タグ別アーカイブ: 世田谷美術館

【展覧会】世田谷美術館| 企画展 つ ぐ  minä perhonen|’25年11月22日-’26年2月1日|開展壹个月

世田谷美術館
企画展 つぐ  minä perhonen
会  期  2025年11月22日[土]- 2026年2月1日[日]
開館時間  10:00 - 18:00(入場は17:30まで)
休  館  日  毎週月曜日、年末年始(2025年12月29日-2026年1月3日)は休館。
      * ただし、11月24日[月・振休]、1月12日[月・祝]は開館。
       11月25日[火]、1月13日[火]は休館
会  場  世田谷美術館  1・2 階展示室
      〠 157-0075 東京都世田谷区砧公園1-2 
      電 話 03-3415-6011   ▷ アクセス
観覧料金  個 人・当日:一 般 1700円/65歳以上 1400円/大高生 800円/中小生 500円
      * 美術館窓口で「当日券」を購入のかたは会場内混雑の際には、お待ち
       いただくことがあります。あらかじめご了承ください。
      * チケット各種・割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照。
後  援  世田谷区、世田谷区教育委員会、J-WAVE
主  催  世田谷美術館(公益財団法人せたがや文化財団)
──────────────

服をつくるのも、ひとりの「私」。服を着るのも、ひとりの「私」。
「私」という意識が服をつくり、「私」という意識が服を着る。
ファッションはつきつめれば「私」だ。服というものと、人の気持ちが出会う場所。

それぞれの人にとっての「特別な日常服」を30年間にわたって紡ぎだしてきたミナ ペルホネン。
皆川 明の「せめて100年つづくブランド」という想いには、一着の服をながく愛してほしいという願いがかさなりあいます。
ミナ ペルホネンの服は、たゆまぬ手のはたらきを源泉にし、経験の時を湛えた職人たちとの丹念な対話の深みからうまれます。
それはデザイン、素材、染、織、刺繍、縫製、手ざわりが溶けあった姿です。
そして、私たちは言語を越えた共感をともないながら、そのゆたかさをふくんだミナ ペルホネンをまといます。
いま、私たちは暮らしのなかで、地球のことや平和のことに向きあいながら生きています。
こつこつと積みあげ、はぐくんできた暮らしをたいせつにしようとする意識は、「私」をたいせつにすることそのものです。
ミナ ペルホネンがひたむきに耕してきたものは、たいせつにつくり、たいせつにそだてるという、
人の知恵のひとつのありようを示し、それを体現する運動体のようにみえます。
「TSUGU」=つぐ。このみじかい言葉から、あなたは何を思われますか?
「私」という意識と、ミナ ペルホネンがつくりだす世界。たくさんの「TSUGU」をさがしてください。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご参加を。 
[ 詳 細 : 世田谷美術館   本展特設 WebSite ] 

【展覧会】世田谷美術館|企画展 自然と魂 利根山光人の旅|異文化にみた畏敬と創造|’25年9月13日-11月9日|終了

世田谷美術館
企画展 自然と魂 利根山光人の旅
異文化にみた畏敬と創造
会  期  2025年9月13日[土]- 11月9日[日]
開館時間  10:00 - 18:00(入場は17:30まで)
休  館  日  月曜 * 9月15日[月・祝]、10月13日[月・祝]、11月3日[月・祝]開館。
      9月16日[火]、10月14日[火]、11月4日[火]は休館。
会  場  世田谷美術館  1階展示室
      〠 157-0075 東京都世田谷区砧公園1-2 
      電 話 03-3415-6011   ▷ アクセス
観覧料金  個 人・当日:一 般 1400円/65歳以上 1200円/大高生 800円/中小生 500円
      * 美術館窓口で「当日券」を購入のかたは会場内混雑の際には、お待ち
       いただくことがあります。あらかじめご了承ください。
      * チケット各種・割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照。
特別協力  一般社団法人アルテトネヤマ、聖徳大学・聖徳大学短期大学部
主  催  世田谷美術館(公益財団法人せたがや文化財団)
──────────────
利根山 光人(とねやま こうじん 1921-1994)は茨城県に生まれ、長く世田谷区にアトリエを構えた画家で、本展は当館では30年ぶりの回顧展です。利根山はメキシコとの関わりで紹介されることの多い作家ですが、このたび、約5年間にわたりアトリエに遺された厖大な版画やスケッチ、コラージュなどの作品群を調査するなかで、メキシコのみならずインドや中国、中東や欧米、そして日本各地の祭り、とりわけ古墳や遺跡に関心を寄せ、世界中に創作のイメージを求める姿があらためて浮かび上がってきました。遺された作品に向き合うと、まるで時空を超えた旅をしているかのような感覚を味わうことができます。
本展では、油彩約50点、版画約60点のほか、スケッチ約100点に加え、マヤ、アステカ遺跡の拓本やメキシコの蒐集品、記録写真など、総数250点を超える作品、資料で、多彩な利根山光人の仕事を紹介します。あふれるバイタリティと、自由で旺盛な好奇心で力強く歩みつづけた、利根山の創作の軌跡を辿ります。

