三菱一号館美術館
“カフェ” に集う芸術家
── 印象派からゴッホ、ロートレック、ピカソまで
会 期 2026年6月13日[土]- 9月23日[水・祝]
開館時間 10:00 – 18:00 *入館は閉館の30分前まで
* 但し、祝日を除く金曜日、第2水曜日、7/25[土]、
9/19[土]- 9/23[水・祝]は20時まで開館。
* 本展の夜間開館は大人向け !?
夜間開館時間(18-20時)限定で音楽による特別演出を行うほか、
少し大人向けの “カフェ” にまつわる裏話をご紹介します。
* スペシャルトークフリーデー:7/25[土]15-20時(予定)
休 館 日 祝日を除く月曜日
* 但し、トークフリーデー[6/29、7/27、8/31]は開館
会 場 三菱一号館美術館
〠 100-0005 東京都千代田区丸の内2丁目6-2
お問い合わせ:050-5541-8600(ハローダイヤル) ▷ アクセス
観覧料金 当日・個人・税込
一 般 2,300円、大学生 1,300円、高校生 1,000円、小・中学生 無料
* 障害者手帳をお持ちの方は半額、付添の方1名まで無料
* 前売りチケットほか、お得なチケットについては チケット情報 を参照
* チケット各種・割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
後 援 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ、
インスティトゥト・セルバンテス東京
協 賛 DNP大日本印刷
協 力 全日本空輸、TOKYO MX
企画協力 キュレイターズ
主 催 三菱一号館美術館、公益財団法人ひろしま美術館
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19世紀後半のパリ、マネや後に印象派と呼ばれることになる芸術家たちはカフェに
集い、議論を戦わせました。現代のカフェがくつろぎの場だとすれば、
当時のカフェやキャバレー、ダンスホールは、飲食や娯楽を楽しむだけではなく、
新たな芸術が生まれる場所となっていきます。それは、サロン(官展)からの
脱却と共に、芸術が群衆に溶け込む新しい時代の始まりでもありました。
1897年、カタルーニャ出身の画家カザスはモンマルトルの有名店〈シャ・ノワール
(黒猫)〉に倣って、バルセロナに〈クアトラ・ガッツ(4匹の猫)〉を開店。
若きピカソも通います。そして、ピカソは “カフェ“ を舞台にロートレックやカザスが
描いた悦楽や孤独に多大な影響を受けて、「青の時代」へと向かいます。
本展では、マネ、ゴッホ、ロートレック、ピカソによる名作の数々、そして
バルセロナが誇る至宝・カザス作《マドレーヌ》を加えた約130点から、
“カフェ“ で生まれた芸術の広がりを展観します。
> 見どころ <
◇ CAFE みどころ1
見過ごされていた19世紀フランス美術最大のテーマ!?
教科書では教えてくれないアートシーンに光をあてる。
19世紀後半のパリ、若きモネやルノワールたちはマネを慕ってモンマルトルの〈カフェ・ゲルボワ〉に集まり、それが引き金となって、後に印象主義が生まれたことはよく知られています。総合芸術の実験場でもあったキャバレー〈シャ・ノワール(黒猫)〉では、画家リヴィエールによる洗練された影絵芝居が人気を博し、平面的なシルエットや色彩は、ボナールやヴァロットンら未来のナビ派たちに影響を与えました。またロートレックは〈ムーラン・ルージュ〉や〈カフェ・コンセール〉の常連となり、彼がダンサーや歌手たちを描いたポスターは一世を風靡します。一方、彼と同じ画塾で学んだゴッホは歓楽街の熱狂とは距離を保ちながらも、モンマルトルで花開いた芸術潮流に身を置いていました。パリ大改造を経た当時の“カフェ”では、芸術家や文化人の議論が活発に展開され、新しい芸術表現がつぎつぎと発表されました。異質なものが混じり合うことで生まれる摩擦や新たな発想こそ、豊かな芸術の創造になくてはならないものだったのです。本展では、教科書では伝えきれない重要なアートシーンに光をあて、19世紀の “カフェ” が芸術にもたらしたものを再考します。
◇ CAFE みどころ2
ピカソが青の時代へと向かうターニングポイントを日本で初めて紹介
モンマルトルの “カフェ” が生んだ大きなうねりは、カタルーニャ出身の画家カザスやルシニョルたちによって、バルセロナにももたらされました。カザスらはバルセロナとパリを行き来し、ついにはバルセロナの地に自分たちの “カフェ”〈クアトラ・ガッツ(四匹の猫)〉を開店します。“カフェ” での体験をもとに自分の道を見定めたピカソはパリへ向かい、ロートレックをはじめとするモンマルトルの画家たちから大きな影響を受けることになります。そして、社会の周縁に生きる人びとへのまなざしは、やがて青の時代と呼ばれる時期の芸術を生み出しました。パリとバルセロナにおける“カフェ”とピカソの繋がり、そしてその影響を、日本で初めてご紹介します。
◇ CAFE みどころ3
スペインのマドンナ、ラモン・カザス作《マドレーヌ》に注目。
バルセロナに誕生した〈クアトラ・ガッツ〉は、カフェであると同時に、19世紀末のスペインを代表する芸術家集団の名前でもありました。その筆頭画家ラモン・カザスはグラフィック・デザイナーの側面も持ち、カタルーニャの芸術運動「ムダルニズマ」を広めたことでも知られています。
スペインのムンサラット美術館が所蔵するカザス作《マドレーヌ》は、19世紀芸術の中心地だったモンマルトルの “カフェ” 文化を伝える重要な作品のひとつです。バルセロナから約1時間半の山奥、カトリックの聖地ムンサラット修道院が擁する美術館から、同館の誇るマドンナが35年ぶりに来日する貴重な機会となります。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 三菱一号館美術館 本展特設ウェブサイト ]