東京大学総合研究博物館
東京大学150周年・総合研究博物館30周年記念イベント
令和7年度学芸員専修コース共同企画展示
Insect Nets −実物とデジタルが語る東大150年の軌跡−
会 期 2025年11月17日[月]- 2026年1月30日[金]
休 館 日 土曜・日曜・祝日・12月28日-1月4日
* 臨時休館することがあります。事前に 開館カレンダー を確認下さい。
開館時間 10:00 - 17:00(入館は16:30まで)
会 場 東京大学総合研究博物館(東京大学本郷キャンパス内)
〠 113-0033東京都文京区本郷7-3-1 ▷ 交通・アクセス
問い合わせ:050-5541-8600(ハローダイヤル)
制作指揮 矢後勝也、佐々木猛智
主 催 東京大学総合研究博物館
入館無料
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本企画展は明治-昭和にかけて活躍した昆虫学者4名がネット(捕虫網)で集めたコレクションとその軌跡に焦点を当てる。佐々木忠次郎はカイコの病虫害の研究により養蚕業の進展に貢献した。セミの分類・生態の研究を行った加藤正世は、昆虫学の普及でもその名が知られる。一方、五十嵐邁はダージリンでの調査による珍種テングアゲハの幼生期解明など、アジア産チョウ類に関する業績を数多く残した。人類学者としても著名な尾本惠市は、特にウスバシロチョウ亜科の系統分類において分子進化学の手法を取り入れたことで知られる。それぞれ異なる時期に形づくられ、東京大学総合研究博物館に収められたかれらのコレクションは、明治から今日に至るまでの150年の昆虫学の歴史を物語る。
一方、昆虫の収集と標本作製の手法は過去から大きく変わらず、昆虫コレクションは時代を超えて普遍的な存在といえる。発足30周年を迎える大学博物館でも、昆虫の姿をタイムカプセルとして未来へ伝えようとする意志は揺るぎない。本展では、そうした性格を踏まえ、収蔵標本とその3Dデジタル画像を併せて紹介した。
会場の四方にはコレクションが、展示ケースには厳選標本が、会場中央には3D像を搭載したタブレット端末が並ぶ。タッチ操作で全方向に動かせる3D像は、標本の表裏だけでなく翅や脚の細部まで観察でき、その造形を多角的にとらえる契機となるだろう。3D像と実物標本を同時に展示することで、観覧者自らが隅々まで比較できる。古来より受け継がれた標本とそれらから成る電子イメージは、自然界から標本をつくるまでの過程に介在するネットのように、実物と画像を情報空間へとつなぎ合わせている。
今回の展示は、本館が平成5年から続けている専門的リカレント教育「学芸員専修コース」の中で共同制作されたものである。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京大学総合研究博物館 ]