※ 感染症予防対応 実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご参加を。 
[ 詳 細 : 世田谷美術館 ] 

【展覧会】世田谷美術館|ミュージアム コレクションⅡ もうひとつの物語 ─ 女性美術家たちの100年|’25年7月26日-11月3日|終了

世田谷美術館
ミュージアム コレクションⅡ
もうひとつの物語 ── 女性美術家たちの100年
会  期  2025年7月26日[土]- 11月3日[月・祝]
開館時間  10:00 - 18:00(入場は17:30まで)
休  館  日  月曜   * 8月11日[月・祝]、9月15日[月・祝]、10月13日[月・祝]、
      11月3日[月・祝]開館。
      8月12日[火]、9月16日[火]、10月14日[火]、11月4日[火]休館。
会  場  世田谷美術館  2階展示室
      〠 157-0075 東京都世田谷区砧公園1-2 
      電 話 03-3415-6011   ▷ アクセス
観覧料金  個 人・当日:一 般 200円/65歳以上 100円/大高生 150円/中小生 80円
      * チケット各種・割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照。
主  催  世田谷美術館(公益財団法人せたがや文化財団)
──────────────
戦前、東京美術学校(現・東京藝術大学)に女性の入学が許されていなかった時代のこと。本格的に美術を学べる教育の場がごく限られる中、美術の道を志し、「女流画家」として歩んだ女性たちがいました。戦後になり、女性がアーティストとして活躍することは一般的になっていきましたが、一方で、美術館のコレクションや展覧会においてマイノリティである状況は今なお続いています。
今年2025年は、1926年の昭和のはじまりからちょうど100年を迎えます。昭和・平成・令和と時代が流れ、価値観が変化したことで、彼女たちの作品や生き方も、当時とは異なる視点で眺めることができるのではないでしょうか。
本展では、美術の世界の「もうひとつの物語」――女性美術家たちの物語を、当館コレクションより紹介します。戦前・戦後に先陣を切った画家たちから、現在活躍を続ける作家たちまで、彼女たちの作品と生きざまが、現代を生きる人々へのエールとなることを願います。

◎出品作家
甲斐仁代、三岸節子、坂上恒子、高木茂子、仲田好江、片岡球子、郷倉和子、志村ふくみ、西尾節子、児玉佐規子、野田好子、小堀杏奴、合田佐和子、草間彌生、間所(芥川)紗織、小川孝子、福島秀子、野口登士子、沢村美佐子、古茂田美津子、小林喜巳子、小山田チカエ、塔本シスコ、藤田桜、丹阿弥丹波子、瀬本容子、坂上チユキ、宮脇愛子、島田鮎子、池口史子、小野田宇花、淀井彩子、淀井由利子、大竹富江、荒敦子、福田美蘭、萱原里砂、白石由子、寺村祐子、藤岡蕙子・佐久間美智子、堂本右美、辰野登恵子、安田奈緒子、井上玲子

※ 感染症予防対応 実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご参加を。 
[ 詳 細 : 世田谷美術館 ] 

