月別アーカイブ: 2025年3月

【会員情報】 ぢゃむ 杉本昭生さん|活版小本新作 ── 与謝野晶子『巴里にて』

ぢゃむ 杉本昭生 活版小本 一筆箋 }

明治四十五年、晶子はひとり鉄幹の後を追ってウラジオストク駅から
シベリア鉄道でフランスに旅立ちます。
二週間後、パリに到着した晶子は初めて見る街の様子や人の印象を
スケッチ風の小品にまとめました。
『巴里にて』は欧米の文化に触れる新鮮な感動と、
置いてきた子供たちを気遣う母親の心情も描かれています。
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途中一ヵ月半ほど間が空いたので、すっかり気が散じて集中できませんでした。
まんとか形にしなければと無理に作った感じです。
あまり時間が経つと、自分の中で新鮮さがなくなり、
内容自体も色あせてしまう気がします。
感動が消えない内に本にするのが、制作を楽しむコツなのでしょうね。

【 詳 細  ぢゃむ 杉本昭生 活版小本 】

【展覧会】サイトウミュージアム|開館3周年記念 サイトウミュージアム ピース!!|’25年3月7日-7月20日|

サイトウミュージアム
開館3周年記念
サイトウミュージアムピース!!
開催期間  2025年3月7日〔金〕- 7月20日〔日〕
          前 期|2025年3月 7 日[金]-5月11日[日]
          後 期|2025年5月16日[金]-7月20日[日]
開館日時  金曜・土曜・日曜 10時 - 17時
      * 金・土・日が祝日にあたる場合も開館いたします。
入  館  料  大人500円、高校・大学生300円、中学生100円、小学生以下無料 
      * 65歳以上の方は100円引、障害者手帳等をお持ちの方は200円引です。
      * チケット各種・割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照。​
会場案内  サイトウミュージアム
      〠 515-0082 三重県松阪市魚町1807−1
      電話番号:0598-21-1111  ▷ 交通・アクセス
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サイトウミュージアムは2022年5月8日に開館、本年が3周年となります。ミュージアムの基盤となるコレクションは、精神科医である齋藤洋一によって行われてきました。作品の美しさのみならず、作家の制作に傾ける情熱や時代を超えて訴えかけてくるひたむきな姿勢に想いを寄せ、今も収集活動は続いています。
収集当初、これらのコレクションは「ホスピタル・アート」として、安らぎや生きがいを与えてくれる美術の力を治療に活かす役割を担ってきましたが、より多くの方々に作品との対話を楽しんでいただきたいとの思いから、三重県松阪の地にミュージアムは開館しました。
近世から現代にいたるまで、作家の有名無名に関わらず作品本位の収集によって、今日ではほとんど知られていない画家や、地方を舞台に活躍した画家の作品も多く含まれています。同じ時代に描かれた、様々な画家による作品を同じ空間で鑑賞することで、その時代が持っていた特色や画家たちの個性に改めて触れる機会となるかもしれません。
本展は初公開を多く含む約80点を厳選、前後期に分けて絵画の様々な魅力を体験していただきます。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : サイトウミュージアム ]  

【展覧会】東京シティビュー|手塚治虫「火の鳥」展|-火の鳥は、エントロピー増大と抗う動的平衡=宇宙生命(コスモゾーン)の象徴-|’25年3月7日-5月25日|終了

東京シティビュー
手塚治虫「火の鳥」展 -火の鳥は、エントロピー増大と抗う動的平衡=宇宙生命(コスモゾーン)の象徴-
会  期  2025年3月7日[金]- 5月25日[日]
開館時間  10:00 - 22:00(最終入館 21:00)
会場案内  東京シティビュー(六本木ヒルズ森タワー52階)
      〠 106-5552 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階
      電 話 03-6406-6652(東京シティビュー) ▷ アクセス
料  金  当日券[平日]
      一般2,300円、高校・大学生1,700円、4歳-中学生800円、65歳以上2,000円
      * 事前予約制(日時指定券)を導入。チケットの詳細・購入は こちら
      * チケット各種・割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照。
企画監修  福岡伸一
企画協力  手塚プロダクション、朝日出版社
後  援  J-WAVE、WOWOW
主  催  東京シティビュー
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  ☆ Art 瓦版 掲載図版のほとんどは図版をクリック or タップすると拡大表示されます ☆

マンガの神様・手塚治虫の最高傑作『火の鳥』
 初の大型展覧会を開催

東京シティビューでは、2025年3月7日[金]- 5月25日[日]まで、手塚治虫「火の鳥」展 -火の鳥は、エントロピー増大と抗う動的平衡(どうてきへいこう)=宇宙生命(コスモゾーン)の象徴-を開催いたします。
数々の名作を生みだした手塚治虫が、みずからのライフワークと宣言したマンガ『火の鳥』は、その血を飲んだものは永遠の命を得るという伝説の鳥 “火の鳥” を追い求める人々の葛藤を描く一大傑作長編です。過去と未来を交互に描きながら、「生と死」「輪廻転生」といった哲学的なテーマを縦横無尽に表現した本作の壮大な世界観は、今もなお人々の心をとらえてやみません。
本展は、30年以上の長きにわたって執筆された壮大な叙事詩を、雑誌「COM」からはじまった「黎明編」から「太陽編」までの主要12編を中心に読み解きます。
『火の鳥』の連載開始から70年が経過した今、生物学者・福岡伸一氏を道先案内人として、新たな生命論の視点から『火の鳥』の物語構造を読み解き、手塚治虫が生涯をかけて表現し続けた「生命とは何か」という問いの答えを探求します。

