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活版凸凹フェスタ2011 開催中止

活版凸凹フェスタ2011 開催中止のお知らせ

KAPPAN DECO BOCO FESTA 2011

東北地方太平洋沖地震のため
開催の中止をお知らせします

かつてないおおきな地震が東日本全体をおそいました。東北地方太平洋沖地震によって犠牲となられた皆さまに謹んで哀悼の意をひょうしますとともに、被災された皆さまに謹んでお見舞い申しあげます。

例年ゴールデン・ウィークの期間中に開催され、ご好評をたまわりました「活版凸凹フェスタ」ですが、本年も4月30日[土]-5月3日[火・祝日]、会場も同じ日展会館にて、ファイン・プレスの祭典として「活版凸凹フェスタ2011」の開催準備をすすめてまいりました。

本年は出品者・出展社の規模が拡大し、そうした皆さまの意欲を背景に、小社としては、ギリギリまで減灯下でも開催する方向で検討を重ねてまいりましたが、現下の電力/交通事情と、なによりも原子力発電所による社会不安が拡がっており、これらの諸事情に配慮して、「活版凸凹フェスタ2011」の開催を中止することにいたしました。

意欲に燃えて準備をすすめられていた出展者・出品者の皆さまと、例年「活版凸凹フェスタ」をご支持・ご観覧いただいております皆さまにはご期待に添えず、まことに申し訳なくぞんじます。なにとぞ事情をご賢察、ご了承賜りますようお願い申しあげます。なお、現下の社会不安を払底したあかつきには、「活版凸凹フェスタ2012」として、ぜひとも、同季節・同会場での開催を実現いたしたく、引き続き準備を重ねてまいります。今後とも活版愛好家の皆さまのご支援・ご協力をお願い申しあげます。

第9回 活版ルネサンスフェア

011年3月25日[金]26日[土]
13:30
―19:00

地震の影響により中止とさせていただきます。
朗文堂/アダナ・プレス倶楽部 4F-B

160-0022  新宿区新宿2-4-9 中江ビル4F
Telephone : 03-3352-5070

アダナ・プレス倶楽部の会員と、活版ファンの皆さまを対象とした
新品・中古品のカッパン関連機材・資材の展示即売会です。
手狭な会場ながら、貴重アイテムから、
マニアックな商品までが溢れています!
創作の春に向けて、このチャンスをぜひともお役立てください。

[東京都公安委員会許可 第304380708865号]

アダナ・プレス倶楽部が製造・販売している新品のカッパン印刷関連機器、独自企画開発商品はもとより、カッパン印刷所で長年の使用に耐えてきた優秀な中古品もドッサリ用意いたしました。これらは現在では生産中止となったカッパン関連機器や、個人では入手しにくい活版専用インキなどの器材・資材を含みます。カッパン印刷のサポーターとして、アダナ・プレス倶楽部ならではの、懇切丁寧な使用方法の解説もいたしますので、狭い会場ながらも魅力溢れる展示販売会となります。

折しも「活版凸凹フェスタ2011」をはじめ、春の展覧会や、春の創作活動のシーズン到来。「活版印刷をはじめるぞ!」、「今年も(今年こそ)、活版凸凹フェスタに出展しよう!」と意気込む皆さまには絶好のチャンスです。創作に活用できそうな機材の補充、実制作での疑問解決、技術の向上に、どうぞこの「活版ルネサンス フェア」をご利用ください。印刷機としてテキンをご使用のかたは、テキンに付属のチェースの内寸寸法を縁取ったものをおもちください。ファニチュアやインテルなどの選択の目安として便利です。

活版凸凹フェスタ2011 出展募集

活版凸凹フェスタ2011
KAPPAN DECOBOCO FESTA
in 日展会館

出展作家・出展企業 大募集!!

募集要項にいくつか変更がありますのでご確認ください。

「活版凸凹フェスタ」は、活字版印刷にまつわるさまざまを集めた楽しいお祭りです。活字を主要な印刷版とする「活字版印刷術 Typographic Printing」と、各種凸版類をもちいて印刷をおこなう「凸版印刷 Letterpress Printing」を中心に、版画や製本といった関連技術も含めた作品と製品を展示し、一部は販売もおこないます。カッパンをより深く理解していただくためには、ほかの版式や技法に接することも重要です。そのため「活版凸凹フェスタ」では、カッパン・凸版を中心としながらも、「ファイン・プレスの祭典」として、広い範疇でのプレス作品の出展も歓迎しています。
今年で4回目となる「活版凸凹フェスタ」ですが、アマチュア・プリンターの皆さまの成長もめざましくなりましたので、作家思考の強い既存の展覧会や、作品の品位を貶めかねない販売のみを主体としたフリーマーケット様のイベントとは一線を画し、活版印刷愛好家の皆さまが、さらなる成長をとげるための情報交換の機会や制作活動の発表の場となることをめざします。
以上のイベントの趣旨にご賛同いただけるかたで、出展をご希望されるかたは募集要項をよくご確認の上、お申し込みください。ご賛同の皆さまのたくさんのご参加をお待ちしております。

【会 期】2011年4月30日(土)―5月3日(火・祝)10:00―17:00(最終日は16:00まで)
      東日本大地震の影響で中止となりました

【会 場】日展会館 2F イベントスペース
      東京都台東区上野桜木2―4―1
      http://www.nitten.or.jp/

【主 催】朗文堂アダナ・プレス倶楽部

【搬 入】2011年4月29日(金。祝)14:30―16:30
(宅配の場合は4月29日の12-14時着のヤマト運輸便で日展会館必着、送料負担でお願いします)

【搬 出】2011年5月3日(水)16:00―17:00
(宅配希望の場合は後日配送、着払いで対応させていただきます)

