書道博物館 企画展 中村不折コレクション
唐時代の書、徹底解剖 !!
【開催場所】 台東区立 書道博物館
110-0003 東京都台東区根岸2-10-4
Telephone 03-3872-2645
URL : http://www.taitocity.net/taito/shodou/
【開催日時】 2013年03月12日-06月16日
9:30-16:30(入館は16:00まで)
【休 館 日】 毎週月曜日
(展示替えのため04月30日、05月07日は休館)
連休中の04月29日、05月06日は開館
会期中の展示作品の入れ替えにご注意ください。
【観 覧 料】 一般:500円、小中高生:250円
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そこで朗文堂 アダナ・プレス倶楽部 では、書道博物館にお願いして、同館学芸員による特別ギャラリートークを開催いたします。できるだけ少人数のほうが作品を鑑賞しやすいため、ギャラリートークは20名限定となります。
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◉ 書道博物館ギャラリーツアー+印刷人 掃苔会ソウタイカイ
http://www.taitocity.net/taito/shodou/shodou_guide/shodou_guide1.html
谷中霊園中心の掃苔会ソウタイカイへは自由参加・無料ですが、バッカス松尾特製『掃苔会の栞 苔の雫』(500円を予定)を用意します。そこそこの距離をあるきますので、歩きやすい履き物でご参加ください。
【小雨決行】雨男のバッカス松尾さんが案内役ですからとても心配ですが、晴男片塩も同行しますので、お天気は引き分け(小雨 ? )の予定です。
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参加ご希望の方は03月末日までに @メール adana@robundo.com にご連絡ください。ギャラリートークは20名限定ですので、返信用アドレスも必ずご記入ください。また『掃苔会の栞 苔の雫』の準備の都合もありますので、かならず「件名:ギャラリーツアー申込み」あるいは「件名:ギャラリーツアー+そうたい会申込み」としてご一報ください。
唐の時代(618-907)とは、中国の歴史上、王羲之オウギシらが活躍した東晋トウシン時代(265-420)とともに、「書」がもっともたかい水準に達した時代です。
唐時代の書の特質は、従来からつちかわれてきた書法を、たれにでもわかりやすく法則化した点にあります。とりわけ唐時代の楷書は、理知的な審美眼によって、非のうちどころのない字姿として完成されました。
初唐の三大家、欧陽 詢(オウヨウ ジュン、557-641)、虞 世南(グセイナン、558-638)、褚 遂良(チョスイリョウ、596-658)によって確立された美しい楷書は、いまも多くのひとたちによって学ばれつづけています。
その潮流は顔真卿(ガンシンケイ、709-85)に受けつがれ、「顔法 ガンポウ」とよばれる表情豊かな楷書がつくりだされました。
唐の歴代皇帝は、事実上の建朝者・李世明(高祖・李 淵の次子、唐朝第2代皇帝・太宗、在位626-49、598-649)に倣って、王羲之の書をおもくみましたから、次第に中国全土にわたって、王羲之の書風にもとづいた、格調の高い書風がひろく浸透しました。
すなわち皇帝・李世明をはじめとして、孫 過庭(ソン カテイ、648-703 ?)や、李邕(リ ヨウ、678-747)らは、王羲之の書法にもとづき、洗練された書法をよくしました。
また、伝統的な書法から逸脱した美しさを創出した懐素(カイソ、僧侶、725-85 ?)らも、異彩をはなつ名品をのこしています。
今回の「唐時代の書、徹底解剖 !!」では、唐の四大書家とされる、欧陽 詢、虞 世南、褚 遂良、顔 真卿をはじめ、唐の太宗皇帝・李 世明、孫 過庭、柳 公権、懐素など、唐時代を代表する書の名品と、唐時代の貴重な肉筆資料である『則天武后時写経残巻』(初公開、期間限定:03月12日-04月14日)、『敦煌トンコウ写経』などの貴重な書墨や拓本が、中村不折フセツ コレクションから紹介されます。