手塚治虫「火の鳥」展 -火の鳥は、エントロピー増大と抗う動的平衡=宇宙生命(コスモゾーン)の象徴-

手塚治虫プロフィール
本名・手塚治。1928年、大阪府豊中市生まれ、宝塚市で育つ。大阪大学附属医学専門部卒業。医学博士。
1946年に17歳で四コママンガ『マアチャンの日記帳』にてデビュー。翌年、単行本『新寳島』が大ヒットとなり、以来、日本のストーリーマンガの確立に尽くす。
また、1961年、アニメスタジオ「虫プロダクション」を設立。1963年、国産初の本格的なテレビアニメシリーズ『鉄腕アトム』の放送を成功させ、アニメ界にも大きな業績を残す。代表作に『鉄腕アトム』『ジャングル大帝』『リボンの騎士』『火の鳥』『ブラック・ジャック』『三つ目がとおる』等がある。1989年死去。
公式サイト:https://tezukaosamu.net

企画監修:福岡伸一 生物学者が読み解く、手塚治虫の生命哲学とは
『火の鳥』のテーマは「生きること、死ぬことの意味は何か」。人間にとって最も深遠な問いです。全編にわたって不死鳥 “火の鳥” が登場し、生に執着する人間を翻弄しながら物語を動かします。そこでは、あらゆる生命が常に姿と形を変えながら、連綿と受け継がれていく輪廻転生の生命観、汎神論的な世界観が示されます。これは、生命が絶えず自らの破壊と創造を繰り返しながら、エントロピー増大の法則に抗い続けている「動的平衡」であるとする私の生命論とぴたりと重なります。本展の狙いは、動的平衡の視点から『火の鳥』の意味を読み解くことにあります。そして、手塚治虫が描くことを約束しながら果たせなかった物語の結末を想像してみたいと思います。

福岡伸一プロフィール
生物学者・作家。1959年東京生まれ。京都大学卒および同大学院博士課程修了。ハーバード大学研修員、京都大学助教授などを経て、現在、青山学院大学教授・米国ロックフェラー大学客員教授。サントリー学芸賞を受賞し、90万部のロングセラーとなった『生物と無生物のあいだ』、『動的平衡』シリーズなど、“生命とは何か”を動的平衡論から問い直した著作を数多く発表。大阪・関西万博(EXPO2025)のテーマ事業パビリオン「いのち動的平衡館」プロデューサー。

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[ 詳 細 : 東京シティビュー

【公募展 / 展覧会】資生堂ギャラリー|第18回 shiseido art egg 展|’25年3月5日-6月29日|終了

資生堂ギャラリー
第18回 shiseido art egg 展
会  期  2025年3月5日[水]- 6月29日[日]
        第1期展 大東 忍 展   2025年3月 5日[水]- 4月   6日[日]
        第2期展 すずえり 展   2025年4月16日[水]- 5月18日[日]
        第3期展 平田 尚也 展  2025年5月28日[水]- 6月29日[日]
開館時間  平 日 11:00 - 19:00  日・祝 11:00 - 18:00 
      * 毎週月曜休館(月曜日が祝祭日にあたる場合も休館)
会場案内  資生堂ギャラリー
      〠 104-0061 東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル地下1階
      Tel.03-3572-3901 Fax.03-3572-3951 ▷ アクセス
入  場  料  無 料
主  催  株式会社 資生堂
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資生堂ギャラリーでは、2025年3月5日[水]- 6月29日[日]の期間、第18回「shiseido art egg-シセイドウ アート エッグ」に入選した、大東 忍(だいとう しのぶ)、すずえり(鈴木 英倫子)、平田 尚也(ひらた なおや)の3名の個展を開催します。

◇「shiseido art egg」とは
「shiseido art egg」は、資生堂が新進アーティストを応援する公募プログラムで、人びとの感性と多様な価値観を刺激し、新たな美の可能性を押し広げるアーティストに個展開催の機会を提供するものです。2006 年にスタートして以来、延べ 51名(組)の入選アーティストが個展を開催、その後も活躍の幅を広げています。

◇ 第18回の選考アーティストと見どころ

第18回目となる今年は、応募総数291件の中から、大東 忍、すずえり、平田 尚也の3名を選考。独自の視点で今日の世界を見つめ、時代が抱える不安や困難に真摯に向き合い、そこから新しい価値観や美意識を表現しているかが審査のポイントとなりました。
大東 忍は自ら歩き、踊り、風景の中に残された人々の営みを読み解きながら、物語を描くことで風景の供養を試みます。
    ◉ アーティスト HP :https://daitoshinobu.wixsite.com/shinobu-daito
すずえりはピアノや自作の回路を通信機器で接続し、その表象に物語性を見出しながら、通信と社会の関わりについて考察します。
    ◉ アーティスト HP :https://suzueri.org/
平田 尚也はデジタルテクノロジーにより身体そのものの仮想化が進む現在、アバターを通して我々の身体性やアイデンティティを探求します。
    ◉ アーティスト HP :
選ばれた3名は、資生堂ギャラリーキュレーターのサポートのもと、作品テーマや表現を深めながら制作に取り組み、それぞれが一つの個展としてまとめ上げ、第1期(大東)、第2期(すずえり)、第3期(平田)と続いて発表します。社会のさまざまな変化と向き合いながら、私たちの在り方を見つめ直した作品は、鑑賞者に新たな気づきをもたらすことでしょう。

◇「shiseido art egg 賞」の審査員

3名の個展終了後には、新しい価値の創造を最も感じさせたアーティストに「shiseido art egg賞」が授与されます。本年の審査は、今日のクリエイティブシーンで活躍する永山 祐子(建築家)、星野 太(美学者)、村山 悟郎(美術家)の3氏を迎えて実施します。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 資生堂ギャラリー ]  

