ「ヘマムショ入道」を紹介した。今回は判じ物。

酒屋の前にこんな看板があったらしい

杉本流なら以下図版紹介でおわり。
最初の「大」は天地逆なので「酒代」と読んでほしい。以下は頓智で読み解けるはず。
どうしてもすぐ知りたいかたはリンク先で。めずらしく解説がある。
ぢやむ 杉本昭生 活版小本より

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造形者・千星健夫 NECKTIE design office による TEA BAG HOLDER SHIROKUMA

GRAPHIC WEB PRODUCT と横文字が似合わないのが千星健夫さん。一九七六年兵庫県うまれ。専門学校営業職からデザイナーに転身。新宿私塾・活版カレッジ修了生{文字壹凜}の管理者。要するに身体性のあるモノづくりに熱中する真の造形者。同氏主宰 NECKTIE design office 製造販売による『TEA BAG HOLDER SHIROKUMA』は長崎の窯元に出向いて型から製造したすぐれもの。小社も愛用お茶時間がほっこりします。ご推薦。
NECKTIE design office Shirokuma 】

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版画の彩展二〇一五     第四〇回全国大学版画展    {町田市立国際版画美術館}

The 40th Annual Exhibition of the Japan Society of Printmaking
日本全国の美術大学、教育系大学、専門学校の学生による版画展。力作がそろいます。

抽選で素敵な作品が当たる観客賞の投票や、恒例の学生作品販売も大人気です。
◯会期 二〇一五年一二月五日―二〇日
平日/一〇時―一七時
土 日 祝日/一〇時―一七時三〇分
◯入場無料 月曜休館
町田市立国際版画美術館

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【会員情報】 どうだ! 天真爛漫・威風堂堂・豪快無比・天下無双・一気呵成ミルク喇叭呑みの雄姿をご覧あれ

どういうわけか知らないが、アダナ・プレス倶楽部の会員、新宿私塾修了生のあいだで結婚・出産があいついでいる。
新米パパさんはおおむね無精だが、ママになった会員や修了生が、赤ちゃんの写真を写メールやメール添付写真で送ってくれる。いずれもかわいく、ほほえましいが、個人情報に配慮するとこういう公開メディアでは紹介しにくいのが残念。
下掲写真の雄姿、ミルク一気呵成のラッパ呑み、将来わが国を背負って立つ女の子。まだ〇歳児という。心強いかぎり。

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【長崎会員情報】 荷札から活版印刷へ ― 東彼杵町歴史民俗資料館。{荷札から 活版印刷へ}展示とワークショップの記録

長崎県 東彼杵町(ひがし そのぎ ちょう)は、長崎県東部の大村湾に面した町。ここにもアダナ・プレス倶楽部のたいせつな有力会員が。この町で一九二二年(大正一一)に創業された九州荷札印刷株式会社の印刷関連機器を中心に展開したイベント{荷札から 活版印刷へ}の記録を、同館学芸員・小玉大介さんから送付していただきました。
同社の機器の一部は長崎県印刷会館に保存されています。世界遺産登録で賑わう長崎旅行を計画のかたはご参観を。

東彼杵町 ウィキペディアより

長崎県東彼杵町パノラマ写真 ウィキペディアより

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長崎ゟ東京へ。二七―四七歳までのたった二〇年の活動期間で巨大な業績を。一二月三日は平野富二の命日。没後一二四年忌

◎一八四六年(弘化03)八月一四日長崎奉行所町司矢次豊三郎・み弥の二男、引地町で出生。幼名・富次郎。◎一八七二年(明治05)数えて27。安田家の古まと結婚。生家を出て長崎外浦町に移転。02月戸籍編成に際し 平野富二 と改名届け出。07月東京に活版製造出張所を設立すべく古まほか社員08名を同道し長崎出立。のちの東京築地活版製造所、造船重機企業・現IHIのはじめにつらなる。◎一八九二年(明治25)数えて47、12月03日脳出血で逝去。谷中霊園に仏葬。

平野富二

平野富二 1846・弘化03年8月14日-1892・明治25年12月03日 行年47

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【展示開始】 顔 真卿肉筆所蔵先は北京・台北両故宮博物院と書道博物館の三館のみ。楷書の完然性につき同館ゟ断言された

