月別アーカイブ: 2012年4月

活版凸凹フェスタ2012【活版ゼミナール】募集

5月の連休は活版三昧
作家展示:25コーナー
学校法人:5大学
企業団体展示:11企業・団体
 特別企画展示

5月3日[木・祝]-6日[日]まで全力投球 !

ご来場日が決まったら

活版ゼミナールへのご予約を !!


ワタシの未来は 活版印刷技師!  

【会 期】
2012年5月3日(木・祝)―5月6日(日)
10:00―17:00(最終日は15:00まで)

【会 場】
日展会館 2F イベントスペース
東京都台東区上野桜木2―4―1
http://www.nitten.or.jp/

【主 催】
朗文堂 アダナ・プレス倶楽部  



★ 毎日開催  

◆特別企画展示◆
活字版印刷術の知と技と美をご紹介いたします。
  ◎ 江川活版製造所、ハワイ MānoaPress:江川次之進関連資料の展示。
  ◎ アルビオン型手引き印刷機とアーツ&クラフツ運動
                     ──身体性をともなった造形の歓びとは
  ◎ 朗文堂 ブック・コスミイク──話題の新刊書、活版印刷実践者の定番書籍
  ◎ 朗文堂 タイプ・コスミイク──欣喜堂シリーズ、杉明朝体のデジタルタイプも                         
              樹脂凸版や亜鉛凸版で使用すると ─アレッ  思わぬ効果が!   
  
 

★ 毎日開催 

◆活版ゼミナール◆
会期中は毎日、楽しい活版ゼミナールを開催いたします。
予約が必要なゼミナールは、必ずご予約下さい。一部定員間近のゼミもあります。
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【アルビオン型手引き活版印刷機による印刷実演】
会期中連日 適宜開催
事前予約不要 参加費:印刷体験希望者は1回1,800円(税込)、見学は自由
19世紀に英国で製造された鉄製の手引き活版印刷機「アルビオン・プレス」を会場に搬入し、写真の印刷機をもちいて、欧文大型活字による印刷実演をおこないます。
【ご使用活字書体】
アルバータス・タイトリング(Albertus Titling)60pt.
アルバータスは、ベルトルド・ウォルプ(berthold wolpe 1905―1989年 ドイツ)によって設計された活字書体です。1932―40年にイギリスのモノタイプ社より発売されました。今回使用する活字は、アルバータスの中でもタイトリング用の活字であり、大文字のみの活字書体です。
書体名は13世紀のドイツの神学者であり哲学者であったアルベルトゥス・マグヌス(Albertus Magnus 1193頃―180年)に由来します。


 

 ★ 5月3日[木・祝]開催──要予約!

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【印刷人掃苔会(そうたいかい)ツアー2012】 雨天決行

5月3日(木・祝) 13:00(展示会場に10分前にご集合ください)―15:00(希望者は延長可)
定員:15名(予約制) 参加費:2,000円(税込)「掃苔会の栞」付き
募集を締め切りました。


掃苔とは墓石の苔(こけ)を掃(は)くことで、墓参りを意味します。活版凸凹フェスタ2012の会場「日展会館」のまわりには、印刷人が多く眠る「谷中霊園」や、お寺、印刷関連の石碑も豊富な「上野公園」などがあります。
タイポグラフィ学会事務局長の松尾篤史さんの解説とともに、「日展会館」周辺の印刷人ゆかりの地をめぐる、とてもマニアックで充実したツアーです。皆さんもいっしょに、わが国の印刷の発展に尽力した先達を偲び、石碑に刻まれた書体の秘密を解明してみませんか。

先着順受付により定員に達ししだい、しめきりとさせていただきます。
現在、予約募集中です。

*参加ご希望の方は、e-mail もしくは、ファクシミリ03-3352-5160で、「活版凸凹フェスタ 掃苔会(そうたいかい) 参加希望」と明記の上、住所・氏名・年齢・当日連絡が可能な電話番号・e-mailアドレスもしくはファクシミリ番号をご連絡ください。
(お教えいただいた個人情報は朗文堂/アダナ・プレス倶楽部のみの使用といたします)。

