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朗文堂 News

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26 July 2008

2008 07 26 朗文堂 News

コンクリート・ジャングル新宿村にも、蝉しぐれが聞こえます。朗文堂の裏庭(ひとは新宿御苑と呼びますが……)の杜を散策すると、一面蝉しぐれ。夏、まっさかり。佳い季節です。皆さま、お元気ですか ?

ところで、昨年、今年と、どうしたわけか、街路樹のハナミズキ(花水木)と、サルスベリ(百日紅)があまり花をつけません。桜花の喧騒が終わったころ、白と薄桃色のおおきな苞葉につつまれて、可憐な花をつけていた花水木でした。そして百日紅も、いまの季節ですと燃えるような深紅の花弁をいっぱいにつけて、それこそ 100 日ほどの長い間、眼を愉しませてくれる街路樹でした。

それでも路地裏のコンクリートの割れ目などのあちこちに、カタバミ(酢漿草)がひっそりと繁茂していました。酢漿草は黄色の五弁の花をつけ、葉は夜には閉じています。そんな酢漿草でしたが、ここのところの暑さで息絶えてしまいました。それでもクローバーにも似た酢漿草は、しぶとく鞘状の花実をつけ、ポンと弾けるように種子をとばします。またその葉は真鍮を磨く秘密兵器でもあります。すでに種子を落とし、葉も赤茶色に変色していますが、来年の早春には元気溌剌、あちこちから芽吹いてくることでしょう。

悪い癖です……。余談が長くなりました。例によってお知らせがいくつかございます。

朗文堂のふたつの Website がゆっくりとリニューアルしています。


現在朗文堂にはふたつの Website があります。ひとつは新設事業部の「アダナ・プレス倶楽部」のためのもので、深みのある緑色、ブリティッシュ・グリーンが基調色です。そしてもうひとつは従来からあるウォーム・イエローを基調色とした「朗文堂 Website」です。

当時、徳島のジャストシステムのコンサルタントをしていた関係で、「朗文堂 Website」の開設はふるく、せっかく開設したものの、まだ閲覧者がほとんどいないという時代のサイトです。もちろん作成ソフトウェアもふるく、IT 時代の時計でいったら「前世紀の遺物」とされかねないサイトでした。

それでも使いかっての悪いソフトウェアで、苦心惨憺 Website を作成してくれたスタッフの努力をおもうとき、なかなかリニューアルに踏み切れないでいました。

「アダナ・プレス倶楽部」の Website は、開設から新宿私塾修了生で Web Designer の廣瀬玲哉さんにお願いしてきました。そしていま、廣瀬玲哉さんにお願いして、ふたつのサイトを太いパイプで連結し、併せて、ゆっくり、のんびり、「朗文堂 Website」のリニューアルをお願いしています。

欣喜堂/朗文堂 組版工学会の共同開発の新書体

「四川宋朝体 龍爪」の新発売がせまりました。


《欣喜堂 Digital Typefaces シリーズ第 7 ! 四川宋朝体 Combination 3 の最後の修整とアッセンブリー作業が展開中です。間もなく robundo type cosmique のページでご紹介します。

アダナ・プレス倶楽部 会報 Vol.2 が間もなく配布を開始いたします。


アダナ・プレス倶楽部会員に向けた情報誌『会報 Vol.2』の印刷作業が展開中です。ところがテクストの分量が多すぎて、せっかく準備した写真は 1 点もはいらないというトホホなことになってしまいました。

また好評連載「活字は小粒でピリリと重い 活字の大きさのおはなし (2) 」にいたっては、会員の皆さんには、もしかすると「拡大コピー」をとって見ていただくしかないほどギッシリとテクストが詰まっています。

アダナ・プレス倶楽部会員は 100 名を越え、残念ですが『会報 Vol.1』はすでに在庫切れといった嬉しい悲鳴状態です。暑さにまけず、アダナ・プレス倶楽部では「カッパン・ルネサンスフェア」ほか、意欲的にイベントや特別企画を準備中です。リンク先のアダナ・プレス倶楽部のサイトにもご注目ください。

アダナ・プレス倶楽部: http://www.robundo.com/

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160-0022 東京都新宿区新宿 2-4-9 中江ビル 4F

telephone 03-3352-5070 , facsimile 03-3352-5160

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