トロロアオイの花が咲きました

アダナ・プレス倶楽部 会員便り

日本全国のアダナ・プレス倶楽部会員のもとで
トロロアオイが開花中です

「トロロアオイ(黄蜀葵)/学名 Abelmoschus manihot」は中国原産の一年草で、ハイビスカス、ムクゲ、フヨウ、オクラ、ワタ、ケナフなどとおなじアオイ(葵)科の植物です。
印刷狂・活字狂・愛書狂をもって自他ともにゆるした「アオイ書房」の志茂太郎が、その社名にもしたほど愛した可憐な花として知られます。
「花オクラ」とも呼ばれ、オクラの花に似た淡黄色の花は食用にもなります。また、オクラのような粘りを有し、その根の粘液は和紙づくりのネリとして使用されます。蒲鉾や蕎麦のつなぎや、漢方薬としても利用される身近で有用な植物です。

昨年の秋、活版カレッジUpper Class(活版カレッジの修了生)有志の皆さんと、東京都内に残る伝統的な手漉き和紙であり、都の指定無形文化財の「軍道紙( ぐんどうがみ)」の工房である「あきる野ふるさと工房」に紙漉きの実習に行ったところ、ちょうどトロロアオイの種が熟す時期と重なり、種をたくさん分けていただきました。

そこでこのトロロアオイの種を、蒔き時となる春先まで大切に保管し、アダナ・プレス倶楽部の会報誌『Adana Press Club NewsLetter』春号(Vol.13, Spring 2011)の特別付録として配布したところ、全国のアダナ・プレス倶楽部の会員の皆さまが育ててくださいました。9月に入って続々と開花の報告が届いておりますので、その一部を掲載させていただきます。

東京都新宿区K塩J朗さん宅のトロロアオイ
9月の半ばに2週間ほど、海外出張の予定が入っていましたので、出発前に花が開くすがたをひとめみてから出かけたいものだと、ベランダのロダンのいすに腰かけて魔法のけむり(煙草とも)をふかしながら、まだかたい蕾をまいにちうらめしく眺めていたところ、やつがれの願いが届いたのか、魔法のけむりが効いたのか、月がかわったとたんにつぎつぎと花芽がほころびはじめました。

そんなやつがれが、まいにちせっせと水をやり、だいじに育ててやっと咲いたこのカレンな花を、あろうことか家人が食べようと狙っています。
しかしさいわい、家人は朝寝坊なので、トロロアオイの花が元気よく咲いている時間帯には、まだ夢のなか。しめしめといったところです。

東京都豊島区M夫妻のトロロアオイ

うちは庭が無いので、軒下のプランターで育てています。
残りの種はこっそりと近くの公園に蒔いて、密かにその生長を見守ってきました。
公園の除草作業のたびに、「もはやこれまでか……」と毎回ハラハラしましたが、なんとか花が咲くまで生きのびました。
いまでは公園の主として堂々と花を咲かせています。

東京都文京区Gさん宅のトロロアオイ

玄関先の植木鉢で咲いています。

東京都調布市Sさん宅のトロロアオイ

やっと咲きました。思ったよりも大きい花です。

埼玉県S市Tさん宅のトロロアオイ
ベランダのトロロアオイが満開です。

宮城県仙台市Oさん宅のトロロアオイ
毎日、まだかなあと蕾をのぞきこんでいましたが、
とうとう咲きました。
ほんとうにきれいな花ですね。
見ていると気持ちが柔らかになります。

京都府Yさん宅のトロロアオイ
お花はまだですが、だいぶ大きくなりました。

新宿区立図書館 地場産業ワークショップ

印刷業は新宿区の地場産業のひとつです。
その地場産業講座の一環として、アダナ・プレス倶楽部では、新宿区立歴史博物館につづき、新宿区立の図書館でも活版印刷の出張ワークショップを開催しております。
普段より各図書館を利用されている来館者の皆さまに優先的にご参加いただきたく思い、告知は各図書館関連施設や新宿区の広報媒体を中心にお願いし、アダナ・プレス倶楽部からの告知は控えておりましたため、すでに開催や予約は終了となっておりますが、ご報告させていただきます。