【展覧会】東京国立近代美術館|企画展 ヒルマ・アフ・クリント展|’25年3月4日-6月15日|終了

☆ Art 瓦版 掲載図版のほとんどは 図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます 

東京国立近代美術館
企画展
ヒルマ・アフ・クリント展
会  期  2025年3月4日[火]- 6月15日[日]
会場案内  独立行政法人国立美術館 東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー
      〠 102-8322   東京都千代田区北の丸公園3-1
      050-5541-8600(ハローダイヤル 9:00-20:00)
休  館  日  月曜日(ただし3月31日、5月5日は開館)、5月7日
開館時間  10:00 - 17:00(金・土曜は 10:00-20:00) * 入館は閉館の30分前まで
観  覧  料  一 般 2,300円、大学生 1,200円、高校生 700円
      * チケット各種・割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照。
特別協力  ヒルマ・アフ・クリント財団
主  催  東京国立近代美術館、日本経済新聞社、NHK
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抽象絵画の先駆者、ヒルマ・アフ・クリント(1862–1944)のアジア初となる大回顧展です。スウェーデン出身の画家アフ・クリントは、ワシリー・カンディンスキーやピート・モンドリアンら同時代のアーティストに先駆け、抽象絵画を創案した画家として近年再評価が高まっています。彼女の残した 1,000点を超える作品群は、長らく限られた人々に知られるばかりでした。
1980 年代以降、ようやくいくつかの展覧会で紹介が始まり、21世紀に入ると、その存在は一挙に世界的なものとなります。2018年にグッゲンハイム美術館(アメリカ、ニューヨーク)で開催された回顧展は 同館史上最多 * となる60 万人もの動員を記録しました。
* 2019年時点

本展では、高さ3mを超える10点組の絵画〈10の最大物〉(1907年)をはじめ、すべて初来日となる作品約140点が出品されます。代表的作品群「神殿のための絵画」(1906–1915年)を中心に、画家が残した資料や、同時代の神秘主義思想や女性運動といった多様な制作の源の紹介をまじえ、5章立ての構成により画業の全貌をご覧いただきます。

◇ ヒルマ・アフ・クリント(1862-1944)
ヒルマ・アフ・クリントはスウェーデンの裕福な家庭に育ち、王立芸術アカデミーを優秀な成績で卒業、職業画家として活動しました。
一方で神秘主義思想に傾倒し、交霊術の体験を通してアカデミックな絵画とは異なる抽象表現を生み出します。
表現の先駆性や緻密な体系性など、モダン・アート史上、きわめて重要な存在として評価されています。

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[ 詳 細 : 東京国立近代美術館   展覧会公式サイト ] 

【展覧会】京都工芸繊維大学美術工芸資料館|建築アーカイブズをひらく Vol.2|まちの診断師 北沢恒彦-ポスト経済成長期の商店街と市民|’25年3月3日-4月7日|終了

京都工芸繊維大学美術工芸資料館
建築アーカイブズをひらく Vol.2
まちの診断師 北沢恒彦-ポスト経済成長期の商店街と市民
The town research consultant Tsunehiko Kitazawa
-shopping streets and citizens in the post-economic growing period
開催期間  2025年3月3日[月]- 4月7日[月]
休  館  日  日・祝日
開館時間  10:00 - 17:00(入館は16:30まで)
会  場  京都工芸繊維大学美術工芸資料館 1階
      〠 606-8585 京都市左京区松ヶ崎橋上町
      電話番号 075-724-7924  ファックス 075-724-7920
入  館  料  一 般 200円、大学生 150円、高校生以下 無料
      * 各種割引、優待情報などは 下掲詳細 参照。
協  力  京都・大学ミュージアム連携
主  催  京都工芸繊維大学美術工芸資料館
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「建築アーカイブズをひらく」は、京都工芸繊維大学美術工芸資料館が収蔵する知られざる建築資料や収蔵に向けて整理 作業中の建築資料、あるいはその整理や研究の過程で得られた発見を紹介する小さな展覧会のシリーズです。収蔵庫の内外で人目につかずにいるさまざまな記録に光を当て、都市や建築に関わるさまざまな活動を読み解くことで、これからの都市や建築を考えるための新たな視点を提供するとともに、建築アーカイブズの可能性を発信します。

「私は街の診断師だ」(北沢恒彦『自分の町で生きるには』(晶文社、1981年))
北沢恒彦は京都市中小企業指導所の職員として1970年代から1990年代にかけて京都の商店街、小売市場、個店の商業診断調査を行い、まちのあり方を思案した人物です。その調査には「京都ベ平連」や「思想の科学」など北沢が所属した市民活動の仲間をはじめ、京都工芸繊維大学や京都精華大学などの学者、学生、写真家、デザイナーなどが参画しました。彼らは、大型店舗やスーパーに圧倒され失われつつあった京都の商いの場をそれぞれの視点で分析し、記録を行いました。
本展覧会では美術工芸資料館に寄贈された資料を通じて、北沢恒彦らがどのように「まち」を思考し、調査を実施したのかを読み解くと共に、ポスト経済成長期の京都の姿を、彼らの調査の記録である診断報告書、巡回レポート、写真、北沢と商人との手紙から描き出します。

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[ 詳 細 : 京都工芸繊維大学美術工芸資料館 ] 

