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【活版カレッジ】 2015年春期夜間部講座 全課程を終了

活版カレッジ
<活版カレッジ>は、科学と、学術的根拠にもとづいた実技と実践を基盤とし、小型活版印刷機 Adana-21J ,  Salama-21A によるケーススタディ ・ メソッドをふんだんに駆使し、あたらしい時代の活版印刷の現場での、現実的な課題の解決方法を学ぶことを目的とします。

<活版カレッジ 2015年春期講座>は、04月08日-06月18日、三ヶ月、全09回にわたって開講され、2015年06月18日最終講座をもって全課程を修了されました。
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<活版カレッジ>は、基本的に春夏秋冬と、年に四回開講されますが、ここ数回にわたって事前のご予約者が多く、ほとんど一般公募ができない状態がつづいています。 すでに七月開講の夏期講座は満席ですし、秋期講座にも相当数のご予約をいただいております。

ともかく受講のご意思のあるかたは、アダナ ・ プレス倶楽部 e-mail adana@robundo.com » send email  まで受講希望の意向をご連絡ください。 一般公募に先だって、あらためてご案内をさしあげます。
詳細は <アダナ ・ プレス倶楽部 教室のご案内 Salama-21A 操作指導教室 >をご覧ください。
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活 版 歳 時 記 ―― やつがれの辞書には<雑艸 まして 雑草>なぞということばはない。

サイスケ
 コト 姫女菀(ヒメジョオン)の ことども
3640uu235uu朗文堂 アダナ・プレス倶楽部 <活版カレッジ 2015年春期講座>の開講にあたって、やつがれが元旦に播種した「野沢菜の花」と、古谷昌二氏の写真による、神奈川県の山中で開花していた「三椏 ミツマタ の花」を紹介した。
【開講時の報告 : [活版カレッジ] 2015年 春期夜間部講座 開講のお知らせ 04.13 掲載 】
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そのおり、ベランダ花壇ではあるがたいせつにそだてている<サイスケ>のことも紹介した。
<サイスケ> は、鹿児島市長田町の五代友厚生誕地をたずねたとき、石垣の割れ目にチンマリと張りついていた、まるで地苔類かとおもわれるほどのちいさな野艸を、三株、たばこの空き箱にいれて持ち帰ったものである。
かにかくに、五代友厚 ( 1836-85  幼名 : 徳助、通称 : 才助 ) は、そのうちに各方面であらたな震撼をあたえるとおもわれるが、いまのところはまだ静かにしておこう。
【 ウィキペディア : 五代友厚

サイスケの写真は、上から二葉が採種現場(2014年11月上旬)。
以下ベランダの鉢植えで、2015年03月末、04月末である。
冬を越した直後はデージーかとおもったが、どうやら世間一般ではドクダミと同様に雑草の代表のように、忌み嫌われている、名を知らぬ野草のようでもある。
やつがれは雑草という名の艸はないと常常いっている。 むしろいかにも五代友厚の生家跡に育つ艸らしくて面白いとおもう。 どんな花が咲くのか、しっかり見まもりたい。

DSCN8651 DSCN8664DSCN8561DSCN8652<サイスケ>は意外にやつがれを手こずらせた。五月の連休明けに鉢植えの艸花のほとんどが、ノー学部の見立てで「うどんこ病」の症状を呈したので、消毒スプレーを噴霧したり、一部は土がえをしたりしていた。

四月の中旬にもなると、ある程度(いやな)予感はしていたが、花をつけたとき、ようやくノー学部育種科が<サイスケ>のなまえを調べてくれ、どこか投げやりに報告した。
「サイスケはヒメジョオンという艸でした。キク科ムカシヨモギ属の外来植物です」
すぐにいたく気分を害した。やつがれががっかりして、気分をわるくするのがわかっていたから、ノー学部はいつものようなプリントも用意せず、メモ一枚だけの投げやりな報告だったのだ。
DSCN9811 DSCN9813さっそく一枚のメモを手に、植物図鑑をひもとき、またウィキペディアもみた。
こういう場ではしかたがないのだろうが、ウィキペディアの最後の一行が…… 。いかんせん気になった。もうすこしだけ艸花に愛情をもってですね、記述していただけなかったのかと。
冬のあいだは、やつがれの郷里で「貧乏草」と呼ぶ、ハルジオン(春紫、学名: Erigeron philadelphicus )かもしれないとひそかにおもっていた。こちらは、花ことばこそ「追想の愛」とけなげだが、ウィキペディアの解説は、情け容赦もない。

【 ウィキペディア ハルジオン 】
ハルジオン(春紫菀、学名 : Erigeron philadelphicus )は、キク科ムカシヨモギ属の植物。北アメリカ原産で、日本では帰化植物となっている。ヒメジョオンと共に、道端でよく見かける。一部の地域では「貧乏草」と呼ばれ、「折ったり、摘んだりすると貧乏になってしまう」と言われている。花言葉は「追想の愛」。

【 ウィキペディア  ヒメジョオン 】
<形態・生態>
ヒメジョオン(姫女、学名:: Erigeron annuus )は、キク科ムカシヨモギ属の植物。背の高さが50-100cmにもなる、白い花を咲かせる一年草である。同属のハルジオンと共に、道端でよく見かける雑草である。

若い時期は、根本から長い柄のついた丸みを帯びた葉(根出葉)を付ける。やがて、が高く伸びると、根本の葉は無くなり、茎から出る細長い葉だけになる。茎と葉は黄緑色で、まばらに毛が生える。

茎は初めは枝分かれせず、先の方で数回の枝分かれをして、白か薄紫の花を咲かせる。花はヒマワリのような形だが、周りの花弁がとても細い。また、ヒメジョオンの花に見えるものは頭状花序で、小さな花の集まりである。中央の黄色い部分は、管状花といい、周辺の花びらのようなものは、舌状花という。花の時期は初夏から秋にかけての5-8月である。また、花弁の白い部分がやや紫がかる個体が見られることもあるが、これは清浄な空気の中で育った時にできるものである。

1個体あたり47,000以上のを生産し、さらにその種子の寿命が35年と長いこともあり、驚異的な繁殖能力をもっている。したがって駆除がとても難しい。

<分布・生育地>
北アメリカ原産で、ヨーロッパ、アジア(日本を含む)に移入分布する。
日本には1865年頃に観葉植物として導入され、明治時代には雑草となっていた。現在では全国に広がり、山間部にも入り込んでいる。在来種の植物の生育を邪魔する可能性があり、とくに自然豊かで希少な植物が多く生育する国立公園や亜高山帯では問題となる。そのため、ヒメジョオンは、ハルジオンとともに要注意外来生物に指定されているほか、日本の侵略的外来種ワースト100にも選定されている。

おもへらく、どうもわが国近代の植物の命名は、感性と情緒に乏しいのではなかろうか。
先に紹介した手漉き紙の材料となる植物は、枝分かれがみっつにわかれるからとして「ミツマタ 三又、三椏」とするのは、形而下での即物的な命名でしかない。

みつまた ( 三椏 ・ 三叉 ) は中国原産のジンチョウゲ科の落葉低木で、わが国でも暖地に栽培されています。 その枝はかならず三つにわかれることからその名がうまれました。樹皮の靱皮をとって手漉き紙の材料とします。
櫻にさきだって、黄色の筒型小花をつけ、つよいかおりを発するので 「 結香 ムスビキ」 の和名もあります。 中国ではその色合いとかおりをめでて 「 黄瑞香 」 とされます。

かつてのわが国でも「ミツマタ 三又、三椏」を、沈丁花にも似たそのつよいかおりをめでて 「 結香 ムスビキ」 の和名をあたえていた。また、中国ではその色合いとかおりをめでて 「 黄瑞香 」 とする。
京都のいわゆる「哲学の道」にはこの灌木がたくさん植栽されており、喧噪のときとなる櫻の開花にさきだって辺り一面芳香につつまれる。川面をわたる風はまだつめたいが、観光客の殺到もなく、京都のもっともよいときでもある

もしかすると<サイスケ>のとおい祖先は、原産地の北アメリカ大陸から、中国をへて、わが国に渡来したのかもしれない。ウィキペディアにも<日本には1865年頃に観葉植物として導入され、明治時代には雑草となっていた>とある。したがってその名がいわゆる「漢風」になっており、現代のわが国ではしばしば間違って読まれ(音され)ている。
つまり、ヒメジョオンに「姫女菀」の名を、ハルジオンに「春紫菀」の名(漢の字)をあたえた中国人の心性はけなげである。ちなみに「菀  wan」とは、きく科の艸の名前であり、盛んに茂るさまをあらわす。これをわざわざ観葉植物として<導入>したのだから…… 。

それをまぁよくも<ヒメジョオンは、ハルジオンとともに要注意外来生物に指定されているほか、日本の侵略的外来種ワースト100にも選定されている>とまで酷評したものである。

かにかくに、やつがれもウィキペディアからは<道端でよく見かける雑草で、驚異的な繁殖能力をもち、駆除がとても難しい>と酷評された野艸を、はるばる鹿児島の五代友厚生誕地から、コンクリートの割れ目で採取し、<サイスケ>と名づけて花が咲くまでそだててきた。
わが家の<サイスケ>は、「うどんこ病」にはかかるし、少しでも灌水をおこたるとすぐにヘナッとなるほどのわががまであり、虚弱体質でもある。

DSCN0161「朗文堂 ちいさな勉強会 古文書解読法講座」 講師 : 古谷昌二さん
五代友厚(才助)宛の書簡

ともあれ、寒い冬の朝を、毎日<サイスケ>と挨拶を交わしあってきた。これからはヒメジョオン(姫女)の驚異的な繁殖力とやらを見まもりつつ、しのつく梅雨の日日をへて、暑い夏の日日をむかえたいものである。
七月第一週からは、はやくも<活版カレッジ 夏期夜間講座>がはじまる。
そして春期講座の修了生の皆さんは、<活版カレッジ Upper class>のメンバーとなった。
そして近代タイポグラフィの幕開けにはたした五代友厚 ( 1836-85  幼名 : 徳助、通称 : 才助 ) のおおきな功績が、徐徐に解明されつつあるいまである。

【WebSiteギャラリー】 奥村 浩之 Okumura Hiroyuki メキシコの石に刻す彫刻作品

okumura04k[1]okumura01k[1]奥 村  浩 之  Okumura Hiroyuki
<略 歴>
1963年    石川県に生まれる。
1986年     金沢美術工芸大学美術学部彫刻科卒業
1988年     金沢美術工芸大学大学院修士課程修了
1989年-   メキシコに渡る
現在、メキシコを本拠地に、彫刻制作に没頭
【 YouTube 2:42  奥村浩之 彫刻を語る  https://youtu.be/US5XMIHnT5I
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<“ FSPONTÁNEIDAD ” わ が 宝  奥 村 浩 之>