【展覧会】世田谷美術館|企画展 野町和嘉 ― 人間の大地|’25年7月5日-8月31日|終了

世田谷美術館
企画展 野町和嘉 ― 人間の大地 
会  期  2025年7月5日[土]- 8月31日[日]
開館時間  10:00 - 18:00(入場は17:30まで)
休  館  日  毎週月曜 * 7月21日[月・祝]、8月11日[月・祝]は開館。
      7月22日[火]、8月12日[火]は休館。
会  場  世田谷美術館  1階展示室
      〠 157-0075 東京都世田谷区砧公園1-2 
      電 話 03-3415-6011   ▷ アクセス
観覧料金  個 人・当日:一 般 1400円/65歳以上 1200円/大高生 800円/中小生 500円
      * 美術館窓口で「当日券」を購入のかたは会場内混雑の際には、お待ち
       いただくことがあります。あらかじめご了承ください。
      * チケット各種・割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照。
主  催  世田谷美術館(公益財団法人せたがや文化財団)
──────────────
写真家・野町 和嘉〔のまち かずよし 1946- 〕は、1972年、25歳の時にサハラ砂漠を訪れ、大きな転機を迎えました。辺境に関する情報が乏しい時代、出会った旅人と地図を分け合うような行程のなかで、野町は蒼穹の下に開けた地平線と、古来より連綿と続く人々の営みに魅せられていきます。サハラの写真が認められ各国のグラフ誌に掲載されるようになり、野町はさらにエチオピア、チベット、サウジアラビアと、深い信仰が人々の暮らしを形作っている、しかし外部の者が容易には近づくことのできない土地を目指しました。
旅を続ける野町の写真には、過酷な風土のなかで暮らす人々の息遣いと生き抜く意志が宿っています。そして、その膨大な作品群は、デジタル・テクノロジーにより「アイロン掛けされた一枚のシーツで覆ったように急速度で画一化されつつある」現在では最早見ることのできない、貴重な人と大地のドキュメントといえるでしょう。

本展覧会では、「サハラ」、「ナイル」、「エチオピア」、「グレート・リフト・ヴァレー」、「チベット」、「メッカとメディナ」、「アンデス」の7つのテーマで代表作品をご紹介し、野町和嘉の50年にわたる活動の足跡を辿ります。

❖ 展覧会のみどころ ❖
◇ 1. 写真家・野町和嘉の集大成
野町和嘉は1946年に高知県幡多郡三原村に生まれ育ちます。三原村は高知市内から100km以上離れ、現在東京から時間的距離が一番遠い村として知られています。高校時代にカメラの魅力に取りつかれ、上京して写真家を目指します。
1972年のサハラ体験以降、野町は世界各地の知られざる世界に足を踏み入れ撮影をしてきました。南スーダンの牧畜民の取材では、通訳もガイドも伴わずにキャンプ地に入り、牛と共にある人々の暮らしを撮影。その写真は世界に配信され衝撃を与えます。以降、アフリカ、ユーラシア、南北アメリカ大陸と、野町の人と信仰と暮らしを追う撮影のフィールドが広がっていきました。

◇ 2. 海外での評価の高さ
サハラを旅し撮影した野町は、写真集を刊行しようとダミーブックを作り、平凡社を訪れます。それを見たイタリアのモンダドーリ社の編集者が、即座に刊行を決定。最初の写真集『サハラ』が日、英、伊、仏、米の5か国での出版となりました。刊行後、シナイ半島を取材し、写真集『シナイ』が同様に国際出版されます。
その後、野町の写真は『LIFE』をはじめとする、各国のグラフ雑誌に掲載されていきます。2005年には30年の活動の集大成となる写真集『地球巡礼』を11か国語で刊行。2013年にはローマ市立現代美術館において総点数225点での回顧展を開催しています。

◇ 3. もう見ることのできない世界
野町がアフリカ大陸奥地まで分け入った1970年代から1980年代は、人々の暮らしは穏やかで安全だったようです。しかし、その後政情不安が高まり、紛争が勃発し、入国できない国々も少なくありません。また2000年以降、デジタル・デバイス、携帯電話の普及により、各地の暮らしは平準化されていきます。
野町は同じ場所を数年開けて繰り返し訪れ撮影をしていくなかで、光景がどんどん変化していくのを実感してきました。人々の生活様式が、その土地独自の風習が、そして身に着けるものが急速に変化してしまった現在、野町の写真の光景は貴重な地球のドキュメントといえるでしょう。

※ 感染症予防対応 実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご参加を。 
[ 詳 細 : 世田谷美術館 ] 