【出展料】

■作 家■
※  出展料は、机上1コマ(幅1200mm×奥行750mm×高さ700mm)もしくは、壁面1コマ(幅1200mm×高さ2550mmまで)につき5,000円(税込)となります。
※  展示コマの組合せは、①机上1コマのみ、②壁面1コマのみ、③机上1コマ+机後方の壁面1コマ、④机上のみ2コマ、⑤壁面のみ2コマ、⑥机上2コマ+机後方の壁面2コマ、の中から選択してください。
※  机上展示のみの場合には、机後方の壁面に他のかたの壁面展示が設営される場合があります。また同様に、壁面展示のみの場合には、前方に他のかたの机上展示が隣接される場合があります。机上展示のみで作品に高さがある方、壁面展示のみで作品が下方まで長くなるかたは、事前にご相談ください。

■学校法人■
※  アダナ・プレス倶楽部に入会されている学校法人は出展料不要でご出展いただけます。
※  展示スペースは壁面1コマ(幅1200mm×高さ2550mmまで)のみでお願いいたします。
※  作品は額装もしくはパネル展示にて、会場ではピクチャー・フックにかけるだけで壁面展示がスムーズに完了するように、事前に紐などをつけた状態での搬入をお願いいたします。
※  配布物がある場合には、作品同様に壁面から吊り下げるかたちでご用意いただくか、出展者合同の配布物置き場にまとめて置かせていただくかたちとなります。

■活版印刷関連業者■
※  展示スペースは、①出展料20,000円の机上(幅2400mm×奥行750mm×高さ700mm)展示、もしくは、②出展料40,000円の机上(幅2400mm×奥行750mm×高さ700mm)+机の後方の壁面(幅2400mm×高さ2550mmまで)展示、のどちらかをご選択ください。
※  ご出展は会期中の全日でなくとも結構ですが、出展料は上記一律でお願いいたします。 

【その他】
※  会場でのグッズ販売・受注の売上マージンは不要ですが、販売は各出展者が会場にいる時間のみとし、接客・金品の受け渡しは各自・各団体で責任をもって行ってください。
※  壁面展示はピクチャー・レールとピクチャー・フック(会場常備)のみ使用可能です。釘や押しピン・虫ピンの類の壁打ち、テープ類による接着はできません。ピクチャー・フックでの作品の吊り下げが可能なように、各自で額装またはパネルにご準備のうえ、搬入をお願いいたします。掲示物などを壁面に簡易に直貼りしたい場合には、壁に傷や貼り跡を残さない「ブル・タック」や「ひっつき虫」などの、練り消し状の粘着ラバーを各自でご用意のうえ、ご使用ください。
※  作品や商品の保護に必要な用具、テーブルクロスなどは各自でご用意ください。また、印刷版など、机に傷や汚れが生じる可能性がある物を展示する場合には、下敷き用の台座やクロスをご用意ください。なお、机上展示には、机上2コマで一台の折りたたみ机を使用します。机上1コマの場合には、折りたたみ机の半分の使用となり、もう半分には他のかたの机上展示が配置されます。ご了承ください。

【参加申込締切】2011年2月28日(月) 受付は終了いたしました
参加ご希望の方は、朗文堂 アダナ・プレス倶楽部まで下記事項をe-mailもしくはファクシミリにてご連絡ください。

件名:活版凸凹フェスタ2011 参加希望
1.  登録名:作家名、グループ名、学校名、企業名(パンフレット掲載用の名称でお願いします)
2.  連絡先:郵便番号・ご住所・電話番号・ファクシミリ番号・e-mailアドレス
3.  出展内容(大まかで結構です。詳細は4月半ばのキャプション締め切り時にお知らせ願います)
4.  ご希望の展示スペース(例:作家①机上1コマのみ、業者②机上+壁面など)
5.  グッズ販売の有無

デザインギャラリー1953企画展

本の知と美の領域 VOL. 1
白井敬尚の仕事

朗文堂とは30年余にわたってもっとも親しいタイポグラファ、白井敬尚さんによる展示会が企画されています。白井敬尚さんには小社刊行書の多くの装本をお願いしてきましたし、デジタルタイプのパッケージも白井敬尚さんの手をわずらわせてきました。
また、朗文堂新宿私塾は17期生を迎えようとしていますが、開塾以来、その中核をになっていただきました。自己顕示や過度な作家性の表出に慎重だった白井敬尚さんは、これまでほとんど展覧会や公募展への参加には慎重でしたが、日本デザインコミッティの依頼をうけてのはじめての本格的な展覧会となります。
新宿私塾修了生の皆さんはもとより、ひろくタイポグラフィを愛される皆さまのご参加を期待します。
――朗文堂  片塩二朗



会期 : 2011. 2. 24.[木]―3. 21.[祝・月]|10:00―20:00
最終日17時閉場|入場無料

会場 : 松屋銀座7階・デザインギャラリー1953   http://designcommittee.jp/

主催 : 日本デザインコミッティー|協力:株式会社サンエムカラー|
企画・会場構成:平野敬子

情報が氾濫する現代こそ、機能と美の調和を目指したエディトリアル・デザインにスポットライトをあてたいと考えました。そのシリーズ企画「本の知と美の領域」の第一回目はグラフィックデザイナーの白井敬尚さんの展覧会です。
白井さんの研究的態度からは知性と品性が香り立ち、ここにデザインの理想を見いだしております。
――平野敬子

トークショーのお知らせ *3月6日[日]18:00―19:00、銀座3丁目アップルストアー内シアターにて白井敬尚と平野敬子、両氏によるトークショーを開催いたします。詳細は、Webサイトでご確認下さい。

2011年アダナ・プレス倶楽部の年賀状

例年、アダナ ・ プレス倶楽部の年賀状は毎年、数ある欧文活字のなかから歴史順に一書体づつを選択して制作しています。
ブラック ・ レター、ヴェネチアン ・ ローマン、オールド ・ ローマンを経て、トランジショナル ・ ローマンのなかから、昨年の 「 バスカヴィル 」 に続いて、今年は 「 フールニエ 」 の出番となりました。

