朗文堂 アダナ・プレス倶楽部 こんな時代だから、活版印刷機を創ってます。
ニュース No.044 【アダナ・プレス倶楽部便り】

活版カレッジ 第 1 期生(2008.09 — 11月)終了しました !

アッという間の 3 ヶ月。充実した講座が毎週展開しました。

活版カレッジ第 2 期生募集中です。

以前のアダナ・プレス倶楽部ニュースです。
現在はブログにてお知らせしております。

活版カレッジ、花の第 1 期は、2008 09 — 11 月にかけて開講されました。なんといっても一講座の定員が 4 名という徹底した少人数でしたから、受講者の皆さんもすぐによい友人となられ、モノ造りに挑む楽しさで、毎回歓声と笑い声が絶えない講座、しかも予定をはるかに上まわる延長講座の毎回でした。

受講風景

カレッジ講座の間に、「実践活字母型彫刻の旅」「実践活字鋳造体験会」というちいさな旅をふたつ挟んでいました。その旅を通じて、昼間部と夜間部の皆さんが交流し、また大きな連帯の輪をつくり、カッパンの技・知・美といった魅力を十分に実体験され、明るい笑い声の絶えない講座が毎回続きました。

たった三月のお付き合いだったとは到底思えない、たくさんの思い出をのこし、花の第 1 期生は本格的なカッパン・ライフをスタートされました。Adana-21J をお持ちでない修了生はこれからも勝手に「アッパー・クラス」を結成して、朗文堂に通ったり、マシンの所有者のもとに押しかけたりするそうです。もちろんアダナ・プレス倶楽部はそんな皆さんを強力にバックアップします。

活版カレッジ 第 2 期生(2009.01—03 月)募集

さぁ、あなたもカッパン・ライフをスタートしませんか!

創造のよろこびに溢れた第 1 期生に続く花の第 2 期生になりませんか。

活字版印刷術の知・技・美の三領域をバランス良く学べます。

「活字版印刷術 Typographic Printing」は、情報伝達術の主役として「活版・カッパン」と呼ばれてひろく親しまれてきました。活版は情報複製技術の原点として 550 年余のふるい歴史を有し、さまざまな浮沈を経て、いまふたたび熱く注目され、関心をあつめています。活版カレッジは Adana-21J の製造・発売元であるアダナ・プレス倶楽部によって管理・運営される、あたらしい活版講座です。

2 期生に若干のキャンセルがありました。この機会にぜひ活版カレッジをおたずねください。

詳細:http://www.robundo.com/adana-press-club/technical-guidance/index.html

タイポグラフィ学会研究論文発表会開催される !

アダナ・プレス倶楽部は Adana-21J をもって参加しました。

関西地区の倶楽部会員の皆さま、ご来場ありがとうございました!

タイポグラフィ学会研究論文発表会

京都がモミジにつつまれた 11 22 日、京都造形芸術大学望天館において「タイポグラフィ学会研究論文発表会」が開催されました。この講演会は『タイポグラフィ学会誌 01, 02』に掲載された論文の発表会で、講師は山本太郎氏/石橋道大氏/河野三男氏/板倉雅宣氏の 4 名で、同大学情報デザイン学科プロジェクトホール望天館もギッシリ満員の来場者を前に、本格的なタイポグラフィ論文の発表に熱気に満ちていました。

その望天館のホールで、わがアダナ・プレス倶楽部は活版印刷を実演しました。論文発表会の参加者はもとより、うわさを聞きつけて駆けつけた学生の皆さんもたくさんお見えいただき、Adana-21J による本格的な活版印刷を体験していただきました。

活版印刷体験

アダナ・プレス倶楽部は機器・機材の補充、消耗品の手配、講座などに追われがちで、なかなか出張実演ができませんでした。しかし、今回の体験者のキラキラと輝く瞳と、沸き上がる歓声を見聞きしますと、ちょっと出不精だったかな……、と反省させられました。これからは機会をとらえてできるだけ出張講座も開設したいと思います。

タイポグラフィ学会の皆さまと、京都造形芸術大学のスタッフにはとてもお世話になりました。ありがとうございました。そして関西地区の、普段はなかなかお会いできない会員の皆さまとも、短い時間でしたが、楽しい、充実したひとときをもつことができました。そして京阪神に旅だった Adana-21J が、元気いっぱい活躍していることをなによりも嬉しく感じた旅でした。

活版印刷体験

詳細:http://www.society-typography.jp/

Robundo Publishing Inc. Tokyo JAPAN