【展覧会】世田谷美術館|企画展 横尾忠則 連画の河|’25年4月26日-6月22日|終了

世田谷美術館
企画展 横尾忠則 連画の河
会  期  2025年4月26日[土]- 6月22日[日]
開館時間  10:00 - 18:00(入場は17:30まで)
休  館  日  毎週月曜 * 4月28日[月]、5月5日[月・祝]開館。5月7日[水]休館
会  場  世田谷美術館  1階展示室
      〠 157-0075 東京都世田谷区砧公園1-2 
      電 話 03-3415-6011   ▷ アクセス
観覧料金  個 人・当日:一 般 1400円/65歳以上 1200円/大高生 800円/中小生 500円
      * オンラインチケットを2025年4月15日[火]正午より販売。
       美術館窓口で「当日券」を購入のかたは会場内混雑の際には、お待ち
       いただくことがあります。あらかじめご了承ください。
      * チケット各種・割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照。
主  催  世田谷美術館(公益財団法人せたがや文化財団)、読売新聞社
──────────────
様々な手法と様式を駆使し、多岐にわたるテーマの絵画を生み出し続ける破格の画家・横尾忠則(1936- )。1972年のニューヨーク近代美術館での個展開催など、早くから国際的な知名度を得てきた作家ですが、近年ではその息の長い驚異的な創造力が注目を集めています。
2023年春、からだの衰えに淡々と応じつつ、テーマも決めずに大きなキャンバスに向かううち、横尾の「連歌」ならぬ「連画」制作が始まりました。和歌の上の句と下の句を複数人で分担して詠みあうのが連歌ですが、横尾は昨日の自作を他人の絵のように眺め、そこから今日の筆が導かれるままに描き、明日の自分=新たな他者に託して、思いもよらぬ世界がひらけるのを楽しんでいました。
「連画」は、気づけば川の流れのなかにありました。遠い昔に郷里の川辺で同級生たちと撮った記念写真。そのイメージを起点に、横尾の筆は日々運ばれます。水は横尾の作品の重要なモチーフの一つですが、いま、その絵画世界は悠々とした大河となり、観客の前に現れるのです。さまざまなイメージが現れては消え、誰も見たことがないのになぜか懐かしくもある光景 ── 生も死も等しく飲みこんで、「連画の河」は流れます。
150号を中心とする新作油彩画約60点に、関連作品やスケッチ等も加え、88歳の横尾忠則の現在をご紹介します。

絵は、本当にわかりません。絵のほうが僕をどこかに連れていく。
僕は、ただ描かされる。そのうち、こんなん出ましたんやけど、となる

― 横尾忠則(2023年6月)

> 横尾忠則/Yokoo Tadanori <
現代美術家。1936年兵庫県生まれ。1972年にニューヨーク近代美術館で個展開催。その後もパリ、ヴェネツィア、サンパウロの世界3大ビエンナーレに招待出品。アムステルダムのステデリック美術館、パリのカルティエ財団現代美術館、東京都現代美術館、東京国立博物館など、世界各国の美術館で多数の個展が開催される。2012年、神戸に横尾忠則現代美術館が開館。2013年、香川県豊島に豊島横尾館が開館。2000年、ニューヨークアートディレクターズクラブ殿堂入り。2015年、高松宮殿下記念世界文化賞受賞。2023年、文化功労者、日本芸術院会員となる。
著書には小説『ぶるうらんど』(泉鏡花文学賞)、『言葉を離れる』(講談社エッセイ賞)、小説『原郷の森』など多数。作品はニューヨーク近代美術館、大英博物館など世界各国の主要美術館に収蔵されている。