「 フールニエ 」 は18世紀のパリで活躍した活字製作者  ピエール ・ シモン ・ フールニエ に由来する活字書体です。 また、フールニエは、華やかなりしフランス宮廷文化のロココ様式を反映させた多様な装飾活字も製作しました。
今回はこの 「 フールニエ 」 書体と装飾活字を使って、18世紀のシャンソン 「 愛の歓び(Plaisir D’aour) 」 を Adana-21J で印刷しました。

タイトルは 「 フールニエ ・ ル ・ ジュン 」 という大文字のみの見出し用書体で組みました。
装飾部分は、6 ポイント、8 ポイント、12 ポイントを中心に、こまかな活字を組み合わせています。
まわり枠の部分も、輪郭罫ではなく、装飾活字を組み合わせて組んだもので、よく見るとそれぞれのつなぎ目の部分に隙間が潜んでいます。

このつなぎ目の隙間や、刷り重ねのズレを印刷物上でいかに目立たないようにするかということが、活字鋳造の妙と、組版 ・ 印刷の腕の見せ所のひとつなのですが、パソコンで版下を作製した凸版ではなく、活字組版をもちいた印刷物であることに気がついてもらえる程度に、若干の隙間や版ズレはあえて残しておくべきかどうか……と葛藤しながら印刷を進めました。

活字の鋳込み具合、活字版をチェースに組みつける際のジャッキの締め具合、インキの量、圧力や刷りムラの調整、印刷機に印刷用紙を1枚づつ手差しする際の紙の置き具合、印刷用紙の反り具合……些細なことが積み重なって、刷り位置がズレてしまったり、そのすこしづつのズレがたび重なってふしぎとそれなりに納まったり……..。
年賀状をお送りした会員の皆さまには、若干の版ズレは活字ならではの愛嬌として受け止めていただけますと幸いです。

同じ組版ですこしづつ、さまざまな紙色をためして、雰囲気の違いを味わえるのも、自分で印刷する愉しみのひとつ。
会員の皆さまのお手元には、どの色の歌が届きましたでしょうか?

海外・国内の活版印刷教育

College & University Letterpress Printers’ Association
専科大学・総合大学 活版印刷者協会

2006年に「専科大学・総合大学 活版印刷協会」が結成され、現在は、ケンブリッジ大学、フィレンツェ美術大学、ハーバード大学、オックスフォード大学、エール大学をはじめ、欧米の造形教育、技術教育拠点校のうち、錚々たる有力校を結集して36校を数えています。ちなみに《Letterpress》とは、活字を主要な印刷版とする《凸版印刷術》の意ですが、わが国ではふつう《活版印刷》と呼ばれています。

これらの大学のほとんどは、パソコンの普及とともに、次第に、写真工房、版画工房、シルクスクリーン工房、活版印刷工房などを、閉鎖したり、縮小する傾向がありました。ところが近年の動向は、造形教育のためには身体性をともなった、もっともプリミティブな《活版印刷》の教育課程が必要だと鮮明に認識されるようになり、活版印刷工房を再開・再構築した有力大学が中心となって「専科大学・総合大学 活版印刷協会」が結成されました。同協会は論文発表、作品発表も盛んですが、情報交換はおもに Website を中心になされていますのでぜひご参照ください。

2010年は、わが国でも海外に負けずに画期的な年となりました。各地の美術系・技術系の大学や専門学校が、つぎつぎに「活版印刷工房」を、新設・再開・増強する動向が顕著になりました。朗文堂 アダナ・プレス倶楽部では、各校の現状とカリキュラム内容にあわせて、機器、機材、消耗品をふくめて、無理のないサポートをさせていただいております。

専科大学・総合大学 活版印刷協会 会員紹介
*
UNIVERSITY OF ARIZONA
CAL POLY SAN LUIS OBISPO
CAMBRIDGE UNIVERSITY (UK)
COLLEGE OF VISUAL ARTS
COLORADO COLLEGE
COLUMBIA COLLEGE CHICAGO
FLORENCE SCHOOL OF VISUAL ARTS
FLORIDA ATLANTIC UNIVERSITY
FOOTHILL COMMUNITY COLLEGE
HARVARD UNIVERSITY
UNIVERSITY OF HAWAII. MANOA
IDAHO STATE UNIVERSITY
UNIVERSITY OF ILLINOIS
UNIVERSITY OF IOWA
UNIVERSITY OF KANSAS
UNIVERSITY OF KENTUCKY
MACALESTER COLLEGE
MASSACHUSETTS COLLEGE OF ART
MARYLAND INSTITUTE COLLEGE OF ART
MILWAUKEE INSTITUTE OF ART AND DESIGN
MISSOURI STATE UNIVERSITYMONTANA STATE UNIVERSITY
NAROPA UNIVERSITY
UNIVERSITY OF NEBRASKA-OMAHA
UNIVERSITY OF NORTH DAKOTA
OREGON COLLEGE OF ART & CRAFT
OSLO NATIONAL ACADEMY OF THE ARTS
OXFORD UNIVERSITY
UNIVERSITY OF PENNSYLVANIA
ST. AMBROSE UNIVERSITY
UNIVERSITY OF TAMPA
UNIVERSITY OF TOLEDO
WASHINGTON UNIVERSITY SCHOOL OF ART
WEBER STATE UNIVERSITY
UNIVERSITY OF WISCONSIN-MADISON
YALE UNIVERSITY


www.collegeletterpress.org/

【過去の記録】 サラマ・プレス倶楽部 2010年餅プレス大会 盛況裡に終了!