唐の四大書家、欧陽 詢・虞世南・褚遂良・顔 真卿(七〇九―八五)は、王羲之の書法に基づきながら洗練された気風を盛りこんだ。◎唐時代に完成された最終書体である楷書がいかに完然であったのかはその後あらたな書体が出現しなかったことからも容易に理解される
◎顔 真卿筆「自身告身帖」(七八〇、七二歳の書)は後期一月五日ゟ展示
[書道博物館フライヤー部分]
台東区立書道博物館 特別展 

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縦組み{文字壹凜}、使えない化ける外国由来の約物頻出。しかもブラウザ、バージョン、使用機器にゟ千差万別

ネットの環境は実に多彩で、ウィンドウズ二〇〇〇などのふるい機器から、最新機まで、スマホ派ありパソコン派あり、しかも 閲覧ブラウザがたくさん あって、これもバージョンによって表示が異なる。◎サイト管理者から教育的指導。見出し部は四行まで。「[ ]ブラケット」「: ;  コロン、セミコロン」「¶  段標・パラグラフ」「§ 章標・セクション」などは使用禁止。こうなるともはや外国由来の約物は避けるしかない。どうも安易に洋物に頼りすぎてきたようだ。

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『文字の絵本 風の又三郎』の製作者 吉田佳広 八二歳。やつがれ素直に先生と呼べるのはこのひとだけ。元気に活躍中

朗文堂出版部の最初期刊行書『文字の絵本 風の又三郎』(原作/宮澤賢治、製作/吉田佳広、一九八四、現偕成社刊)まだ写植版下時代、エアブラシ、フィルムレイヤーが大活躍。◎吉田氏はタイポグラフィ協会、タイポアイの会員として黎明期のタイポグラフィの普及に尽力し、毎年カレンダー展+ポスター展を主宰されていた。ちょっと病を得たが元気に展覧会に駆けつけた。吉田一門も会場に駆けつけたが口は達者で、変わらぬ毒舌をまき散らしていて嬉しかった。

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【会員情報】 {活版ルネサンスフェア}報告 真田幸治|書籍装本設計 真田幸文堂

アダナ・プレス倶楽部会員で、ツイッターやフェイスブックを発信・閲覧するかたが少ないのはアナログの活版印刷愛好家のあつまりのせいでしょうか。しかも「お気に入り・いいね」、「フォロワー」の数が気になって徒労感からSNSメディアはやめたというひとまでも。◎そんな中でも書籍装本設計家の真田幸文堂真田幸治さんは数少ないツィッター利用者。◎今回も受付兼広報を担当されながら、来場された「欧文印刷の鬼/小宮山清」さんに熱心な質問を。

真田幸文堂村上鮭

<Viva la 活版 Let's 豪農の館>の終了後村上市で鮭の吊し乾しを報告。主催者はいまだ未発表。

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健啖家です。しあわせそうですね。

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{第17回活版ルネサンスフェア} 盛況裡に終了。童心に充ちたシャイなコノムラ青年と邂逅。やつがれのわらべ心を再確認

定刻にフレッシュカップル登場。熱心に見学。話しかけ名刺を渡す。コノムラと名乗られた。◎「二朗さん、写真撮影は構いませんか」「どうぞ、どうぞ(二朗さん?)」孫にちかい年齢の青年にファーストネームで呼ばれたがふしぎに嫌みはない。よほどシャイな性格とみえたが {活字ペタンプ}を組みあげ誇らしげ。こういう童心をもつ青年の可能性に期待。やつがれに、もしわらべ心なくんば、いまどき活版印刷機の製造・販売などはしていられないからして。

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mitografico 美登英利さん、{文字壹凜}誕生一ヶ月を祝い『特装画集 花 壹凜』をプレゼント

グラフィックデザイナー、書芸家にして、多方面の造形にいそしまれている美登英利氏。あたらしいスキルを駆使して画像集を製作、そのうちの一冊をわざわざ『花 壹凜』と題してプレゼントしていただきました。
宋画にも似た味わいがありながら、抹香臭さがないのが美登英利作品の持ち味。美登さん、いい感じです。『花 壹凜』続編を期待します。
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在仏の友人酒井哲郎、一一月一三日パリ同時テロの衝撃と波紋を報告。パリでは日本会議・神道議員連盟は原理主義と報道

フランス国歌『マルセイエーズ』。歌詞はとんでもなく好戦的な歌。でもフランス人にとっては共和主義の歌、王制と宗教から解放された時の歌。テロののちここ一週間で何十回となく聞く。◎国会では、保守・左翼・極右・極左も、テロ反対では一致してオランド大統領と一緒に国歌を歌う。政治と宗教は別という考えが骨の髄まで染み込んでいる。◎議員の半分近くが日本会議に加入、神道議員連盟があると知ってフランス人はびっくり。原理主義を信じているならアウト。

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【会員だより】 新潟山山倶楽部/山下良子さんのプレゼント。エゴってなぁに?