日本での石との対話から、さらに大きな石との格闘を求めて渡ったメキシコでは、石のほかに、メキシコ時間との出会いがあり、ESPONTÁNEIDAD (のびのびとした) ということばが、何をすべきか、僕を大きく成長させ変貌させた。
メキシコの豊かな大地と歴史、メキシコの人々の心が育て上げたメキシコ時間の精髄で、その真意を知ったとき、僕は真に自由になり、メキシコと同化したことを自覚した。
ESPONTÁNEIDAD は僕を僕たらしめ、僕の宝となった。 そしてそれは彫刻表現の方向をも導いてくれ、さらにもうひとつのことば 「GOZOSO」 (楽しい) も連れてきてくれた。
奥村浩之/笹井祐子左) 奥村浩之  Hiroyuki Okumura さん。右) 笹井(奥村)祐子 Yuko Okumura-Sasai さん

彫刻家/奥村浩之、版画家/笹井祐子。このふたりとすごした初夏の日日、そのわずかで永かった時間は、どこか模糊としてとらえどころがなく、それでいて充実し、こころをなごませるひとときとだった。
奥村浩之の彫刻作品は、すべての作品にギャラリーがつき、勝手に紹介はできなかった。それよりも、どの作品も巨大で、WebSiteのちいさな画面ではとうてい紹介できる造形物ではなかった。それでも秋の個展まで待てないからと、無理を承知で、朗文堂の周囲に紹介する写真を依頼した。

いまはアトリエに戻り、なにごとも悠然とながれる「メキシコ時間」のなかにいる奥村浩之である。したがって写真の到着までにはだいぶ時間がかかるであろうと予測していた。ところがナント、おそらく汗を拭き拭き写真を選択したものとおもえたが、小品ながらも力作ばかり、五点の写真データを送付してくれた。
奥村浩之はことしの秋に東京での個展を予定している。それに際しては令室の笹井祐子をわずらわせてデータをいただき、あらためてここにご紹介したいが…… 。
地球の向こう側で、硬くて、堅い、メキシコの岩や石と格闘している彫刻家/奥村浩之のこころは、きわめてのびやかで、やさしかった。そしてその躰をながれる血液は、まぎれもない日本男子のそれである。
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1 NIDO DE VIENTO(ニィード デ ベィエント)― 風の巣 ―
  火山岩 48 x 37 x 30 cm    2012年
ニードデビィエント

2    CONTRA VIENTO(コントラ ベィエント)―風に向かって ―
   オニックス  56 x 30 x 33 cm    2012年
コントラビィエント

3    LA CASA DEL NORTE(ラ カサ デル ノルテ)― 北の家 ―
   火山岩  48 x 79 x 14 cm    2012年
ラカサデノルテ
4  VIENTO VERDE(ベィエント ベルデ) ― 緑の風 ―
   大理石  53 x 20 x 14 cm   2012年
ビィエントベルデ

5  VIENTO ROJO(ベィエント ロホ) ― 赤い風 ―
   火山岩   45 x 52 x 21 cm  2011年
ビィエントロホ

【 詳細情報 : Curriculum vitae Hiroyuki OKUMURA

ふたつのブログロールの10ヶ月後――<一枚の絵はがき/Gallery Bar Kajima>, <弁護士 鈴木 篤のつれづれ語り>

大橋俊平展 2015.6.1 Mon. – 6.20 Sat. Gallery bar Kajima
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会社に住み込んでいる大橋が絵を描く時間があるのかなといぶかっていたら、
あれっと目を引く絵を描いてきた。
これは野獣派?、それとも抽象表現主義か。どこか懐かしい油絵の匂いと、
具象にもかかわらず、自己の内面にも関わった表現とが混在し
よくもまあ絵画仕上げてきたものだと、感心した。
バラバラの性格は、
微妙に神経質のままそのまま
確固とした人格が形成されている事に驚き
人はとても矛盾したものだと思う。
その矛盾と混在がそのまま絵になって成立してことに驚くとともに
今の大橋の有り様が素直に表現させられていることに興味を覚える。
( 加 島 牧 史 )
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加島 牧史   GalleryBar Kajima
営業時間
喫茶カジマ    14:00-18:00
Bar Kajima   18:00-24:00
日曜日・祭日休み
Mail : gbkajima@gmail.com
Web&Blog : gbkajima.jimdo.com
Tel: 03-3574-8720
〒104-0061 中央区銀座7-2-20 山城ビル2 階
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10ヶ月前、2014年09月05日に<ギャラリーバー カジマの オーナー加島牧史、弁護士 鈴木 篤   WebSite を開設する>という記事を本欄に掲載した。
ふたりともそこそこの年齢である。世間では、オヤジからジイサンと呼ばれる過渡期の馬齢 モトイ ゆたかな人生経験をかさねてきた。
したがって、半年もたてば、ふたりとも読者の顔が見えないブルグロールになぞ飽き、かつコンテンツも枯れはてて冬眠状態になっているこであろう…… 、とおもっていた。

ところがオーナー 加島は、飽きもせで 毎月写真添付の@メールを送ってくるし、紙媒体の「一枚の絵はがき」も丹念に送付され続けている。
また、弁護士 鈴木 篤は、超多忙をものともせず、ブログロール「弁護士鈴木 篤のつれづれ語り」で、憲法改悪反対の論陣を展開している。
趣味の水彩画がブログロールを味わいあるものにしているし、さらに最近は<顔本>まではじめたほどの騒ぎである。

その辺の「若ぇの」はスマホでチャカチャカやるばかりだが、ジイサンは情報発信をつづけるし、ともかく粘りつよく、がんばるのである。
前途ある「若ぇの」諸君、ジイサンパワーに負けてはいないだろうな。
既出の記事など、そこにリンクを設ければよいが、スマホでチャカチャカ組は、一旦このページをはなれたら、戻るのが面倒(戻ってこない危惧カナ?)なのではないかという老爺心から、下記に既出記事を再掲載しておいた。ジイサンは親切でもあるのである。

【 URL : 一枚の絵はがき/Gallery Bar Kajima と オーナー 加島牧史のWebSite 】
【 URL : 〔お知らせ〕 ブログ新開設 <弁護士鈴木篤のつれづれ語り> 】

ギャラリー バー カジマ 20140905192304067_0001比較的高齢者 モトイ 人生経験豊富なふたりが、最近あいついでパソコンメールを開始し、みずからの手で WebSite、ブログロール、短文ブログサイトなどのソーシャルメディアを開設した。
そのことを<タイポグラフィブルグロール 花筏>に、冷やかし モトイ こころからの応援の意をこめて紹介したところ、意外におおきな反響があっておどろいた。
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すなわち、すこしくらい年をかさねても、発表にたるコンテンツとテキストが十分にあるひとにとっては、ウェブデザイナーと称する、IT 技術者に依頼して製作された、小綺麗ながらも複雑すぎる「ホームページ」には、いいつくせないもどかしさがあり、なによりも自己表現の場としては、不適切 乃至 物足りない場になっているということであろうか。
これはメディア産業の末流に居住している小社にとってもおおきな問題ではある。

これは WebSite という、あまりに巨大化し、とらえどころが無く、関わりかたがさまざまにあるニューメディアに、年長者対応というあたらしいニーズが発生し、また IT 開発者にとっては想定外だったかも知れないが、ソーシャルメディアの名のもとに、比較的デジタル情報にうとい年長者でも対応ができる、軽便なインターアクティブの場ができたことのあらわれでもあるのだろう。
ともかくこのふたりとも、自作のメディアの開設以来、水を得た魚のように、いきいきと、豊富なテキストの発表がつづいている。

とうぜんながら IT スキルが低いために(ひとのことはいえたものでは無いが)、画面構成やデジタル処理に齟齬や瑕疵も見られないではないし、タイポグラフィカル ・ エラーにいたっては無数にみられる。
それでもこれらのブログの更新を楽しみにし、閲覧している多くの読者がいる現実がある。

【 URL : 一枚の絵はがき/Gallery Bar Kajima と オーナー 加島牧史のWebSite開設 】
【 URL : 【お知らせ】 ブログ新開設 <弁護士鈴木篤のつれづれ語り> 】

hanaikada_colorhttp://gbkajima.jimdo.com/

<ギャラリー バー カジマ> は銀座コリドー街の一画にある。
Gallery Bar Kajima  ギャラリーバーカジマ
東京都中央区銀座7-2-20 山城ビル2 階
営業時間 14 : 00-24 : 00 (日曜 ・ 祝日休業)
TEL : 03-3574-8720

白い色への憧れはいつの時代にもある。
白磁で有名な韓国の磁器に感動したことがある。大阪で名高い安宅コレクションを観たときだった。
こんなにも清廉な白さと、まるで浮いているかのような物体を観たのは初めてだった。
その背景には儒教精神の聖なるものへの憧れがあった。

近ごろ女性の陶芸作家の活躍が目立つようになった。電気窯の普及と共に手軽に窯場をもてるようになったからだろうか。
白さへの憧れにモダンな感性が加わり、より自由な表現となって現れてきた。
これほど女性陶芸家が輩出された時代はなく、まったく新しい現象だ。
この動きがどうなって行くのか興味深い。

そもそもアフリカでは、古代から器を作るのは女性の仕事だったといった本を読んだことがある。
縄文土器のあの曲線は、女性性を強く表現しているようにも思える。
日本でも古代、焼き物を作っていたのは女性なのだろうか。

ふと遠い昔を想像してみたくなる。( 加 島 ) ―― 改行/段落設定はやつがれによる。

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ところで〔昨2014年〕08月04日[木]、ギャラリーバー カジマから電子メールが届いた。内容はいつもは郵送の絵はがきによるギャラリーの次回展の案内で、

件名 : <榎本悦子 櫻木綾子 白磁器展  9/8―27 GalleryBar Kajima> とあった。
ついにギャラリーバー カジマのイベント告知も電子メールになったのか……、とおもいながらも削除はせず、メールとしては長文のオーナー加島牧史のテキストを読んだ。しかしいつもとちがって、すんなりとは頭に入らなかった。

翌日、08月05日[金]、ギャラリーバー カジマからいつものように絵はがきが届いた。
前日のメールと同一内容だったが、なにかホッとしたし、やはり馴れもあるのだろうが、すんなりと読めた。難しいものである。
宛名面をみたら、延期になっていたライブショーの告知がちいさくあった。
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9月11日[木] 19:30 start  【LIVE】 M.C ¥1,500 要予約
能管 : 松田 弘之   トンバク ・ フレームドラム ・ 唄 : 蔡 怜雄
「古事記神代の巻を踊る」
ダンス : 斎藤直子、加藤由美子、武沢昌子、柳井真弓、加島牧史
(詳細はサイトをご覧ください) Web&Blog  gbkajima.jimdo.com
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さほど広いとはいえないギャラリーバー カジマの店内、まして奥のギャラリーでは陶芸展も開催中だというのに、荘厳な舞踏劇であろう 「古事記神代の巻を踊る」 のライブショーを、オーナー加島は決行するらしい。
よくみれば、ダンスのメンバーの末尾に、なんと、まぁ、オーナー加島の名前まであった。
いっときではあろうが、オーナー加島はカウンターをぬけだし、ダンスに狂奔 モトイ 幽玄な舞踏の世界に没入するらしい。
ひろい日本、さまざまなひとがいるものである。
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そしてやつがれ、明日〔2014年09月06日[土]〕は小社刊 <『 わたくしは日本国憲法です。』 出版記念のつどい> がある。
主催は「殺さないで!生かそう 日本国憲法 『 わたくしは日本国憲法です。』 出版記念のつどい 事務局」である。