サラマ・プレス倶楽部(アダナ・プレス倶楽部)2010年 忘年会

サラマ・プレス倶楽部倶楽部忘年会として、はやばやと設定された「餅プレス大会」は2010年11月27日[土]に大盛況のうちに終了いたしました。
ご協力いただいたアモール東和商店街様、森田弁当店「米一炊」――ままーす様に、厚く御礼を申しあげます。 また参加できなかった遠方のサラマ・プレス倶楽部会員の皆さまから、たくさんの「差し入れ」を頂戴いたしました。あわせて厚く御礼を申しあげます。

餅米をじっくりと蒸籠セイロで蒸し、臼と杵でしっかりと搗きあげた本格的な餅つき大会でした。ですからその美味しいことといったら例えようもありません。
搗く人、反すひと、蒸籠の番をする人、それぞれ汗だくでの作業でした。
その合間、合間に、できたてホッカホカのお餅を、大根おろし、あんこ、きなこ(これは新潟会員からの差し入れのウグイス・きなこ)とともに食べると、それはもうホッペが落ちそう!
さらにはお雑煮まで満喫! 約2名ほどは、作業隊には加わらず、もっぱら餅を食し、美酒に酔っていたようですが。

新米の餅米をセイロでじっくり蒸す ひと臼目は、男性軍が力強く 一生懸命搗いているのに、背後では? 二階でも! 美味しい! うまい! 無言でドンドン

二時間ほどの「プレス作業」を終えて、二階ホールでの懇親会。
「もう餅腹で喰えないよ~」といいながら、まだ食べ続けるひともいましたが、会員相互での情報交換が盛んでした。
ここでの話題は、やはり、目前に迫ってきた「クリスマス・カード」と「年賀状」の印刷に集中します。皆さん秘かに腕を撫しているというところでしょうか。カメラ担当が幾分美酒に酔ったようで、不鮮明な写真ながらスナップ写真をご紹介しました。

女性軍も小型活版印刷機のプレスで鍛えた腕っ節を発揮

第35回 全国大学版画展

版画の彩展2010
第35回 全国大学版画展
The 35th Annual Exhibition of the Association of Japanese Art Colleges

2010年12月4日[土]─19日[日]
火―金10:00―17:00(入場は16:30まで)
土・日10:00―17:30(入場は17:00まで)
月曜休館

【主 催】
大学版画学会/町田市立国際版画美術館

【会 場】
町田市立国際版画美術館[東京都町田市原町田4―28―1]
入場無料

大学版画学会と町田市立国際版画美術館の主催による「全国大学版画展」が、今年も町田市立国際版画美術館で開催されます。日本全国の美術大学、教育系大学、専門学校の学生による大規模な版画展です。

第35回目となる今回は、昨年に引き続いて、日本大学芸術学部版画研究室との共同による公開セミナーの部に、アダナ・プレス倶楽部も参加いたします。

■公開セミナー「版画と活字」
講 師:笹井祐子(日本大学芸術学部准教授)
    大石 薫(朗文堂 アダナ・プレス倶楽部)
12月4日[土]14:30―15:30
公開制作と技法の紹介「版画・活字・手製本」
会 場
町田市立国際版画美術館エントランス・ホール
見学自由
12月5日[日]13:00―16:30
公開ワークショップ「リノカットによる凸版画と活字」
会 場
町田市立国際版画美術館工房
事前予約制(募集対象は大学版画学会所属の学校の学生のみ)、見学は自由

4日(土)のセミナーは、事前予約も人数制限もありませんので、一般の来館者の方も自由にご参加いただけます。
5日(日)のセミナーは、大学版画学会に所属する学校の学生を対象とした事前予約制のワークショップになりますが、一般の来館者も見学のみは自由です。

展示会では、出展された学生作品の中から「観客賞」を選んで投票すると抽選で版画作家によるプレゼント用の版画作品が当たる人気企画や、学生制作による版画小品をリーズナブルな価格で購入できると好評の「チャリティー版画即売会」も開催されます。

会場の町田市立国際版画美術館は、豊かな緑と水の中に彫刻が点在する芹ヶ谷公園の一角にあり、散策コースとしてもおすすめです。
東京に居ながら、都会の喧騒を忘れて緑と芸術をじっくりと堪能することができます。皆さまぜひお運びください。

アダナ・プレス倶楽部 in かすがい市 活版ルネサンスの進展を実感!

アダナ・プレス倶楽部 in かすがい市

◯ 日 時     2010年11月13日[土]―11月14日[日]
◯ 会 場     文化フォーラム春日井
◯ 主 催     財団法人かすがい市民文化財団

*  活字版印刷ワークショップ   クラス 1 ――  学童向け
クラス 2 ――  一般向け
◯ 企画展示  「活版印刷の歴史と未来展 」

書の町として著名な、かすがい市民文化財団様からの熱心なお誘いをいただき、アダナ ・ プレス倶楽部が、愛知県かすがい市に出張しての 「活字版印刷ワークショップ」 と 「企画展示会――活版印刷の歴史と未来展」 が盛況裡に終了いたしました。

かすがい市民文化財団の皆さま、そして東海地区にとどまらず、京阪神地区、北陸地区からお越しいただいた皆さまにあつく御礼を申しあげます。
また在京のアダナ ・ プレス倶楽部会員の皆さまも、遠路を駆けつけてご協力いただきました。 本当にありがとうございました。

02日間、04回、各回10名の定員のワークショップは、各回とも事前申込みが定員を大きく上回り、参加者は相当な倍率の抽選をくぐり抜けてのご参加だったそうです。
そのためご夫婦で申し込まれたのに、おひとかただけが当選となって、どちらが参加するのかちょっとした 「 家庭騒動 」 もあったと笑いながら漏らされた参加者もいらっしゃいました。
ですから毎回の参加者の意気込みはひとかたならぬものがあり、スタッフも熱気にたじたじの内容の濃いワークショップでした。

企画展示は、テーマを 「 活版印刷の歴史と未来展 」 として、従来あまり論究されることがなかった東海地区の活版印刷と活字鋳造に関して、あたらしい資料をご紹介し、この地で製作された図書などの実際をご覧いただけるように努力いたしました。
また、活版関連機器や資材は重量があって出張展示には適さないのですが、できるだけ多くの実物を運搬し、活版印刷の魅力と可能性をご紹介するべく努力いたしました。

