神奈川県立近代美術館 葉山
内間安瑆 -うちま あんせい・俊子展 色を織り、記憶を紡ぐ
会 期 2026年3月7日[土]- 5月31日[日] * 一部展示替えあり
会 場 神奈川県立近代美術館 葉山 展示室 1, 2, 3
〠 240-0111 神奈川県三浦郡葉山町一色2208-1
Tel. 046-875-2800 ▷ アクセス
休 館 日 月曜日(5月4日を除く)
開催時間 午前9時30分 - 午後5時(入館は午後4時30分まで)
観 覧 料 一 般 1,200円、 20歳未満・学生 1,050円、 65歳以上 600円、 高校生 100円
* チケット各種・割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照。
主 催 神奈川県立近代美術館、東京新聞
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東京からニューヨーク、版画とコラージュによる50年
沖縄からアメリカへ渡った両親のもとに生まれた内間安瑆(うちま あんせい / 1921–2000 米国籍)は、少年時代をロサンゼルスで過ごした後、1940年に来日し早稲田大学で建築を学びました。戦時中も東京に残った安瑆は、戦後、恩地孝四郎の創作版画に感銘を受け木版画に取り組みます。1959年にアメリカに帰国してからは、ニューヨークを拠点に制作を続けました。1970年代後半、浮世絵版画の技法にもとづく「色面織り」の技法を確立し、色鮮やかな〈Forest Byobu 森の屏風〉シリーズにより評価を高め、1982年に病に倒れるまで旺盛な活動を展開しました。
大連で育った内間俊子(うちま としこ / 1918–2000 旧姓・青原)は、1935年、神戸に移り住み、小磯良平に絵画を学んだ後、1953年には瑛九らによる前衛的なグループ「デモクラート美術家協会」に参加しました。この頃、久保貞次郎や瀧口修造を知り、抽象的な油彩画や木版画を制作するようになります。
1959年、夫・安瑆とともにアメリカに渡り、1960年後半からは詩情を湛えたコラージュやボックス型のアッサンブラージュの制作を始めました。その独自の歩みは、今まさに注目されるべきものといえます。
本展は、版画やコラージュ作品を中心に、二人の独自性のある豊かな創作世界を振り返るものです。安瑆については2014年、沖縄県立博物館・美術館で回顧展が開催されましたが、俊子については初期から晩年までの軌跡を辿る初めての機会となります。
戦後の激動の時代において、創作だけでなく日米のアーティストや文化人のネットワーク形成に尽力した両者の功績を再評価するとともに、イサム・ノグチや長谷川三郎、棟方志功など関連作家の作品と併せて紹介することを通して、戦後美術の新たな一面に光をあてます。
\ 展覧会のみどころ /
◇ 1. 内間安瑆・俊子の創作の軌跡を振り返る
2014年に沖縄県立博物館・美術館で開催された内間安瑆展を踏まえて、今回初公開となる作品を含め、内間安瑆の代表作を中心に紹介します。また、本展は内間俊子の初期から晩年までの活動全体を振り返る初めての展覧会です。
◇ 2. 戦後美術の新たな一面を紹介
創作活動だけでなく、日米のアーティストや文化人のネットワーク形成に尽力した二人の功績を再評価します。とくに、内間安瑆・俊子の旧蔵作品を中心としてイサム・ノグチや棟方志功、瑛九ら関連作家について紹介し、戦後美術の新たな一面に光をあてます。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 神奈川県立近代美術館 葉山 ]
❖ 作家略歴 ❖
内間安瑆(うちま あんせい 1921–2000)
1921年
カリフォルニア州のストックトンに生まれ、ロサンゼルスで育つ。
1940年
来日。早稲田大学で建築を学ぶ。戦時中は日本にとどまる。
1950年
来日したイサム・ノグチの通訳をつとめたことをきっかけに、生涯にわたる交流が始まる。ノグチを介し、長谷川三郎とも交流。
1954年
創作版画のコレクター、オリヴァー・スタットラーの通訳として恩地孝四郎や棟方志功、平塚運一らのインタビューに立ち会い、スタットラーの著書『Modern Japanese Prints: An Art Reborn』(タトル出版、1956年)の刊行に寄与。自身も版画家の道を歩み始める。
1954年
青原俊子と結婚。
1955年
養清堂画廊で初個展を開催。
1959年
東京国際版画ビエンナーレに選出される。アメリカに帰国。
1977年
浮世絵版画の技法にもとづく「色面織り」の技法による、色鮮やかな〈Forest Byobu 森の屏風〉シリーズを発表。
1982年
脳卒中を発症。以降、療養生活に入る。
2000年
死去。
2014年
沖縄県立博物館・美術館で「色彩と風のシンフォニー 内間安瑆の世界」展開催。
内間俊子(うちま としこ 1918–2000 旧姓・青原)
1918年
中国の安東県(現在の丹東市)に生まれ、大連で育つ。
1935年
家族で神戸に移り住み、翌年から小磯良平に師事して絵画を学ぶ。
1953年
瑛九らによるデモクラート美術家協会の活動に参加。久保貞次郎や瀧口修造を知り、抽象的な油彩画や木版画、リトグラフを制作し始める。
1954年
内間安瑆と結婚。瀧口修造の詩に寄せた詩画集『スフィンクス』(1954年)に、木版画《魚の欲望》を収録。
1956年
吉田千鶴子、小林ドンゲらと女流版画会を結成。
1959年
アメリカに渡り、以後、ニューヨークを拠点に制作を続ける。
1960年代後半
コラージュやボックス型のアッサンブラージュの制作を始める。
1982年以降
夫の看病を続けながら制作を続ける。ストライプハウス美術館(東京)やニューヨークの画廊などで作品を発表。
2000年
死去。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 神奈川県立近代美術館 葉山 ]
