《 活字と製本! アダナ ・ プレス倶楽部会員/田中智子さん ・ はな工房 》
ともかく活字、それも新鋳造活字が大好きな田中智子さん。 工房名は 「はな工房」 です。
活版印刷と箔押し機を駆使しての製本にも熱心です。
そんな活字へのこだわりのひとつが、上掲写真のオリジナル活字で、すべて原図設計から活字鋳造までを、みずから手がけ、たちあって製造したものです。
【 田中智子 ・ はな工房 オリジナル活字 】
活字パターン/五号活字母型/五号活字/初号活字母型/初号活字
【 関連情報 : 台湾でつくった CAD方式活字母型と 初号活字 】
【 関連情報 : 花筏 タイポグラファ群像*004 安形文夫 】
【 テーマ 】 活版印刷と製本
【 作品名 】 『 かごっまことば 』
【 作者名 】 印刷 ・ 製本 : 田中智子 ( はな工房 )
【 版式 ・ 技法 】 文字 ・ 他 : 凸版 ( 活字版印刷 )
【 テーマ 】 活版印刷と製本
【 作品名 】 『 MY TYPE 』
【 作者名 】 印刷 ・ 製本 : 田中智子 ( はな工房 )
【 版式 ・ 技法 】 文字 : 凸版 ( 活字版印刷 )
【 テーマ 】 活字を使った箔押
【 作品名 】 『 栞 』
【 作者名 】 田中智子 ( はな工房 )
【 版式 ・ 技法 】 箔 押
【 参考展示 】 箔押しと製本
【 作 者 名 】 田中智子 ( はな工房 )
貴重書を複製し、上製本として仕立てたもの。
<Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO>の会場では、田中智子さん、石田恭子さんのおふたりに、おもに受けつけを担っていただきました。
それでも、くり返し、くり返し到着する、老若男女の団体 のお客さまで、印刷実演部隊や解説担当部隊が手いっぱいになると、そこはベテラン会員です ―― 即刻滞留箇所に応援に駆けつけるこころづよいおふたりでした。
左) 田中智子さん。 右) 石田恭子さん。
<来場記念カード印刷体験>
──────────── 【 テーマ 】 フォトティポ ( 写真と活版印刷 )
【 作品名 】 『 モンヨウ誕生記念 』
【 作者名 】 印刷 ・ 製本 : 文香-Fumikou-( 栃木香織 )
【 版式 ・ 技法 】 文字 : 凸版 ( 活字版印刷 ) 図版 : 凸版( 樹脂凸版、ゴム版画 )
Fumikou は、Photographer 上野 隆文と、Designer 栃木 香織が写真作品を制作するユニットです。
もっかご一家は、長男 : 紋暢クンの育児のまっさかり。 紋暢クンはアダナ ・ プレス倶楽部のアイドルでもあります。
保育園行事とかさなって、<Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO> での鹿児島行きは無念の断念となりましたが、育児記録ともいえる作品での参加でした。
【 詳細情報 : 文香-Fumikou- 】
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【 テーマ 】 書籍印刷所とグラフィックデザイナーによる活版印刷
【 作品名 】 『 やがて秋茄子へと到る 』 堂園昌彦著 港の人刊
【 作者名 】 アートディレクション ・ デザイン : 関 宙明 ( ミスター ・ ユニバース )
活字組版 ・ 活字版印刷 : 豊文社印刷/オフセット印刷 ・ 製本 : 創栄図書印刷/箔押 : 真美堂手塚箔押所
【 版式 ・ 技法 】 文字 : 凸版( 活字版印刷 )
A5判変型 フランス装 本文金属活字活版印刷
第48回造本装幀コンクール日本印刷産業連合会会長賞受賞作品。東京国際ブックフェア、フランクフルト ・ ブックフェア展示作品。
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グラフィックデザイン事務所であるミスター ・ ユニバースは、Adana-21J をもちいた活版印刷部門 ユニバーサル ・ レタープレスでのみずからの活版実践をもとに、その経験を本職であるグラフィックデザインにも活かし、活版印刷所とのコラボレーションによる書籍づくりにも展開している。
【 詳細情報 : ミスター ・ユニバース 】
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【 テーマ 】 読む本 ・ 作る本 すぎもと あきお 小型本の世界
【 作品名 】 『 芥川龍之介の遺書 』/『 菊池寛 』/『 実語教 』/『 盈満の咎 』/『 盈満の咎 弐 』/『 マーク ・ トウェインの箴言集 』/『 子規随筆 』/『 黒猫 ・ 餅饅頭 』/『 橘曙覧 独楽吟 』/『 老人 』/『 死生に関するいくつかの断想 』/『 舞鶴心中の事実 』/『 冬日の窓 』/『 老嬢物語 』/『 我が子の死 』/『 漢詩抄 』/『 狂訳 小倉百人一首 』
【 作者名 】 印刷 ・ 製本 : すぎもと あきお( ぢゃむ )
【 版式 ・ 技法 】 文字 : 凸版 ( 樹脂凸版 )
ともすると小型本の製作者は、なにより小型であることと、装本のおもしろさにこだわりがつよいあまり、その内容や、読書のための判別性と可読性を失っていることがみられますが、たとえ小型本であろうと、テキストを厳選し、みずからも読み、読者にも読んでもらえるようにこころがけながらつくることをたいせつにしています。
【 リンク : アダナ・プレス倶楽部ニュース 杉本昭生 小型本の世界Ⅰ 】
【 リンク : アダナ・プレス倶楽部ニュース 杉本昭生 小型本の世界Ⅱ 】
【 リンク : アダナ・プレス倶楽部ニュース 杉本昭生 小型本の世界Ⅲ 】
【 リンク : 活版 à la carte 杉本昭生 小型本の世界Ⅳ 】