森美術館
マシン・ラブ:ビデオゲーム、AI と現代アート
会 期 2025年2月13日[木]- 6月8日[日] * 会期中無休
開館時間 10:00 - 22:00
* 火曜日のみ17:00まで
* ただし4月29日[火・祝]、5月6日[は22:00まで
* ただし3月20日[木・祝]は17:00まで
* 最終入館は閉館時間の30分前まで
会 場 森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)
▷ アクセス
料 金 お問い合わせ 050-5541-8600(ハローダイヤル)
◉ 料金詳細は ▷ こちら
* チケット各種割引・優待情報、イベント情報などは下掲 詳細公式サイト 参照
[平 日]
一般 2,000円、学生(高校・大学生)1,400円、子供(中学生以下)無料
シニア(65歳以上)1,700円
[土・日・休日]
一般 2,200円、学生(高校・大学生)1,500円、子供(中学生以下)無料
シニア(65歳以上)1,900円(1,700円)
* 本展は事前予約制(日時指定券)を導入。専用オンラインサイト から
「日時指定券」をご購入ください。
* 専用オンラインサイトは こちら。
* 当日、日時指定枠に空きがある場合は事前予約なしでご入館いただけます。
* 表示料金は消費税込
企 画 片岡真実(森美術館館長)
マーティン・ゲルマン(森美術館アジャンクト・キュレーター)
矢作 学(森美術館アソシエイト・キュレーター)
アドバイザー 畠中 実(NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]主任学芸員)
谷口暁彦(メディア・アーティスト)
主 催 森美術館
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仮想空間と現実世界が接続し、人工知能(AI)が飛躍的に発展するなか、新しいテクノロジーは私たちの日常生活に急速に浸透し、とりわけコロナ禍は仮想空間における活動を加速させました。また、顧みればテクノロジーとアートは、コンピューター・アート、ビデオ・アートなどの歴史のなかで常に併走してきました。近年のビデオゲームやAIの発展がアーティストの創造活動に全く新しい可能性をもたらす一方で、生成AIの登場は、人類の創造力にとっての脅威ともなっています。こうした動向は、現代アートの文脈においても大きく注目されています。
本展では、ゲームエンジン(※1)、AI、仮想現実(VR)、さらには人間の創造性を超え得る生成AIなどのテクノロジーを採用した現代アート約50点を紹介します。そこではデジタル空間上のさまざまなデータが素材となった全く新しい美学やイメージメイキング(図像や画像を作ること)の手法、アバターやキャラクターなどジェンダーや人種という現実社会のアイデンティティからの解放、超現実的な風景の可視化、といった特性が見られます。ただ、これら新しい方法を採用しながら、アーティストの表現の根幹では普遍的な死生観や生命、倫理の問題、現代世界が抱える環境問題、歴史解釈、多様性といった課題が掘り下げられています。
「マシン」とアーティストが協働する作品や没入型の空間体験は、「ラブ(愛情)」、共感、高揚感、恐れ、不安など私たちの感情をおおいに揺さぶるでしょう。現実と仮想空間が入り混じる本展は、人類とテクノロジーの関係を考えるプラットフォームとして、不確実な未来をより良く生きる方法をともに想像する機会となるでしょう。
※1 コンピューター・ゲーム制作に必要な機能をまとめたソフトウェアをさす。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 森美術館 ]
❖ 展覧会名の「マシン・ラブ」について ❖
タイトルにある「マシン」は産業革命以降の重工業的な機械ではなく、コンピューターやハードウェアの総称としての「マシン」を意味します。20世紀初頭には機械のスピード感やダイナミズムが象徴する新たな時代を「マシン・エイジ」と呼び、多様な芸術分野で支持されましたが、本展では21世紀に発展したコンピューターやインターネットに深く関わる新しい「マシン」時代のアートに注目します。「ラブ」は、愛情、妬み、恐れ、高揚感など、ゲームやマシンに向けられる熱狂的な感情を連想させます。さらには、AIの発達した未来には、ロボットやアンドロイド、サイボーグなどが感情や意識を持つ主体となり得るのか、という哲学的な問いでもあります。
本展の特徴とみどころ
◇ さまざまな領域の専門性が集結し、新しい世界を表現
現代アートに限らず、デザイン、ゲーム、AI研究などの領域で高く評価されるアーティスト、クリエイター12組が、生物学、地質学、哲学、音楽、ダンス、プログラミングなどの領域とのコラボレーションをとおして制作した作品を一堂に集めて紹介します。
◇ デジタルとリアルが融合した世界を体験
アニカ・イの絵画やアドリアン・ビシャル・ロハスの彫刻など、見た目では非デジタルな作品の制作過程にもさまざまなテクノロジーが使われています。一方で、ルー・ヤンやヤコブ・クスク・ステンセンは、デジタル映像作品と、そのなかに描かれた風景の一部やオブジェクトを現実空間にも出現させるインスタレーションを展開します。展覧会を鑑賞するなかで、デジタル空間とリアル空間がひとつに連なるような感覚を体験できます。
◇ アートやメディア・アートのプライズの受賞者多数
キム・アヨンは《デリバリー・ダンサーズ・スフィア》(2022年)で、メディア・アート界の世界的な賞である、アルス・エレクトロニカ賞のニュー・アニメーション・アート部門で2023年にゴールデン・ニカ賞(グランプリ)を受賞、2024年には国立アジア文化殿堂(ACC)の第一回フューチャー・プライズを受賞しました。ルー・ヤンは2022年のドイツ銀行グループアーティスト・オブ・ザ・イヤーを、シュウ・ジャウェイは2024年のアイ・アート&フィルム・プライズ(アムステルダム、アイ・フィルム・ミュージアム)を、そして、ケイト・クロフォードとヴラダン・ヨレルは《帝国の計算:テクノロジーと権力の系譜 1500年以降》(2023年)で、アルス・エレクトロニカ賞の中でもメディア・アートに革新をもたらしたアーティストを表彰するS+T+ARTSのグランプリを受賞しています。
◇ インタラクティブな作品に観客が参加。インディー・ゲームセンターも
キム・アヨンの《デリバリー・ダンサーズ・スフィア》のゲーム版や、AIキャラクターとの対話に挑戦できる(※1)ディムートの《エル・トゥルコ/リビングシアター》(2024年)などインタラクティブな作品に参加できます。また、インディー・ゲームセンター(※2)では、メディア・アーティストであり、本展アドバイザーである谷口暁彦が「私と他者」の二者の関係性をテーマにゲームをセレクトします。初心者でも楽しめるゲームを、来場者同士で実際にプレイすることができます。
※1 参加できるタイミングについてはこちらをご覧ください。
※2 インディー・ゲーム(indie game):個人または少人数の開発者が作った、メジャーなゲームにはない実験志向の強いゲーム。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 森美術館 ]


