2007 年 05 月
新宿御苑の新緑が鮮やかです。
再開発された煉瓦通りも面目一新!
新宿駅南口から朗文堂へのアプローチは、うらぶれた映画館の裏側で、工事現場だらけの道をぬってきていただきました。このたびようやく第一期工事が完成して、電柱・電線がない、すっきりした景観の通りに生まれ変わりました。新宿御苑も見通しが良くなり、新誕生した「丸井シティ」もなかなかお洒落です。
こうして遅れていた新宿東地区の再開発は、朗文堂の一歩手前、世界堂の角まできました。それでもわが新宿二丁目周辺は、相変わらず雑然としたままポツンと取り残されています。その奇妙な対比もなかなか見ものではあります。
ですから新宿御苑の新緑を楽しみ、モナリザが仰天して口を開けている画材店にはない情報・商品を求め、朗文堂にも足をお伸ばしください。
風合いのある用紙をお探しのかたへ
用紙の選択は頭が痛いものですが、楽しいものでもあります。「蝶番式プラテン小型活版印刷機 Adana-21J 」を創ったために、その関連資材の一環として、極めて特殊な洋紙の特約販売店となっています。とりわけ、柔らかく、ヨーロッパ調の味わいのある「四方耳付きコットン紙」(スペイン/アルパ社製・ベルギー/クラウンミル社製)は、他店では入手しがたい逸品ばかりです。
和紙の耳付きは比較的入手が容易ですが、どことなく民芸風になりがちです。ところが両社の洋紙はあくまでも綿ボロ 100%のコットン紙で、しかも工匠による手作りですから、書写用、高級ステーショナリー、そして印刷用紙としてもヨーロッパ調を演出してくれます。
サイズは A3 以下名刺サイズまでで、封筒加工したものもありますが、幾分高額ですし、なによりも耳付きですから、一般のオフセット平版印刷には不向きかもしれません。
したがって、ご面倒でも実物を見ていただき、感触・風合い・厚み・耳の揃え方などをご覧いただきませんと、これらの特殊なステーショナリー洋紙の使途や魅力はご理解いただけないかもしれません。
そのためには朗文堂で両社の見本紙を実見できますし、色調や感触も確認できます。また、わずかですが印刷見本も用意しました。一部の商品は取り寄せになりますが、1 週間程度で入手できます。
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また名刺・はがき・事務用用紙メーカー「山櫻」は、人間国宝の紙漉師による超高級名刺用紙を開発するなど、ここのところ積極展開をはかっています。こちらもやはり朗文堂が特約販売店となっています。
かつてのイメージで「山櫻」はできあいの事務用かと思っているかたも多いと存じますが、印刷・プリンター適性に配慮し、利便性とコスト・パフォーマンスにすぐれた新製品のラインアップは圧巻です。すべての「山櫻商品見本帳」を用意していますので、一度ご覧になってみてください。
島屋政一著『本木昌造伝』を特別廉価販売します。
活字と書物の来し方、行く末を考えるために---すべての情報産業人に捧げます---として朗文堂愛着版『本木昌造伝』を刊行したのは 2001 年 8 月でした。現在倉庫の在庫はワン・パレットをきるところまでご愛読いただきました。
ところが、ほとんどが一旦取次・書店を往復したために、スリップ・ケース、書物そのものは新品のままですが、輸送函の一部に損傷がみられます。そこで板倉雅宣氏のご協力をいただいた索引を添附し、思い切った価格でご提供することにしました。詳細は 特別廉価販売書籍 をご覧ください。
ヘルムート・シュミット氏の展覧会が予定されています。
皆さんご存じのヘルムート・シュミット氏の展覧会が ggg ギャラリーで予定されています。「デザインは姿勢だ design is attitude 」と謹厳にかたるシュミット氏の言動には、いつも襟をただされる思いがします。
2007 年 5 月 8 日-5 月 30 日
ギンザ・グラフィック・ギャラリー
詳細/ http://www.dnp.co.jp/gallery/
株式会社 朗文堂
〒160-0022 東京都新宿区新宿 2-4-9 中江ビル 4F
telephone 03-3352-5070 , facsimile 03-3352-5160
http://www.robundo.com/, typecosmique@robundo.com » send email
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