◉ 本展のポイント ◉
◇ 1. 誰もがどこかで見たことのあるモチーフ=記念写真、そして川。
初めて見る絵なのに、懐かしい

横尾忠則が制作の際に好んで拾い上げるのは、多くの人がどこかで見かけているであろうイメージ。アトリエには新聞や雑誌からの切り抜き、あるいはインターネット上に漂っている画像のプリントアウトが散乱しています。
本展の起点となったイメージは、1枚の記念写真。1970年に横尾が故郷の西脇(兵庫県)で同級生たちとともに収まるその写真は、篠山紀信が撮影したもので、その後22年を経て出た写真集『横尾忠則 記憶の遠近術』に収録されました。序文は、1970年に自決した三島由紀夫が遺していた横尾論でした。
因縁深きこの写真にインスピレーションを得て、横尾は1994年に《記憶の鎮魂歌》(横尾忠則現代美術館蔵)という大作を描いていますが、本展はこの作品から始まります。続く約60点の新作には、篠山の写真や《記憶の鎮魂歌》のイメージをはじめ、広告などに登場するまったく別のグループ写真、そして川や水にまつわる物語や絵画の画像など、複数の素材に由来するイメージが入れ代わり立ち代わり登場します。
あらゆる記念写真は死者たちと出会うための窓になってゆくといえますし、川は古くから各地の文化で生者と死者の間にあるものとされてきました。初めて見るのにどこか懐かしく、ときには少し恐ろしい、生と死が等しく輝く作品との遭遇は、遠い記憶を手繰り寄せたくなるような鑑賞体験になるでしょう。
◇ 2. 昨日の自分はもう他人 ──「連歌」ならぬ「連画」のゆくえを見守る楽しみ
一貫したアイデンティティから解放され、変幻自在な自己と出会い続けたい ── 横尾忠則が絵画制作をとおして長らく希求してきたことですが、今回それは「連画」という遊びのかたちで試みられています。
他者の言葉を引き取りつつ歌を詠み、それをまた別の他者に託すという「連歌」を、絵画によって、しかもひとりだけで、続けることはできるのでしょうか。昨日の自分を、本当に他人のように受けとめられるものでしょうか。展覧会場にならぶ新作群からは、横尾が川の流れに身を任せるように、この問いをゆったりと楽しんだことが伝わってきます。悠々と流れる大河=連画のゆくえを、ほぼ制作されたとおりの順で追いかけ、見守る楽しみを味わえる展覧会です。
◇ 3. 鮮やかな色、震える筆触、変転するかたち。王道の「絵画」に向きあう快感を味わえる
長きにわたり、イメージの魔術師のような創造性を誇ってきた横尾忠則。古今東西の多様なイメージが見事な構成でコラージュされるところに作品の大きな魅力がありますが、それを一貫して支えているのは自らの眼と手、つまり肉体をもって描くというシンプルこのうえない行為です。そしてその行為を、気が遠くなるほどたくさん反復すること。
視力、聴力、腕力に脚力と、身体のさまざまな能力が衰えるなかでも、横尾の反復は88歳の現在も淡々と続いています。その日その時の肉体からしか生まれてこない色、筆触、かたちが、150号(約182×227㎝)を中心とする大きな画面に躍り、流れ、変化してゆきます。王道をゆく「絵画」ならではの快感を、全身で味わえる展覧会です。

感染症予防対応 実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご参加を。 
[ 詳 細 : 世田谷美術館 ] 

【展覧会】世田谷美術館|驚異の三人!! 高松次郎・若林奮・李禹煥|─ 版という場所で|’20年4月18日-6月7日|終了

せたび01 せたび02

世田谷美術館
驚異の三人!!
高松次郎・若林奮・李禹煥 ── 版という場所で
会  期  2020年4月18日[土]-6月7日[日]
      ※ 会期中一部展示替えを行います。
      前期:4月18日[土]-5月10日[日]、後期:5月12日[火]-6月7日[日]
開館時間  10:00-18:00(入場は17:30まで)
休  館  日  毎週月曜日(祝・休日の場合は開館、翌平日休館)
      ※ 5月4日[月・祝]は開館、5月7日[木]は休館。
会  場  世田谷美術館 1 階展示室
主  催  世田谷美術館(公益財団法人せたがや文化財団)、読売新聞社、美術館連絡協議会
観  覧  料  一般  1000円/65歳以上  800円/大高生  800円/中小生  500円
──────────────
日本の現代美術を語るうえで常に重要な位置を占める、高松次郎(1936-1998)、若林奮(1936-2003)、李禹煥(1936- )。三人とも立体と平面という境界を跨いで旺盛に作品を制作・発表しています。そのなかでも、1970 年代以降、積極的に「版」による表現に取り組んでいることは注目に値するでしょう。

高松次郎は1980 年代末にスクリーンプリントによる連作に取り組みました。版の重ね合わせやインクの色を変え、そこから生まれる形を確認していく作業は、同時期の油彩作品の制作と関連したものと見ることができます。
若林奮は金属による彫刻とともに版画も数多く制作してきました。そのなかには、彫刻作品の一部分である線刻を施した銅板を版画作品の版としたものもあり、従来からの版画という枠組みにとらわれずに制作していたことが窺えます。
李禹煥は今なお継続的に版画を手掛けて発表しています。絵画よりも自分と距離を置くことができ、他者性が入るメディアである版画を中間項と考え、そこで試みたものを絵画に移そうとしている ── とも語っています。