『わたくしは日本国憲法です。』 の著者:鈴木 篤氏も、つい最近、ブログロールと、短文ブログを開設した。
かれもまた、多忙な弁護士業務とあわせ、憲法改悪阻止に寝食をわすれて必死な奇妙人である。それがブログロールにあふれるから、勢いがある。
【 URL : 【お知らせ】 ブログ新開設 <弁護士鈴木篤のつれづれ語り> 】

鈴木 篤氏は、オーナー加島牧史氏より10数歳年嵩ということもあって、こちらのブログのサイトはいささか難航気味ではあるが、閲覧者数はとてつもなく多いことにおどろく。
明日はどんな会になるのか、報告を楽しみにしていただきたい。

【会員情報】 新造形空間の創出<co – lab 墨田亀沢>/株式会社サンコーと有薗克明・有薗悦克父子

<co-lab 墨田 亀沢>について
Locations / SUMIDA-KAMEZAWA

logo-w499P1030725 DSC_9829 ◎ <co-lab 墨田 亀沢>のコンセプト
「墨田区のものづくり  および 印刷業を再考し、新産業を作る」。

<co-lab 墨田 亀沢>は、町工場と住宅街が密集する墨田区の下町にありながら、水辺の安らぎが感じられる大横河親水公園と、相撲や浮世絵といった江戸文化が息づく北斎通りの交差するエリアに存在します。
江戸時代からもの作りと文化を創出してきた、墨田に根ざしたクリエイティブ・プラットホームとして、印刷業などの地場ものづくり産業と、地域のクリエイターをつなぎ、墨田という街にクリエイティブなビジネスと活気を創出する場として、2015年02月にスタートしました。

◎ シェアオフィスとしての<co-lab 墨田 亀沢 : re-printing >
co-lab は、クリエイターとクリエイティブワーカー専用のシェアオフィスです。 定常的に同じ場所を利用でき、PC や荷物も置いたままで、メインオフィスとして使いやすい 『 レジデンスタイプ 』 と、フリーアドレス型の 『 ノンレジデンスタイプ 』 の 2 種類の利用方法があります。
また、総勢300名を超えるco-lab の、
ユニークで質の高いクリエイティブ・コミィニティに参画できるプラットフォームであることに加えて、印刷工場に併設されてオフィスがあるため、オフセット印刷や活版印刷等の業務用印刷機、熟練した印刷職人の技術など、プロフェッショナルのための印刷ファシリティー(施設 ・ 設備)とノウハウを享受しつつ、仕事ができるというのが大きな特徴となっています。

◎ 場に付随する まちのクリエイティブ相談窓口< co-factory : re-printing >
co-lab 所属のクリエイターをはじめ、地域の方にとって、まちのクリエイティブ相談窓口となる<co-factory : re-printing> では、実務的な印刷にまつわる制作業務を請け負うほか、既存の制作工程にデジタルファブリケーションなどの新しい技術を取り入れて、次世代の印刷業を思考実践する場にしたいと考えています。

また、墨田やその周辺で起きているものづくりなどの地場産業の新しい変化をキャッチし、クリエイティビティのコンバーターとなる、クリエイターや各種専門家、地域の子ども達などと、地場産業の方々とを橋渡しし、実験的なワークショップやイベントを開催するなどして、地域の創造性に還元する役割を担う拠点として機能したいと思っています。
DSC_0092 DSC_0067 DSC_0007 DSC_0107 DSC_0185DSC_3499◎ ご見学の申し込みや施設に関するお問い合わせはこちらまで。
【 詳細情報 : co-lab 墨田 亀沢  Facebook

特 徴

  • 総勢300名を超えるco-lab の ユニークで質の高いクリエイティブ ・ コミュニティに参画できるプラットフォームです。
  •  印刷コンシェルジュやコミュニティ・ファシリテーターが駐在し、気軽に印刷や各種制作実務に関するプロフェッショナルな相談ができるなど、「印刷」や「ものづくり」がすぐそばにある仕事場として実用的なインフラが整備されています。
    また、活版印刷機やカッティングプロッターなどが整備されており、講習を受ければ自分でも使うことができます。
  • クリエイターや地域の子ども達、地場産業の方々と一緒に行う、実験的なワークショップやイベントへの参加など、場を通じて行うまちづくりへのアプローチや各種情報発信に参画できます。(ご自身の活動でもスペースを優待料金で利用可)
  • スカイツリーや浅草からほど近い「イースト東京」の魅力にあふれた錦糸町と両国の間に位置し、城東や北関東エリアにお住まいの方にとってもアクセスのよい東京の拠点として使えます。
  • 所在地
    〒130-0014 東京都墨田区亀沢4-21-3
    最寄り駅
    JR総武線・地下鉄半蔵門線[錦糸町駅]北口徒歩9分
    JR総武線 [両国駅] 徒歩20分/地下鉄大江戸線[両国駅]徒歩14分
    JR東武線 [業平橋駅]下車 都バス新橋行[ 亀沢四丁目]下車 徒歩3分
  • 建 物
    地上 5 階建て
  • 事業主/施設運営
    株式会社 サンコー
    【 詳細情報 : 株式会社サンコー COMPANY OUTLINE
    企画運営協力 : 春蒔プロジェクト株式会社

受 付
tel : 03-6658-5292 fax : 03-6658-5293
mail : sumida_recept@co-lab.jp
受付時間 : 平日11:00-12:00、13:00-17:00
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あたらしいカタチの、あたらしい造形空間が東京都墨田区亀沢に誕生しました。

その名は<co-lab 墨田 亀沢>。
<co-lab 墨田 亀沢>は、ふるく、江戸時代からもの作りと文化を創出してきた、墨田に根ざしたクリエイティブ・プラットホームとして、印刷業などの地場ものづくり産業と、地域のクリエイターをつなぎ、墨田という街にクリエイティブなビジネスと活気を創出する場として、2015年02月にスタートしました。

<co-lab 墨田 亀沢>の事業主・施設運営は、1967年設立の、歴史ある写真製版と印刷業社/株式会社サンコーです。 同社社長/有薗克明 Arizono Katsuaki さんと、経営企画室/有薗悦克 Arizono Yoshikatsu さんの夢をのせ、周到な準備期間ののち<co-lab 墨田 亀沢>はオープンを迎えました。
<co-lab 墨田 亀沢>には 当初から 小型活版印刷機 Salama-21A の導入がはかられ、そのため有薗ご父子は、Salama-21A 操作指導教室、活版カレッジ を周到に事前受講されておられます。
アダナ・プレス倶楽部のあたらしい仲間の輪がどんどん広がっています。お近くの皆さんは、ぜひとも<co-lab 墨田 亀沢>をおたづねください。

【会員紹介】 笹井祐子 Yuko Sasai, 奥村浩之 Hiroyuki Okumura ご夫妻がご来社!

版画家として、教育者として、ひろく活躍されている笹井(奥村)祐子さんが、はじめてご主人の彫刻家・奥村浩之さんとともに、朗文堂 アダナ・プレス倶楽部を訪問されました。
おふたりの出会いはメキシコとうかがいましたが、いまも奥村さんはメキシコを本拠地として、石と格闘する日日をおくられています。メキシコと日本、なにぶん遠距離ですし、なかなかおふたりがお会いできないのが気の毒です。

奥村さんは、今秋、東京で開催予定の個展準備のために久しぶりに帰国され、ご来社いただきましたが、はじめてお会いするかたとはおもえないほど、すっかり意気投合。とてもうれしい出会いでした。
造形者同士の考えていることは、版画であれ、彫刻であれ、活版印刷(タイポグラフィ)であれ、多くの共通点を持つものだと実感した一日でした。
そしておみやげにいただいた、香りたかいメキシコ珈琲のおいしいことといったら!

DSCN9656左) 奥村浩之  Hiroyuki Okumura さん。右) 笹井(奥村)祐子 Yuko Okumura-Sasai さん
DSCN9768 奥村浩之  Hiroyuki Okumura さん。笹井祐子 Yuko Okumura-Sasai さんの作品集。
左) Hiroyuki Okumura  1999 - 2013
右) Yuko Sasai   1988 - 2013

赤の声 笹井祐子 「 赤 の 声 」 リトグラフ
sasai[1]

笹 井  祐 子    SASAI Yuko
<略 歴>
1966年    東京都生まれ
1990年    日本大学藝術学部美術学科卒業
1992年    日本大学藝術学部研究所版画コース修了
2010年    日本大学海外研究員(平成21年度 メキシコ)
現在、 日本大学 藝術学部 教授
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奥 村  浩 之  Okumura Hiroyuki
<略 歴>

1963年    石川県に生まれる。
1986年     金沢美術工芸大学美術学部彫刻科卒業
1988年     金沢美術工芸大学大学院修士課程修了
1989年-   メキシコに渡る
現在、メキシコを本拠地に、彫刻制作に没頭
okumura04k[1]【 YouTube 2:42  奥村浩之 彫刻を語る  https://youtu.be/US5XMIHnT5I

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“ FSPONTÁNEIDAD ” わ が 宝

   奥 村 浩 之

明るい光と静かな風の流れに包まれながら、コーヒーを楽しむ。
そこから一日が始まる。 毎日の繰り返しでありながら、ゆっくりと流れるメキシコ時間の豊かさを改めて実感できるときであり、「今日もよい一日だ」と爽やかになってくる。 メキシコ時間もメキシコ風ライフスタイルもすっかり身についた。
メキシコに渡ってもう24年。日本から見て地球の反対側にあるメキシコ文化に誘いかけられ、僕の求める彫刻がそこにあるのでは、と希望にもえて渡ってきた。 僕は若かった。

彫刻の道は僕には運命だったのかもしれない。幼い頃から墓石が身近にあり、大小や組合せもとりどりに積み上げられた石の群れは、幼い心にもこの世ならぬもの、モノでありながら内に力を秘め、何かを語りかけてくるもののように見え、親しいなかにも畏れ多いもの、日常でない世界へ誘いかけるものと感じていた。

石には古い古い記憶がこもっている。彫刻を始めたとき、石との対話は僕には必然だった。古代遺跡、巨石遺跡など、石は圧倒的な力で語りかけてくる。 時間を超えたメッセージを封印した石は内蔵したものを気づかせようとクリエーションへと誘いかけてくる。
僕は幼少のころから親しんだ石と共同制作すること、石の呼びかけを造形すること、それを創作の原点とし、石を生涯の同志としてきた。