通常、アダナ・プレス倶楽部のイベント報告は写真紹介が少なかったのですが、主催者のかすがい市民文化財団様から写真データをご送付いただきましたので、百聞は一見にしかず、今回の報告は写真画像を中心にご紹介いたします。

7198e3da_4ce08ae9まずはお行儀良く着席して説明を聞きます。
a45b8082_4ce08ae2活字を組み終え、印刷に突入、踏み台に乗っての作業。 
b7d68395_4ce08ae6 合間をぬっての特製名刺ホルダーの製作作業。

a27e84fb_4ce08af2  花形活字も名前も組んだ。 あとは印刷機で刷るぞ!
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花形活字入りの名刺がドンドン刷り上がります。
d9518372_4ce08aef 360f9de_4ce08e2f  一番お気に入り名刺は誰にも見せないでおこう!
\(^O^)/>^_^<\(^O^)/(^◇^)\(^O^)/(^o^)\(^O^)/
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ドウダ! ボクもワタシも活版印刷やさんだぞ!
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自作の詩を和様三号活字から文選作業。活字初体験!

78d55f6f_4ce08a1f  文選した活字を組版ステッキに組み並べる参加者。
9de287a_4ce08e1b  読みにくい和様三号活字でも、要領さえわかれば独りでも。
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* * *
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* * *
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ゆったりとした会場に心地好い緊張がはしる会場。
14463b51_4ce08cc2 2955044d_4ce08e21 dc037fd7_4ce08e26  脈々と継承された活字の全貌がわかる展示に熱い会場。

活版カレッジ第8期生募集

おまたせしておりました
「活版カレッジ」第8期生の募集をおこないます。
朗文堂/アダナ・プレス倶楽部の直接指導により
活字版印刷術の知・技・美の三領域をバランス良く学べます。

今期は水曜日昼間部のみの開催となります。
募集定員が極少数の講座となりますので、
希望者多数の場合には、次期講座での受講を
お勧めする場合がございます。ご了承ください。

活版カレッジ第8期 [定員につき募集終了]
水曜日コース(昼間部) 14:00-17:00
3ヶ月(毎月3回)、全9回
2011年
01月12日        活字版印刷概論
01月19日        和文端物組版
01月26日        文選
02月02日        和文ページ物組版
02月09日        和文と欧文の違い
02月16日        欧文書体の歴史
03月02日        欧文スペーシング
03月09日        多色刷り1
03月16日        多色刷り2

【定  員】 4名(受付完了順)
【受講料】 66,000円(税込、教材費込)
《受講料を全額納入いただきました方から、受付完了とさせていただきます》
【教  室】 朗文堂/アダナ・プレス倶楽部 4F-B

受講をご希望の方はアダナ・プレス倶楽部の@メールまで
下記の事項をご連絡ください。
[定員につき第8期の募集は終了いたしました]


1.「活版カレッジ」受講希望
2.お名前
3.ご連絡先 郵便番号、ご住所、電話番号、@メールアドレス
4.活版印刷のご経験の有無

その他、お差し支えなければ、性別、ご年齢などもお書き添えください。各回の基本的な指導内容は統一させていただきますが、参加者それぞれのご経験やご関心をお教えいただければ、できる限り講習内容として反映いたします。
《お教えいただいた情報は、朗文堂/アダナ・プレス倶楽部の内部だけで使用します》

皆さまのご参加お待ちしております。

かすがい市でお会いしましょう!

アダナ・プレス倶楽部 in かすがい市

[日 時]
11月13日[土]  9:30—17:00
11月14日[日]  9:30—16:30
[会 場]
文化フォーラム春日井
愛知県春日井市鳥居松町5-44 2F、4F

[ワークショップ]
クラス1,クラス2とも受付を終了しました。
見学は自由にできますのでご覧ください。
[企画展示]
「活版印刷の歴史と未来」展
***入場無料***

書の町として著名な、かすがい市民文化財団様からの熱心なお誘いをいただき、まもなくアダナ・プレス倶楽部が、東海地区の皆さまと親しくおあいできる機会ができました。近いようでいて遠い、東海地区の活版ファンの皆さまと、旧交を温めたり、あたらしいお仲間がたくさんできたら素敵なことだと存じます。在京の活版印刷実践者も数名駆けつけてくれるようです。皆さまのご来場をお待ちしております。

展示の閲覧は、もちろん無料です。また、主催者様からの報告では、ワークショップには予想をはるかに超える多数のお申込みをいただいたそうです。抽選に外れてしまった方から、次の機会!のお問い合わせがあり、ちょっと困惑気味です。下記の内容で企画展示が別室で開催されています。また、見学だけでしたらワークショップも自由に見学していただけます。

展示は、テーマを「活版印刷の歴史と未来」として、大別すると以下の4つのパートにわけての展示となります。従来あまり論究されることがなかった東海地区の活版印刷と活字鋳造に関して、あたらしい資料をご紹介し、この地で製作された図書などの実際をご覧いただけるように努力いたしました。また、活版関連機器や資材は重量があって出張展示には適さないのですが、できるだけ多くの実物を運搬し、活版印刷の魅力と可能性をトコトンご紹介できたらと願っております。

1) 日本の近代活字 —ゆりかご時代の長崎活字
2)大阪の活字文化と東京の活字文化を連結した — 森川龍文堂
3)ふるい歴史を有する東海地区の活版印刷
                                             — 宋朝体・正楷書体を育んだ地
4)明治の文明開化に貢献した — 東京築地活版製造所
5)文選箱ギャラリー

アダナ・プレス倶楽部が愛知県に出張します 第2弾!