2011年7月31日(日)新宿区立鶴巻図書館
なつかしくて、あたらしい。「活版印刷でカードづくり」


10:00―12:00 一般5名(要予約) 見学は自由
14:00―16:00 親子5組(要予約) 見学は自由

 

2011年10月1日(土)新宿区立角筈図書館
活版印刷で「ハロウィン」カードづくり

14:00―16:00 親子5組(要予約) 見学は自由
16:30―18:30 一般5名(要予約) 見学は自由
なお、新宿区立角筈図書館では、今回のワークショップに関連し、
9月9日(金)から10月12日(水)までの間、図書館5階の展示スペースで、
アダナ・プレス倶楽部による活版印刷のミニ展示をおこなっております。
角筈図書館ならびに角筈区民センターにご来館の際には、
ぜひ、こちらも合わせてご観覧ください。

活版カレッジ第10期生募集

おまたせしておりました
「活版カレッジ」第10期生の募集をおこないます。
朗文堂/アダナ・プレス倶楽部の直接指導により
活字版印刷術の知・技・美の三領域をバランス良く学べます。

今期は木曜日夜間部のみの開催となります。
募集定員が極少数の講座となりますので、
希望者多数の場合には、次期講座での受講を
お勧めする場合がございます。ご了承ください。

活版カレッジ第10期 募集は終了いたしました
木曜日コース(夜間部) 19:00-22:00
3ヶ月(毎月3回)、全9回
2011年
10月06日        活字版印刷概論
10月13日        和文端物組版
10月20日        文選
11月10日        和文ページ物組版
11月17日        和文と欧文の違い
11月24日        欧文書体の歴史
12月01日        欧文スペーシング
12月08日        多色刷り1
12月15日        多色刷り2

【定  員】 4名(受付完了順)
【受講料】 66,000円(税込、教材費込)
《受講料を全額納入いただきました方から、受付完了とさせていただきます》
【教  室】 朗文堂/アダナ・プレス倶楽部 4F-B

受講をご希望の方はアダナ・プレス倶楽部の@メールまで
下記の事項をご連絡ください。

1.「活版カレッジ」受講希望
2.お名前
3.ご連絡先 郵便番号、ご住所、電話番号、@メールアドレス
4.活版印刷のご経験の有無

その他、お差し支えなければ、性別、ご年齢などもお書き添えください。各回の基本的な指導内容は統一させていただきますが、参加者それぞれのご経験やご関心をお教えいただければ、できる限り講習内容として反映いたします。
《お教えいただいた情報は、朗文堂/アダナ・プレス倶楽部の内部だけで使用します》

皆さまのご参加お待ちしております。

第10期生の募集は終了いたしました

アダナ・プレス倶楽部会報誌 第14号完成

今号も、うっかりブログでのご報告が遅くなってしまいましたが、アダナ・プレス倶楽部の会報誌『Adana Press Club NewsLetter Vol.14』(Summer 2011)、すでに刊行を終え、会員の皆さまへの配布も終了いたしました。

アダナ・プレス倶楽部の会報誌はヤマト運輸のメール便でお届けしておりますため、郵送の場合と違って、お引越し先への転送ができません。また、宛名と郵便受けのお名前が違っている場合や、建物名が不明確な場合には、配達されずに戻ってきてしまう場合があります。アダナ・プレス倶楽部の会員証が有効期限内で、まだ会報誌が届いていない会員の方で、引き続き会報誌の購読をご希望の方は、@メールでご連絡いただけますと幸いです。

 

『Adana Press Club NewsLetter Vol.14』 Summer 2011
表紙タイトル:24pt.ボドニ・ブック 活字
詩の組版:三号 明朝体 活字
詩:立原道造 「ガラス窓の向うで」
リノカット版画:ササイ ユウコ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・主な内容(目次)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・イベント    「第10回 活版ルネサンスフェア」開催のお知らせ
・新商品    開発苦節5年「ミニ・ジャッキ」つに完成! 販売開始!!
・新商品    Adana-21Jのチェースにジャストサイズの「組みつけ台」登場!!
・新商品    ディープ・レリーフの樹脂凸版専用「メタル・ベース」販売開始!!
・新商品    「輸入花形活字」受注販売のお知らせ
・豆知識14   「組みつけ――実践ガイド篇」
・活版まんが   「カッパンがア・ツ・イ」の巻