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【花形活字を使ってオリジナルレターセットをつくろう!】
5月3日(木・祝) ①10:00―12:00 ②14:00―16:00
定員:各回4名(予約制) 参加費:3,000円(税込)
定員に達しましたので募集を締め切りました。

花形活字と欧文活字を使って、名前入りの素敵なオリジナルレターセットをつくりましょう。

定員に達しましたので募集を締め切りました。
*参加ご希望の方は、e-mail もしくは、ファクシミリ03-3352-5160で、「活版凸凹フェスタ 花形活字レターセット 参加希望」と明記の上、住所・氏名・年齢・当日連絡が可能な電話番号・e-mailアドレスもしくはファクシミリ番号をご連絡ください。
(お教えいただいた個人情報は朗文堂/アダナ・プレス倶楽部のみの使用といたします)。

 

★ 5月4日(金・祝)開催──要予約

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 【2種類のハンドモールドで活字をつくろう!】
5月4日(金・祝) ①13:00―14:30 ②15:00―16:30
定員:各回6名(予約制) 参加費:5,000円(税込)テキスト付
定員に達しましたので募集を締め切りました。

ハンドモールド(手鋳込みの鋳造器)を用いて活字鋳造の体験をおこないます。今回は、初期の活字鋳型の研究をされている元三省堂印刷の伊藤伸一さんと、タイポグラフィ学会会員の渡辺優さんのご協力のもと、2種類のハンドモールドをもちいた鋳造体験を予定しています。
ひとつは、15世紀半ばに西洋式活字版印刷術を開発したドイツのグーテンベルクがもちいたとされる手鋳込み式活字鋳造器の想定図をもとに、渡辺優さんが復元したものです。

もうひとつは、伊藤伸一さん所有のハンドモールドです。これはスミソニアン・国立アメリカ歴史博物館の学芸員で、初期活字鋳型の世界的な研究者であるスタン・ネルソンさんによって復元されたものです。できあがった活字を使ってAdana-21J で記念カードの印刷もおこないます。

先着順受付により定員に達ししだい、締め切りとさせていただきます。
定員に達しましたので募集を締め切りました。
*参加ご希望の方は、e-mail もしくは、ファクシミリ03-3352-5160で、「活版凸凹フェスタ ハンドモールド 参加希望」と明記の上、住所・氏名・年齢・当日連絡が可能な電話番号・e-mailアドレスもしくはファクシミリ番号をご連絡ください。
(お教えいただいた個人情報は朗文堂/アダナ・プレス倶楽部のみの使用といたします)。

 

★ 5月5日(土・祝)開催──要予約!

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【印刷の四大版式の違いを学ぼう!】
5月5日(土・祝) 13:00―16:00
定員:8名(予約制) 参加費:5,000円(税込) 
定員に達しましたので募集を締め切りました。

凸版印刷の一種である「活版印刷」をより深く理解していただくためには、ほかの版式や技法に接することも重要です。「フジグラフィックス版画工房」の楚山俊雄さんのご協力のもと、印刷の四大版式「凸版・凹版・平版・孔版」すべての印刷体験を通して、その違いや特性を学ぶゼミナールです。

定員に達しましたので募集を締め切りました。
*参加ご希望の方は、e-mail もしくは、ファクシミリ03-3352-5160で、「活版凸凹フェスタ 印刷の四大版式 参加希望」と明記の上、住所・氏名・年齢・当日連絡が可能な電話番号・e-mailアドレスもしくはファクシミリ番号をご連絡ください。(お教えいただいた個人情報は朗文堂/アダナ・プレス倶楽部のみの使用といたします)。

 

★ 5月6日(日)──予約不要 

 【記念カードを印刷しよう!】
5月6日(日)11:00―12:00、13:00―14:00 内随時
事前予約不要 参加費:無料
活字版印刷機 Adana-21J を使って記念カードの印刷を体験していただきます。
この日は最終日につき、15:00で閉場となります。ご注意ください。

