【展覧会】回向院念仏堂|第11回 鳥居清長忌展覧会|二日間だけの「清長と版元たち」〜蔦屋重三郎の時代〜|’25年5月31日-6月1日 / 二日間|終了

回向院念仏堂
第11回 鳥居清長忌展覧会
二日間だけの「清長と版元たち」〜蔦屋重三郎の時代〜
会  期  令和7年(2025年)5月31日[土]- 6月1日[日]
開館時間  10時 - 17時 * 入館は閉館の30分前まで
会場案内  回向院念仏堂 2階
      〠 130-0026 東京都墨田区両国2丁目8−10
      TEL: 03-3634-7776  ▷ 交通・アクセス
問い合せ  清長忌実行委員会事務局
      〠 103-0013 東京都中央区日本橋人形町2丁目18-4 昭美ビル1階
      電話. 03-5640-4446
後  援  国際浮世絵学会/一般社団法人 墨田区観光協会
協  力  公益社団法人 川崎・砂子の里資料館/
      公益財団法人 摘水軒記念文化振興財団/
      千葉市美術館/すみだ北斎美術館/其角堂/株式会社 江戸文物研究所/
      有限会社 艸藝社
主  催  回向院、清長忌実行委員会
入場無料
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このたびの鳥居清長忌展覧会では回向院に眠る鳥居清長とともに、本年話題となっている浮世絵の版元、すなわち浮世絵のプロデューサーにも焦点を当てています。とかく浮世絵といえば、図柄を描いた浮世絵師が注目されてしまうのはやむを得ないが、しかし浮世絵師の独力で浮世絵版画ができあがるわけではありません。絵師は版下絵を描き、彫師がその版下絵を板に裏返しに貼って版木を彫り、摺師が版木に墨や絵具を置き紙をのせてバレンで摺ることで一枚の版画が完成するという、卓越した職人たちによる協業なのです。そして、浮世絵の出版企画を立て、職人たちを統率して作品を摺りだし、販売まで担った出版者が版元なのです。

版元たちにとって、人気絵師に版下絵を描いて貰うことは商売の成果に直結していました。清長の場合は、大多数の錦絵を西村屋与八(永壽堂)から刊行していますが、蔦屋重三郎(耕書堂)版も散見されます。西村屋は美人画の有力版元でしたが、新興の蔦屋はやがて喜多川歌麿や東洲斎写楽の大首絵という新機軸で対抗してゆくことになるのです。
なお、ここ回向院の境内には、「無縁法界塔」と揮毫された供養塔が文久三年(一八六三)に建立されています。基壇正面に「にしきゑ(錦絵)職人中」とあり、台座には摺師の名も刻まれています。光を当てるべき浮世絵の重要な担い手たちにも、あわせて思いを馳せていただければ幸いです。
十文字学園女子大学 教育人文学部文芸文化学科

                                 教 授 樋口一貴

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 回向院念仏堂 清長忌実行委員会事務局