【展覧会】京都工芸繊維大学美術工芸資料館|鐔・髪飾りのかたちとデザイン ― 新収蔵品を中心に|’25年3月3日-7月12日|終了

京都工芸繊維大学美術工芸資料館
鐔・髪飾りのかたちとデザイン―新収蔵品を中心に
Shapes and Designs of Tsuba (Sword Guards) and Hair Ornaments:
Focusing on Newly Acquired Works
開催期間  2025年3月3日[月]- 7月12日[土]
休  館  日  日曜日・祝日
開館時間  10:00 - 17:00(入館は16:30まで)
会場案内  京都工芸繊維大学美術工芸資料館 1階
      〠 606-8585 京都市左京区松ヶ崎橋上町
      電話番号 075-724-7924 ファックス 075-724-7920
入  館  料  一 般 200円、大学生 150円、高校生以下 無料
      * 各種割引、優待情報などは 下掲詳細 参照。
協  力  京都・大学ミュージアム連携
主  催  京都工芸繊維大学美術工芸資料館
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刀剣を装飾する刀装具は、鐔 -つば-と三所物と呼ばれる目貫 -めぬき・笄 -こうがい・小柄 -こづか- が代表的です。柄と鞘のあいだに位置する鐔は、接近戦の際に相手の刀を受け止めるために必要であり、中央の穴には刀身を、左右の穴には笄と小柄(小刀)を通します。これら刀装具には早くからさまざまな意匠がほどこされ、強さや吉祥をあらわすものもあれば、文学的な主題を扱ったものもあります。また、髷を整えるなど身だしなみのために用いられたとされる笄は、しだいに結髪後に挿し込んで髪を飾るものへと変化しました。笄に加えて櫛や簪は多様な髪型が生まれるのに伴って髪飾りとして発達し、多彩な意匠がほどこされました。
京都工芸繊維大学美術工芸資料館で刀装具や髪飾りの所蔵がされてきたのは、意匠性と機能性を兼ね備えるものとして、恰好なデザイン教材と考えられたからでしょう。このたび新たに鐔をはじめとする刀装具約670点と髪飾り約180点を収蔵し、大きくその幅を拡げることとなりました。
本展は、新たにコレクションに加わった刀装具や髪飾りの一部を公開するとともに、鐔を中心にそのデザイン教材としての可能性を探ります。鐔は円や角、木瓜などさまざまなかたちを持ち、戦いのための適切な大きさ・重さといった条件を満たしながらデザインされています。そんな鐔そして髪飾りのかたちとデザインを通して、日本において育まれてきた身に着けるものへ美を追い求める心に学んでいただければと思います。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 京都工芸繊維大学美術工芸資料館

{ 新宿餘談:かねて 円形乃至は楕円形の 刀剣の「つば・鞘・鐔」にある、複数の穴の存在が気になっていた。東京国立博物館本館で刀剣展があったおりに、チョット調べたことがある。本展では真っ向からそのテーマに切り込んでいる。説明するとどうしてもくどくなるし、展覧会開催者には失礼になるが、それを怖れず本稿読者に「メモ」として紹介したい。
編輯 ▷ 刀剣において……柄と鞘-鞘・鐔 ともに漢音:タン 意読:しおで、さや-のあいだに位置する 訓読:つば-、刀の柄ー漢音:ヘイ 意読:え・がら・つか-は、接近戦の際に相手の刀を受け止めるために必要であり、中央の穴には刀身を、左右の穴には笄ー漢音:ケイ、和訓:こうがい、たばねた髪をとめるかんざしーと、小柄ー意読:こづか・こがたな-(ちいさな刀、小刀-ショウトウはより大きい)を通します。これら刀装具には早くからさまざまな意匠がほどこされ、強さや吉祥をあらわすものもあれば、文学的な主題を扱ったものもあります。また、髷を整えるなど身だしなみのために用いられたとされる笄は、しだいに結髪後に挿し込んで髪を飾るものへと変化しました。笄に加えて櫛や簪は多様な髪型が生まれるのに伴って髪飾りとして発達し、多彩な意匠がほどこされました。}

【展覧会】東京都美術館|ミロ展 Joan Miró|’25年3月1日-7月6日|終了

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東京都美術館
ミロ展 Joan Miró
会  期  2025年3月1日[土]- 7月6日[日]
会場案内  東京都美術館  企画展示室
      〠 110-0007 東京都台東区上野公園8-36 
      問い合わせ 050-5541-8600(ハローダイヤル)
開室時間  9:30 - 17:30、金曜日は 20:00 まで(入室は閉室の30分前まで)
休  室  日  月曜日、5月7日[水] * ただし 4月28日[月]、5月5日[月・祝]は開室
観覧料金  個 人・税 込・一 般  前売券   2,100円  通常券   2,300円
       * チケット各種・割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都美術館、
      ジュアン・ミロ財団、朝日新聞社、テレビ朝日
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ミロのすべてがここに。
初期から晩年まで、空前の大回顧展!
1893年にスペイン、カタルーニャ州に生まれたジュアン・ミロ(1893-1983)は、同郷のピカソと並び20世紀を代表する巨匠に数えられます。太陽や星、月など自然の中にある形を象徴的な記号に変えて描いた、詩情あふれる独特な画風は日本でも高い人気を誇ります。そんなミロの創作活動は、没後40年を迎えたいま、世界的に再評価されています。
本展は、〈星座〉シリーズをはじめ、初期から晩年までの各時代を彩る絵画や陶芸、彫刻により、90歳まで新しい表現へ挑戦し続けた ミロの芸術を包括的に紹介します。世界中から集った 選りすぐりの傑作の数々により、ミロの芸術の真髄を体感できる空前の大回顧展です。

◇ ABOUT -  主な出展作品とミロについて
ジュアン・ミロ(1893-1983)
1893年にバルセロナで生まれる。1920年代にシュルレアリスムの画家として名声を得るが、それに留まらずさまざまな表現を試みた。彼の作品には、周囲の政治的・社会的出来事への強い感受性と反骨精神が反映される。90歳で亡くなるまで、特定の運動に属することのない純粋で普遍的な芸術を追求し、20世紀で最も影響力のある芸術家の一人となった。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京都美術館  ミロ展 特設 WebSite

【艸木風信帖】江戸の染井吉野/信州伊那/高遠の固有種:高遠小彼岸櫻 ── いずれも咲き誇る春四月|‘25年4月中旬|一応終了


    ようこそ、花のとき、桜の花咲く伊那へ!