日本での石との対話から、さらに大きな石との格闘を求めて渡ったメキシコでは、石の他に、メキシコ時間との出会いがあり、ESPONTÁNEIDAD (のびのびとした) という言葉が、何をすべきか、僕を大きく成長変貌させた。
メキシコの豊かな大地と歴史、メキシコの人々の心が育て上げたメキシコ時間の精髄で、その真意を知ったとき、僕は真に自由になり、メキシコと同化したことを自覚した。
ESPONTÁNEIDAD は僕を僕たらしめ、僕の宝となった。 そしてそれは彫刻表現の方向をも導いてくれ、さらにもう一つの言葉 「GOZOSO」 (楽しい) も連れてきてくれた。

石を媒介にして日本からメキシコへ、そして24年目に再び日本へ、日本の繊細さとメキシコの ESPONTÁNEIDAD、このふたつを糧にして、文化の交錯 ・ 融和 ・ 習合する地点が僕の道となるだろう。  24年目の結節点が新しい出発点となることを願って、ここに僕の足どりを作品集としてまとめてみた。 (2013年 夏)

okumura01k[1]okumura02k[1]奥 村  浩 之
Okumura Hiroyuki

<略 歴>
1963年    石川県に生まれる。

1986年     金沢美術工芸大学美術学部彫刻科卒業
1988年     金沢美術工芸大学大学院修士課程修了
1989年-   メキシコに渡る

<個 展>
1991年

「Estructuras del Subconscientes」 ラモン アルバ デ ラ カナル 画廊 (ハラパ, メキシコ)
「El Medio de los Silencios」 AP 画廊 (ハラパ, メキシコ)
1994年  
「Canto Tierra」 ベラクルス州 画廊 (ハラパ, メキシコ)
1998年  
「Erosiones de la Mano」 エントレ エストッウデイオ イ ガレリヤ 画廊(プエブラ, メキシコ)
「Emociones Arcaicas」 キン 画廊(メキシコ シティー, メキシコ)
1999年  
「Eras」 キン 画廊(メキシコ シティー, メキシコ)
「Antes del Hombre」 日本文化センター(パリ,フランス)
2000年  
「Augurios」 キン 画廊(メキシコ, シティー, メキシコ)
「Elementos」  ピナコテカ デイエゴ リベラ 画廊(ハラパ, メキシコ)
2001年  
「Eco」 エントレ エストッウデイオ イ ガレリア 画廊(プエブラ, メキシコ)
「Hiroyuki Okumura」 アラン ボーン 画廊(アリゾナ, アメリカ)
「Corriente de Piedra」 キン 画廊(メキシコ シティー, メキシコ)
「Minamoto-manantial de origen」 日本大使館内 日本文化インフォメイション センター (メキシコ シティー, メキシコ)
2002年  
「Resonancia de Piedra」 日本文化センター(パリ, フランス)
「Pertenencia de la Tierra」 キン 画廊(メキシコ シティー, メキシコ)
2003年  
「Inside of all」 ハワード スコット 画廊(ニューヨーク, アメリカ)
2005年  
「Paisajes Terrenales」 カサ ディゴ リベラ 美術館(グアナフアト, メキシコ)
「Hiroyuki Okumura 2005」 ラモン アルバ デ ラ カナル 画廊(ハラパ, メキシコ)
2006年
「Corazon de la Tierra」 ベルティセ 画廊(グアダラハラ, メキシコ)
「Materia: Virtual Continente」キン 画廊 (メキシコ シティー, メキシコ)
2008年
「Messenger」 ハワード スコット 画廊(ニューヨーク, アメリカ)
「Trozos de la vida」 キン 画廊(メキシコ シティー, メキシコ)
2009年
「Hiroyuki Okumura」 ベルティセ 画廊(グアダラハラ, メキシコ)
2010年
「Tiempo Sagrado」 ラモン アルバ デ ラ カナル 画廊(ハラパ, メキシコ)
2013年
「Nest of Wind」 ハワードスコット 画廊(ニューヨーク、アメリカ)

<グループ展>
1991年

「Nuevos Tiempos en la Plastica」 アリアンサ フランセサ(ハラパ, メキシコ)
1992年
「La plasica Veracruzana 1992」 アンパロ 美術館(プエブラ, メキシコ)
「Primera Bienal Monterrey」 フェムサ 美術館(モンテレイ, メキシコ)
1993年
「Siete Escultores en Veracruz」べラクルス州 画廊(ハラパ , メキシコ)
1997年
「Los Caminos de la Forma y del Volumen」ベラクルス州 画廊(ハラパ, メキシコ)
 「El Primer Salon Nacional de Arte Visuales -Seccion Bienal Tridimencional 1997」
  エスパシオ デ セントロ ナショナル デ アルテ(メキシコ シティー, メキシコ)
2001年
「Outside Japan : Three Sculptors」 ハワード スコット 画廊(ニューヨーク, アメリカ)
「Ichigo Ichie」 大学付属チョッポ美術館(メキシコ シティー, メキシコ)
「Quinta Bienal Monterrey FEMSA」 フェムサ 美術館(モンテレイ, メキシコ)
「Laberinto」 アルテ コンテンポラニョ デ ハラパ 画廊(ハラパ, メキシコ)
2004年
「Proyecto – Merida de Yucatan: Cuidad de la Escultura」 (メリダ, メキシコ)
2005年
「Reflejos de la Alteridad」キン 画廊 (メキシコ シティー, メキシコ)
2006年
「White II」 ハワード スコット 画廊(ニューヨーク, アメリカ)
2009年
「12‘ Festival Cultural de Mayo – Japon 」 ベルティセ 画廊(グアダラハラ, メキシコ)
「Los Murmullos del tiempo」 UAM 大学 スール 画廊(メキシコ シティー, メキシコ)
2011年
「Selva de Cristal」 大学付属チョツポ美術館(メキシコ シティー、 メキシコ)
2012年
「Esultura de pequeno formato y obra grafica」 アルテオイ画廊(メキシコ シティー、メキシコ)
2013 年
「Geometrismo escultorico mexicano 」 アルテオイ画廊(メキシコ シティー、メキシコ)

<コレクション>
1988年  金沢美術工芸大学 (石川県, 日本)

1997年  チヤパス自立大学 (チヤパス, メキシコ)
1998年  べラクルス州立彫刻公園 (ハラパ, メキシコ)
1999年  日本文化センター  (パリ, フランス)
2000年  ソソポル 画廊 (ソソポル, ブルガリア)
2001年  金沢21世紀美術館 (石川県, 日本)
2002-04年  ホテル ガレリア プラサ (べラクルス, メキシコ)
2004年  グルーポ チェドラウイ セントラル オフィス (メキシコ シティー, メキシコ) 
2005年  スイミング スクール アクア X  (ハラパ, メキシコ)
2007年  ホテル カサレイナ (プエブラ, メキシコ)
2009-13年  べラクルス自立大学 音楽堂 (ハラパ, メキシコ)
2011年  ラ カサ デ ベラクルス (ハラパ, メキシコ)

【会員情報】 ぢゃむ 杉本昭生さん、ブログ<活版小本>を開設。

活版小本
<ぢゃむ 杉本昭生 活版小本>
IMG_2053 IMG_2061 IMG_2063朗文堂/アダナ・プレス倶楽部の皆さま

ブログ<活版小本 コホン>をはじめましたのでお知らせします。
多分すぐに飽きると思いますが、お暇な時にのぞいてください。
目新しいものはありません。

アドレスはこちらです。
杉 本   昭 生

【 ぢゃむ 杉本昭生 http://kappan-kohon.blogspot.jp/ 】
──────────
京都で小型本の製作をつづけてこられた杉本昭生さんが、ブログを開設されました。
とても瀟洒で、すっきりとした画面構成ですし、テキストも丁寧に書きこまれています。
皆さんのご訪問をおすすめいたします。       やつがれ wrote

【会員情報】 ダイカスト協会/西 直美さんの新刊『トコトンやさしい鋳造の本』 日刊工業新聞社

20150519200708486_0001今日からモノ知りシリーズ トコトンやさしい

鋳 造 の 本

古来より行われている金属加工法の一つで、現在でも幅広い分野で活躍している鋳造についてわかりやすく解説した鋳造の入門書。
加工原理から加工法、型、加工材などを身近な例を用いてひも解いています。

著     者  : 西 直美、平塚 貞人
版   元 : 日刊工業新聞社
サ  イ ズ  : A5 判
ページ数 : 160 頁
ISBNコード : 978-4-526-07370-0
発  行 月 : 2015年02月
定      価 : (税込) 1,512円

【 詳細情報 : 日刊工業新聞 Nikkan Book Store
【 関連情報 : 花筏 ダイカストと、先駆けとなった活字鋳造の産業革命-ブルース活字鋳造機の誕生

【展覧会】 Bukamutra ボッティチェリとルネサンスーフィレンツェの富と美ー後期開催中

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15世紀、花の都フィレンツェでは、銀行家でもあったメディチ家の支援を受け、芸術家たちが数々の傑作を生み出しました。
ルネサンス期 の芸術の誕生には、地中海貿易と金融業によって財を成したフィレンツェおよびメディチ家の資金力が不可欠でした。
メディチ家の寵愛を受けたボッティチェリ(1445-1510年)に代表されるフィレンツェ・ルネサンスは、フィレンツェ金融業の繁栄が生み出した代表的な文化遺産といえましょう。

本展では、ヨーロッパ全土の貿易とビジネスを支配し、ルネサンスの原動力となった金融業の繁栄と、近代に通じるメセナ活動の誕生を、フィレンツェと運命をともにしたボッティチェリの作品10数点を含む絵画、彫刻、工芸、資料など約80点によって浮き彫りにします。
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◯ 会   期
2015年03月21日[土・祝]-06月28日[日] 後期開催中
◯ 開館時間
10:00-19:00(入館は18:30まで)
毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)
◯ 
会   場
Bunkamura ザ・ミュージアム
◯ 
主   催
Bunkamura NHK NHKプロモーション 毎日新聞社

【 企画詳細 : Bunkamura  展覧会情報

【新潮社文庫】 ふむふむ―おしえて、お仕事! 三浦しをん著

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三浦しをん/著
15職種16人の働く女性に直撃取材! 妄想炸裂、物欲爆発? ゆかいなお仕事人生探訪記。
新潮文庫 五月の新刊

ふむふむ―おしえて、お仕事!

あなたがなりたかった職業は何ですか。 靴職人、お土産屋、動物園飼育係、フィギュア企画開発、漫画アシスタントにフラワーデザイナー。
夢を叶え、技能と情熱をもって働く15職種16人の女性に、作家が直撃インタビュー。
時に持ち前の妄想力を炸裂させ、時にキレキレの自己ツッコミを展開し、時に物欲の鬼と化しながら、聞き取った素晴らしき人生の物語。 さあ皆でレッツ “ ふむふむ ”!

