カテゴリー別アーカイブ: 会員からのお知らせ

会員からのお知らせ

 中野活版印刷店開業

3月30日[金]、杉並区荻窪に「中野活版印刷店」が開業しました。偶然《活版ルネサンスフェア》の初日と重なっておりましたが、夜9時まで開催という「有限会社中野商店新事務所公式お披露目会」にお誘いいただき、アダナ・プレス倶楽部のメンバーもフェアの終了を待って駆けつけました。

社主の中野さんはとてもパワフルなかたで、グラフィックデザイン、WEB構築を主業務とする「有限会社中野商店」、出版部門の「NSパブリッシング」のほかに、あらたに印刷部門として「中野活版印刷店」を開業されました。
事務所はデザイナーらしく、とてもおしゃれで、貨物専用エレベーターつきの地下貯蔵庫(書籍の在庫で埋まるのか、はたまた、ワイン・セラーになるなのかな)もあるという素敵なものでした。
入口近くに新設の活版印刷機 Adana-21J  が設置され、来場者全員へのお土産として、活字で自分の名前を刷り込んだコースターをいただきました。宴は夜おそくまで続いたようですが、翌日、中野さんは(二日酔いもみせずに)《活版ルネサンスフェア》に駆けつけてくださいました。

 

 

 

トロロアオイがまだ咲いています!?

今年の冬の寒さは厳しく、東北地方のアダナ・プレス倶楽部の会員の皆さまからは、例年にない積雪とのお便りが届いております。
そのような寒空の中、鹿児島県のアダナ・プレス倶楽部会員の方から、驚きのお便りが届きました。

なんと、真夏の花であるトロロアオイが、この寒風の中、まだ咲き続けているとのこと!!??


このトロロアオイ、温室や室内には入れずに、ベランダの植木鉢に植えたものを外に出したまま育てているとのこと。
夏場にも大きくてきれいな花をたくさん咲かせたそうですが、その後もどんどん新しい蕾をつけて、ついには年を越してしまったそうです。
鹿児島は本州よりは暖かいといえども、やはり冬は冬なりに寒くなりますし、雪がちらつくこともあります。
しかし、このお便りをいただいて、あらためて日本列島の長さを実感いたしました。
夏の頃よりは花が小ぶりになってきたそうですが、まだ花芽がたくさんついており、今後も咲き続けそうだとのことです。

会員からのお知らせ

Remon Staurant

Ishihata yuya Solo Exhibition
at bistro Chambre Avec Vue

小さなフレンチレストランで、油絵・立体・本の展示です。
活字書体「スタイーミー」も活用されています。

会 期 2011年10月16日(日)―12月18日(日)
     要予約  (月曜、第一火曜 休)

会 場 ビストロ シャンブル・アヴェク・ヴュ
     東京都渋谷区富ヶ谷2―18―16
     スカイガーデン代々木公園101

 

藤田修展 『ATLAS』

横須賀美術館や山梨県立美術館にも収蔵されている版画家の藤田修さんの個展です。
藤田さんは近年、感光性ポリマー樹脂をもちいたフォトポリマーグラヴュールという技法を導入し、あらたな質感の版画作品を制作されています。

デジタルの普及により、写真の世界でも版画の世界でも、かつてのような技芸の必然性が揺らぎ、また、オリジナル・プリントという概念も不安定なものへと変化しつつある現代ですが、写真製版法によって焼き付けられた物質を伴う印刷版をもちいて、技術と忍耐を要する刷り重ねを経て表現される藤田さんの作品は、写真と版画の存在価値を呼び起こし、その可能性をあらためて提示してくれます。ぜひ、実物をご覧になり、インキの深みとやわらかみ、被写体が放つ厳かな世界観に浸っていただきたい作品です。

会 期 2011年10月17日(月)―29日(土)
     11:00―18:00 (日・祝 休廊)

会 場 M.H.S. タナカ ギャラリー
     愛知県名古屋市中区栄3―2―3
     日興證券ビルBF2

 

