東京都現代美術館
笹本晃 ラボラトリー
会 期 2025年8月23日[土]- 11月24日[月・振休]
開館時間 10:00 - 18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)
* 8・9月の毎金曜日は21:00まで開館
休 館 日 月曜日(9月15日、10月13日、11月3日、11月24日は開館)、
9月16日、10月14日、11月4日
会 場 東京都現代美術館 企画展示室 3 F
〠 135-0022 東京都江東区三好4-1-1(木場公園内) TEL:03-5245-4111
またはハローダイヤル(9:00-20:00)050-5541-8600 ▷ アクセス
観 覧 料 一 般 1,500円/大学生・専門学校生・65 歳以上 1,000円/中高生 600円/
小学生以下無料
* チケット各種・割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主 催 東京都現代美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)
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本展覧会は、ニューヨークを拠点に、造形表現とパフォーマンス・アートを往還しながら活動を重ねてきたアーティスト、笹本晃(1980-)の約20年におよぶ仕事を紹介し、そのテーマや手法の変遷をたどる初めてのミッドキャリア個展となります。
笹本は、2000年代半ばより、パフォーマンス、ダンス、インスタレーション、映像など、自身のアイディアを伝えるのに必要なメディアを横断的に用いた作品を手掛けてきました。特に、自ら設計・構成した彫刻/装置/造形物を空間に配してインスタレーションを創り出し、その中で自身がその環境の構成要素の一つとなって即興的なパフォーマンスを行うスタイルで広く知られています。
日常的な所作や行為に、私小説的なエピソードを絡めた軽妙な語りを巧みに組み合わせつつ、初期作品では、癖や習慣、行動パターンなどの分析から個人のパーソナリティの有り様を考察し、また近年は、気象や動植物の生態などを観察の対象として、作品構造やナラティヴ(物語)に採り入れています。緻密に設計されたそれぞれの造形物は、そうした語りを際立てる道具であるだけでなく、即興的なパフォーマンスの思いがけない展開を誘発するスコア(譜面)となります。展示会期中に複数回行われるパフォーマンスの前後には、空間はインスタレーションとして鑑賞されます。
本展タイトルの「ラボラトリー」は、実験、演習あるいは研究のための空間を指します。鑑賞者が、美術館のホワイトキューブ内で笹本とその作品の生態を観察し検証する機会という意味合いとともに、この世界で起きる大小さまざまな現象について、注意深く観察し、分析しようと試みる、笹本の視点を示唆しています。本展では、初期のパフォーマンス/インスタレーションの代表作から、造形物自体のキネティックな要素が強まる最新作まで、独自の実践を重ねてきた笹本の異才とその作品を、動的に検証します。
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❖ みどころ ❖
◇ 1. 国際的に活躍する注目のアーティスト・笹本晃の初期作品から最新作までを展覧します。
初期の代表作から、キネティック(動的)な要素が強まる近年の作品まで、笹本晃の20年にわたる活動を、概観します。写真や立体作品、パフォーマンス時に生み出されるダイアグラム(図式)、映像作品、そして代表的なパフォーマンス/インスタレーション空間の再構成などによって、笹本作品のテーマや手法の変遷を、さまざまな角度から紹介します。
◇ 2. 主要なパフォーマンス/インスタレーション作品4点の作家による実演を、会期中各複数回実施します。
インスタレーション空間のなかでアーティスト自身が即興的に行うパフォーマンスを会期中3期にわたり実施します。2010年ホイットニー・ビエンナーレで初めて発表した《Strange Attractors》、2010年のMOMA PS.1(ニューヨーク)で発表した《Skewed Lies》、弘前れんが倉庫美術館のコミッションによりコロナ禍下に制作した《スピリッツの3乗》そして、昨年香港で発表した《Sounding Lines》と本展のために制作する新作を組み合わせた新たなパフォーマンスまで、と新旧の4作品が一堂に会します。
◇ 3. 笹本晃作品を通じて、パフォーマンスと美術館のありかたについて考えます。
美術展とパフォーミング・アーツという二つの領域を往還しながら活動を発展させてきた笹本の活動を提示しながら、「パフォーマンスの記録・保存・継承」について、その可能性を、さまざまなアプローチで考察します。本展では、一般2枚のチケットを一緒に買うとお得なツインチケットもご用意。パフォーマンス実施期間への再来場もでき、笹本作品をより深く理解する機会を提供します。
◇ 4. 展覧会開催を機に、初のモノグラフを刊行します。
出品作品を中心に、笹本晃のミッドキャリアを概観するモノグラフ(これまでの作家の活動を包括的に検証する図録)を会期中に刊行予定。作家の言葉や撮りおろしのインスタレーション風景、担当学芸員他による論考、作品年譜他を収録します。
❖ 笹本 晃(ささもと・あき) プロフィール ❖
ニューヨークを拠点に、パフォーマンス、ダンス、インスタレーション、映像など、自身のアイディアを伝えるのに必要なメディアを横断的に用いた作品を手掛けるアーティスト。美術とパフォーミング・アーツの領域を往還しながら、音楽家、振付家、科学者、研究者らとのコラボレーションも行い、パフォーマー、彫刻家、演出家といった複数の役割をこなしている。
1980年神奈川県に生まれ、10代で単身渡英。その後アメリカに移り、ウェズリアン大学でダンスや美術を学ぶ。2007年にコロンビア大学大学院(ニューヨーク)より芸術学修士号取得。現在はイェール大学芸術大学院彫刻専攻で教鞭を取り、専攻長を務める。
主な個展に、スカルプチャー・センター(ニューヨーク、2016年)、クイーンズ美術館(ニューヨーク、2023-2024年)、パラサイト(香港、2024年)がある。横浜トリエンナーレ(2008年)、ホイットニー・ビエンナーレ(2010年)、第9回光州ビエンナーレ(2012年)、第11回上海ビエンナーレ(2016-2017年)、第3回コチ=ムジリス・ビエンナーレ(2016年)、国際芸術祭あいち(2022年)、第59回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展(2022年)など多数の国際展に出品。2023年、アレクサンダー・カルダーの才能を反映する革新的な彫刻作家に贈られるカルダー賞を受賞。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京都現代美術館 ]


