スイスで活躍されている活版印刷造形家、ロマノ ・ ヘニ (Romano Hänni , 1956-)さんが来社されました。
同行されたのは、プリント・ギャラリー主宰者 : 阿部宏史さん、ヘニさんのご子息夫妻でした。
ヘニさんはお若いころから活版造形家として活躍され、スイスの印刷ジャーナル 『 TM , Typografische Monatsblätter , 1992 No.2 』 の表紙を飾り、本文中でも大特集をもって紹介されていた、本格派の活版印刷造形者 ≒ タイポグラファです。
下掲図版02点は長年にわたる架蔵で、いささかタバコ燻蒸 ?! されていますが、その 『 TM 1992 No.2 』 です。また見開き図版は右側の一部が欠けていることをお断りいたします。
ことばの壁はいくぶんあったにせよ、そこはタイポグラファ同士ですので、ロマノ ・ ヘニさんご一行とのおはなしはおおいに弾みました。
そしてロマノ ・ ヘニさんとの作品交換、シグネチュアの交換、情報交換と、にぎやかに、そしてなごやかに、時間は過ぎていきました。
下掲図版は <limArt 活版印刷による本 2008年08月12-24日>の展覧会告知はがきです。
このころから阿部宏史さんのご努力もあって、わが国でもようやく、ロマノ ・ ヘニさんの作品とお名前がひろく知られるようになり、さらに二回にわたる <print gallery タイポグラフィックノート/ロマノ ・ ヘニ > が開催されましたので、皆さんにもおなじみのかたになりました。
【 ロマノ ・ ヘニ氏 URL : Romano Hänni Studio for Design 】 鮮明画像がたくさん掲載されています。
【 関連情報 : print gallery タイポグラフィックノート II/ロマノ ・ ヘニ 】