青森県立美術館
青森県立美術館開館20周年
装飾する魂 ユーロ=アジア世界をつなぐ文様の宇宙
── 縄文、ケルトから、ねぶたまで 展
会 期 2026年7月11日[土]- 9月27日[日]
休 館 日 7月27日[月]、8月17日[月]、8月31日[月]、9月14日[月]
開館時間 9:30 - 17:00(展示室への入場は閉館30分前まで)
会 場 青森県立美術館
〠 038-0021 青森県青森市安田字近野185
TEL 017-783-3000 FAX 017-783-5244 ▷ 交通・アクセス
入館料金 一 般:1,700円 大学生:1,200円 18歳以下及び高校生:無料
* チケット各種・割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照。
後 援 青森放送、青森テレビ、青森朝日放送、東奥日報社、デーリー東北新聞社、
陸奥新報社、青森市教育委員会、五所川原市教育委員会
学術協力 立教大学、青森県立郷土館
助 成 芸術文化振興基金、公益財団法人花王芸術・科学財団、
公益財団法人三菱UFJ信託地域文化財団
後 援 アイルランド大使館、日本ケルト協会、青森県教育委員会、
青森市教育委員会、函館市教育委員会、東奥日報社、デーリー東北新聞社、
陸奥新報社、青森ケーブルテレビ、エフエム青森
主 催 装飾展実行委員会(青森県立美術館、青森放送、青森テレビ、
青森朝日放送、青森県観光国際交流機構)
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人はなぜ「飾る」のでしょうか。「装飾」、それは数万年以上前から、人類・人間が、明日への「希望と祈りの美」を創造する営みとして伝えられてきました。世界の装飾文化に深い考察を巡らせてきた、多摩美術大学名誉教授・鶴岡真弓氏を監修に迎えて開催する本展は、ヨーロッ パの「ケルト」装飾写本から、「世界文化遺産:北海道・北東北の縄文遺跡」の土器・土偶の数々、アイヌやナナイなど北方の民の精神世界を照らし出す衣装や宝飾品、さらには棟方志功の「板画」、そして「ねぶた」、と「西の極み・ケルト」から「東の極 み・日本」まで、珠玉の「装飾/文様の宇宙」を、鶴岡氏が提唱する「ユーロ=アジア世界」の広がりの中に輝かせます。
\ 監修者:鶴岡真弓のことば /
――「ホモ・オルナートゥス-飾る人」の発見 ――
私たち人類・人間は、「ホモ・サピエンス-知恵の人」と呼ばれますが、「ホモ・ファベル-作る人」であり、さらに輝く美を「生の営み」のなかに創り出してきた、創造的な「ホモ・オルナートゥス-飾る人」として生かされてきました。
昔も今も私たちの「飾る営み」は、「身体」「服飾」「建築」「インテリア」「庭園」「環境」まで、聖と俗の両方の空間に連綿と創り続けられ、その営みは止むことなく再生され持続されています。
地球の生命が疲弊し、国際社会が昏迷する今、遥か、いにしえの人々が宇宙・自然に「生かされている」ことに感謝し創造した「装飾的思考」を、根源から発揮する時が来ているのではないでしょうか。
夏の朝に咲く朝顔の蔓草を文様にした人々。星の輝きを布に刺してきた先人たち。生きとし生けるものの死をも乗り越えていこうとする「装飾する魂」。それは人類の生き方が問われる現代にこそ、この地上で発揮され、新たな希望を創出する時を迎えていると思います。
>監修者: 鶴岡真弓 つるおか・まゆみ<
多摩美術大学名誉教授。芸術人類学者。早稲田大学大学院修了。アイルランド、ダブリン大学トリニティ・カレッジに留学。東北芸術工科大学、立命館大学、多摩美術大学教授、芸術人類学研究所所長、同美術館館長などを歴任。ケルト芸術文化&ユーロ=アジア生命デザイン交流史研究家。西はアイルランドから、中央ユーラシア、シベリア、日本列島に至る民族の装飾文化・文様を調査。主著に『ケルト/装飾的思考』『ケルト美術』『装飾の神話学』『装飾する魂』『ケルト再生の思想』『すぐわかるヨーロッパの装飾文様』『装飾デザインを読みとく30のストーリー』『渦巻の芸術人類学:死と再生のスパイラル』、主訳書に『ケルズの書』『古ヨーロッパの神々』ほか多数。ドキュメンタリー映画『地球交響曲/ガイア・シンフォニー』(1992年)『フィシスの波文』(2024年)でもケルトや日本の文様美術を紹介。
\ 展示内容 /
本展は、地上に偏在する装飾表現を、ユーロ=アジア世界の西はアイルランドのケルト美術から、東は日本列島の縄文、ねぶたまでをつなぐ、8つの章で構成されています。
【第1章】ケルト装飾写本: 驚異のミクロコスモス —キリスト教と異教を越えた「文様と文字」
【第2章】 棟方志功とケルト文様の邂逅 —北方の稠密(ちゅうみつ)
【第3章】 装飾の生命力と呪術 —北東アジアと中央ユーラシアの美術工芸
【第4章】 精霊たちの参道 —小像にうごめくアニマの力
【第5章】 渦巻の神秘:日本の「縄文」とアイルランドの「巨石」—ユーロ=アジア世界の東西にみる先史文様
【第6章】 生命論としての「装飾/文様」 ―今和次郎の原点「卒業制作」作品群
【第7章】「蝦夷錦」と「北のシルクロード」 —北方民族の交易と装飾
【第8章】「ねぶた」:祈りの大灯篭 ―ユーロ=アジア世界をつなぐ「龍/雲」と「三つ巴文様」
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 青森県立美術館 ]
{ 住吉餘錄 }青森県立美術館と三内丸山遺跡センターは、徒歩での相互訪館が可能なほど近接しています。
◇ 青森県立美術館 寸描 ── 写真:同行二人




《あおもり犬》 青森県立美術館にある奈良美智〔なら よしとも 1959- 青森県弘前市出身〕氏作の巨大な白い犬の立体作品。高さ約8.5メートル、幅約6.7メートル。隣接する三内丸山遺跡を意識して、埋まった姿が特徴の人気作品。冬は雪が積もり、四季折々の表情を見せるフォトスポット。同館「八角堂」の内部には、これも奈良美智作の《Miss Forest / 森の子》がある。高さ約6m以上の乳白色のブロンズ像で、天に向かって伸びる一本の木のような頭部を持つ。大地や空の波長を感じ、森と対話する。作家は「森の子の周りを歩いてみて、大地や空の波長を感じてほしい。うまく波長が合えば、森の子と交信できるかもしれない」とコメントしている。もうひとつ、同館と三内丸山遺跡センターとは徒歩相互訪館ができるほど近接している。