旅の栞 Vol.3

古本市と活版アート

旅へと誘う本を集めて古本市を開きます。
旅と読書には欠かせない、美しい栞と
美味しいコーヒーもたっぷりご用意しています。

[古本市プロデュース]
古本ユニットricca、古本店タイガーブックス
[活版アートによる栞]
阿部真弓、石松あや(しまりすデザインセンター)
ananas press(都筑晶絵+山元伸子)、松本亜紀

会 期 2011年10月12日(水)―22日(土)
     11:30―22:00 (日曜日は18:00まで)
     18日(火)は定休日、最終日の展示は21:00まで  

会 場 travel books & coffee CAT’S CRADLE
     東京都新宿区早稲田鶴巻町538番地
     岩田ビル 1F

会員からのお知らせ

ちいさな活版印刷屋の夏休み展

つるぎ堂・九ポ堂・knoten

会 期 2011年8月12日(金)―16日(火)
     12日―14日 12:00―17:00
     15日―16日 12:00―19:00

会 場 lete (レテ)
     東京都世田谷区代沢5―33―3

会員からのお知らせ

顔のはんこ 展
【史緒的似顔絵消しゴムはんこ】

会 期 2011年7月2日(土)―10日(日)
     平日10:00―22:00
     土曜12:00―21:00
     日曜12:00―18:00

会 場 珈琲&Jazz きっさこ
     東京都千代田区神田神保町2―24―3
 

 

銅夢版画展

 

会 期 2011年6月13日(月)―19日(日)
     11:00―19:00
     (初日は13:00から/最終日は17:00まで)
会 場 地球堂ギャラリー
     東京都中央区銀座8―8―6 銀栄ビル2F

会員からのお知らせ

陶と本 松本亜季節 展

会 期 2011年6月13日(月)―18日(土)
     13:00―20:00
会 場 森岡書店
     東京都中央区日本橋茅場町2―17―13
     第2井上ビル305号
 

 

東日本大震災チャリティー&原発NON!

 

会 期 2011年6月3日(金)―15日(水)
     12:00―20:00(最終日は17:00まで)
     9日(木)休み
会 場 free art space ポルトリブレ
     東京都新宿区新宿2―12―9 広洋舎ビル3階
 

 

おはなしに棲む動物たち
篠原晴美・たなか鮎子・ふくだじゅんこ 三人展

会 期 2011年6月7日(火)―12日(日)
     12:00―19:00(最終日17:00まで)
会 場 ギャラリーDAZZLE
     東京都港区北青山2―12―20 #101
 

 

『フィオーラとふこうのまじょ』

 

『VIVA!! カッパン♥』の表紙絵(銅版画)を描いてくださった「たなか鮎子」さん作の絵本です。
価格1,400円(税別) 講談社

会員からのお知らせ

活版アートのチカラ展。

会 期 2011年5月28日(土)・29日(日)
     10:00―18:00
会 場   【第1会場】大伸印刷ガレージ
     東京都台東区台東2―17―4
     【第2会場】ハワイアンカフェ「サルブ」
     【第3会場】手打萬蔵そば「尾張屋」
 

 

尾田美樹 展

 

会 期 2011年5月6日(金)―31日(火)
     12:30―18:30
     日・月・第3土曜日 休
会 場 ウィリアム モリス 珈琲&ギャラリー
     東京都渋谷区渋谷1―6―4 The Near 青山2F
 

 

マメ版画まつり in 丹沢アートフェスティバル

会 期 2011年5月1日(日)―30日(月)
     12:00―22:00
     火曜定休
会 場 ぶらっすりー千元屋 ギャラリースペース
     神奈川県秦野市曲松2―7―7
 

 

岡澤加代子版画展 このかたちたち2011

 

会 期 2011年5月30日(月)―6月4日(土)
     12:00―19:00(最終日は17:00まで)
会 場 gallery 福果
     東京都千代田区神田神保町1―11―2F