『Adana Press Club NewsLetter』の定期購読をご希望の方は、会員登録 をお願いします。
なお、毎号バックナンバーの在庫がございませんため、会報誌の配布は次号からとなります。ご了承ください。

会員からのお知らせ

ちいさな活版印刷屋の夏休み展

つるぎ堂・九ポ堂・knoten

会 期 2011年8月12日(金)―16日(火)
     12日―14日 12:00―17:00
     15日―16日 12:00―19:00

会 場 lete (レテ)
     東京都世田谷区代沢5―33―3

会員からのお知らせ

なんでもない日常のなかに、
どんな景色があるのだろう。
大原 温 + 東端桐子

会 期 2011年7月7日(木)―19日(火)
     10:30―19:00
     (水曜日休館)

会 場 リビングセンター OZONE 7F
     リビングデザインギャラリー
     東京都新宿区西新宿3―7―1
     新宿パークタワー

今年の秋に本格始動予定の大阪の活版印刷所「江戸堀印刷所」さんの、工房設計を担当されている家具デザイナーの大原温さんと建築家の東端桐子さんの展示です。江戸堀印刷所さんの工房設計の様子も展示の予定です。
 

 

龍骨堂展示會
秘密ノ部屋

 

会 期 2011年7月18日(月)―23日(土)
     11:00―19:00
     (最終日は17:00まで)
会 場 Coffee & Gallery ゑいじう
     東京都新宿区荒木町22―38

デザインあ

NHK教育の新番組『デザインあ』に、Adana-21Jとアダナ・プレス倶楽部の活版機材が登場します。

『デザインあ』は、こどもたちの未来をハッピーにする「デザイン的思考」を育てる番組として、今年の4月にはじまりました。子供はもちろん大人も楽しめる話題の番組です。
Adana-21Jによる活版印刷のシーンは、インターフェースデザイナーの中村勇吾さんの映像作品のなかに登場します。中村監督の指示のもと、NHKのスタジオにて入念な撮影が行われました。撮影はすでに4月に終了していましたが、編集にもじっくりと時間が費やされて、いよいよ放映される運びとなりました。中村さんの映像世界のなかで、Adana-21Jがどのように映し出されるのか、乞うご期待あれ! くりかえし放映の予定とのことですので、どうぞお見逃しなく。  

NHK 教育
デザインあ

総合指導:佐藤 卓
映像監修:中村勇吾
音楽:コーネリアス

#8 放送予定
7月02日(土)朝7時~7時15分
7月08日(金)夕方3時45分~4時
7月16日(土)朝7時~7時15分
7月22日(金)夕方3時45分~4時
 

「三浦しをん」さんの『ふむふむ』

箱根駅伝を題材とした小説『風が強く吹いている』や、下町の心あたたまる人間模様を描いた『まほろ駅前多田便利軒』で知られる直木賞作家の三浦しをんさんが、新刊『ふむふむ おしえて、お仕事!」を上梓されました。三浦さんがさまざまな分野の女性職人を訪問して記したインタビュー集で、新潮社の文芸誌「yom yom」の創刊号から4年にわたって連載されたものをまとめたものです。
アダナ・プレス倶楽部の大石薫(おおいしかおり)も「活版技師」として登場しています。月日の経つのは早いもので、「yom yom」創刊まもない時期に取り上げていただきましたため、もう4年も前のインタビュー記事となり、写真も掲載年齢も現在より若く、少々気恥ずかしい思いもございますが、現在も当時も私の活版印刷に対する思いはまったく変わっておりませんし、何といっても三浦さんが、ご多用ななかの限られたインタビュー時間でありながらも、その独特な鋭い感性で活版印刷というものと私の考えを瞬時に読み取ってくださり、文筆のプロならではの筆致で私の取りとめのない話を巧みにまとめてくださったことは、何度読み直しても驚嘆です。