発行形態  :  新潮文庫

判   型  :  新潮文庫
ISBN     :  978-4-10-116763-3
C-CODE  :  0195
整理番号  :  み-34-13
ジャンル   :  実用書 人生論 ・ 生き方
発  売 日  :  2015年05月01日
定   価   : 
637円(税込)

三浦しをん
ミウラ ・ シヲン
 
1976(昭和51)年、東京生れ。 早稲田大学第一文学部卒業。 2000(平成12)年、書下ろし長篇小説 『格闘する者に◯(まる)』 でデビュー。 以後、『月魚』 『秘密の花園』 『私が語りはじめた彼は』 などの小説を発表。 『乙女なげやり』 『ビロウな話で恐縮です日記』 『あやつられ文楽鑑賞』 『お友だちからお願いします』な ど、エッセイ集も注目を集める。 2006年 『まほろ駅前多田便利軒』 で直木賞を、2012年 『舟を編む』 で本屋大賞を受賞。 他に小説 『むかしのはなし』 『風が強く吹いている』 『仏果を得ず』 『光』 『神去なあなあ日常』 『神去なあなあ夜話』 『天国旅行』 『木暮荘物語』 『政と源』 『まほろ駅前狂騒曲』 などがある。

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ふむふむ―おしえて、お仕事!/三浦 しをんさん著の p.75-93 に
三浦しをんさんによるアダナ ・ プレス倶楽部 大石 薫への取材記事が掲載されています。
文庫サイズになってお求めやすくなりました。 ご愛読ください。
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【 詳細情報 :
新潮社文庫 ふむふむ―おしえて、お仕事!

【展覧会】 東京国博<鳥獣戯画 京都高山寺の至宝>後期開催中

header[1]東京国立博物館 特別展
「 鳥獣戯画 ― 京都 高山寺の至宝 ― 」
平成館 特別展示室   2015年4月28日[火]- 2015年6月7日[日]

※会期中、一部作品および場面を前期 ・ 後期にわけて展示替を行います。
「鳥獣戯画」については全 4 巻の前半部分が前期、後半部分が後期に展示されます。
前 期 = 4 月28日[火]- 5 月17日[日]
後  期 = 5 月19日[火]- 6 月  7日[日]
──────────
誰もが一度は目にしたことのある、日本で最も有名な絵巻、国宝 ・ 鳥獣戯画。 墨線のみで動物や人物たちを躍動的に描いた、日本絵画史上屈指の作品です。
全巻の修理を終え、その魅力を一新した鳥獣戯画の全貌を紹介します。 国宝の甲 ・ 乙 ・ 丙 ・ 丁 4 巻とともに、この 4 巻から分かれ、国内外に所蔵される断簡 5 幅も集結。 現存する全ての鳥獣戯画をご覧頂けます。

また、鳥獣戯画の伝来した京都 ・ 高山寺は、鎌倉時代のはじめに明恵上人によって再興され、今なお多くの文化財が伝わります。 本展覧会では、高山寺ゆかりの至宝とともに、明恵上人の信仰と深く関わる美術作品を、かつてない規模で展観します。
chojugiga2015【 展示詳細 : 東京国立博物館 特別展 「鳥獣戯画 ― 京都 高山寺の至宝 ―」

【展覧会】 長崎歴史文化博物館 宮廷画家ルドゥーテの 『バラ図譜 LES ROSES』

開館10周年記念特別展「LES ROSES 宮廷画家ルドゥーテの『バラ図譜』」

大航海時代以降の博物学の隆盛は、18世紀から19世紀にかけて、ボタニカル ・  アート ( 植物図譜 ) の完成期を迎えました。
なかでも、ナポレオン皇妃 ジョゼフィーヌが栽培した数々のバラを、ルドゥーテが彩色銅版画として刊行した 『 バラ図譜 』 はその最高傑作とされています。 科学としての正確さと、芸術としての優美さを併せ持つ本作品は、天才植物画家ルドゥーテの名を不動のものにしました。

本展覧会では、ルドゥーテの代表作 『 バラ図譜 』 全170点 ( 扉絵含む ) とともに、肉筆水彩画2点や 『 バラ図譜 』 オクタヴォ判 ( 八つ折り判 ) などを展示し、ルドゥーテの魅力を余すところなくご紹介します。
あわせてイギリスの植物画家、アルフレッド ・ パーソンズの 『 バラ属 』 の作品も紹介し、ボタニカル ・ アート ( 植物図譜 ) の奥行きの深さを紹介します。

【 詳細情報 : 長崎歴史文化博物館 企画展
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【既刊書再紹介】 戸叶勝也先生、朗文堂刊『ヨーロッパの出版文化史』に続き、朝文社『カール・マイ冒険物語』全12巻執筆中

 

ヨーロッパの出版文化史

戸叶勝也 著
B5判 上製本 208ページ 図版多数
定 価 本体4700円 + 税
ISBN4-947613-77-7 C1022

【 詳細情報 : 朗文堂ブックコスミイク    同書目次PDF  】

戸叶先生著 者 : 戸 叶  勝 也 氏

筆者が特に力を入れて叙述した事柄について  著者「あとがき」より 

★ 筆写本の時代と同様に 活字版印刷の時代になっても書体が重視され続けたこと。
★ 活字版印刷術の発明に関する事柄を グーテンベルクの生涯とともに詳述したこと。
★ 新技術の印刷術が ヨーロッパ諸地域に伝播した様子と、代表的な初期印刷者の素描。
★ ルネサンス人文主義と 出版業との密接なつながり。
★ 宗教改革と 印刷物の普及。
★ ヨーロッパ各国語の形成にはたした印刷術の役割。
★ カトリック ・ ルネサンスと出版業の関係。
★ 印刷術と書籍の普及にはたした 書籍見本市のおおきな役割。
★ 17世紀におけるオランダの出版業の発展。
 
【 著 者 紹 介 】
 戸 叶  勝 也 ( とかの  かつや )
1938年  東京都にうまれる
1961年  東京大学文学部西洋史学科卒業
        NHK教育局、国際局(この間ドイツ海外放送勤務)を経て
       現在日本大学経済学部教授。専攻/ドイツ近現代史
 主要著書
『 ドイツ出版の社会史 ~グーテンベルクから現代まで~ 』 ( 三修社 1992年 )
『 レクラム百科文庫 ~ ドイツ近代文化史の一側面 ~ 』 ( 朝文社 1995年 )
『 人と思想 ~ グーテンベルク~ 』 ( 清水書院 1997年 )
『 ハプスブルク家のオーストリア 』 ( 共著  講談社 1982年 )
『 ドイツ啓蒙主義の巨人  フリ-ドリヒ ・ ニコライ 』 ( 朝文社 2001年 )
『 ヨーロッパの出版文化史 』 ( 朗文堂 2004年 )

現在戸叶勝也氏は、ドイツで百年以上にわたって読み継がれている大作、
『 カール ・ マイ冒険物語 』 全12巻の執筆中です。
小社刊行書 『 ヨーロッパの出版文化史 』 とあわせ、ご愛読をお勧めいたします。

発行所 : 朝 文 社
113-0033 東京都文京区本郷3-15-6 秋田ビル
電   話 : 03-3814-5072
メール ・ アドレス :info@chobunsha.co.jp

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【講演会の記録】 日本女子大学VOD講座 教養特別講座 2  タイポグラフィに関わる仕事と私事-活版ルネサンスと造形活動- 大石 薫

20150525202211878_0001 20150525202211878_0002図版 上) 日本女子大学 2016年 大学案内
図版 下) 日本女子大学教養特別講義第49集
20150416193004677_000120150416193131199_0001
昨年年末、日本女子大学において、2014年12月04日[木]、11日[木]の二回にわたり、アダナ ・ プレス倶楽部 : 大石 薫が講義を実施いたしました。
その記録は、WebSiteの動画によって先般公開され、このたび講義記録として冊子本にまとめられたものをご提供いただきました。
閲覧ご希望のかたは、同校図書館ならびに小社などでご覧いただけます。

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【再記録:[講演会の報告] 日本女子大学VOD講座 教養特別講座 2  タイポグラフィに関わる仕事と私事-活版ルネサンスと造形活動- 大石 薫 2015年01月29日 】

日本女子大学生涯学習センター
日本女子大学VOD講座 教養特別講義 2

日本女子大学_講義 1日本女子大学生涯学習センター
日本女子大学VOD講座 教養特別講義 2
大石02

 ◯ タイトル
   タイポグラフィに関わる仕事と私事
    ~活版ルネサンスと造形活動~
◯ 講  師
   朗文堂 アダナ ・ プレス倶楽部  大 石  薫
◯ 実施日
2014年12月04日[木]、11日[木]

講演会使用画像集  PDF  5.10MB 】


──────────

アダナ ・ プレス倶楽部 : 大石 薫が、日本女子大学にお招きいただき、現役学生を対象に、500名ずつ、90分、二回にわたる講演を実施しました。
その動画による全記録が、<日本女子大学生涯学習センター 日本女子大学VOD講座 教養特別講義 2 > に掲載されました。

この動画コーナーは、同大学生のみなさんと、卒業生などの校友を対象としたもので、一般の閲覧にはログインが必要ですが、さほど面倒な手続きではなく登録できます。
大石本人は、テレているのか紹介に積極的ではありませんが、同大学ではこうした講演内容を、充実した講演記録として、シリーズ化した冊子での刊行もおこなっており、この冊子型の講演記録も間もなく完成のようです。
成瀬記念講堂
講演会場となった日本女子大学創立者 ・ 初代学長/成瀬仁一氏を記念する 「 成瀬記念講堂 」 は、アール ・ デコ の建築様式なのでしょうか……、 風情のある、おおきな会場だったようです。

このひろい会場に、二階席までいっっぱいの500名もの女子大生が勢揃いするとなると……、チトおそろしくもなります。  ですから今回は、大石がひとりで Salama-21A をかかえて会場に乗りこみ、小社社員はほかのたれも会場をみておりません。

また情報管理も慎重で、会場に学生がいっぱいの写真は撮影できなかったようです。
以下の簡便な写真から、会場のふんいきだけでもご覧いただき、ご関心のあるかたは、ログインして、<日本女子大学生涯学習センター 日本女子大学VOD講座 教養特別講義 2 >をご笑覧ください。 またこの講演会に使用した画像の一部は、以下のURLからもご覧いただけます。
講演会使用画像集  PDF  5.10MB 】
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【新宿私塾】 新宿私塾 第26期 が陽春のもとでスタートしました

私塾26期スタート

新宿私塾第26期入塾《 新宿私塾第26期、櫻花爛漫の春、意欲満満でスタートしました 》
隣接する新宿御苑の、櫻、ミモザ、山吹などがあでやかに花をつけた04月07日、新宿私塾 第26期が開塾いたしました。

これから半年間、ほぼ夏休みもなく新宿私塾は開講され、爽秋の09月15日に終了します。
講師、塾生の先輩ともども、全力であたらしいタイポグラフィの前衛を育成するために努力しますし、25回の講座は、いずれも内容の濃いものとなっています。
半年後、自信にあふれた塾生の皆さんの、お顔と、お姿を、再度紹介できたら幸せです。