 

★毎日開催  

◆カッパン・ルネサンス・フェア 12th Times◆
カッパン実践派のための、新旧の関連資材・関連機材の展示即売会です。どんな掘り出し物があるか、ご来場のうえお楽しみください。
小型活版印刷機をお持ちで、補充機器のご検討をされているかたは、インテル、ファニチュア等の選択の目安として、ご自分の活版印刷機のチェースの内枠の大きさを紙に筆記具で型取りしたものをご持参ください。

朗文堂 タイポグラフィ  ブルグロール 『花筏』でも非公式情報公開中!
現在 活版凸凹フェスタ*レポート01-09 まで公開中です。 

活版凸凹フェスタ2012

  《活版凸凹フェスタ》は活字版印刷術(以下カッパン、活版とも)にまつわるさまざまを集めた楽しいお祭りです。
活字をもちいて印刷をおこなう「活字版印刷術 Typographic Printing」と、各種の凸版類をもちいて印刷をおこなう「凸版印刷 Letterpress Printing」を中心に、凸版・凹版・平版・孔版といったさまざまな印刷版式の紹介と、版画や製本といった関連技術も含めた作品と製品を展示し、一部は販売もおこないます。

《五月の連休は活版三昧ザンマイ》をスローガンとして開催された《活版凸凹フェスタ》は、2008-9年に四谷・ランプ坂ギャラリーを会場として開催し、2010年には上野・日展会館に会場を移して開催されてきました。昨2011年は東日本大震災のために、残念ながら中止といたしましたが、ようやく満を持して再開の運びとなりました。

会期中にはさまざまな《特別企画》と《活版ゼミナール》の開催が予定されています。一部には有料・予約制のイベントもございます。その紹介は随時本欄にてご紹介いたしますので、ご面倒でも開催直前まで本欄をときどきご訪問いただき、ご確認・ご予約いただきますようお願いいたします。

【会 期】2012年5月3日(木・祝)―5月6日(日)
     10:00―17:00(最終日は15:00まで)

【会 場】日展会館 2F イベントスペース
     東京都台東区上野桜木2―4―1
     http://www.nitten.or.jp/

【入場料】無 料
     (ワークショップの一部には参加費が必要なものもあります)

【主 催】朗文堂 アダナ・プレス倶楽部

【出展作家】――敬称略
青葉 瀧
アダナ・プレス倶楽部(大石 薫)
アダナランド(Hedgehog Press, Alan Brignull)
飯田めぐみ
122press
凹凸舎(大沼ショージ)
海岸印刷
真田幸文堂(真田幸治)
Tokyo Pear (スミス恵梨子)
つる9テン(つるぎ堂+九ポ堂+knoten)
新潟やまやま(山下良子 山崎洋介)
Bird Design Letterpress
八朔ゴムはん(片岡知子)
はな工房(田中智子)
ヒロイヨミ社
史緒(fumiwo)
文香(栃木香織)
PORT
botaniko press(宗則和子)
まさなりみゆき
山猫や(木月禎子)
羅久井ハナ
riviera press(浅井陽子)
Ladybird Press(杉戸 岳)
龍骨堂
Lingua Florens(桐島カヲル)

【学校法人】
女子美術大学短期大学部 造形学科デザインコース
筑波技術大学総合デザイン学科(豊崎美帆、劉賢国)
常葉学園大学 造形学部 ビジュアルデザインコース(代表:杉田達哉)
日本大学藝術学部 美術学科
武蔵野美術大学 基礎デザイン学科

【出展企業・団体】
アワガミファクトリー(with 亀井純子、玉井玉文堂、成田長男、バッカス松尾、春田ゆかり、横島大地)
江戸堀印刷所
活版工房(弘陽、中村活字、金子瞳美、斎藤隆夫、東條メリー、紅綴堂)
株式会社エスアールジー
株式会社 真映社
タイポグラフィ学会
通称 活版印刷屋 大伸
築地活字
日星鋳字行+台湾活版印刷文化保存協会
フジグラフィックス版画工房
有限会社佐々木活字店