三浦しをん著
『ふむふむ おしえて、お仕事!』
新潮社 定価1,365円

なお、扉ページのタイトル文字などに、Adana-21Jで印刷した活字の清刷りが採用されていますので、ぜひそちらも合わせてご覧ください。

「新宿わが街 印刷の街」

新宿区の歴史博物館の地場産業講座の一環として
「新宿わが街 印刷の街 ~活版印刷の新たな挑戦~」
と題して、ワークショップと講演を行います。

新宿と印刷業のかかわり、活版印刷の歴史と展望について楽しく学べる内容です。
※Adana-21Jを用いて記念カードの印刷も体験できます。

新宿わが街 印刷の街 ~活版印刷の新たな挑戦~

【日 時】 7月17日(日)14時~16時
【会 場】 新宿歴史博物館 2階講堂
東京都新宿区三栄町22
【講 師】 朗文堂/アダナ・プレス倶楽部
大石 薫 (ワークショップ)
片塩二朗 (講演)
【定 員】 40名(応募多数の場合は抽選)
【料 金】 600円(材料費込み)
【申込み】 7月4日(月)必着
※web上からお申込になる場合は
1)gakugei@regasu-shinjuku.or.jpあて、
①講座名
②郵便番号・住所
③氏名(ふりがな)
④電話・FAX
⑤年齢
⑥性別
をご記入のうえ、メールでお申込みになるか、
または
2)講座申込画面からお申込ください⇒こちらをクリックして講座申込画面へ

【問合せ】新宿歴史博物館 学芸課 TEL03-3359-2131

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体験で使用する活版印刷機Adana-21J

「和字と漢字 今田欣一の書体設計」

書体デザイナーの真打 ついに登場!
今田欣一氏講演会「和字と漢字」のお知らせです。

 今田欣一さん(1954年 岡山県生まれ)は、写真植字用書体の設計を経て、現在では多くのデジタル書体を設計する活字書体設計者(タイプフェイスデザイナー)です。
現在放映中のNHK朝の連続テレビ小説「おひさま」のタイトルにも今田さん設計による「きざはし」という書体が使われています。
シャイな今田さんは、いままであまり講演会などの表舞台でお話をされる機会がありませんでしたが、今回、満を持して、講演をしていただける運びとなりました。
今田さんは、金属活字の書体デザイナーではありませんが、今田さんの設計したデジタル書体のなかでも特に「正調明朝体 金陵」シリーズは、既存の金属活字には無い書体であり、エッジの効いた迫力のある書体で、樹脂凸版にして印刷をおこなえば活版印刷との相性も抜群。レタープレス・プリンターにもお勧めのデジタル書体としてたいへん好評を得ている書体です。
今回の講演会では、書体設計に関する技術的なお話はもちろん、今田さんがタイプフェイスデザイナーになったいきさつなどもお話していただきますので、活字書体について興味のある方も、あまりよくご存知ない方でも、それぞれに楽しんでいただける内容となっています。
たくさんのご参加をお待ちしています。

【講演の主要テーマ】
◎ 講師紹介「欣喜堂書体」の書籍装幀を中心とした使用例を紹介
◎ 漢字・和字・欧字書体の研究と分析、その混植への提案
◎ 欣喜堂漢字書体「正調明朝体 金陵」の設計意図とその展開
◎ 欣喜堂和字書体「まどか」の設計意図とその展開
◎ 欣喜堂書体関連資料の展示

【日 時】  2011年7月3日(日)
14:00より——終了予定16:00
(受付開始 13:30)

【会 場】  東洋美術学校C棟C-1教室
162―0067 東京都新宿区富久町2―6
アクセス・地図 はこちらから
・都営新宿線「曙橋駅」下車徒歩8分
・東京メトロ丸ノ内線「四谷三丁目駅」下車徒歩10分
・学校法人専門学校 東洋美術学校C棟(地下1FC1教室)

【参加費】
1,000円 (資料代・消費税込・当日会場にてお支払い)

【主  催】 [お申込み、お問い合わせ先]
株式会社 朗文堂 タイプ・コスミイク
160―0022 東京都新宿区新宿2―4―9
@メール : robundo@ops.dti.ne.jp
telephone 03―3352―5070
facsimile 03―3342―5160

講演会参加ご希望者様は、配布資料などの諸準備がございますので、6月21日までに、「今田講演会参加希望」の件名で、お名前、参加人数、ご連絡先をご記入の上、朗文堂宛、@メールでお申込みください。3営業日以内にお断りの返信が無い場合は、受付完了とさせていただきます。