会員からのお知らせ

マーブルレタープレス立ち上げのご案内

グラフィックデザイナーのマネージメントオフィースであるmarbre managementさんが、株式会社マーブルプラントの設立にあたり、活版印刷によるオリジナルのウェディングペーパーアイテムやカードの制作・販売をおこなう新事業「マーブルレタープレス」を立ち上げられました。今後の活躍にご期待ください。

会員からのお知らせ

蛭谷和紙 川原隆邦氏のお話会

会 期 2010年11月3日(水・祝)
     13:00―16:00
会 場 日本民藝館西館
     東京都目黒区駒場4―3―33(日本民藝館向い)
定 員 30名(お申込み・お問合せは日本民藝館友の会事務局まで)
料 金 一般:1,500円、友の会:500円(入館料・茶菓代込)
講 師 川原隆邦
内 容
〈一部〉紙ができるまで。和紙と洋紙の違い。日本の和紙のこと。蛭谷和紙のこと。
〈二部〉現代と昔の和紙のとりまく環境。現代と過去の生産状況。
〈質疑応答〉ものづくりはどうあるべきか、日本人が生活の中で紙をどう結びつけるか等。
★参加者の方へのお願い★
講師への質問を一つ、また、もし可能であれば出身地の和紙をお持ちください。

富山県の越中和紙のひとつである「蛭谷紙(びるだんがみ)」の唯一の継承者、川原隆邦さんによるお話会です。川原さんは富山県出身の20代の若き職人さんで、400年続く蛭谷和紙の昔ながらの製法を忠実に守り、原料となる楮・トロロアオイの栽培から抄造まで、すべての工程をみずからの手で一人でおこなっている稀有な存在です。

 

リン版画工房 版画詩集展 Ⅸ

会 期 2010年10月23日(土)―27日(水)
     11:00―17:00
会 場 KAYA gallery
     神奈川県鎌倉市大町1―16―19
藤沢にあるリン版画工房ツバメ活版堂併設)さんのワークショップ会員有志による版画詩集展です。銅版画を中心に、木口木版などの作品も展示します。

 

活版 in kamakura

会 期 2010年10月1日(金)―31日(日)
     [4日・5日・12日・18日・19日は休廊]
     11:00―17:00
会 場 KAYA gallery mini
     神奈川県鎌倉市大町1―16―19
活版凸凹フェスタにも出展されていた、九ポ堂さん、knotenさん、十六夜工房さん、つるぎ堂さん、megropressさん、ツバメ活版堂さん、LUFTKAZEさんによる、活版の雑貨と本と、7つのプライベートプレスの展覧会です。

会員からのお知らせ

創作と芸術のシーズン到来。アダナ・プレス倶楽部会員の皆さまも、それぞれの展覧会でおおわらわです。ずずずいっと、まとめて紹介させていただきます。

正成美雪 展 「部屋干し」

会 期 2010年10月15日(金)―20日(水)
     12:00―20:00
会 場   free art space ポルトリブレ
     東京都新宿区新宿2―12―9 広洋舎ビル3F
自称スキマアーティスト(無類の犬好き)の正成美雪さんの個展です。会場のビルが昔、洗濯屋さんだったことにインスピレーションを受け、ドローイング、版画などを「部屋干しスタイル」で展示します。

杉田達哉 展 「朝の光 夜の光」

 

会 期 2010年10月6日(水)―12日(火)
     10:00―19:00(最終日は16時30分閉場)
会 場   松坂屋 静岡店 本館6階美術画廊
      静岡県静岡市葵区御幸町10―2
静岡市生まれ、現・常葉学園大学造形学部教授、杉田達哉さんの絵画展です。活版印刷を用いた積極的なデザイン教育や、本の装幀、装画など、多方面で活躍される杉田さんが描いた、希望や祈りに満ちた絵画の展覧会です。
 