二つの日本アルプスに挟まれた谷間のまち。
JR 伊那市駅や高速バスの伊那バスターミナルがあり、
様々な飲食店や宿泊施設がある
伊那市観光の拠点である伊那エリア。
江戸時代には三万三千石の政ごとの中心地である高遠城があり、
今もその面影を色濃く残す歴史のまち高遠エリア。
南アルプス登山の玄関口である「北沢峠」や
自然のなかの癒しの場所「分杭峠」があり、
自然の素晴らしさを感じることができる長谷エリア。
それぞれ特色のあるこの3つのエリアで、
「この地ならでは」の体験をお楽しみください。
                                            ── おいでな 伊那市観光協会 ゟ

✿ SPOT 01 日本一の櫻の里をめざして
伊那には〝天下第一の櫻〟として有名な高遠城址公園をはじめ、春日公園、伊那公園など桜の名所が多くあるほか、地域の公民館、学校、川のほとりや堤防沿いなどいたるところに桜が植えられていて、桜色に彩られる風景が広がります。桜は「伊那市の花」にもなっています。
✿ SPOT 02天下第一の櫻〝高遠城址公園〟 
「天下第一の桜」と称され、日本三大桜の名所でもある 高遠城址公園の桜。固有種タカトオコヒガンザクラはやや小ぶりながらも赤みが強く、満開時には桜雲のような情景を生み出します。樹齢140年を超える古木を含め約1,500本が咲き誇る姿は圧巻。
また、夜にはライトアップされた夜桜が浮かび上がり、ほかでは見ることのできない幻想的な雰囲気で心をうつ情景が広がります。
✿ SPOT 03 安心・安全・快適なバスの旅
伊那市は長野県南部、山梨県と県境を接しますが、ほとんどが南アルプスという急峻な山岳地帯で、佐久谷ともされるゆえんです。ここにはハイウェイ路線バスとして、バスタ新宿などを起点に、JRバス、京王バスなど数社が定期運行をしています。伊那バスターミナルまでおよそ三時間でしょうか。検索苦手なわが輩はここまでにします。
✿ SPOT 04 バス旅行補完データー(非営業用です)
◉ おいでな伊那-伊那市観光協会
◉ 新宿御苑 施設及び歴史的背景-環境省
◉ 問い合わせ・資料請求 一般社団法人 伊那市観光協会 公式サイト

【展覧会】細見美術館|細見コレクション 若冲と江戸絵画|’25年3月1日-5月11日|終了

細見美術館
細見コレクション
若冲と江戸絵画
会  期  2025年3月1日[土]- 5月11日[日]
開館時間  午前10時 - 午後5時
休  館  日  毎週月曜日(ただし、5月5日は開館)、5月7日[水]
入  館  料  前 売:一 般 1,600円  前 売:ペアチケット 3,000円
         当 日:一 般 1,800円  当 日:学 生 1,300 円
      * チケット各種・割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照。
協  力  芸艸堂
主  催  細見美術館、京都新聞
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江戸時代絵画を代表する絵師として知られる伊藤若冲(1716-1800)。精緻な描写、鮮やかな色彩や自由闊達な水墨表現は、対象を独自の視点で捉えた瑞々しい絵画世界を形成し、多くの人を魅了しています。
細見コレクションの若冲作品の特徴は、初期作と晩年作が見られるところにあります。彩色画の《雪中雄鶏図》や《糸瓜群虫図》は30代の作。絵画制作に専念する以前の作として注目される作品です。一方、80代の筆とされる《群鶏図》や《鼠婚礼図》などの水墨画は、墨や筆を自在に操り描く姿を想像させます。
本展では若冲を中心に、その弟子とされる若演や同時期に活躍した絵師のほか、江戸時代のさまざまな絵画を紹介します。多種多様な表現を通して、若冲の魅力と江戸絵画の奥深さに触れてください。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 細見美術館 ] 

【展覧会】国立科学博物館附属自然教育園|写真展 自然教育園の四季と生きものたち|’25年3月1日-4月13日|終了

国立科学博物館附属自然教育園
写真展
自然教育園の四季と生きものたち
期  間  2025年3月1日[土]- 4月13日[日]
開園時間  9時 - 16時30分 (入園は16時まで)
休  園  日  3月3日[月]、10日[月]、17日[月]、21日[金]、24日[月]
入  園  料  一 般 320円
      * 高校生以下・65歳以上・障害者の方とその介護者各1名まで無料(要証明書)
会  場  国立科学博物館附属自然教育園 展示ホール
      〠 108-0071 東京都港区白金台5-21-5
      お問合せTEL:03-3441-7176 (代表)  ▷ 交通・アクセス
共  催  白金自然写真クラブ
主  催  国立科学博物館附属 自然教育園
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自然教育園では、年間を通じて、日曜観察会、自然観察指導者研修、自然史セミナー等、自然への理解を深めて頂くためのイベントを実施しています。

>自然教育園の沿革<
自然教育園は、園内から縄文中期(紀元前約2500年)の土器や貝塚が発見されていることから、この時代から、人々が住んでいたと考えられています。
平安時代には目黒川、渋谷川の低湿地では水田が開墾され、台地の広々とした原野には染料として欠かせなかったムラサキの栽培も広範囲に行われていたと考えられています。室町時代に入ると、この地方にいた豪族がこの地に館を構え、今に残る土塁は当時の遺跡の一部と考えられています。この館の主が誰かは不明ですが、白金の地名は永禄2年(1559)の記録に初めてあらわれ、太田道灌のひ孫の新六郎がこの地を治めていたことが記録されています。また、いわゆる「白金長者」であったという云い伝えも残っています。
江戸時代になると、増上寺の管理下に入りましたが、寛文4年(1664)には、徳川光圀の兄にあたる高松藩主松平讃岐守頼重の下屋敷となり、園内にある物語の松やおろちの松などの老木は、当時の庭園の名残であろうと思われます。
明治時代には火薬庫となり、海軍省・陸軍省の管理となり、大正6年(1917)宮内省帝室林野局の所管となり、白金御料地と呼ばれました。
その後、昭和24年文部省の所管となり、「天然記念物及び史跡」に指定され、国立自然教育園として広く一般に公開され、昭和37年「国立科学博物館附属自然教育園」として現在に至っています。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 国立科学博物館自然教育園

