朗文堂 アダナ・プレス倶楽部 こんな時代だから、活版印刷機を創ってます。

以前のアダナ・プレス倶楽部ニュースです。
現在はブログにてお知らせしております。

ニュース No.021 【アダナ・プレス倶楽部便り】

Adana-21J in IGAS 2007

IGAS 2007 いよいよ開催  E417 でお会いしましょう !

印刷のプロをも唸らせる、様々な挑戦を日替わりで展開します。

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さあ、IGAS 2007 がいよいよ開催されました。既報のとおり IGAS 4 年に 1 度開催される印刷界最大のイベントです。

アダナ・プレス倶楽部は 9 19 日に機材や書物を搬入し、20 日は展示と実演の準備にあたりました。搬入の合間にまわりを見わたすと、どのスタンドも贅と工夫を凝らしたまばゆいものばかり。素晴らしい印刷機材ショーになることは間違いありません。

わがアダナ・プレス倶楽部はあくまでも小池製作所のスタンドの軒先をお借りしての展示ですから、そう派手なことはいたしませんが、10 万人をはるかに越えると予想される来場者、それも多くは印刷のプロに対して、

「こんな時代だから、活字版印刷機を創っています」

と、素朴に、愚直に語りかけたいと考えています。

スタンドはひかえめですが、展示と実演は豊富で多彩な内容でお待ちしております。

実演は連日、14 時–16 時に日替わりメニューで行います。

  • Adana-21J の能力・精度・可能性を、印刷のプロにもトコトンご納得いただきます。

  • Adana-21J を用いた型押しや浮き出しなどの新技術をトコトンご披露いたします。

  • 新発売のカッパン好適用紙「エンブレイス」を紹介し、実演にもトコトン使用いたします。

  • 「本木昌造活字復元プロジェクト」で完成した「和様三号平仮名活字」を展示・印刷実演いたします。

  • 朗文堂 book cosmiquetype cosmique とも連動し、多彩なタイポグラフィ情報の提供も行います。

などなど、どうぞお楽しみに!

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「和様三号平仮名活字」は、明治最初期に長崎の本木昌造らのグループによって造られ、その「種字」は長崎諏訪神社の資料館「長崎諏訪の杜文学館」に現在も所蔵されており、わが国独自にして、最初の本格的な活字書体とされています。

この種字をもとに、株式会社モリサワと長崎本木昌造顕彰会が中心となって、「本木昌造活字復元プロジェクト」が展開され、その記録は『日本の近代活字—本木昌造とその周辺』にまとめられています。

こうして復元された活字母型をもとに、新たに鋳造されたピッカピカの「和様三号平仮名活字」を、株式会社モリサワ、NPO 法人近代印刷活字文化保存会のご協力のもと、今回の IGAS 2007 で、アダナ・プレス倶楽部が展示・印刷実演を行います。

Robundo Publishing Inc. Tokyo JAPAN