新潟の 合同会社ファジカ チーフデザイナー・山下良子さん。新宿私塾・活版カレッジ修了、新潟山山倶楽部代表。会社運営と育児に多忙な日日。◎やつがれの古里、山国信州では海産物を新潟に求めた。エゴノリという海藻からつくるトコロテンのような「エゴ」は忘れられない味。これは九州博多では「おきゅうと」と呼ぶ。会報誌でご案内したアダナ・プレス倶楽部忘年会にプレゼントをたくさん頂戴した。深謝。

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博多人のソウルフード/新潟のエゴに似る「おきゅうと」 ウィキペディアより

 

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【竹尾見本帖本店】 タイピングスケープス展 ― モダニズム以降のレターヘッド展

自 二〇一五年一二月〇一日[火]
至 二〇一六年〇一月一五日[金]
時間/一〇時―一九時 
土日祝  年末年始 休館
会場/株式会社竹尾 見本帖本店二階
【 詳細:竹尾見本帖本店
世界の第一線で活躍した、近代デザイナーによる選りすぐりのレターヘッドを展示。紹介するレターヘッドは五十嵐威暢氏(彫刻家・デザイナー)のコレクションから厳選。◎モダンデザイナーによるレターヘッドをめぐる光景が展開。

 

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【会員情報】 私の愛した活版印刷 つるぎ堂展開催中

所 チェドックザッカストア浅草
自 二〇一五年一一月二五日(水)
至 二〇一五年一二月〇六日(日)
時 一二時ゟ一九時
休 
一一月三〇日(月) 定休日
◎つるぎ堂活版印刷商品の展示販売 ◎年賀状・クリスマスカードのワークショップ ◎つるぎ堂オリジナル年賀状受注
【 詳細:つるぎ堂 facebook

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【知っ得便利】 まちに中国人旅行者増加のいま、会話にも筆談にも便利。中国での週と曜日の呼称と表示

◎週 一週間〔个 一个星期 个 ≒個 コ〕 ふるく中国には星座にもとづき二十八宿を日月火水木金土で配列し、七日を一週とする考えがあったが、西洋にも同様の暦法があり、それを採用して「星期 xīng qī」ということばがうまれた。わが国は平安時代初頭に留学僧がもたらした呼称をそのままもちいる。
曜日の表記 月曜日→星期一。火曜日→星期二。水曜日→星期三。木曜日→星期四。金曜日→星期五。土曜日→星期六。日曜日→星期天(星期日は使用減)

 

 

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新旧ふたりの写真。ドベルニ&ペイニョ社銘板付き跡地をたずねたふたりのこと

仏国の文豪/オノレ ・ バルザック ( Honoré de Balzac ) は同時に「 印刷狂 ・ 活字狂 」 でもあった。彼に源流を発する活字鋳造所 Deberny & Peignot 社の跡地、ビスコンティ通り一七番地を一五年ほど前に訪ねた。「花筏」に{烏兎匆匆}として再紹介もした。◎三年前の一一月、櫻井優樹さんもここを訪れたという。写真の鮮明度はずいぶん違う。タイポグラフィ研究が着実に前進していることを実感させる写真となった。

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パリ、セーヌ河畔、ビスコンティ通り17番地

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METAMOS 櫻井優樹さん、取っ手にドベルニ&ペイニョ社の社名入り活字ケースを日本の洋物古物商ゟゲット