【協 力】
アイコー印刷
伊藤伸一
株式会社廣田鉄工所
株式会社理想社
欣喜堂(今田欣一)
研究社印刷株式会社
河野三男
高内 一(岩田母型製造所関連)
冨澤ミドリ(江川活版製造所関連)
長瀬欄罫製作所
平野正一(東京築地活版製造所関連)
本木昌造顕彰会
Mānoa Press (from Hawaii)
松尾篤史
渡辺 優
ユニバーサル・レタープレス

会員からのお知らせ

 中野活版印刷店開業

3月30日[金]、杉並区荻窪に「中野活版印刷店」が開業しました。偶然《活版ルネサンスフェア》の初日と重なっておりましたが、夜9時まで開催という「有限会社中野商店新事務所公式お披露目会」にお誘いいただき、アダナ・プレス倶楽部のメンバーもフェアの終了を待って駆けつけました。

社主の中野さんはとてもパワフルなかたで、グラフィックデザイン、WEB構築を主業務とする「有限会社中野商店」、出版部門の「NSパブリッシング」のほかに、あらたに印刷部門として「中野活版印刷店」を開業されました。
事務所はデザイナーらしく、とてもおしゃれで、貨物専用エレベーターつきの地下貯蔵庫(書籍の在庫で埋まるのか、はたまた、ワイン・セラーになるなのかな)もあるという素敵なものでした。
入口近くに新設の活版印刷機 Adana-21J  が設置され、来場者全員へのお土産として、活字で自分の名前を刷り込んだコースターをいただきました。宴は夜おそくまで続いたようですが、翌日、中野さんは(二日酔いもみせずに)《活版ルネサンスフェア》に駆けつけてくださいました。

 

 

 

第11回活版ルネサンス終了しました!

 第11回 活版ルネサンス フェア

たくさんのご来場ありがとうございました!

3月30日[金]31日[土]の両日に開催された《活版ルネサンスフェア》が、無事終了いたしました。土曜日はあいにくの天候でしたが、お客さまの足は終始途絶えることなく、狭い会場いっぱいに詰めかけていただきました。ありがとうございました。

《今回の主なご紹介アイテム  順不同》
小型活版印刷機 Adana-21J、KMT全自動活字組版機(日本語モノタイプ)活字母型庫8pt, 9pt, 10pt明朝体、Paper Maker、圧盤用ラバー・クッション胴張りセット、活版専用ピンセット新旧、ジャッキとジャッキハンドル新旧、罫線各種、くじら尺、特製組みつけ台、金属インテル各種、活版用強力磁石、組版ステッキ、ファニチュア各種、工具類(ブレース鋏・鳥居鋏・罫切り鋏)、罫切り器、各サイズ込め物セット、活字倍数尺、ムラ取りハンマー&ならし木セット、ブロッキング防止パウダー、特白ウェス、無臭洗い油、インキ・ハンド・ローラー、インキべら、インキ・パッド、ゴム・ローラー・メンテナンス剤、オイルベース活版用インキ各色(1キロ缶、特製200グラム缶)、活版用墨青口インキ、ラバー・ベース・レタープレス用インキ、版画用メタルベース(19.68ミリ、19.70ミリ)、樹脂版用メタルベース(21.89ミリ、23.39ミリ)、五号サイズメタルベース箱入りセット、新製カタ仮名活字アラタ1209、輸入欧文活字スキームセット、輸入オーナメント活字各種、凸版用スプレーボンド、文選箱新旧各種、文選箱ストッパー、セッテン、文選箱立て、組みゲラ、置きゲラ、スダレケース棚、活字サイズ照合キット

5月の「活版凸凹フェスタ2012」の会場でも「第12回 活版ルネサンスフェア」を開催の予定です。

今回の活版ルネサンスフェアの会期とご都合が合わず、残念ながらご来場いただけなかったお客様も、ぜひとも5月の連休には皆さまお誘い合わせのうえ、ご来場ください。