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【展覧会】三鷹市美術ギャラリー|三鷹天命反転中!! ── 荒川修作+マドリン・ギンズの死なないためのエクササイズ|Reversible Destiny NOW: Arakawa and Madeline Gins’ Exercises for Not Dying|’25年3月22日-5月18日|終了

三鷹市美術ギャラリー
三鷹天命反転中!! ── 荒川修作+マドリン・ギンズの死なないためのエクササイズ
Reversible Destiny NOW: Arakawa and Madeline Gins’ Exercises for Not Dying
会  期  2025年3月22日[土]- 5月18日[日]
会場案内  三鷹市美術ギャラリー
      〠 181-0013 東京都三鷹市下連雀3-35-1 CORALコラル5階
      電話 0422-79-0033  ▷ アクセス
開館時間  10:00 - 20:00(入館は19:30まで)
休  館  日  月曜日(5月5日は開館)、4月10日[木]、5月7日[水]
観  覧  料  一 般 1,000円 / 65歳以上・学生 (大・高) 500円 / 中学生以下 無料
      * 障害者手帳等をお持ちの方と付添の方1名は無料
      * 三鷹天命反転住宅見学会チケットをお持ちの方は本展観覧料(一般)2割引
      * チケット各種・割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照。
協  力  荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所(株式会社コーデノロジスト)
      Reversible Destiny Foundation
      関西大学環境都市工学部建築学科都市設計研究室
主  催  三鷹市、公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団
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三鷹市を東西に走る通称・東八道路。多くの車が利用するこの道路沿いに、ひときわ目を惹くカラフルな建物があります。鮮やかな14色の円柱形や立方体で構成されたこの建築物は、ニューヨークを拠点に活動した荒川修作+マドリン・ギンズが企画、デザインした《三鷹天命反転住宅 In Memory of Helen Keller》です。2005年に完成して今年で20年目を迎えるこの集合住宅は、現在では三鷹のランドマークの一つとして定着し住居やオフィスとして利用されています。

名古屋で生まれた荒川修作(1936-2010)は、1957年「第9回読売アンデパンダン」展へ初出品しアーティストとしての経歴をスタートさせました。ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ設立にも参加しますが早期に脱退し、1961年以降は活動の場をニューヨークに移します。ダダの巨匠マルセル・デュシャンとの交流を経て、図式絵画(ダイアグラム)を制作。さらに当地で出会ったマドリン・ギンズ(1941-2014)と共に、1963年から「意味のメカニズム」という知覚に関する思考実験を行い、世界的な評価を確立します。
荒川は、幼少期から人間の死に対する強い恐れと生命への関心を抱き、生涯を通してこのテーマに向き合いました。天命(宿命)に従う生き方から脱し、与えられた世界から自由になることを目指して、カンヴァスからインスタレーション、建築へと活動の場を拡大していきます。後年には自らを「コーデノロジスト-Coordinologist」と称し、芸術・哲学・科学の総合と、その実践を目指すものとして、天命反転都市という社会実験の実現にむけて活動しました。

本展では、《三鷹天命反転住宅 In Memory of Helen Keller》にいたるまでの、荒川 + ギンズの活動の軌跡を振り返るとともに、なぜ、どのようにして三鷹の地にこの住宅が誕生したのか ── を紐解いていきます。荒川 + ギンズが挑んだ数々のプロジェクトは、彼等が没した後も、私たちに新たな世界への視点を示してくれるのではないでしょうか。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 三鷹市美術ギャラリー ]   
[ 関 連 : Art 瓦版 アート・アーカイヴ資料展XXVII「交信詩あるいは書簡と触発:瀧口修造と荒川修作/マドリン・ギンズ
    ◉ 慶應義塾大学アート・センター 会期:2025年 3月17日[月]- 5月30日[金]
[ 参 考 : 岐阜県養老町養老公園 養老天命反転地 “予想もつかない不思議” と出会う! 巨大な体験型アート作品 ]