2008 年 08 月 19 日
甲子園の高校野球も気になるし、オリンピックも見たいし……。で、TV の前でゴロゴロしながらチャンネルを動かしていただけ。勝てば嬉しいし、負ければ悔しいし、TV に一喜一憂するだけで疲れてしまった夏休みでした。
それより空をみていただけの時間が長かったかもしれません。このわずかな休みの間に、低くたれこめた黒雲がだんだんたかくなり、真っ白な入道雲になり、そして驟雨が襲う。翌朝は東京爽秋。高い筋雲が白い尾をひいています。
わずかなベランダ菜園の、かいわれ大根、はつか大根はまだ芽のうちから生食し、食べ残しを植えた里芋やジャガイモも元気に芽をだしています。ガーデニングを志し、ブリティッシュ・ガーデンのように草花に溢れた花壇にしようとおもったのはすっかり忘れ、いまや、ネギ、ニンジン、アスパラ、バジリコ、四角豆などが繁茂する雑草菜園と化しています。赤・青・黄色の花々に彩られた花壇を夢見たのは幻でした……。
なんとなく、きょうから後半戦のはじまりのような気分ですが、考えてみると、あと 4 ヶ月チョットで新年を迎えます。それでも「朗文堂の後半戦」は企画・イベントが目白押し。頑張ります、例によってお知らせがいくつかございます。
朗文堂の夏休みが終わりました。後半戦に向けてリフレッシュ。
土日を入れて、5 日間の夏休みでした。お客さま各位にはご迷惑をおかけしましたが、社員一同リフレッシュ。
残念だったのは、きわめて親しい書店が 7 月 31 日に「民事再生手続」にはいったことでした。その通知は 7 月 31 日 17:30、すなわちどこの社も、何の手も打てない時間に、ファクシミリの一斉同送で届きました。この書店チェーンはたまたま、朗文堂が出版事業部を創設したころに本格的にデザイン書を手がけられ、社員の皆さんとも親しくおつきあいしてきました。それが 4 年前に一度「民事再生手続」され、今回ふたたび不幸が襲いました。
この間、親しい仲間の皆さんの何人かは社を去りましたが、昨年も「ABC dé タイポグラフィ」を開催するなど、デザインの振興に向け、歩みをともにして踏ん張ってまいりました。そして、これからまた出版事業部がまた元気にやろうと準備の最中の不幸でした。
そのほかにも、京都・札幌・広島・金沢・福岡などの、朗文堂書籍を支援していただいた、本当に書物を愛し、読者を大切にされてきた書店様の多くが、転廃業に追い込まれています。そんななかでの専門書籍出版の難しさを考えさせられる今日この頃ではあります。
実践活字母型彫刻 ── 感動創造の旅のご案内。
詳細: http://www.robundo.com/adana-press-club/news/news039.html
百聞は一見に如かず……、一見は体験に如かず ? 朗文堂 アダナ・プレス倶楽部特別企画「実践活字母型彫刻」の参加者を募集中です。
活字原図製作 →パターン製作 → ベントン型活字母型彫刻機で自分で彫刻
そんな得難い体験を企画しました。そしてこの企画はさらに次のアッと驚くプロジェクトにつながっています。作業の特殊性から参加者は限定されます。お申込みはお早くどうぞ。
活版カレッジが満員になりました。9 月から第 1 期がスタートします。
詳細: http://www.robundo.com/adana-press-club/technical-guidance/
夏休み中もカリキュラムの充実と準備に余念がなかった活版カレッジは、昼間部・夜間部とも満員となり、第2期への予約も相当数いただく人気ぶりです。
一桁も二桁も違う本格派の「活版カレッジ」をめざして、ますます精進を続けます。皆さまのかわらぬご支持を期待します。
孫明遠氏講演会、間もなく満員となります。お申込みをお急ぎください。
詳細: http://robundo.com/robundo/news/study-group5.html
漢字という文字記号を共用しながら、あまりに情報が少なかった中国近世の活字書体事情です。その間隙を埋め、これからのタイポグラフィの振興に向けて、極めて示唆的な講演会となります。
聞き逃すと後悔必至の充実した内容です。お申込みをお急ぎ下さい。
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