東海地区の皆さまお待たせいたしました!
この秋、朗文堂 アダナ・プレス倶楽部が 「書のまち」春日井市に
出張いたします!
今回は展示を中心にご紹介いたします。


2010年11月13日[土]—14日[日]
【会 場】
文化フォーラム春日井
愛知県春日井市鳥居松町5-44

書の町として著名な、かすがい市民文化財団からの熱心なお誘いをいただき、まもなくアダナ・プレス倶楽部がAdana-21Jを2台ひっさげて、東海地区の皆さまと親しくまみえる機会ができました。
今回の企画は、主催:財団法人かすがい市民財団、会場:「文化フォーラム春日井」、企画シリーズ:「文字もじ書くかくシリーズ—活版印刷」として、土日の2日間開催されます。すでに東海地区のアダナ・プレス倶楽部会員の皆さまにはご案内しておりますが、2日間とも、事前申込み制・有料のワークショップと、無料の企画展示が予定されております。

今回の展示は、テーマを「活版印刷の歴史と未来」として、大別すると以下の4つのパートにわけての展示となります。活版関連機器や資材は重量があって出張展示には適さないのですが、できるだけ多くの実物を運搬し、活版印刷の魅力と可能性をトコトンご紹介できたらと願っております。

展示企画にあたっては、従来あまり論究されることがなかった東海地区の活版印刷と活字鋳造に関して、あたらしい資料をご紹介し、この地で製作された図書などの実際をご覧いただけるように努力いたしました。

展示の閲覧は、もちろん無料です。また、ワークショップも隣室で開催されていますので、見学だけでしたらワークショップも自由に見学していただけます。近いようでいて遠い、東海地区活版ファンの皆さまと、旧交を温めたり、あたらしいお仲間がたくさんできたら素敵なことだと存じます。在京の活版印刷実践者も数名駆けつけてくれるようです。皆さまのご来場をお待ちしております。

1) 日本の近代活字 —ゆりかご時代の長崎活字
2)大阪の活字文化と東京の活字文化を連結した — 森川龍文堂
3)ふるい歴史を有する東海地区の活版印刷 — 宋朝体・正楷書体を育んだ地
4)明治の文明開化に貢献した — 東京築地活版製造所
5)文選箱ギャラリー

企画展示
「活版印刷の歴史と未来」展
***入場無料***

[日 時]
11月13日(土)9:30—17:00
11月14日(日)9:30—16:30
[会 場]
文化フォーラム春日井 2F 展示ギャラリー

フェアへのご来場ありがとうございました。

盛況裡に終了いたしました。

ご来場いただきました沢山の皆さま、ありがとうございました。
「活版ルネサンスフェア」 と銘うってのイベントも、
第8回目となり機材や資材を選ぶお客さまの視点も、真剣で厳しいものがありました。
どうやらこの展示販売会は、すっかり活版印刷実践者の
皆さまの間で定着したようで嬉しい限りです。
*     *     *
年賀状の販売もはじまり、慌ただしいこれからの毎日です。
ところが活版実践者にとっては
クリスマス・カード、年賀状の印刷と、
心はずむ ( 悩み多い ) 季節です。
皆さまの ご奮闘を期待します。
*     *     *
アダナ・プレス倶楽部の11月は、毎週開催の
《 活版カレッジ 》 のほかに
愛知県かすがい市への出張ワークショップ、操作指導教室、
大学版画展の準備と 慌ただしい毎日です。
それよりなにより、アダナ・プレス倶楽部の会員の皆さんが
本音で期待? しているのは、11月29日開催
《アダナ・プレス倶楽部忘年会 餅プレス大会》!!

第8回 活版ルネサンス フェア

2010年10月29日[金]30日[土]
13:30
―19:00
朗文堂/アダナ・プレス倶楽部 4F-B

160-0022  新宿区新宿2-4-9 中江ビル4F
Telephone : 03-3352-5070

アダナ・プレス倶楽部の会員と、活版ファンの皆さまを対象とした
新品・中古品のカッパン関連機材・資材の展示即売会です。
手狭な会場ながら、貴重アイテムから、マニアックな商品まで溢れています!
秋の創作シーズンに、このチャンスをぜひともお役立てください。

[東京都公安委員会許可 第304380708865号]

アダナ・プレス倶楽部が製造・販売している新品のカッパン印刷関連機器、独自企画開発商品はもとより、カッパン印刷所で長年の使用に耐えてきた優秀な中古品もドッサリ用意いたしました。これらは現在では生産中止となったカッパン関連機器や、個人では入手しにくい活版専用インキなどの器材・資材を含みます。カッパン印刷のサポーターとして、アダナ・プレス倶楽部ならではの、懇切丁寧な使用方法の解説もいたしますので、狭い会場ながらも魅力溢れる展示販売会となります。

そろそろ、クリスマス・カードや年賀状の印刷が気になるシーズン。「今年こそ、魅力溢れる活字版印刷でカードを印刷しよう!」と意気込む皆さまには絶好のチャンスです。制作に活用できそうな機材の補充、実制作での疑問解決・技術の向上に、どうぞこの「活版ルネサンス フェア」をご利用ください。

中古テキンのユーザーの方は、テキン付属のチェースの内側を紙に縁取ったものをお持ちください。ファニチュアやインテルなどの選択の目安として便利です。

愛知県で出張イベント開催決定

東海地区の皆さまお待たせしました!
この秋、アダナ・プレス倶楽部が
「書のまち」春日井市に出張いたします!