【展覧会】鎌倉市 鏑木清方記念美術館|企画展 着物の美 ~清方美人の着こなし~|’25年3月1日-4月13日|終了

鎌倉市 鏑木清方記念美術館
企画展 着物の美 ~清方美人の着こなし~
会  期  2025年3月1日[土]- 4月13日[日]
開館時間  午前9時-午後5時 (入館は午後4時30分まで)
休  館 日  毎週月曜日
所  在 地  鎌倉市 鏑木清方記念美術館
      〠 248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下一丁目5番25号
      TEL:0467-23-6405 / FAX:0467-23-6407 ▷ アクセス
観 覧 料  一般 300円、小・中学生 150円
      * 鎌倉市民(市内に住所を有する方)、鎌倉に通学する小学生-大学生 無料
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美人画の大家である鏑木清方は、江戸から明治、大正、昭和時代初期の着物姿の女性を数多く描きました。季節を先取りした色合いや、重ね着の色の組み合わせ、伝統の文様など、洗練された着こなしは清方作品の見どころのひとつとなっています。
幼い頃から、日常そしてハレの日の装いまで、日々、女性の着物姿を見てきた清方。着こなしの美しさのみならず、帯を締めた後ろ姿、日本髪特有の額や襟足、うなじなど、和装ならではの美は、彼の心を捉え続けました。清方が作品に描いた着物の美は、時代を超え、着物が縁遠くなってしまった現代の私たちに新鮮な感動を伝えてくれます。
本展覧会では、清方が愛した着物の美を、意匠を手がけた着物と着物姿の女性を描いた作品や挿絵でご紹介します。

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[ 詳 細 : 鎌倉市 鏑木清方記念美術館 ] 

【展覧会】茨城県陶芸美術館|コレクション展・新収蔵品展|第1会場(第1展示室):’25年3月1日-10月26日|第2会場(第2展示室):’25年3月1日-7月13日|終了

茨城県陶芸美術館
コレクション展・新収蔵品展
会  期  第1会場(第1展示室):2025年3月1日[土]-10月26日[日]
      第2会場(第2展示室):2025年3月1日[土]- 7 月13日[日]
会場案内  茨城県陶芸美術館 1階第1展示室
      茨城県陶芸美術館 2階第2展示室
      〠 309-1611 茨城県笠間市笠間2345番地(笠間芸術の森公園内)
      TEL:0296-70-0011 FAX:0296-70-0012 ▷ 交通案内
開館時間  9時30分 - 17時00分(入場は16時30分まで)
休 館  日  毎週月曜日
       (ただし、5月5日、7月21日、8月11日、9月15日、10月13日は開館)
      5月7日[水]、7月22日[火]、9月16日[火]、10月14日[火]
観覧料金  一 般:360円、満70歳以上:180円、高校生等:290円、小中生180円
      * チケット各種・割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照。
主  催  茨城県陶芸美術館
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茨城県陶芸美術館では、令和6年度に36作家(団体含む)による100件の作品を新たに収蔵しました。
「鉄釉陶器」の重要無形文化財保持者である原清の鉄釉馬文大壷をはじめ、古くからの窯業地である岐阜県の美濃一帯で活動する、堀俊郎、安藤千都勢、安藤工、林友加や新里明士らの多種多様な作品も含みます。また、和田的の初期から近年までの変遷が一望できる作品群や、澤谷由子のイッチンによる繊細な文様の表現、アメリカの作家アダム・シルヴァーマンの個性が際立つ焼締などをご覧いただけます。
茨城の作家では、小堤晶子の動物がモチーフの個性的な茶道具の他、戦前に活躍し、笠間の個人作家の先駆けとなった塙彰堂の多様な作品も収蔵しました。陶芸以外でも浅野榮一による緻密な江戸小紋の縞染め作品は、茨城の工芸作家の層の厚さを物語るものです。
これらの多彩な作品からなる新収蔵品展をお楽しみください。

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[ 詳 細 : 茨城県陶芸美術館

【展覧会】河鍋暁斎記念美術館|企画展 「暁斎・暁翠 能狂言画」 展|同時開催 : 特別展 「暁斎が描いた戯作本 ― 江戸の名残から文明開化まで ―」展|’25年3月1日-4月25日|終了

河鍋暁斎記念美術館
企画展「暁斎・暁翠 能狂言画」展
同時開催・特別展「暁斎が描いた戯作本 ― 江戸の名残から文明開化まで ―」展
会  期  2025年3月1日- 4月25日[金]
休  館  日  毎週火・木曜(祝日の場合は開館)、毎月26日-末日(展示替え期間)
開館時間  10:00 - 16:00(16:00 まで入館可)
会場案内  公益財団法人 河鍋暁斎記念美術館
      〠 335-0003 埼玉県蕨市南町4-36-4
      TEL 048-441-9780 FAX 048-445-3755 ▷ 交通・アクセス 
入  館  料  一 般 600円、高校生・大学生 500円、小・中学生 300円、65歳以上の方 500円     
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河鍋暁斎記念美術館は、幕末から明治前半の江戸・東京で活躍した狩野派絵師・河鍋暁斎(かわなべ きょうさい)の曾孫が設立した美術館です。
伝来の下絵・画稿類を中心に3000点余を所蔵。1,2ヶ月毎にテーマを替えて展示し、暁斎のバラエティに富んだ作品をご覧いただけます。
第1・2展示室では、大蔵流狂言を学び、実際に演じてもいた暁斎と、謡(うたい)を学び、能狂言を熱心に観劇した暁翠が描いた能狂言画を、掛軸や版画、画稿や下絵などさまざまな形でお楽しみいただきます。 第3展示室では、130作以上の暁斎の挿絵本の中から、「戯作本-げさくぼん」を中心に、江戸の名残を残す滑稽本から文明開化を象徴する当時のベストセラーなどの多彩な作品がパネルで展示いたします。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 :河鍋暁斎記念美術館 