櫻井 優樹 ――  一九八一 年大阪生まれ。artless Inc. を経て、二〇〇九年 METAMOS 設立。 新宿私塾修了、現在講師。ビジュアルコミュニケーションを中心に造形者として幅広く活躍。◎サンセリフ、とりわけ古拙感あるアクチデンツ・グロテスクにこだわりをもつ同氏が、パリの活字商 Deberny & Peignot 社(一九二三―七二)製活字ケースを発掘・購入。意欲と関心の成果。取っ手「et → and, &」。清拭し植物性オイル塗布。お宝として大切保管。

 

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{文字壹凜  もじ いちりん} スタートから一ヶ月が経過。 ご愛読ふかく〳〵感謝いたし〼

専用ワープロ時代、縦組みは容易で表示もした。パソコンはそれを喪失◎五指にたる読者ゟ長文の{花筏}は組版ソフトで縦組み加工する―これがきっかけ◎{文字壹凜}は下部を重く「壹凜」選択◎「壹」は「さむらい わ いち くち そ いち」と覚えた世代◎パソコンは疑問もなく横組み中心、多様な実験がなされたが図書・新聞・雑誌は縦組み中心◎日本語文章の可読性 Readability 維持にはまだ縦組みが有効か◎読者の応援、千星健夫美登英利氏の協力に感謝の一ヶ月。

 

mitografico facebook

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彫刻家・奥村浩之、漢 ひとりメキシコにわたり四半世紀、風のごとく飄然メキシコにもどる。やつがれとはすれ違い残念至極

さまお元気ですか。◎メキシコでの体験談を直に御聞きできず残念でした。◎今、僕はメキシコにもどりました。漸く日本の生活からメキシコの現実になれたところです。◎あいにく(実はいつものこと)インターネットが使えなくなっていて、電話会社に連絡するなど雑務の日々でした。まったく普通なことがふつうでない国です。◎とはいえ、住めばみやこ、やっぱり好きなんですね、この国は。◎また日本帰国の際は朗文堂によらせて頂きます。[奥村浩之 既出記事

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VIENTO ROJO(ベィエント ロホ) ― 赤い風 ― 火山岩 45 x 52 x 21 cm 2011年

ビィエントベルデ

VIENTO VERDE(ベィエント ベルデ) ― 緑の風 ―   大理石 53 x 20 x 14 cm 2012年

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ことしの夏、メキシコ在住の彫刻家/奥村浩之という 漢 の知遇をえたことが収穫

奥村さんはもうメキシコですか。◎やつがれ予備知識もなくメキシコへ出発。ホテル到着10分後ナントカ神殿跡に出発。道中気のせいか息切れ。「ここは海抜何メートル?」「ガイド:富士山五合目くらい」[それじゃぁ二千米以上じゃないか !]◎あらためて 奥村浩之彫刻作品 をみる。メキシコのあつく乾いた風が吹きぬけた。笹井祐子作品にもメキシコのおおらかさが横溢。横浜笹井祐子展、高い天井の会場で作品が躍動。
 
 
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彫刻家/奥村浩之  版画家/笹井(奥村)祐子

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江戸期無役の士族は困窮し半農生活。忌みこと多く、斬首の連想から椿を忌避、切腹からウナギを背開き、キュウリは食さず

藤紋、片喰紋、鷹の羽紋、桐紋とともに五大家紋のひとつ「木瓜紋 もっこうもん」、「瓜紋 かもん・うりもん」とも。俗に木瓜(複数の読みで複数の植物を指す。多くはキュウリ)を輪切りにした形という。中国古代文様、卵の入った鳥の巣に似ることから転じ、子孫繁栄を意味する文様が、わが国の家紋に転じた例。その切り口が織田家紋・木瓜紋に似ることから、江戸期士族はキュウリを食さなかったとする。椿の忌避、キュウリを食さなかったのは俗説とする向きも。

 

 

木瓜紋の一種

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縦組み式{文字壹凜}、表記記号・パンクチュエーション処理と格闘中。縦組みにして見直される伝統記号

ゟ  〻  〼  ヿ  々  〳〵

多様な環境下で縦組み表記。アラビア数字・パンクチュエーションは縦になり横になり。カタ仮名表記記号類は当面避ける。「波ダッシュ~」を「から」の意表記は小社規範に反し矢印・ダッシュ・罫線代用もバケ多発。眠っていた伝統的「約物」検討。「ゟ より」「〻 二の字点、ゆすり点、ピリピリ」「〼 ます記号」「ヿ コト記号」。{日日。日々ヒビ 日〻にちにち}。馴れも必要か。