このように見ていくと、それぞれが「版」を媒介とすることで、制作についての思索を深化させていったともいえるかもしれません。三人の創造の軌跡を再考する機会ともなる「版」の世界を、お楽しみください。

* 関連イベントの一部に変更の可能性があります。下記詳細でご確認ください。
[ 詳細 : 世田谷美術館

【展覧会】世田谷美術館|ミュージアム コレクションⅢ|受け継がれる工芸の技と心 ─ そして現代へ|’19年12月7日-’20年4月12日|終了

世田美01 世田美02

世田谷美術館
ミュージアム コレクションⅢ
受け継がれる工芸の技と心 ── そして現代へ
会  期  2019年12月7日[土]-2020年4月12日[日]
開館時間  10:00-18:00(入場は17:30まで)
休  館  日  毎週月曜日(祝・休日の場合は開館、翌平日休館)
      2月24日[月・振替休日]は開館、翌2月25日[火]は休館。
会  場  世田谷美術館 2階展示室
観  覧  料  一般 200円/65歳以上 100円/大高生 150円/中小生 100円
──────────────
先人たちの技と心を受け継ぎつつ、新たな表現に挑戦する漆、金工、染織の工芸作家たちの作品を、当館の収蔵品を中心にご紹介します。

出品作家は、漆工芸作家の関野晃平(1943-2014)と小栁種国(1944-)、親子で金工作家の道を歩む大須賀 喬(1901-1987)と大須賀 選(1931-)、そして井尾敏雄(1908-1994)と井尾建二(1945-)、染織の柳 悦孝(1911-2003)、山田 貢(1912-2002)、柚木沙弥郎(1922-)、志村ふくみ(1924-)、寺村祐子(1937-)、出口普子(1939-)、大槻圭子(1943-)、山縣百合子(1944-2009)、大澤美樹子(1946-)の15名の工芸作家です。

長い歳月を重ねて、人々の暮らしのなかで作られてきた工芸作品には、多くの先人たちの美意識や知恵と工夫が蓄積されています。本展では、こうした先人の心や技を受け継ぎながら、今日の生活や美意識を反映させた新たな作品づくりに取り組み、現代、そして次世代へと工芸の美を繋いでいく作家たちの作品をご堪能いただければ幸いです。

またコーナー展示では、「能面師 入江美法の世界」として、世田谷ゆかりの彫刻家で能面師として知られる入江美法(1896-1975)の能面や彫刻及び入江美法ゆかりの作品を紹介します。

[ 詳細 : 世田谷美術館

【展覧会】世田谷美術館|奈良原一高のスペイン ── 約束の旅|’19年11月23日-’20年1月26日

世田美01世田美02世田谷美術館
奈良原一高のスペイン ── 約束の旅
会  期  2019年11月23日[土・祝]-2020年1月26日[日]
開館時間  10:00-18:00(入場は17:30まで)
休  館  日  毎週月曜日(祝・休日の場合は開館、翌平日休館)
会  場  世田谷美術館 1 階展示室
観  覧  料  一般 1000円/65歳以上 800円/大高生 800円/中小生 500円
──────────────
人間が生きる条件とは何かを思索しながら、戦後日本の新しい写真表現を切りひらいた奈良原一高(1931-  )。本展では、1960 年代のシリーズ〈スペイン 偉大なる午後〉に着目します。
1962 年から 65 年まで、自らの表現を問い直そうとヨーロッパに滞在した奈良原は、憧れのスペインで濃密な日々を過ごしました。分け隔てなく人を迎え入れる祭りの熱気、町から村へと車を走らせ出会った人々の姿、そして劇的な闘牛。若き写真家が生んだダイナミックなイメージの奔流には、すべては時とともに失われるという微かな予感も、潜んでいるようです。

本展は〈スペイン 偉大なる午後〉から 120 点を厳選し、ニュープリントにより 3 章構成で紹介します。同時期の対照的なシリーズ〈ヨーロッパ・静止した時間〉の静謐さをたたえる 15 点も含め、135 点で奈良原の「約束の旅」の軌跡をたどります。

[ 詳細: 世田谷美術館

【展覧会】世田谷美術館|チェコ・デザイン 100年の旅|9月14日-11月10日

_mini_ver1 _mini_ver2

世田谷美術館
チェコ・デザイン 100年の旅
会  期  2019年9月14日[土]-11月10日[日]