【展覧会】前橋文学館| ロマンチックな飛翔 酒と詩人と人生と|前橋文学館収蔵資料展|’25年3月1日-5月25日|終了

前橋文学館
ロマンチックな飛翔 酒と詩人と人生と
前橋文学館収蔵資料展
期  間  2025年3月1日[土]- 5月25日[日]
時  間  9:00 - 17:00(最終入館は16:30まで)
会場案内  前橋文学館 2F企画展示室
      〠 371-0022 群馬県前橋市千代田町三丁目12-10
      TEL:027-235-8011 FAX:027-235-8512 ▷ アクセス
観  覧  料  一 般 500円 * 朔太郎展示室もご覧になれます。
      * 高校生以下、障害者手帳をお持ちの方と介助者1名無料
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 ☆ Art 瓦版 掲載図版のほとんどは図版をクリック or タップすると拡大表示されます ☆

 平常素面の意識では出来ないことが、所詮酒の力を借りて出来るところに、
 飲んだくれ共のロマンチックな飛翔がある。

萩原朔太郎の酒にまつわる詩篇は、浪漫主義のような酒や飲酒への賛美や耽美的な視点とは異なる。例えば、初期作品の「宿酔-ふつかよい」では「二日酔い」がテーマとなっており、この頃の作品としては異彩を放っていた。また酒をテーマとしたものは、詩篇以上に短歌やエッセイ、アフォリズムと幅広い作品で見られ、当時の世相や哲学、宗教、西洋文化との比較など、様々な視点から論じられている。
本展では、これらの朔太郎作品を中心に親交のあった中原中也や草野心平など、様々な人物が語る朔太郎と酒のエピソードを取り上げる。さらに朔太郎の再婚相手・大谷美津子の兄であり、杜氏で詩人でもあった忠一郎と弟・正雄との交友についても触れる。
加えて2024(令和6)年12月、ユネスコ無形文化遺産に登録された日本の「伝統的酒造り」や、日本酒の造り方、地元群馬県の地酒、酒蔵などについても概説する。

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[ 詳 細 : 前橋文学館 ] 

【展覧会】アーティゾン美術館|ゾフィー・トイバー=アルプとジャン・アルプ|’25年3月1日-6月1日|終了

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アーティゾン美術館
ゾフィー・トイバー=アルプとジャン・アルプ
会  期  2025年3月1日[土]- 6月1日[日]
開館時間  10:00 – 18:00(毎週金曜日は 20:00 まで)*入館は閉館の30分前まで
休  館  日  月曜日(5月5日は開館)、5月7日
会場案内  アーティゾン美術館 6階 展示室
      〠 104-0031 東京都中央区京橋1-7-2
      同時開催 硲伊之助展(5階 展示室)
           石橋財団コレクション選 コレクション・ハイライト(4階展示室)
入  館  料  当日・個人・窓口販売チケット・税込
      一 般 2,000 円、大学生・専門学校生・高校生無料 要ウェブ予約
      * チケット各種・割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  公益財団法人石橋財団 アーティゾン美術館
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テキスタイル・デザイナーとしてキャリアを開始し、緻密な幾何学的形態による構成を、絵画や室内空間へと領域を横断しつつ追求したゾフィー・トイバー=アルプ(1889-1943)と、詩人としての顔をもちながら、偶然的に生まれる形態に基づき、コラージュやレリーフ、彫刻を制作したその夫、ジャン・アルプ(1886-1966)。本展は、この20世紀前半を代表するアーティスト・カップルをめぐり、個々の創作活動を紹介するとともに、両者がそれぞれの制作に及ぼした影響やデュオでの協働制作の試みに目を向け、カップルというパートナーシップの上にいかなる創作の可能性を見出せるか、再考するものです。ドイツとフランスのアルプ財団をはじめとする国外のコレクションより、トイバー=アルプの作品45点、アルプの作品36点、そして、多様な様態からなる両者のコラボレーション作品7点、計88点を出品予定です。

◇ 略 歴
❖ ゾフィー・トイバー=アルプ(1889 –1943)
スイスのダヴォスに生まれる。スイスとドイツの応用芸術学校に学んだ後、1915年にチューリヒでジャン・アルプと出会い、1922年に結婚。テキスタイル・デザインの教育に従事する傍ら、色彩理論と幾何学的抽象の研究を基盤に空間装飾や絵画も手がけるなど、ジャンルを横断する創作活動を展開した。
❖   ジャン・アルプ(1886 –1966)
ドイツのシュトラスブルク(現在のフランスのストラスブール)に生まれる。ドイツ国内とパリで美術を学んだ後、「青騎士」やダダイスムの活動に参画。1920年代以降は、独自に創出した造形言語をもって、シュルレアリスムと抽象の間を行き来しながら、主にコラージュやレリーフ、彫刻の領域で創作を行った。

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[ 詳 細 : アーティゾン美術館 ] 