2010年11月13日(土)―14日(日)

【会 場】
文化フォーラム春日井
愛知県春日井市鳥居松町5-44

* * *

 

企画展示
「活版印刷の歴史と未来」展
***入場無料***

[日 時]
11月13日(土)9:30―17:00
11月14日(日)9:30―16:30

[会 場]
文化フォーラム春日井2F 展示ギャラリー

 

あいち子ども芸術大学2010
講座No.32 私もいんさつ屋さん!
カッパンいんさつでメッセージカードをつくろう

[日 時]
11月13日(土) 各クラス定員10名
クラス1 10:00―12:00
クラス2 14:00―16:00

[会 場]
文化フォーラム春日井・文化活動室

[内 容]
昔のいんさつ屋さんのように、手で一文字ずつ活字を組んで、手動式の印刷機Adana-21J(アダナ21ジェイ)を使って印刷します。使用する活字は、まんがの吹き出しに多く使われてきた「アンチック体」という「かな書体」です。

[対 象]
愛知県在住または在学の小学生・中学生

[参加費]
500円

[申込先]
〒486-0844愛知県春日井市鳥居松町5-44
文化フォーラム春日井
(財)かすがい市民文化財団
「あいち子ども芸術大学 カッパンいんさつ」係

参加希望者は「往復はがき」に
(1)希望講座名(クラス)
(2)保護者の住所・郵便番号・氏名(ふりがな)・電話番号
(3)子どもの氏名(ふりがな)・性別・学校名・学年
を明記してお送りください。

申込期間:9月25日(土)~10月30日(土)必着
(応募多数の場合は抽選)

 

文化フォーラム春日井
かすがい市民文化財団
地域と文化講座Work Shop
文字もじ書くかくシリーズ
「活版印刷」講座

[日 時]
11月14日(日) 各クラス定員10名
クラス1 10:00―12:00
クラス2 14:00―16:00

[会 場]
文化フォーラム春日井・文化活動室

[内 容]
「書のまち」春日井市にちなみ、異体字の豊富な仮名活字を使って、三十一文字程度の活字を組み、手動式の活版印刷機Adana-21Jで印刷します。使用する活字は、わが国に近代式活版印刷術を導入した本木昌造がつくった明治時代の活字を復元したもので、その活字の版下は明治帝の文学掛でもあった書家の池原香穉(かわか)によるものとされています。この貴重な活字を使って、自作または好きな和歌などを印刷しましょう。

[協 力]
活字提供:本木昌造顕彰会
印刷用紙提供:アワガミファクトリー

[参加費]
一般:2,000円、PiPi会員1,900円

[申込先]
〒486-0844愛知県春日井市鳥居松町5-44
文化フォーラム春日井
(財)かすがい市民文化財団
「文化と地域講座係」
★ファクシミリ番号、e-mailアドレスは→コチラでご確認ください★ 

参加希望者は
講座名・郵便番号・住所・氏名・年齢・性別・電話番号を明記し、
はがき・ファクシミリ・e-mailのいづれかでご応募ください。
(申込は一人一通のみ有効)
e-mailでご応募の場合の題目は
「文字もじ書くかく申込」としてください。

申込〆切:10月30日(土)必着
(応募多数の場合は抽選)

活版カレッジ第7期生募集

おまたせしておりました
「活版カレッジ」第7期生の募集をおこないます。
朗文堂/アダナ・プレス倶楽部の直接指導により
活字版印刷術の知・技・美の三領域をバランス良く学べます。

活版カレッジ第7期
木曜日コース(夜間部) 19:00-22:00
3ヶ月(毎月3回)、全9回
2010年
09月02日        活字版印刷概論
09月09日        和文端物組版
09月16日        文選
10月07日        和文ページ物組版
10月14日        和文と欧文の違い
10月21日        欧文書体の歴史
11月04日        欧文スペーシング
11月18日        多色刷り1
11月25日        多色刷り2

【定  員】 4名(受付完了順)
【受講料】 66,000円(税込、教材費込)
《受講料を全額納入いただきました方から、受付完了とさせていただきます》
【教  室】 朗文堂/アダナ・プレス倶楽部 4F-B

受講をご希望の方はアダナ・プレス倶楽部の@メールまで
下記の事項をご連絡ください。

1.「活版カレッジ」受講希望
2.お名前
3.ご連絡先 郵便番号、ご住所、電話番号、@メールアドレス
4.活版印刷のご経験の有無

その他、お差し支えなければ、性別、ご年齢などもお書き添えください。各回の基本的な指導内容は統一させていただきますが、参加者それぞれのご経験やご関心をお教えいただければ、できる限り講習内容として反映いたします。
《お教えいただいた情報は、朗文堂/アダナ・プレス倶楽部の内部だけで使用します》

皆さまのご参加お待ちしております。

新宿区ビジネス交流会に参加しました

7月1日に新宿区と東京商工会議所新宿支部主催の「新宿ビジネス交流会」が開催されました。アダナ・プレス倶楽部は「新宿区ものづくり産業支援事業」の対象事業として、昨年に引き続き、展示ブースへの出展を行いました。

中山弘子 新宿区長

新田満夫 東京商工会議所新宿支部会長

中山弘子新宿区長にもAdana-21Jを使って活版印刷を体験していただきました。新宿区の地場産業である印刷業の活性化のためにも、その原点である「活版印刷」を教育機関に導入し、新宿区の子供たちに「印刷」や「文字文化」に関心をもってもらうことの重要性を、中山区長とお話しいたしました。

Adana-21Jで活版印刷を体験中の中山区長

 

書道博物館「墓誌銘にみる楷書の美」

書道博物館「墓誌銘にみる楷書の美」
観覧のお誘い

定員に達しましたので締め切らせていただきます。
申し込みありがとうございました。

ギャラリー・トーク「墓誌銘にみる楷書の美」

7月10日  午後1時20分 書道博物館ロビー集合
観覧料:500円(各自で受付にてお支払いください)
※定員はお申込み先着順で20名です。
人数確認のため片塩  jk@robundo.com  に「楷書の美参加」として
お名前をご送付ください。
お返事が無い場合は受付完了とさせていただきます。