開館時間  10:00-18:00(入場は17:30まで)
休  館  日  毎週月曜日(祝・休日の場合は開館、翌平日休館)
会  場  世田谷美術館 1 階展示室
主  催  世田谷美術館(公益財団法人せたがや文化財団)
観  覧  料  一般 1100円/65歳以上 900円/大高生 800円/中小生 500円
──────────
チェコ共和国と日本の関係は、オーストリア=ハンガリー帝国の一部であった時代から、二つの大戦を挟んで現在に至るまで意外に深いものがあります。
後に初代大統領となったトマーシュ・G・マサリクがチェコスロヴァキアとして1918年に独立宣言をしてから、2018年で 100年となりました。
本展は、アール・ヌーヴォーから、チェコ・キュビスム、アール・デコ、さらに現在にいたるプロダクト・デザイン、玩具やアニメまでを含む、独立前夜からほぼ100年のデザイン約250点を、時代を追ってご紹介します。

[ 詳細: 世田谷美術館

【展覧会】世田谷美術館 企画展|没後40年 濱田庄司展 ─ 大阪市立東洋陶磁美術館 堀尾幹雄コレクションを中心に|6月30日-8月26日

世田美おもて 世田美うら

世田谷美術館 企画展
没後40年 濱田庄司展
大阪市立東洋陶磁美術館 堀尾幹雄コレクションを中心に
会  期  2018年6月30日[土]-8月26日[日]
開館時間  10:00-18:00(入場は17:30まで)

休  館  日  毎週月曜日
主  催  世田谷美術館(公益財団法人せたがや文化財団)、読売新聞社、美術館連絡協議会
観  覧  料  一般 1000円/65歳以上 800円/大高生 800円/中小生 500円
────────────
濱田庄司(1894-1978)は、民芸陶器で第1回重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された、世界的にも知られる陶芸家です。大阪市立東洋陶磁美術館には、濱田と長年交流し、濱田の器を日々の暮らしで使い続けた堀尾幹雄氏(1911-2005)寄贈の200余点が収蔵されています。
本展はこれらの作品を中心に、その創作の源泉として濱田が蒐集した素朴な器などと共に、暮らしに息づく濱田庄司の器の魅力をご紹介します。

【詳細: 世田谷美術館

【展覧会】世田谷美術館 人間・髙山辰雄展 ── 森羅万象への道 4月14日-6月17日 終了企画

20180411144432_00014 20180411144432_00015世田谷美術館
人間・髙山辰雄展 ── 森羅万象への道

会  期 2018年4月14日[土]-6月17日[日]
     * 作品保護のため、前期・後期で大幅な展示替えを行います。
前期: 4月14日[土]-5月13日[日]
後期: 5月15日[火]-6月17日[日]
     * 一部の作品は上記以外に展示替えを行います。
詳細は後日、ホームページにてお知らせいたします。
開館時間: 10:00-18:00(入場は17:30まで)

休  館  日: 毎週月曜日 
      * ただし4月30日[月・振替休日]は開館、翌5月1日[火]は休館。
会  場 : 世田谷美術館 1 階展示室

主  催 : 世田谷美術館(公益財団法人せたがや文化財団)
──────────
宇宙を視野に入れた壮大なスケールで人間存在の神秘や生と死の矛盾を問い、現代社会に生きる人間を描いた日本画家・髙山辰雄(1912-2007)。1951年より終生、世田谷の地を創作の拠点とし、戦後の日本画壇の最高峰として杉山寧、東山魁夷ともに「日展三山」と称されました。1982年に文化勲章を受章、没後10年を経た今日もなお、その深い精神性を湛えた絵画表現は高く評価され続けています。

本展は、大分県立美術館の所蔵作品を核とし、大分市美術館ならびに各所蔵者のご協力のもと、過去最大規模の約120点を集め、70余年にわたる髙山辰雄の画業を回顧します。貴重な学生時代のスケッチから、亡くなる前年の94歳にして初めて手がけた自画像まで、各時代の代表作を通じて、人間の本質を掴もうとした人間・髙山辰雄の芸術世界に触れていただければと思います。

