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マックを立ち上げる、そして書体のファイルを見てみる。さてあなたのマックにはいくつの「ギャラモン」が入っていますか。欧文書体のうちでもっとも親しまれて、そしてもっともよく使われているのが「ギャラモン」です。世界中には金属・写植・電子活字をあわせると、その数は軽く1000種類を越える「ギャラモン」があるとされています。この書体はじつはベールに包まれていた書体で、16世紀からのながい歴史のなかで、さまざまなヴァリエーションが誕生してきました。今世紀に入って「フラーロン派」の人々による研究の手が入ってから、ようやくその出自・系譜が明らかになりました。大掴みにお話しますと「ギャラモン」には「王のローマン体」とよばれた「グランジャン系」と、「正統派ギャラモン」とが混在していて、その優劣はつけがたいとされます。細かい書体史研究は『文字百景 12 14 15』「ギャラモン活字の謎を追って」に河野三男さんが詳細な研究発表をされていますのでそれに譲って、ここではいわゆるマック用の電子活字の「ギャラモン」を見分けるコツを見てみましょう。 |
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