書道博物館

110―0003 台東区根岸2―10―4
開館時間:9:30―16:30
観 覧 料:500円

子規庵
110―0003 台東区根岸2-5-11
開館時間:10:30―12:00 13:00―16:00
入 庵 料:500円

活版凸凹フェスタ2010での「印刷人掃苔会ツアー」は、マニアックなワークショップであったにもかかわらず、予想をおおきく上回るのたくさんの皆さまの参加のご希望をいただきました。タイポグラフィの知と技と美をバランスよく取得するためには、理論と実践の双方をまなぶことが必要不可欠です。今回の「墓誌銘鑑賞ツアー」もぞんぶんにマニアックな内容ではありますが、活版実践者の皆さまにもぜひ興味をもって臨んでいただき、今後の制作活動の糧や文字文化の継承と発展につなげていっていただければと思い、ご案内申し上げます。

根岸の里で著名な一画に、画家にして書芸家の中村不折が蒐集した膨大なコレクションを収蔵する「書道博物館」があります。不折は新聞『小日本』の挿絵を担当し、それを通じて正岡子規と親しく、その自邸も近接していました。また島崎藤村の『若菜集』『一葉集』『落梅集』の装本・挿絵を担当し、夏目漱石『吾輩は猫である』『漾虚集』、伊藤左千夫『野菊の花』などの挿絵を描き、ブック・デザイナーの先駆けとしても知られるひとです。また森鴎外は遺言で墓標の書家に不折を指名し、ただ「森林太郎」とだけしるさせています。

中村不折はパリに留学するなど、最初は洋画家をめざしましたが、明治28年に正岡子規とともに日清戦争の従軍記者として中国におもむき、中国各地や朝鮮半島を巡遊して『龍門二十品』『淳化法帖』などの拓本をはじめ、漢字成立の解明に寄与する考古資料の収集にめざめ、こうした書の古典から多くを学び、なかでも「北派」の書を根底とした、不折独自の、大胆で斬新な書風を展開して“不折流”と称されるまでになりました。

なかでも「龍眠帖」は書芸界に衝撃を与え、そのデザイン性の高さと親しみ易さから、店名や商品名の揮毫を依頼されることも多く、現在でも「新宿中村屋」の看板文字、清酒「真澄」や「日本盛」のラベル、「神州一味噌」「筆匠平安堂」のブランディングなどがあります。

書道博物館はそんな中村不折のコレクションをもとに開設され、現在は台東区が維持・管理にあたっています。その企画展「墓誌銘にみる楷書の美」のギャラリー・トークに申し込みましたが、最終回の7月4日に割り振られて出かけました。墓誌銘とは、中国の三国時代ころに厚葬を禁じて薄葬が求められ、建碑や巨大墓標の建立が困難となり、墓碑を小型化して地中に埋め込む形式が定着したものです。墓碑銘の大半は隷書か楷書によってしるされ、地中にあったために戦乱による破壊や風化が少なく、保存状態がよくて刻字も鮮明です。またほとんどの墓誌銘には年号がしるされ、書写・建碑の年代が確定できるのも大きな特徴です。

急なはなしで恐縮ですが、「墓誌銘にみる楷書の美」展は7月11日が最終日です。11日は参議院選挙の日ですし、企画展の常として、最終日の混雑は避けられません。またせっかく出かけても、適切な解説がなければ収穫は半減します。そこで学芸員の中村信宏様にお願いして、特別に朗文堂枠で7月10日にギャラリー・トークをお願いしました。同館には世界唯一本といわれる顔真卿の書をはじめ、重要文化財、重要美術品があふれています。ぜひこの機会にご観覧ください。

★ついでながら……

書道博物館は、JR鶯谷駅から徒歩5分です。「活版凸凹フェスタ」のときの緑の階段をのぼらず、例の風俗街を5分ほど直進すると、左手に台東区立書道博物館、右手に子規庵があります。この間の移動は30秒。

ですから10:30に子規庵について、子規の朝顔や、お庭を楽しみ、12:00から書道博物館の本館(常設展示)をじっくり見ることをお勧めします。新館での展示・解説は拓本が主で、墓碑の実物は本館にありますので……。それらを見てからギャラリー・トークに参加がお勧めコース。近くに司馬遼太郎『坂の上の雲』で著名な「羽二重団子」や「ねぎし三平堂」もありますが……。高くて混雑しますので片塩は敬遠ですが「笹乃雪」もすぐそこ。

ギャラリー・トーク終了後、天気が良く、体力に自信のあるかたは、近在の真言宗円明山西蔵院(根岸3―12-38)へご案内。ここには秀英舎の創業者/佐久間貞一の墓と、榎本武揚による巨大な顕彰碑があります……。こういうのを、最近は「マイラー」と呼び、女性に多いのだそうです!!!

活版カレッジ第6期生募集

おまたせしておりました
「活版カレッジ」第6期生の募集をおこないます。
朗文堂/アダナ・プレス倶楽部の直接指導により
活字版印刷術の知・技・美の三領域をバランス良く学べます。

活版カレッジ第6期
木曜日コース(夜間部) 19:00-22:00
3ヶ月(毎月3回)、全9回
2010年
06月03日        活字版印刷概論
06月10日        和文端物組版
06月17日        文選
07月01日        和文ページ物組版
07月08日        和文と欧文の違い
07月15日        欧文書体の歴史
08月05日        欧文スペーシング
08月12日        多色刷り1
08月19日        多色刷り2
【定  員】 4名(受付完了順)
【受講料】 66,000円(税込、教材費込)
《受講料を全額納入いただきました方から、受付完了とさせていただきます》
【教  室】 朗文堂/アダナ・プレス倶楽部 4F-B
受講をご希望の方はアダナ・プレス倶楽部の@メールまで
下記の事項をご連絡ください。
1.「活版カレッジ」受講希望
2.お名前
3.ご連絡先 郵便番号、ご住所、電話番号、@メールアドレス
4.活版印刷のご経験の有無
その他、お差し支えなければ、性別、ご年齢などもお書き添えください。各回の基本的な指導内容は統一させていただきますが、参加者それぞれのご経験やご関心をお教えいただければ、できる限り講習内容として反映いたします。
《お教えいただいた情報は、朗文堂/アダナ・プレス倶楽部の内部だけで使用します》
皆さまのご参加お待ちしております。