【詳細: 世田谷美術館

【展覧会予告】 世田谷美術館 {ボストン美術館─パリジェンヌ展─時代を映す女性たち}

20171130170026_00008 20171130170026_00009 20171130170026_00007
世田谷美術館 

{ボストン美術館-パリジェンヌ展-時代を映す女性たち}
会       期 : 2018年1月13日(土)-4月1日(日)
開館時間 : 10:00-18:00(入場は17:30まで)
休  館  日 : 毎週月曜日
* ただし、 2月12日(月・振替休日)は開館、翌13日(火)は休館
会       場 : 世田谷美術館 1・2階展示室
観  覧  料 : 一般1,500円、65歳以上:1,200円、大高生:900円
──────────
パリという魅力あふれる都市に生きる女性、パリジェンヌ。
サロンを仕切る知的な女主人、子を慈しむ美しい母、流行を生み出すファッショニスタ、画家のミューズ、そして自ら道を切り開き才能を開花させた画家や女優――その多様な生き方は、今なお私たちを惹きつけてやみません。

本展覧会では、マネの《街の歌い手》をはじめ、ドガやルノワールなど印象派の巨匠が描いた女性の肖像、カサットやモリゾなど女性芸術家による傑作、カルダンやバレンシアガの斬新なドレスからブリジット・バルドーほか映画や舞台で活躍した女優のポートレートまで、ボストン美術館所蔵の多彩な作品約120点を通して、18世紀から20世紀のパリを体現する女性たちの姿に迫ります。

【 詳細情報 : 世田谷美術館

【世田谷美術館分館向井潤吉アトリエ館】 向井潤吉 西日本紀行 02月06日―03月21日

20151212170042620_0005 20151212170042620_0006洋画家・向井潤吉(1901-95)は、現在向井潤吉アトリエ館のある世田谷区弦巻に1933年にアトリエを構えた。
終戦後は次次と姿を消す伝統的な民家を追い求めて全国を歩いた。
主な取材地は
東日本であったが、しばしば生まれ故郷の京都をはじめ、西日本各地にも足を運んでいた。

本展ではこれまでまとめて紹介する機会の少なかった西日本各地を描いた油彩画、水彩画を集め、向井が綴った紀行文をあわせて紹介する。
【 詳細 : 向井潤吉アトリエ館

【展覧会】 世田谷美術館 ユートピアを求めて 講演記録 ―― 木村雅彦氏

20141013132521443_0001 20141013132521443_0002
松本瑠樹コレクション――ポスターに見るロシア ・ アヴァンギャルドとソヴィエト ・ モダニズム

ユートピアを求めて

DCブランド「BA-TSU」の創業者であり、デザイナーの故 松本瑠樹ルキ氏 (1946-2012) のコレクションには、ロシア革命期のポスターが多数含まれています。この世界的に著名なポスター ・ コレクションから、未公開作品も多数公開されます。
本展ではこのコレクションより、カンディンスキーやマレーヴィチといった著名な画家や、ステンベルク兄弟、ロトチェンコなど、ロシア ・ アヴァンギャルドのデザイナーたちが手掛けたものなどおよそ180点を紹介し、社会の変革期に花開いたポスター芸術の多様性を概観します。
──────────
◯ 会   期
2014年09月30日[火]-11月24日[月 ・ 休]
◯ 
開館時間
10  :00 - 18 : 00 ( 最終入場は 17 : 30 )
◯ 
休  館 日
毎週月曜日
*ただし10月13日[月 ・ 祝]、11月03日[月 ・ 祝]、11月24日[月 ・ 休]は開館、 10月14日[火]、11月4日[火]は休館
◯ 会  場
世田谷美術館 1 階展示室
◯ 
観 覧 料
一般1000円、大高生800円
◯ 主  催
世田谷美術館 (公益財団法人せたがや文化財団)、東京新聞

【 詳細情報 : 世田谷美術館 企画展
──────────
【 講演記録 ――情報提供/木村雅彦氏 】
<ポスターに見るロシア ・ アヴァンギャルドと ソヴィエ ト・ モダニズム-ユートピアを求めて
関連企画 : 特設 世田谷デザイン学校
第02講 「ロシア ・ アヴァンギャルドのタイポグラフィ」
講   師 : 木村雅彦(GKグラフィックス取締役、タイポグラフィ学会副会長)
日   時 : 2014年10月19日[日] 午後04時-05時
世田谷美術館報告-001Brand_A_02-目次1Brand_A_02-目次1 Brand_A_02-目次1 Brand_A_02-目次1 Brand_A_02-目次1 Brand_A_02-目次1 Brand_A_02-目次1