【会員情報】 ぢゃむ 杉本昭生さん|活版小本新作 ── 永井荷風『寝顔』|’25年10月1日

{ ぢゃむ 杉本昭生 活版小本 一筆箋 }

このあいだまで『断腸亭日乗』を再読していました。
読み終えると、この気儘で偏屈な作家、永井荷風の作品をまた作りたくなりました。
で、今回は『寝顔』という小品を選びました。
父親を早くに亡くした竜子は十五歳、
十八しか違わない母と二人で姉妹のように暮らしています。
男気のないこの家にかかりつけの老医師に代って
若い医者が往診するようになったのは最近のことです……
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最初は布装の和本にするつもりでした。
しかし適した布が見つからず、見返しに使うつもりの紙を表紙にしました。
本文に漂うやわらかい情趣を伝えたかったのですが
軽い本になってしまったのが残念です。
いい布に出会ったら再挑戦したいと思っています。

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