【講師紹介】
今田欣一:活字書体設計者(1954年5月9日— )
1954年岡山県和気町生まれ。1977年九州産業大学芸術学部デザイン学科修了。同年株式会社写研に入社し、文字開発部デザイン課に勤務。さまざまな書体開発に携わった。1996年株式会社写研を退社し、翌年有限会社今田欣一デザイン室を設立して現在に至る。

成安造形大学【オープンキャンパス2011】

滋賀県大津市の成安造形大学のオープンキャンパスで、Adana-21Jをもちいた活版印刷の公開授業をおこないます。
同校のメディアデザイン領域グラフィックデザインコースの学生さんが活版印刷の授業を受講している様子を、高校生や保護者・近隣の住民の方々にご見学いただくという内容となっています。当日は大学を開放していますので、一般の見学者もワークショップの様子をご見学いただくことが可能です。関西在住のアダナ・プレス倶楽部の会員の皆さま、活版印刷愛好家の皆さまのご見学も大歓迎です。

成安造形大学 第2回【オープンキャンパス2011】
【特別企画】公開授業 活版印刷ワークショップ

予約不要 見学自由 参加無料
【日 時】 6月19日(日)13:00―14:30
【場 所】 成安造形大学 【   】
       滋賀県大津市仰木の里東4―3―1
       メディアデザイン領域 グラフィックデザインコース
       I棟3階演習室(I棟312)
【詳 細】 成安造形大学のwebsite【オープンキャンパス2011】をご覧ください


会員からのお知らせ

顔のはんこ 展
【史緒的似顔絵消しゴムはんこ】

会 期 2011年7月2日(土)―10日(日)
     平日10:00―22:00
     土曜12:00―21:00
     日曜12:00―18:00

会 場 珈琲&Jazz きっさこ
     東京都千代田区神田神保町2―24―3
 

 

銅夢版画展

 

会 期 2011年6月13日(月)―19日(日)
     11:00―19:00
     (初日は13:00から/最終日は17:00まで)
会 場 地球堂ギャラリー
     東京都中央区銀座8―8―6 銀栄ビル2F

会員からのお知らせ

陶と本 松本亜季節 展

会 期 2011年6月13日(月)―18日(土)
     13:00―20:00
会 場 森岡書店
     東京都中央区日本橋茅場町2―17―13
     第2井上ビル305号
 

 

東日本大震災チャリティー&原発NON!

 

会 期 2011年6月3日(金)―15日(水)
     12:00―20:00(最終日は17:00まで)
     9日(木)休み
会 場 free art space ポルトリブレ
     東京都新宿区新宿2―12―9 広洋舎ビル3階
 

 

おはなしに棲む動物たち
篠原晴美・たなか鮎子・ふくだじゅんこ 三人展

会 期 2011年6月7日(火)―12日(日)
     12:00―19:00(最終日17:00まで)
会 場 ギャラリーDAZZLE
     東京都港区北青山2―12―20 #101
 

 

『フィオーラとふこうのまじょ』

 

『VIVA!! カッパン♥』の表紙絵(銅版画)を描いてくださった「たなか鮎子」さん作の絵本です。
価格1,400円(税別) 講談社

【会員情報】 中島印刷所 活版印刷で リ・スタート

ふるさと富山の 「 いま 」 にこだわり、過去から未来を見つめる月刊誌 『 富山写真語 万華鏡 』。 その227号では 「 活字 」 をテーマに、アダナ ・ プレス倶楽部の富山県会員である 「 中島印刷所 」 さんの特集号となっていますのでご紹介します。

中島印刷所(富山県滑川市)

中島正彦さんは昭和29 年生まれ、現在も富山県の滑川市で奥様の伴衣 ( ともい ) さんと、夫婦二人三脚で活版印刷を続けておられます。
父の幸市さんが昭和28年に開業した活版印刷所を、正彦さんが引き継いだのは平成09年のこと、それまではほかの印刷会社で、活版印刷からオフセット平版印刷まで修行を積まれたそうです。