DSCN8614 DSCN8609 DSCN8619新宿私塾では、タイポグラフィにおける 「 知 ・ 技 ・ 美 」 のみっつの領域で、バランスのよい学習をモットーとしています。 それはまた 「 知に溺れず、技を傲らず、美に耽らず 」 という、つよい自戒をともないます。
この半年のあいだ、塾生の皆さんがおおきな収穫が得られるように、講師陣はもとより、200名を優にをこえた 「新宿私塾修了生」 の皆さんも、精一杯の努力と応援をいたします。

《 恒例 新宿私塾第26期 カリキュラム  表紙デザインの紹介 》

私塾26期カリキュラム新宿私塾 第26期 カリキュラム 表紙  ( Design : 講師 杉下城司さん )

新宿私塾 第26期 カリキュラムの表紙は、デジタルタイプの < アーバン グロテスク  Urban  Grotesk > です。
新宿私塾では受講期間のあいだに、和文活字でも、欧文活字でも、どちらでもかまわないのですが、できるだけ 「 My Favorite Type ― わたしのお気に入りの活字書体 」 を獲得することが勧められます。

もちろん、世上の評価がたかい活字書体でも、まったく無名の活字書体でも、「はやり書体」 でも一向にかまいません。 むしろどんな活字書体にも、避けがたく付着している 「 長所と短所 」 をみつけだし、「 長所をいかし、短所を制御する能力 」 がとわれます。

──────── 杉下城司さんのコメント
今回の書体は、スーツケース タイプ ファウンドリー  Suitcase Type Foundry  の < アーバン グロテスク  Urban Grotesk > です。
昨2014年にリリースされたあたらしい書体です。 製作したデザイナーは チェコ/プラハ の トーマス ブルーシラ  Tomáš Brousil です。
ヘルベチカの作成に際して参考にされた、フレンチ グロテスク ( ハース ) や、ノーマル グロテスク ( ハース )、また リフォーム グロテスク ( ステンペル ) といった、20世紀初頭のグロテスク系の書体を意識したあたらしい書体です。

表紙で使用した ☆ や、♢ ♡ などの約物/記号類もセットされていますし、いまでは当たり前のようなっている 「 a 」 「 g 」「 l エル 」 などのオルタネートもセットされています。
< アーバン グロテスク  Urban Grotesk > は、ヘルベチカのように、静的な方向-スタティックに洗練された書体とは違い、硬いながらも、グロテスク本来の良さを残しながら、いくぶん動的-ダイナミックに洗練された、21世紀初頭のグロテスクではないでしょうか。

【 参考URL : Suitcase Type Foundry Urban Grotesk

【友人 森郁男氏紹介】 『瞽女 キクイとハル』(川野楠己著、鉱脈社刊)

長年の友人 : 森郁男さんは、詩人にして造形家であり、とてもおこころのやさしいかたです。
このたび毎年恒例の、ご趣味の薩摩琵琶、正派 正紘会の『 琵琶演奏大会 』 のご案内とともに、 瞽女 キクイとハル 』 ( 川野楠己、鉱脈社 ) のご案内をいただきました。

ちなみに<瞽女 ごぜ>とは、「 盲御前 ( めくらごぜん )」 という敬称に由来する 女性の盲人芸能者のことです。( ウィキペディア : 瞽  女
近世までにはほぼ全国的に活躍し、20世紀には新潟県を中心に、北陸地方などを転々としながら三味線、ときには胡弓を弾き唄い、門付巡業を主として生業とした旅芸人でした。

瞽女 キクイとハル

川 野  楠 己 著
四六判 並製 325ページ
定価 : 2,000円+税
<発行元 ・ 問い合わせ>
鉱  脈  社 880-8551  宮崎市田代町263番地
TEL. 0985-25-1758  FAX. 0985-25-7286
<内容紹介>
視覚障害を持ちながら厳しい修行を続け、芸の世界に生きてきた代表的な二人の生涯に光をあてて、伝統を守り受け継ぐ人々を描く。 第51回点字毎日文化賞の著者による渾身のメッセージ。
<著者について>
川 野 楠 己  (かわの くすみ)
瞽女ゴゼ文化を顕彰する会  発起人 ・ 理事  琵琶盲僧永田法順を記録する会 ・ 元代表、 元 NHK チーフディレクター 昭和05年(1930)東京生まれ。
昭和27年(1952)NHK 入局。  平成2年(1990)定年退職。
その間の25年間 『 視覚障害者向け 』 のラジオ番組の企画制作を担当。 日本の伝統音楽を支えた視覚障害者の活躍に注目、 瞽女や琵琶盲僧をテーマにした番組を数多く制作した。
文化庁芸術祭ラジオ部門で昭和41年文部大臣奨励賞、昭和51年文部大臣優秀賞、昭和61年文部大臣芸術作品賞など3 回、放送文化基金賞 2 回を受賞。 国際コンクール、イタリア賞、日本賞にも出品した。
退職後は瞽女と琵琶盲僧の検証と顕彰をする組織を立ち上げ取り組んでいる。
平成9年には 『 今を生きる琵琶盲僧 ・ 永田法順の世界 』、『 最後の瞽女 小林ハル96歳の絶唱 』 のCDを制作し自費出版した。 2 年後には 『 仏の里の琵琶法師 髙木清玄 』 もリリースした。
【 アマゾン情報 : 瞽女 キクイとハル 強く生きた盲女性たち (みやざき文庫109)

<関連図書> 【 アマゾン情報 : 最後の琵琶盲僧  永田法順 (みやざき文庫92

 

【武蔵野美術大学 美術館 ・ 図書館】 近代日本彫刻展

Omote_F2C_0327-2[1]ヘンリー ・ ムーア ・ インスティテュート × 武蔵野美術大学 美術館 ・ 図書館 共同開催
Henry Moore Institute × Musashino Art University Museum & Library

近代日本彫刻展 ― A Study of Modern Japanese Sculpture ―

会  期|2015年5月25日[月]-8月16日[日]
休館日|日曜日、祝日 ※6月14日[日]、7月20日[月・祝]、8月16日[日]は特別開館
時  間|10 : 00-18 : 00 (土曜日、特別開館日は17 : 00 閉館)
入館料|無 料
会  場|武蔵野美術大学美術館 展示室5
主  催|武蔵野美術大学 美術館 ・ 図書館
共同企画|ヘンリー ・ ムーア ・ インスティテュート

<展覧会概要>
本展は、西欧の研究者が日本の近代彫刻を紹介するこれまでにない試みとして、エドワード ・ アーリントン教授 ( Edward Allington / ロンドン大学スレード校大学院 ) の協力のもと、リーズ ( イギリス ) にあるヘンリー ・ ムーア ・ インスティテュートによって企画され、同地にて 2015年1月18日から4月19日まで開催されました。

西欧の視座から日本の近代彫刻とその歴史を見直すことで、日英の双方が 「 彫刻 」 についての認識を深める一方で、イギリス展を契機に、西欧においても 「 近代日本彫刻 」 が新たな研究分野として確立されることが期待されます。

明治以降、西洋美術に対する理解が進む中で、彫刻とは人体をつくることであるという考え方が日本では主流になりました。 しかし一方で、日本の近代彫刻は西洋彫刻を受動的に受け入れるのではなく、西洋の塑造と日本の伝統的木彫との架橋を試みながら、「 彫刻とは何か 」 という問題を自己に問いかけることによって、独自の 「 近代日本彫刻 」 が形成されてきたと言えます。

本展 ( 日本展 ) では、森川杜園 ( 1820-1894 )、高村光太郎 ( 1883-1956 )、佐藤朝山 ( 1888-1963 )、橋本平八 ( 1897-1935 )、横田七郎( 1906-2000 ) による動植物などの自然物をモチーフとした、明治期から昭和前期までの優れた木彫作品を中心に約10点を紹介いたします。
これら日本の近代彫刻の特徴を示す作品を紹介することで、明治以降、単なる西欧化ではない独自のポジションを形成した近代日本彫刻とはどのようなものであったのか、その意義を検証します。

【 詳細情報 : 武蔵野美術大学  美術館 ・ 図書館  展覧会情報

【活版カレッジ】 2015年 春期昼間部講座 開講のお知らせ

活版カレッジ

朗文堂 アダナ ・ プレス倶楽部の直接指導により
本格的な活字版印刷術の
知 ・ 技 ・ 美 の 三領域を バランス良く学べます。

<活版カレッジ 2015年春期講座>が 櫻散りしく 04月08日[木]から開講しました。
今回は女性三名、男性一名での開講となりました。
<活版カレッジ>は、科学と、学術的根拠にもとづいた実技と実践を基盤とし、小型活版印刷機 Adana-21J ,  Salama-21A によるケーススタディ ・ メソッドをふんだんに駆使し、あたらしい時代の活版印刷の現場での、現実的  な課題の解決方法を学ぶことを目的とします。

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< 活版カレッジ 2015年春期講座 >
01月01日播種した<野沢菜>が、
開塾を待ちかねていたように、花をつけての祝福でした。

《 活版カレッジ 》 は、実技 ・ 実践を重視し、定員四名という徹底した少人数の講座です。
うれしいことに、あたらしい活版実践者、あたらしい活版造形者が着実に増加しています。
今回の講座は夜間部での開講ですが、先行お申し込みのお客様で定員となり、一般公募を経ないでの開講となりました。

次期 の夏期講座は、2015年07-09月の開講を予定しており、しばらく先となりますが、なにぶん少人数の講座ですし、すでに数名のお申し込みがあり、ここ数回、一般公募ができない状況がつづいております。
《 活版カレッジ 》 受講ご希望の方は、できるだけお早目に、朗文堂/アダナ ・ プレス倶楽部の @メール まで受講希望の意向をご連絡ください。一般公募に先だって、あらためてご案内をさしあげ、受講ご意向の再確認をさせていただきます。
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活版カレッジ
【 講座教室 】 東京都新宿区新宿 2-4-9 中江ビル   4FB  朗文堂内 ( 通学制 )
【 講   師 】   朗文堂 アダナ ・ プレス倶楽部

◎ 受講期間 3 ヶ月 木曜日 全 9 回(毎月 3 回)
※ 各コース定員 4 名(お申込先着順)

※ 毎月 第 1-3 週木曜日の開講。 第 4 - 5 週は基本的にお休みです。
※ 年末年始 ・ GW ・ 夏期休暇などに際して若干の変動があります。
◎ 徹底した少人数講座のため、お申込先着順とさせていただきます。
◎ 受講希望者多数の場合には、次期講座への予約をお勧めする場合がございますのでご了承ください。
◎ 次期の開催日時と募集の開始は、ここ アダナ ・ プレス倶楽部ニュース にて随時お知らせいたします。
◎ 《 活版カレッジ 》 受講希望の方は、お気軽に、できるだけ事前に、アダナ ・ プレス倶楽部の  @メール  まで受講希望の意向をご連絡ください。 一般公募に先だって、あらためてご案内をさしあげます。 積極的なご参加をお待ちしております。