第74回「自由美術」展

会 期 2010年9月24日(水)―10月11日(月)
     10:00―18:00(入場締切17:00)
     最終日は15時閉会(入場締切14:00)
会 場   国立新美術館 1階展示室 1A
     東京都港区六本木7―22―2
自由美術協会による、平面・版画/立体の公募展です。愛知県在住の洋画家で版画家の若月陽子さんも出展されています。
 

山崎 曜 の 「手で作る本の教室」展 2

 

会 期 2010年9月14日(火)―19日(日)
     10:00―18:00(最終日は16時30分まで)
会 場  世田谷美術館 区民ギャラリーA
     東京都世田谷区砧公園1―2
製本家の山崎曜さんと教室の生徒さんによる、手製本の教室展です。3年に一度開催されているこの教室展も、今回で4回目となります。生徒さんの中には、栃木香織さんをはじめ、手製本はもちろん、本の中身も自身の手で活字を組んで印刷される方もいらっしゃいます。

【会員情報】 松尾夫妻の結婚を祝う会開催のご報告

松尾夫妻の結婚を祝う会開催のご報告

アダナ・プレス倶楽部の発足時からずっと、ロゴやイベントポップの制作などで献身的にご協力いただき、『 VIVA!!  カッパン♥ 』 のアートディレクターも務めてくださった松尾篤史さん ( タイポグラファ/タイポグラフィ学会事務局長 ) が、5月29日に福島由美子さんと結婚されました。
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結婚式の準備と 『 VIVA!!  カッパン♥ 』 の刊行がかさなって、松尾さんにはご苦労をおかけしましたが、結納から華燭の典までの間、松尾さんはその案内状、招待状、式次第、席順とお料理のメニューなどのすべてを、ご自身で丹誠込めてデザインされました。それはいかにもタイポグラフィを重くみる松尾さんらしく、繊細で精緻をこらしたもので、見事な 「 祝典作品見本 」 ともいえるほどの完成度でした。

6月16日、《 松尾夫妻の結婚を祝う会 》 が開催されました。会場は日頃夜食の出前でお世話になっている 「 中華料理店和平飯店 」 で、集まったメンバーは、タイポグラフィ学会、アダナ・プレス倶楽部、活版カレッジ、新宿私塾の有志の皆さん、およそ25名。気心のしれたメンバーの集まりでした。

なにぶん松尾さんの 「 餅好き 」 はよく知られていましたし、アダナ・プレス倶楽部のまわりには、なぜか餅好きが多く集っていて、暮れになると突如結成される 「 餅プレス倶楽部 」 もありますので、お祝いの記念品は 「 名入り特製紅白一生餅!」。名前の書体は 「 めでたく歴史を重ねる 」 のおもいをこめて 「 楷書体 」 を使用しました。

また、おふたりには1歳児の祝いの慣習 「 一升餅 」 にしたがって、末永く仲睦まじく、健康であるようにとの願いをこめてそれぞれの名前の入った大きな餅を 「 かついで 」 いただきました。

もうひとつのお祝い、ペナントも贈呈されました。これは早稲田大学の脇にあるペナント屋さんに依頼した特製品でした。日頃は早稲田のスクールカラーの紫紺のペナントの制作がおおい店主ですが、お祝いにふさわしい独創的な明るい色調で、 「 末広がり 」 を八つのサクラの花を配して表現した華やかなペナントに仕上げてくださいました。

店主のオギワラ氏は、Adana-21Jの実物もアダナ・プレス倶楽部のwebsiteもご覧になったことが無いにも関わらず、モノクロのファクシミリで簡単なラフスケッチをお送りしただけで、Adana-21Jの色とカタチを再現してくださったことにも、一同おどろきました。

松尾篤史さん、由美子さん、あらためておめでとうございました。これからも実践をともなったタイポグラフィの発展と、活版ルネサンスにご援助をお願いします。そして……、「 幸せふたり占め 」 で末永くお幸せに !!