中島正彦さん、伴衣さん ご夫妻

中島印刷所さんの活版印刷機は 手差しの円圧機で、いままで A3 の印刷物から名刺までを、この一台でこなされてきたとのこと。
そこで、名刺の印刷用に 「 小回りが利いて 色替も楽な、小型の活版印刷機があれば……」  と探していたところ 「 Adana-21J 」 の存在を知り、昨年 Adana-21J を導入されました。
中島印刷01写真上) 名刺印刷用に購入された Adana-21J  写真下) 使いこまれた手差し活版印刷機
中島印刷菊四手差し活版印刷機02 中島印刷文選植字部03
活版印刷の全盛期、富山の活版印刷所のおもな仕事は、ときを同じくして隆盛であった 「 売薬 ( 家庭用配置薬 )」 関係の印刷だったそうです。
活版印刷は、「 薬売りの命 」 ともされる 「 掛場帳 ( 訪問先の住所 ・ 氏名 ・ 使用薬の種類 ・ 使用量 ・ 売買明細 ・ 家族構成や健康状態などを記す顧客リストのようなもの)」 や、精算書、伝票、厚袋、配布用のおまけ ( 食い合わせ表、人生訓、健康十訓、格言集 ) など、各売薬業者さんからの小口注文の印刷に適していました。

また、そのような印刷物に、木版をもちいて商標や屋号を入れる仕事も多く、年季の入った木版の一部は、今でも現役で使用されているそうです。 印刷物や印刷版から、富山県ならではのお国柄をうかがい知ることができるのも、特徴的でおもしろいところです。

【 写真 : 社団法人・日本写真家協会 会員 風間耕司 】

月刊 『 富山写真語 万華鏡 』 「 第227号  活字 」   定価500円
( 書店販売はしていません。 購入や詳細については以下におたずねください )
発行 : ふるさと開発研究所
930―0916  富山県富山市向新庄町1―5―3 ユニティ内
電話 ・ ファクシミリ : 076―45―8850
@メール : k_kaze33@ybb.ne.jp
URW : http://www.furukaze.com/

アダナ・プレス倶楽部会報誌 第13号完成

アダナ・プレス倶楽部の会報誌『Adana Press Club NewsLetter Vol.13』(Spring 2011)が完成し、会員の皆さまに配布いたしました。

会報誌の表紙は毎号、Adana-21Jを用いて1枚1枚手作業で印刷しています。そのため、会報誌の発行部数がいつも会員数ギリギリとなってしまい、発行直後の「今回も何とか会員数足りた!」という安堵感と、配布作業を終えた開放感から、会報誌の完成を、毎号すっかり、このアダナ・プレス倶楽部のブログニュースでご報告するのを怠ってしまいました。申しわけありません。
気がつけばもう13号。月日の経つのは早いものです。

『Adana Press Club NewsLetter Vol.13』 Spring 2011
表紙タイトル:18pt.バスカービル 活字
英詩部分:18pt.バスカービル・イタリック 活字
和訳部分:12pt.明朝体 活字
図柄部分:樹脂凸版

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・主な内容(目次)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・お知らせ   「活版凸凹フェスタ2011」開催中止によせて
・新商品    「レタープレス用周辺機材」のご紹介
・特別付録   「トロロアオイ」を育てましょう 【トロロアオイの種子付】
・豆知識13  「震災ニ負ケルナ !   活字ヨ !!」
・会員便り   「中島印刷所」(富山県)

『Adana Press Club NewsLetter』の定期購読をご希望の方は、会員登録 をお願いします。
なお、毎号バックナンバーの在庫がございませんため、会報誌の配布は次号からとなります。ご了承ください。

会員からのお知らせ

活版アートのチカラ展。

会 期 2011年5月28日(土)・29日(日)
     10:00―18:00
会 場   【第1会場】大伸印刷ガレージ
     東京都台東区台東2―17―4
     【第2会場】ハワイアンカフェ「サルブ」
     【第3会場】手打萬蔵そば「尾張屋」
 

 

尾田美樹 展

 

会 期 2011年5月6日(金)―31日(火)
     12:30―18:30
     日・月・第3土曜日 休
会 場 ウィリアム モリス 珈琲&ギャラリー
     東京都渋谷区渋谷1―6―4 The Near 青山2F
 

 

マメ版画まつり in 丹沢アートフェスティバル

会 期 2011年5月1日(日)―30日(月)
     12:00―22:00
     火曜定休
会 場 ぶらっすりー千元屋 ギャラリースペース
     神奈川県秦野市曲松2―7―7
 