【 基本情報 : 教室のご案内 Salama-21A 操作指導教室 活版カレッジ

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活版歳時記 ────
三椏 ミツマタ の花  四月初旬   撮影者 : 古谷昌二さんのコメント
三椏の撮影地は、秦野からバスで大山山麓の蓑毛に行き、そこからヤビツ峠に通じる山道の途中に群生していました。 富士山の写真は、ヤビツ峠から少し登った岳ノ台 ( 標高およそ900 m ) からのズームアップしたものです。 いずれも秦野市に属している地区です

三椏や  やまさと ふかく  かをりける

― よみし ひとを しらず ―

234uu 235uu 233uu 246uuみつまた ( 三椏 ・ 三叉 ) は中国原産のジンチョウゲ科の落葉低木で、わが国でも暖地に栽培されています。 その枝がかならず三つにわかれることからその名がうまれました。 樹皮の靱皮をとって手漉き紙の材料とします。
櫻にさきだって、黄色の筒型小花をつけ、つよいかおりを発するので 「 結香 ムスビキ」 の和名もあります。 中国ではその色合いとかおりをめでて 「 黄瑞香 」 とされます。

【小西昌幸さん情報/演奏会】 北島ブリティッシュ ・ ロック ・ レジェンド ・ ナイト ★ デイヴ ・ シンクレア & ジミー ・ ヘイスティングス

デイヴ・シンクレア、ジミー・ヘイスティングス、浦千鶴子★20100509★創世ホール写真) 左から、デイヴ ・ シンクレア、 ジミー ・ ヘイスティングス、浦 千鶴子の各氏

北島 ブリティッシュ ・ ロック ・ レジェンド ・ ナイト ★
デイヴ ・ シンクレア & ジミー ・ ヘイスティングス

元 キャラヴァン ~ キャメルの デイヴ ・ シンクレア と、
元 ソフト ・ マシーン の ジミー ・ ヘイスティングス。
英国の カンタベリー ・ シーン伝説の いぶし銀コンビが、
美声ヴォーカリスト ・ 浦 千鶴子をともなって 北島町に奇跡の降臨。
関西地区では 滋賀、京都、北島町 3 カ所のみの公演!

◯ 日  時 : 2015年05月09日[土] 午後 7 時から
◯ 会  場 : 徳島県北島町立 創世ホール 3 階  多目的ホール
◯ 入場料 : 前売 3,000円 ( 当日 3,500円 )
◯ 出  演 : デイヴ ・ シンクレア ( ピアノ/キーボード )、 ジミー ・ ヘイスティングス ( サックス/フルート )、 浦 千鶴子 ( 特別ゲスト/ヴォーカル)
◯ 主  催 : 北島 ブリティッシュ ・ ロック ・ レジェンド ・ ナイト実行委員会

※ 前売りチケットは、北島町立図書館カウンターでお買い求めいただけます。 電話でのご予約もお受けしています。
※ 問いあわせ : 北島町立図書館 ・ 創世ホール ( 電話 088-698-1100 )

【 関連情報 : 徳島県北島町 北島ブリティッシュ ・ ロック ・ レジェンド ・ ナイト
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<小西昌幸さんからの@メール>
各 位
お世話になっております。 徳島の小西昌幸です。
2015年05月09日に、英国ロック界の大御所二人の国内ツアーがあり、北島町 創世ホールでも演奏会を開催することになりました。
元 キャラバン~マッチング ・ モウル ~ キャメルの デイヴ ・  シンクレア氏、元 ソフトマシーンの ジミー ・ ヘイスティングス氏の日本ツアーです。
創世ホールではこのおふたりに、美声ヴォーカリスト ・ 浦 千鶴子さんが加わります。

この催しは 例によって町の予算がついておりません。 3,000 円のチケットを 最低百枚実売する必要があります。 赤字が出たら 私と友人が個人負担するシステムです ( 暴走企画と呼んでおります )。

先日は、デイヴ ・ シンクレア氏 ( 現在京都在住 ) と浦さんが 徳島のふたつの FM 局に出演して PR しましたが、まだまだこの演奏会の宣伝を展開しなくてはなりません。 画像などをお送りしますので、ブログ、ツイッター、HP などにご自由に貼り付けていただき、ご支援いただけましたら幸いです。
そして四国近辺に愛好家のご友人がおりましたらぜひ薦めてください。 九州 ・ 福岡から来場されるかたも 1 名おいでです。
なお、チラシの中の文言 ( 惹句 )、「 宇宙の高みに美の結点を 」 は、東京の先人、片塩二朗さんが 昔用いられたフレーズを謹んで引用させていただきました。

2015年02月の山田太一さんの講演会はおかげ様で、立ち見が出る超満員 ( 約350名 ) となり、来場者人数の歴代最高記録を樹立しました。 ご支援に感謝しております。
【 関連情報 : 花筏 [講演会] 北島町創世ホール/山田太一 「 『早春スケッチブック』 がめざしたもの 」 2014年12月22日

私はいよいよあと 1 年で定年退職を迎えることになりました。 ひざが痛くなったり ( 血腫ができていました )、右耳が難聴になったり、あちこちガタがきております。 健康第一です。
友人各位におかれましては、くれぐれもご自愛ください。

小 西  昌 幸
北島町教育委員会教育次長、『 ハードスタッフ 』 編集発行人、徳島謄写印刷研究会事務局長、先鋭疾風社代表、海野十三の会副会長、59歳。

デイヴ・シンクレア、ジミー・ヘイスティングス、浦千鶴子★20100509★創世ホール デイヴ・シンクレア&ジミー・ヘイスティングス★カラーチラシ画像★最終版「ぞめき★デイヴ・シンクレア『マキノ』」20130918「徳島新聞」夕刊★執筆=小西昌幸

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< やつがれ  しるす >

かんがえてみたら、徳島の小西昌幸 ( こにし まさゆき ) さんとのおつきあいも長くなった。
徳島市の板東孝明さんに小西さんをご紹介いただいたのは、1980年代の中頃であったとおもう。
小西さんはフットワークの良いかたで、その口からはことばが、その筆からは文章がとめどなくあふれるかたであった。

したがって、最初は 〔 このひとはディレッタントに違いない。 役所づとめはいつまで続くかな 〕 とかんがえた。 ところが〔おどろいたことに〕、無事に役所を勤めあげ、間もなく定年退職となるらしい。
最近とみに高齢化と定年退職をウリにしているが、これまでこのひとをしばっていた 「 公務員 ・ 役人」というくびきがはずれたら、定年後になると、かえって若返り、けたたましくなりそうな予感 ( 悪寒 カモ ) が
しないではない。

やつがれは不器用で、子供のころにオヤジにいわれた 「 おまえは活字ばかだ 」 ということばそのまま、ひとつことにこだわり、生きてきた。
またこれまで、活字やタイポグラフィに関して、それを技芸や学問としてとらえるのではなく、興味本位、慰み半分で口にし、ひとつの通過点のようにして去っていった
ひと-ディレッタントを散散みてきた。
つまりひとときとはいえ、ディレッタントとみなした小西さんには、ときおり牽制球をはなつだけにして、適度な距離を保つようにしていた。

ところが最近、小西さんへの認識が変わりつつある。
そもそもご本人からの @メールでも、その肩書きや関与事業を、サラリと、自慢でもなく、<北島町教育委員会教育次長、『 ハードスタッフ 』 編集発行人、徳島謄写印刷研究会事務局長、先鋭疾風社代表、海野十三の会副会長、59歳>としるすほどのひとである。 ふつうなら嫌みとなるほどのものでしかない。

今回のイベントも、<北島 ブリティッシュ ・ ロック ・ レジェンド ・ ナイト ★>と、いかにもロック世代らしくしるさずにはいられないようである。
どちらかというと ジャズ世代のやつがれは 苦笑するしかないし、ロック ・ コンサートに、爺さま ・ 婆さままで動員したければ < 懐かしのイギリス ・ ロックの夕べ ★> とでもしたほうが良かろうとおもう。
ところがそこはディレッタント小西のことゆえ、<北島 ブリティッシュ ・ ロック ・ レジェンド ・ ナイト ★>と、先鋭疾風のごとく、阿修羅のごとく、ヲメクことなくば気がすまないのでのであろう。またメールの文中に二行ほどやつがれに関して ( 余計な ) 記述がみられたが、そのままにしてご紹介した。

そもそもディレッタント小西が仕掛けるイベントは、いつもこんな具合である。
>この催しは 例によって町の予算がついておりません。
>3,000 円のチケットを 最低百枚実売する必要があります。
>赤字が出たら 私と友人が個人負担するシステムです ( 暴走企画と呼んでおります )。

はなからスノッブだとはおもわなかったが、ディレッタントもここまでくると本物である。 小西昌幸さんは、まさしく本物の好事家であり、本物のディレッタント-好き者、物憑きである。
徳島には ジャストシステムにお世話になった関係で、友人知人が多い。 また四国全土の友人のみなさまも、あげて、ぜひとも、 <北島 ブリティッシュ ・ ロック ・ レジェンド ・ ナイト ★> にご参加をたまわりたいゆえんである。

【お客さまご訪問】中華書局:李 晨光氏、商務印書館(香港):毛 永波氏

DSCN8622《 2015年04月03日〔金〕、おふたりの中国の印刷 ・ 出版人がご来社に 》
朗文堂 アダナ ・ プレス倶楽部のホームページをプリントされ、それを提示されながらの、ほとんどノーアポでのご訪問でした。
日本で<活版ルネサンス>の動向が顕著なことと、朗文堂 アダナ ・ プレス倶楽部のうわさわ聞きつけてのご訪問でした。

◎ 写真左) 李 晨光 さん ( 中華書局  デジタル出版センター主任 )
◎ 写真右) 毛 永波 さん ( 商務印書館〔香港〕有限公司 取締役 ・ 副編集長 )

おふたりは <第18回 東アジア出版人会議 > のパネラーとして来日され、その寸暇をぬすんでのご訪問でした。
おふたりの 報告事項 は以下のとおり。

◎ 李 晨光  中華書局の古籍デジタル化と『中華経典古籍庫』
中華書局は中華人民共和国の代表的な出版社。
1912年(中華民国元年 ・ 大正元年)に 陸 費逵 ( 伯鴻 ) によって上海で設立された。
小学校や中学校の教科書の出版を中心とした出版社で、古典籍や、自然科学書 ・ 社会科学書 ・ 文芸書 ・ 参考図書類も手広く印刷出版している。
1954年05月に北京に本社を移転した。現住所は、北京市豊台区太平橋西里38号。