【展覧会】アーティゾン美術館|硲 伊之助展|’25年3月1日-6月1日|終了

☆ Art 瓦版 掲載図版のほとんどは 図版をクリック or タップすると拡大表示されます ☆

アーティゾン美術館
硲 伊之助展
会  期  2025年3月1日[土]- 6月1日[日]
開館時間  10:00 – 18:00(毎週金曜日は 20:00 まで) *入館は閉館の30分前まで
休  館  日  月曜日(5月5日は開館)、5月7日
会場案内  アーティゾン美術館 5階 展示室
      〠 104-0031 東京都中央区京橋1-7-2
      同時開催 ゾフィー・トイバー=アルプとジャン・アルプ(6階 展示室)
           石橋財団コレクション選 コレクション・ハイライト(4階 展示室)
入  館  料  当日・個人・窓口販売チケット・税込
      一 般 2,000 円、大学生・専門学校生・高校生無料 要ウェブ予約
      * チケット各種・割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  公益財団法人石橋財団 アーティゾン美術館
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硲 伊之助(はざま いのすけ 1895-1977)は、フュウザン会や二科会で若い頃より注目された画家でした。一時は文化学院や東京藝術大学で後進の絵画指導にあたり、晩年は色絵磁器の創作に熱意をもって取り組みます。制作活動のかたわら、クールベやゴッホなどの画集の編集や、『ゴッホの手紙』(岩波書店)の翻訳に携わるなど西洋美術の紹介にも尽力した他、師マティスの日本ではじめての展覧会(1951年)実現にむけて作家との交渉に携わる実務家としての一面もあわせもっていました。
さらに、裕福な出自をもつ硲が自身の研究のために収集した作品の一部、マティス《コリウール》(1905年)やルソー《イヴリー河岸》(1907年頃)は、現在石橋財団に収蔵されており、当館にとってゆかりの深い作家の一人でもあります。
本展は、油彩画、版画、磁器などの作品と資料83点、硲と関わりのある当館の西洋絵画コレクション17点、あわせて100点を展示し、硲の多様な側面を紹介する東京で初めての回顧展です。

◇ プロフィール ── 硲 伊之助
1895年、東京市本所区向島に生まれる。1912年、16歳のときに太平洋画会展やヒュウザン会展で画壇にデビューし、二科賞を二度受賞するなど活躍。1921年に渡欧、マティスと出会い、教えを乞う。滞欧中も春陽会展へ滞欧作を出品。1929年に帰国、春陽会や二科会での活動の他、井伏鱒二『仕事部屋』(春陽堂)など書籍の装丁や新聞連載小説の挿絵を担当。1933年、「日本現代版画とその源流展」開催のために再渡仏。1936年、一水会を創立。
1938年と1940年、従軍画家として中国へ渡る。1941年、文化学院美術部長となる。1945年、東京大空襲により、本郷のアトリエを焼失。1950年、東京藝術大学助教授となる。同年、マティスに招請され渡欧し、マティス展、ピカソ展、ブラック展、ゴッホ展にむけた折衝を行う。帰国後、作陶を学ぶため、1951年頃よりたびたび小松に滞在。1955年、訳書『ゴッホの手紙・上』(岩波書店)刊行。1958年、一水会陶芸部を創立。1961年、加賀市吸坂で窯の建設に着手。1964年、渡欧。翌年、アルバニアを訪問。1977年81歳にて死去。

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[ 詳 細 : アーティゾン美術館 

【展覧会】大阪市立美術館|リニューアルオープン記念特別展|What’s New ! 大阪市立美術館 名品珍品大公開 !!|’25年3月1日-3月30日|終了

大阪市立美術館
特別展 リニューアルオープン記念特別展
What’s New ! 大阪市立美術館 名品珍品大公開!!
会  期  2025年(令和7年)3月1日[土]-3月30日[日]
時  間  午前9時30分-午後5時(入館は午後4時30分まで)
      * 初日(3月1日)は午前10時から開館
休  館  日  月曜日
観  覧  料  個人・当日・税込  一 般 1,800円、高大生 1,200円、中学生以下 無料
      * 障がい者手帳などをお持ちの方(介護者1名を含む)は無料(要証明)。
      * 本展は、大阪市内在住の65歳以上の方も一般料金が必要です。
      * 各種割引、優待情報などは 下掲詳細 参照。
会  場  大阪市立美術館
      〠 543-0063 大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1−82(天王寺公園内)
主  催  大阪市立美術館、毎日新聞社
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大阪市立美術館では、令和7年(2025)3月1日にリニューアルオープンすることを記念し、特別展を開催いたします。
「What’s new」という言葉には、久しぶりに会った相手に「お変わりはありませんか」と軽く近況を尋ねる挨拶と、「最新情報/新着情報」の2つの意味があります。
この展覧会名には、約2年半に及ぶ休館期間を経て久しぶりにお目にかかる皆様へ、親しみを込めたご挨拶と、リニューアルした最新の姿をお披露目するという2つの意味を込めました。
日本・東洋美術を中心とする大阪市立美術館の所蔵品は、昭和11年(1936)5月1日に開館してから現在に至るまで充実が図られ続け、その数は約8700件にのぼります。

本展では、館内の全フロアを特別展会場とし、絵画や書蹟、彫刻、漆工、金工、陶磁など分野ごとに選りすぐりの作品約250件を一堂に展観します。当館を代表する名品たちに加え、これまであまりご紹介する機会のなかった「珍品」ともいえる作品も織り交ぜ、大阪市立美術館の「変わらぬ魅力と新たな魅力」をお伝えします。大阪市立美術館や作品たちとの再会と新たな出会いをお楽しみください。
* この展覧会は全作品の撮影が可能です。(フラッシュ撮影および三脚の使用はご遠慮ください)

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[ 詳 細 : 大阪市立美術館