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きたる一二月三日は明治産業近代化のパイオニア/平野富二の命日。没後一二四年忌にあたる

◎一八四六年(弘化03)八月一四日長崎奉行所町司矢次豊三郎・み弥の二男、引地町で出生。幼名・富次郎。◎一八七二年(明治05)数えて27。安田家の古まと結婚。生家を出て長崎外浦町に移転。02月戸籍編成に際し 平野富二 と改名届け出。07月東京に活版製造出張所を設立すべく古まほか社員08名を同道し長崎出立。のちの東京築地活版製造所、造船重機企業・現IHIのはじめにつらなる。◎一八九二年(明治25)数えて47、12月03日脳出血で逝去。谷中霊園に仏葬。

平野富二

平野富二 1846・弘化03年8月14日-1892・明治25年12月03日 行年47

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朗文堂ちいさな勉強会{平野富二の会}講師:古谷昌二さんで連続九回の講座を開催。さらなるステージへ

二〇一三年暮れ、古谷昌二編著 『 明治産業近代化のパイオニア-平野富二伝-考察と補遺 』 刊行、講演・展示もおこなわれた。同書に触発され平野富二関連の研究が各方面で進行したその後読者からより深くこのテーマに迫りたいという声が聞かれ「ちいさな勉強会」を再開。毎月一回第三水曜日開催、2015年03月18日―11月18日まで都合九回の連続講座「ちいさな勉強会・平野富二の会」ワンクールを終了。

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【会員情報 展覧会】  けはいのしくみ/山崎 曜 作品展

けはいのしくみ  山崎 曜 作品展
2015年12月02日[水]― 07日[月]
会 場:ギャラリー おかりや

山 崎   曜    製本アーティスト
1962年 東京生まれ。東京藝術大学デザイン科卒。製本アーティスト。「手で作る本の教室」主宰。東京製本倶楽部会員。東京藝術大学、茨城大学、文星芸術大学、秋田公立美術大学、非常勤講師。
【 詳細 : 製本アーチスト 山崎 曜

 

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もう冠雪があり、彫刻広場には時折野鹿が訪問とか。二〇一三年 Viva la 活版 Viva 美唄の会場 {アルテピアッツァ美唄}便り

活版讃歌のイベント会場に最初に選ばれたのが、北海道美唄市、安田侃の野外彫刻公園「アルテピアッツァ美唄」。リスがひょっこり顔をだす広い敷地。ギャラリーでの活版作品展、ストゥディオでのワークショップ、講演会と盛りだくさんの企画が{Viva la 活版 Viva 美唄}。それだけに思い出がいっぱい、いまだに同館とアダナ・プレス倶楽部のあつい交流は途切れることなく続く。
Viva la 活版 Viva 美唄 レポート01―10

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アルテピアッツァ美唄 彫刻作品 安田 侃 KIMON 帰門

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【新宿私塾】 新宿私塾第27期は爽秋の風のなか意欲満満九月末スタート。順調に設定講座を履修中

新宿御苑の遊歩道に金木犀のかおりがただよい、さまざまな秋の艸花が咲く2015年09月29日[火]新宿私塾 第27期が開塾 した。爾来ほぼ二ヶ月が経過。講座は第09回までを順調に消化。◎新宿私塾第27期は、めずらしく男性が多い塾生で構成された。それでもはじめのかたさは消え、休憩時間や終了後の教場は、いつも和気藹藹としたふんいきに包まれる。
【 詳細 : 朗文堂 新宿私塾

 

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新宿私塾第27期第07回特別講座 公版書籍印刷 フィールドワーク 理想社

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新宿私塾第27期第08回講座 名刺のデザインとその製作実務

 

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【会員情報】 陶淵明『挽歌詩三首』 京都活版小本、ぢやむ杉本昭生氏が新作発表

中国魏晋南北朝の田園詩人とされる陶淵明(三六五―四二七)『挽歌詩三首』。
「挽歌」とは葬送のとき唄う歌。
本来挽歌とは家族や友人などの他人が故人を偲んで唄うもの。
ところが陶淵明は、現代の生前葬のように、挽歌をみずからつくり、
当時としては長命で六三歳でなくなりました。
[杉本昭生]

【詳細:ぢやむ 杉本昭生 活版小本

 

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