◎ 毛 永波  香港商務印書館のデジタル出版の歩みを追う
商務印書館は中華人民共和国の代表的な出版社。
上海租界(外国租借地)にあった米国美華書館
American Presbyterian Mission Press)の職員であった、夏 瑞芳、鲍 咸恩、鲍 咸昌、高 鳳池ら四人が、米国籍の長老会牧師 George Field Fitch ( 中国表記 : 費啓鴻、1845-1923 ) の支援をえて、1897年(清朝光緒期 ・ 明治30 ) 02月11日に上海において設立された。
現在は本社を北京王府井におき、支社網を全土に置き、商業印刷にとどまらず、総合出版 ・ 印刷所として中国第一の規模をほこる。

DSCN8627《 デジタルプリントの話題はほどほどに、中華書局 : 聚珍倣宋版、商務印書館 : 倣宋体活字で話題がおおいに盛りあがる 》
中華書局には 「 聚珍倣宋版 」 があり、商務印書局には 「 倣宋体活字 」 という、すぐれた本文用活字書体がある。
このふたつの活字書体はわが国にも昭和前期にもたらされ、中華書局系は名古屋 ・ 津田三省堂らによって 「 宋朝体 」 の商品名で発売された。 商務印書館系は大阪 ・ 森川龍文堂によってもたらされ、「 龍宋 」 の商品名で発売されていた。

この宋王朝刊本字様に淵源を発する活字書体を、故 ・ 毛沢東首席が好んだ ことは紹介した。
また現代中国では、宋体 ( わが国の明朝体 ) にかえて、倣宋体 ( わが国のいわゆる宋朝体 ) が再評価されている。
たまたま小社でも 「 宋朝体研究 」 が進行中で、その資料をみたおふたりとも、おおいに驚き、喜んでいただいた。
どうやらデジタルメディアに職掌上たずさわっていても、やはり印刷 ・ 出版人の < 活字好き > は日中ともに変わらないようであった。

【 関連情報 : 花筏 宋朝体活字の源流:聚珍倣宋版と倣宋版 01-04 】 
聚珍倣宋版表紙DSCN0892 DSCN0895 活字組版印刷見本帳 『 聚珍倣宋版式各種様張 』 と、創成者 : 丁 輔之 と 丁 善之

【展覧会】 直前情報再掲載/ヴァチカン教皇庁図書館展Ⅱ-印刷博物館 and More

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ヴァチカン教皇庁図書館展Ⅱ
書物がひらくルネサンス

会      期 : 2015年04月25日[土]―07月12日[日]
休  館  日 : 毎週月曜日( ただし05月04日[月 ・ 祝]は開館 )、05月07日[木] 
開館時間 : 10 : 00 - 18 : 00 ( 入場は 17 : 30まで )
入  場 料  : 一般 800円、学生 500円、中高生 300円、小学生以下無料
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「 ヴァチカン教皇庁図書館展 ― 書物の誕生 」 (2002年) 開催から13年目となる2015年。
〈 書物 〉 と 〈 ルネサンス 〉 をテーマに 第 2 回展を開催します。

 
ヴァチカン教皇庁図書館が誕生した時代、書物の再生がルネサンスとともに到来しました。旧来の手写本や、新たに登場した活字本、そして書物を飾ろうという要望にこたえて生まれた木版 ・ 銅版画は、書物の輝きを推進する役割を果たします。

本展では、ヴァチカン教皇庁図書館所蔵の中世写本、初期刊本、地図、書簡類計21点を中心に、印刷博物館および国内諸機関所蔵の書物を加えた計69点を展示、ルネサンス精神の比類なき生き証人である書物の魅力に迫ります。
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<おすすめ企画/ヴァチカン図書館展Ⅱ 関連講演会>

06月27日[土]
対談企画 「 アルド ・ マヌーツィオの魅力 」
雪嶋 宏一 ( 早稲田大学教育 ・ 総合科学学術院 教授 )
白井 敬尚 ( グラフィックデザイナー  白井敬尚形成事務所主宰 )

会 場  :  印刷博物館 グーテンベルクルーム ( 地階 )
時 間  :  14:00-16:00 ( 終了時間は予定です )
料 金  :  無料 ( 企画展にご入場の際は、別途入場料が必要です )
定 員  :  80名 事前申込制 先着順
【 講演会申込フォーマット : 「 ヴァチカン図書館展Ⅱ」 講演会

──────────  餘談ながら 〔 初出では S 氏 、K 氏としたが、ここでは本名でしるす 〕

【 初  出 : タイポグラフィあのねのね*013 マインツとグーテンベルク 2011年08月11日 】
【 再掲載 : タイポグラフィ あのねのね*014 アルダス工房、ドベルニ&ペイニョ、アーツ&クラフト運動 2014年12月01日 より部分】

活字版印刷術 タイポグラフィ と 情報は、水の流れにも似て……
五体と五感をもちいたアルチザンの拠点

烏兎匆匆か、はたまた 光陰矢のごとしか
◎ おあとは、よろしいようですね! ◎

デザイン界に、いまだ充実した 「 教科書 」 が不在だったころのはなしである。 そうふるい話しではない。 1997年のこと。
京都のさる美術大学が、四年制の通信教育学部をつくろうとなったとき、あたりまえといえばあたりまえだが、所轄官庁から 「 教科書 」 の製作を強くもとめられた。
そのタイポグラフィ篇の教科書の執筆を依頼されたが、単独執筆では偏りを生ずるおそれがあったので、白井敬尚氏、河野三男氏に依頼して、03名で共同執筆にあたった。

執筆に取り組んで、あらためておどろいた。 当時の美術大学や藝術大学 ( くどいようだが1997年のこと )には、どこにも、デザインの教科書はもとより、先行資料といえるようなまとまった資料はなかったのだ。 先行資料が無いということは、ある意味では提灯も無く暗い夜道を歩むようなものであった。

そのため、まったく手探りで、「 デザイン教育用の教科書 」 をまとめなくてはならなかった。 そのツメの段階にきたとき、資料不足が明確になったので、筆者を含む03名で、ヨーロッパ駆け足取材 ( 費用は各自負担だったケト ゙ ) を計画した。

執筆と旅行の準備に追われていたある日、白井敬尚氏が血相を変えて駆け込んできた。
ゲーテ 『 イタリア紀行 』 に,アルダス ・ マヌティウス 〔 アルド ・ マヌツィーオ 〕 の工房が、「 ベネツィアのサンセコンド2311番地 」 にあることが紹介されている、と興奮した面持ちでかたった。
18-19世紀の文豪 ゲーテ ( Johann Wolfgang von Goethe  1749―1832 ) が記録したその記録が、現在もまだ有効な資料かと半信半疑ながら、「 ヴェネツィア、サンセコンド2311番地 」 の名前だけは咒文のように記憶して出かけることになった。
20141203152153278_0001ともかく慌ただしい旅 ( 珍道中ともいえる ) であった。  ドイツに入り、パリを経由して 列車でスイスに、そしてまた列車でイタリアに入った。
イタリアでは拠点を パドヴァ のちいさなホテルにおいた。 すなわち長靴形のイタリア半島を上下に移動するのではなく、半島の付け根を左右に行ったり来たりした。
ミラノから取材をはじめ、翌日にはヴェローナのタイポグラファの友人、マルチーノ ・ マーダシュタイク氏からさなざまな支援を受けた。

当然、ヴェネツィアのアルダス工房の所在地も聞いたが、
「 ヴェネツィアのどこかに、いまもアルド ・ マヌッツィオ ( マルチーノの発音 ) の工房があることは聞いた気がするなぁ」
程度の曖昧な回答だった。

そこで、やはり ヴェネツィアに行くしかない……、 となった。
いまならグーグルマップで即刻詮索だろうが、この取材は1997年のこと。
ヴェネツィア駅に降り立って、すぐに詳細な街路図を購入して、駅前広場で地図をひろげて03人による鳩首検索。
おなじ列車で着いた旅行者は四散して、駅頭からすっかりひとがいなくなったのに、まだ駅前でただただ地図とにらめっこをしている奇妙な日本人が03人。
「あった~! ココにある」。
やはり最初に豆粒のような街路図から 「 サンセコンド 」 の名を見つけたのは白井敬尚氏だった。

さっそく いくつかの橋を ( 駆け抜けるように ) わたって 「 サンセコンド通り 」 に駆けつけた。
それからの興奮、舞いあがりのさまをしるすのは ( あまりに恥ずかしいから ) 控えよう。
ともかく03人は、いまはヴェネツィアン ・ グラスの工房 ( 写真向かって左 ) と、ブティック ( 写真向かって右 ) になっているこの建物に、( 買い物のふりをして ) 押し入り、仔細に ( 柱の1本1本に頬ずりをし、壁もナデナデして ) 内部構造もミタ。

まことに奇跡ではないかとおもった。 520年ほど以前 ―― わが国では足利幕府の時代、すなわち1495年ころから この工房は活動を開始し、20年余にわたって133冊 ( 種類 ) の評価のたかい書物をのこしている。 その工房がそっくりそのまま地上にのこっているのだから、高松塚古墳 モトイ ポンペイの遺跡が発掘されたときよりおどろいた !?

それから筆者はここを都合04回訪れ、いつもお義理でヴェネツィアン ・ グラスの安いものを購入していた。 そのため工房のあるじとも親しくなった。 店主はいかにも技芸の街、ヴェネツィアのアルチザンといった朴訥 ボクトツ なひとで、
「 最近、日本人のデザイナーが良く来る。 かれらは丁重で、必ず名刺を出して、死ぬほど写真を撮りまくる 」
と ( いうようなことを ) ボソボソとかたっていた。 それでも気のせいか、この建物に入ると、いつも活版インキ独特の甘い残り香をかんじていた。 なによりも、この 「 サンセコンド2311番地 」 の 建物正面の壁面には、重重しく銘板が埋め込まれており、以下のような文言がしるされている。

その名があまねく知れわたりし マヌティウス家の啓蒙者
アルダス ・ マヌティウス
このヴェネツィアの地にて 優れし印刷術に 身も心も捧げたひと

大学側の最初の説明では、通信教育学部の発足までに、各教科、都合10冊の教科書をつくることが必要だとされた。 吾吾03人組はなにはともあれ締め切りは守った。
それにしても……、常勤の大学教員はただただ傍観するだけ、その間なにもしなかったなぁ。 それがして、それまで美術大学に教科書が無かった理由かもしれない。

ともあれ、発足までに間にあったのは、吾吾が担当したタイポグラフィ篇と、別の著者によるイラスト篇だけだったようだ。 のこりの教科は、大学当局が監督官庁となんとかうまく話しあったのだろう。
したがってこのふたつが取りあえず合冊されて、『 情報デザイン演習Ⅰ 情報デザインシリーズ Vol.1  イラストレーションの展開とタイポグラフィの領域 』 と、えらく長い ( 大仰な ) タイトルがつけられて、1998年(平成10)04月01日に発行され、四年制の通信教育学部の発足をみた。
そして、それから数年もたたずに、あちこちの美術大学や藝術大学に 「 教科書 」 がもうけられるようになった。 わが国には <ちいさく右へ倣え> のふうがある。

【 詳細情報 : 凸版印刷 印刷博物館