 

岡澤加代子版画展 このかたちたち2011

 

会 期 2011年5月30日(月)―6月4日(土)
     12:00―19:00(最終日は17:00まで)
会 場 gallery 福果
     東京都千代田区神田神保町1―11―2F

活版カレッジ第9期生募集

おまたせしておりました
「活版カレッジ」第9期生の募集をおこないます。
朗文堂/アダナ・プレス倶楽部の直接指導により
活字版印刷術の知・技・美の三領域をバランス良く学べます。

今期は木曜日夜間部のみの開催となります。
募集定員が極少数の講座となりますので、
希望者多数の場合には、次期講座での受講を
お勧めする場合がございます。ご了承ください。

活版カレッジ第9期
木曜日コース(夜間部) 19:00-22:00
3ヶ月(毎月3回)、全9回
2011年
06月02日        活字版印刷概論
06月09日        和文端物組版
06月16日        文選
07月07日        和文ページ物組版
07月14日        和文と欧文の違い
07月21日        欧文書体の歴史
08月04日        欧文スペーシング
08月11日        多色刷り1
08月18日        多色刷り2

【定  員】 4名(受付完了順)
【受講料】 66,000円(税込、教材費込)
《受講料を全額納入いただきました方から、受付完了とさせていただきます》
【教  室】 朗文堂/アダナ・プレス倶楽部 4F-B

受講をご希望の方はアダナ・プレス倶楽部の@メールまで
下記の事項をご連絡ください。

1.「活版カレッジ」受講希望
2.お名前
3.ご連絡先 郵便番号、ご住所、電話番号、@メールアドレス
4.活版印刷のご経験の有無

その他、お差し支えなければ、性別、ご年齢などもお書き添えください。各回の基本的な指導内容は統一させていただきますが、参加者それぞれのご経験やご関心をお教えいただければ、できる限り講習内容として反映いたします。
《お教えいただいた情報は、朗文堂/アダナ・プレス倶楽部の内部だけで使用します》

皆さまのご参加お待ちしております。

活版凸凹フェスタ2011 開催中止

活版凸凹フェスタ2011 開催中止のお知らせ

KAPPAN DECO BOCO FESTA 2011

東北地方太平洋沖地震のため
開催の中止をお知らせします

かつてないおおきな地震が東日本全体をおそいました。東北地方太平洋沖地震によって犠牲となられた皆さまに謹んで哀悼の意をひょうしますとともに、被災された皆さまに謹んでお見舞い申しあげます。

例年ゴールデン・ウィークの期間中に開催され、ご好評をたまわりました「活版凸凹フェスタ」ですが、本年も4月30日[土]-5月3日[火・祝日]、会場も同じ日展会館にて、ファイン・プレスの祭典として「活版凸凹フェスタ2011」の開催準備をすすめてまいりました。

本年は出品者・出展社の規模が拡大し、そうした皆さまの意欲を背景に、小社としては、ギリギリまで減灯下でも開催する方向で検討を重ねてまいりましたが、現下の電力/交通事情と、なによりも原子力発電所による社会不安が拡がっており、これらの諸事情に配慮して、「活版凸凹フェスタ2011」の開催を中止することにいたしました。

意欲に燃えて準備をすすめられていた出展者・出品者の皆さまと、例年「活版凸凹フェスタ」をご支持・ご観覧いただいております皆さまにはご期待に添えず、まことに申し訳なくぞんじます。なにとぞ事情をご賢察、ご了承賜りますようお願い申しあげます。なお、現下の社会不安を払底したあかつきには、「活版凸凹フェスタ2012」として、ぜひとも、同季節・同会場での開催を実現いたしたく、引き続き準備を重ねてまいります。今後とも活版愛好家の皆さまのご支援・ご協力をお願い申しあげます。

第9回 活版ルネサンスフェア 中止のお知らせ

3月25日[金]・26日[土]に開催を予定しておりました「第9回 活版ルネサンスフェア」ですが、地震の影響により、中止させていただくことになりました。

地震の被害にあわれました皆さまに心よりお見舞い申し上げますとともに、一日でも早く心穏やかに過ごせます日が訪れますようにお祈り申し上げます。