慶應義塾大学アート・センター
パピエプリエ03:第五の季節 — 瀧口修造とジュアン・ミロ
日 時 2025年12⽉6⽇[土] 13:00 - 16:00
会 場 慶應義塾大学三田キャンパス 東館6階G-lab( キャンパスマップ ⑬ )
対 象 どなたでもご覧いただけます
費 用 入場無料
問い合せ 慶應義塾大学アート・センター
〠 108-8345 東京都港区三田2-15-45 TEL 03-5427-1621
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ミロよ
あなたにならって
蜻蛉の誕生日を祝おう
この島々の国で
あなたがもたらした㐧五の季節の
ある晴れた日に
── 詩:瀧口修造、画:ジョアン・ミロ「ミロよ[…]」1966年[色紙に書かれた 詩「ミロの星とともに」の最終節およびミロのドローイング。この色紙の詩と『ミロの星とともに』に掲載された同節には若干の異同がある。]
詩と絵とはつねに貧しいときのパンと水のようなものでなければならないのである。
── 瀧口修造「ミロと詩画集」『画家の沈黙の部分』みすず書房、1969年、128頁(『コレクション瀧口修造2』みすず書房、1991年、192頁。)
1940年、瀧口修造は世界でもっとも早いジュアン・ミロのモノグラフ『ミロ(西洋美術文庫48)』(アトリヱ社)を上梓した。1958年、瀧口はヴェネツィア・ビエンナーレの日本代表兼審査員として渡欧し、欧州旅行を行ったが、その際ミロと会うことを望みながらも叶わなかった。ミロへの継続する関心を持ちながら実際2人が出会ったのは1966年の個展にあわせたミロ初来日の際だった。この展覧会を記念して瀧口が書き、朗読された詩が「ミロの星とともに」である。1966年10月4日の日付を持つ、瀧口が詩を書きその周囲を巡るようにミロがドローイングを描いた色紙は、最初の共作詩画と呼べるだろう。ここに書かれた詩は「ミロの星とともに」の最終節である。そこに記された「㐧五の季節」という瀧口の言葉は、四季がめぐる1年の内に胚胎した空白の季節、あるいは過ぎ去ることのない、もうひとつの季節を指しているのかもしれない。太陽と地球の関係によって生まれるのが四季だとしたら、「㐧五の季節」とは「ミロの星とともに」あること、すなわちミロと瀧口の関係によって生まれた季節だと言える。
2人が交わした書簡と2冊の共作詩画集『手づくり諺 ジョアン・ミロに』(1970年)、『ミロの星とともに』(1978年)はその季節の痕跡として私たちに残されている。本シンポジウムでは、往復書簡を読み解き、2冊の共作詩画集へ至るプロセスおよびそこで展開された諸問題について考えたい。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
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